フィンケ監督、大いに語る-浦和の負けパターン
直輝、峻希、暢久、梅崎といった小破組の復帰に目処が立ち、セルも部分合流。近藤の手術だけが唯一の誤算といった感じで指宿キャンプ終了。
練習試合ここまで無敗どころか引き分けもありませんが、相手の状態もあることですし、浦和の出来自体は開幕戦でこの目で見てみないとなんともいえません。監督が心配するように負けて初めて修正すべき点が明らかになるっちゅーのはよくあることで、開幕戦で初めて負けてシーズン序盤を修正に費やすっちゅーのはできれば避けたいもの。従って明日の大宮との練習試合は全力で負けるっちゅー本末転倒な考えが頭をよぎったりします(笑)
「また、勝ってしまった!!!」って「富豪刑事」の親父みたいにフィンケが嘆くとそれはそれで笑えるのですが。
それはともかく、昨日のフィンケ会見では下記に引用したように「浦和の負けパターン」をそれとなく語っているのが目を惹きました。具体的な展開としては、ビルドアップの過程でのパスミスを突かれ、DFライン裏の広大なスペースを使われて一発でゴール前まで持ってゆかれて失点。その後浦和が圧倒的にボールを支配し、チャンスも数多く生み出しているのだけれど1点が遠くて敗戦。あるいは撃ち合いになって敗戦。そんな感じでしょうか。
ほんで、試合終了後はパスミスを犯した選手、あるいは決定機を決められなかった選手がボロくそに叩かれ、「浦和はやっぱ堅守速攻だよな」「エメルソンとかワシントンとか帰って来ないかなぁ・・・・」っちゅー声がそんじょそこらから上がるのがお決まりの展開。
フィンケのコメントは要するに「一進一退を続けるであろう前半戦はある程度覚悟してくれ!」といっているような気がしてなりません。
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しかし、私たちは意図的にコンビネーションサッカーを実践しようと思っています。コンビネーションによるパスが増えるということは、その分ボール保持率が上がります。保持率が60パーセント、70パーセントになれば、その分パスミスによってボールを失ってしまうということが何度も起きるわけです。毎回ボールを失ったことを批判するのか、それともしっかりとパスを回して得点チャンスを意図的に作り出せたことを褒めたたえるのか、この違いはあくまで考え方の違いによるものとなります。ですから、パスミスが多いからといって、私たちがやろうとしているサッカーをできていないとうことにはなりません。
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