伊予路(6)
(伊予路(5)から続く)
実質的な四国の西の端っこにあたる宇和島。鉄道もどん詰まりで、はるばる感が漂う街です。
宇和島といえば闘牛。駅前にはそのモニュメントが。
着いた時はまだ早朝で、商店街は祭りの準備中。
可愛い牛鬼も。
一見大手門のように見えますが、これは家老桑折氏の武家屋敷長屋門を移築したもの。残念ながら宇和島城は城門、櫓等が廃城後に悉く破却され、さらに戦災で追手門も焼けてしまったので、現存しているのは天守と上り立ち門のみ。逆に言えばよく天守が残ったなという気がします。
長屋門からいきなり急激な登りになります。
井戸丸を経由して二の丸へ。痛みの酷い石垣の修復工事が施されたとのこと。
本丸には3層3階の天守。付櫓もなにもない独立式の天守で、やたらとでかい唐破風のついた玄関はまさしく天下泰平の象徴(=ここだけ極端に防御力が弱いから)。わずか3層の層塔式天守ですが、コンパクトな天守の割りに破風が多く、しかも屋根に反りがあるのでかなり派手に見えます。
宇和島城は藤堂高虎が築いたものを、宇和島藩2代伊達宗利が天守以下城郭の大修理を行い、それが今に残っています。やや派手目なのはいかにも「伊達好み」なんでしょうか。
射撃用の狭間や石落としがないのもそうですが、天守内に障子があるというのも、いかにも戦闘意欲なさげ・・・
登りとは反対側、いわば搦め手側に坂を下ると現存の上り立ち門。高校生がぞろぞろ登城してゆきましたが、清掃活動なんでしょうか?
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