【閉店】四代目けいすけ@本駒込
地下鉄南北線本駒込駅から徒歩1分。駒本小学校前交差点脇。平日夜に往訪。
店内は若干S字型に屈曲した横長のカウンターのみ12席。入店時には空席が1,2あった程度。その後も続々と客が入れ替わって、食べ終わった頃には店外に行列が7、8人。たまたまかもしれませんが、カップルや女性同士の客がうだうだ喋りながら食っていて回転は良くなさげでした。
夜専用のメニュー「焼きもりめん伊勢海老の滴(900円)」を注文。トッピングつけると千円超えるという、この超不景気をものともしない強気の価格設定。
厨房では若い店員が奮闘中。女性のアシスタントが2名。
「焼きもりめん」が巨大な瓦のような器で出てきました。幅広平打ち麺を平らに広げて両面を焼いたような感じ。固焼きそばみたいなものかと思えばさにあらず。表面が焼いてあるだけで、中は普通の平打ち麺そのもの。
なぜかつけダレがやや遅れて登場。中に焼き石が置いてあるそうで、出された時はまだブクブク泡立っていました。海老の香りがしっかり漂っていますが「二代目けいすけ」のそれほど生臭さは感じず、粘度が強めの濃厚な動物系スープに海老を加えることで味加減をマイルドにしているようにも思え、最初はなかなかいけると思ったんですけどね・・・中には大きめのメンマと角切りチャーシュー。
で、「焼きもりめん」。正直言って食いにくい。ある程度箸でほぐさないとつけダレをつけられないんですが、焦げて固まってなかなかほぐれない。まぁサクサクっと焦げたところと、生のところとで歯ごたえ・味わいが変わるので面白いといえば面白いし、新奇性・チャレンジ精神という意味では高く評価すべきなんでしょうが、食べにくいという事実は厳然として残ります。
さらにいえば夜にはちょっと麺の量が多い。後で入ってきた女性が麺少なめを頼んでいましたが、それ正解ですわ。
麺が焼いてあることも手伝ってか、つけダレも最後のほうは急速にくどく感じるようになり、まるで後半30分過ぎのように箸が止まってしまいました。そこにダメを押すのが海老の香り。
最後はつけダレにライスボールを入れて味わうのがお勧めということで頼んでは見ましたが、やって来たのは白米ではなく揚げ物。ロスタイムにそういうものを出されてはもうどうにもなりません。ロスタイムに3点くらい取られたような気分で試合終了。味わいの変化を楽しむどころではありませんでした。
話題店ではありますが自分には合いそうもなく、話の種に一度行けば十分かと。
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