伊予路(3)
(伊予路(2)から続く)
二の丸から登り詰めた先に待ち構えるのは戸無門。門扉がないので文字通り「戸無」。
戸無門をくぐった先には筒井門。本丸へ向う道程中での最重要防衛拠点であり、いかにも堅固な構え。
隠門。筒井門の脇にまさに隠れるように据えられた門で、筒井門に取り付いた敵を背後から急襲するために設けられたものと見られます。
本丸前の最後の砦となる太鼓門。太鼓門・同東続櫓・太鼓櫓・巽櫓と合わせて1つの防御単位を構成しています。
ようやく本丸到着。地形上の制約のためか、随分と細長い曲輪です。
馬具櫓。本丸広場の中にぽつーんと建っているので物置小屋か何かにも見えます。
正直言って松山城って近くで見るとかなり不細工。もともと五重の天守が建っていた土台に三重の天守を建てたため(その理由は諸説あるようですが、地盤が弱かったというのが説得力があります)、なんだかずんぐりした格好になっています。おまけに横に小天守を従えているために、さらにのっぺりした印象を受けます。
松山城は市内のどこからでも良く見えるので、遠望して楽しむのが一番かもしれません。
天守に登って一ノ門、二ノ門を眺める。
天守曲輪を固める南・北の隅櫓と十間廊下も見応えがあります。
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