鳥取紀行(7)
(鳥取紀行(6)から続く)
月山冨田城を廻ったあとは鳥取県に戻って米子城へ。米子駅から15分ほど歩いて国道9号線に出ると米子城に残る石垣を仰ぎ見ることができます。
鳥取藩はほぼ現在の鳥取県全体に相当する部分を領有しており、本拠は鳥取城。「一国一城」の原則からすれば同じ鳥取藩内にもうひとつ本城に勝るとも劣らない城があるのは不思議な気がしますが、家老荒尾氏の居城として米子城が置かれました。
米子城は標高約90mの湊山に築かれた平山城で、4重5階の大天守に加え、3重4階の小天守すら備えていたようです。支城としては異例の規模。
小天守を支えていた石垣。末広がりの曲線美が一際目を惹きます。
こちらは大天守の天守台。
本丸から北(境港方面)を眺めてみました。米子城には石垣しか残っていませんが、その規模や眺望はなかなかのもので、天守だけがポツンと復元されている城よりは遥かに見応えがあります。なんでこういう城が「百名城」から漏れてしまうのか不思議ですわ・・・
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