【本】サッカーとイタリア人
・「はじめに」で、イタリア人の「二元主義」 - 多くのイタリア人は地元のクラブを応援するとともに、ユベントス、ミラン、インテルのどれかを応援している - について述べていて、個人的には「目からうろこ」でした。
・しかし、それがイングランドやスペイン、ドイツ等のサッカーファン気質とどう違い、かつなぜそうなったのかについて一切深堀はなされず。後藤健生だと政治的・文化的制約を絡めて考察するところでしょうけど。
・「はじめに」の項以外、つまり本のほとんどの部分は地域別にクラブの略歴、及び過去のスター選手を紹介するに留まっています。
・戦術に関する言及は一切ありません。
・「カテナチオ」とか「1-0の文化」とか、そういうステレオタイプな文言もあまり見かけません。もちろんこれは良いこと。
・そもそもイタリア好きな方じゃないとちょっと読むのが辛いかも。ワシは辛かった。
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