イヤーブック2008
遅まきながらイヤーブック2008を購入。
巻央には例によって大住さんの総括、監督・社長の挨拶に続いて手記風の選手コメントが並んでいます。
(闘莉王)2008年の成績の最大の原因は、ベースの部分がしっかりしていなかったことだ。
(阿部)もっと話すべきだったのではないか。ミスの理由、原因を話し合うことは、いつか必ず別の場面で生きてくるものだからだ。
(高原)チームとしてどういうサッカーをするのか、そのために選手はどう動くのかが明確ではなく、やっていても見えてこない部分があった。
(暢久)残念ながら僕には、『チームで』勝った試合の記憶がない。/ 監督には申し訳ないが、正直なところどういうサッカーがやりたいのか見えてこなかった。何をやればいいのかわからないという選手は、僕だけではなかったと思う。
と後ろ向き、かつ08年の問題を抉ったようなコメントがずらり。
J1復帰初年に関わらず再び降格以前同様迷走を繰り広げた01年以来久しぶりの「何もなかった年」。いやはっきりと後退が窺われたという意味では01年よりさらに悪かった年と総括できるかと思います。
「浦和墜落」と言って差し支えない08年。この年に何が起きたか、そして墜落に至った主因・遠因は何だったか。それは決して忘れてはならないことです。歴史は往々にして茶番劇として繰り返されるものだから。
ただいつまでも昨年のことを穿り返しても全く生産的ではありませんし、昨年のことだけを取り出してエントリーを上げるのはこの辺で御仕舞いにします。
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