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2009.03.30

【観戦記】09年ナ杯予選:横浜M 0-1 浦和

 細貝に続いてエジも負傷離脱。苦しい台所事情で若手を多数起用し、後半は一方的に押し込まれながらもPKで得た1点を守りきってナビスコ予選初勝利。

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 浦和が良かった時間帯は前半30分くらいから後半立ち上がりだけで、後はほぼ一方的なマリノス(以下「鞠」)ペース。それでも「コンビネーションサッカー」の萌芽が見られればまだ良いのですが、この日の出来は広島戦後半から大きく後退。「原口頼みのクソサッカー」と言われても仕方ない内容で、勝ったとはいえチームの成長という観点からは疑問符がつきました。阿部が復調の気配を見せ、高原も今年の試合の中では一番まともな出来(といっても期待値からすれば随分低レベルですが)だったと思いますが、両SBと啓太は依然「コンビネーションサッカー」を消化しきれない様子。ボールを持ってから考えるという悪癖はもうどうにもならないのでしょうか?

 ポンテが退き、原口が電池切れを起こした後は前でボールが持てなくなって鞠の波状攻撃を受けまくり。山岸の好セーブと鞠のシュート精度が雑なのに助けられなんとか逃げ切りに成功しましたが、両CBに高さがなくて鞠の繰り出すパワープレーに脅かされ続け、さらにDFライン裏を取られる失態も多々。反省点の多い試合でしたが、それでもスタメン出場の原口や直輝は勝利で自信を深めたことでしょう。広島戦に続いて途中から長時間起用された西澤は課題の多いプレーぶりでしたが、それもまた貴重な経験。

 中澤以外はフルメンバーの鞠に敵地で勝利。リーグ戦では起用しにくい若手選手をテストし、その過程で勝ち点がついてきたのですから、多少内容に難があっても卑下するべきではないと思います。

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-----高原-----
原口---直輝--ポンテ
---阿部--啓太---
平川-堀之内-坪井-暢久
-----山岸-----

63分:ポンテ→西澤
76分:原口→エスクデロ
86分:直輝→濱田

 エジが負傷欠場した代わり、前日のバーレーン戦で出場がなかった阿部を起用。

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-----坂田-----
--山瀬功---狩野--
田中裕-------清水
---兵藤--小椋---
-キム--松田--栗原-
-----榎本-----

61分:山瀬→齋藤
61分:坂田→渡邉
76分:田中裕→ジョン・ドンホ

 こちらは前節から小宮山→田中裕、渡邉→山瀬功 とこれまた予想の範囲内のスタメン。

 広島から帰って中3日という厳しい日程。フィンケは試合前日をオフにする変わった策を講じましたが、やはりそれなりに副作用があるようでぴりっとしない立ち上がり。鞠は激しく前からプレッシャーをかけてきて、浦和はボールを繋げずに悪戦苦闘。こぼれ玉がフリーの清水の前に転がってシュートを撃たれる絶体絶命のピンチがありましたが、シュートはわずかに枠の外。

 ただそれでも1トップ2シャドーにズコズコにやられた広島戦の立ち上がりと比べるとまだマシなほう。坪井が坂田を封殺すると鞠も次第に手詰まりになり、一方浦和はポンテや原口を前線の基点として次第に反撃。鞠は複数人がかりでも原口のドリブルを止められず、それがもとで鞠守備陣が混乱したところに直輝やポンテ、そして寝起きの高原や阿部が絡んできます。ここでボールが軽快に繋がればしっかと成長を確認できそうなものですが、今日は概して単発気味。原口や直輝が個々人で頑張っているのはよく判りましたが、ただそれだけ。前である程度ボールを持てても両サイドのサポートがさっぱりでは「コンビネーション」の網に大穴が開いているようなもの。これでは敵を一網打尽にするのは難しいでしょう。

 そうはいっても浦和が優勢だった前半30分からの時間帯。高原からのパスを受けてエリア内でGK榎本と1対1になった原口が上手く榎本のファウルを誘ってPKゲット。これをポンテが決めて浦和先制。

 後半も立ち上がりは浦和ペース。キムラコクオーは前線の2枚代えで局面打開を図りにきましたが、フィンケの放った手はなんとポンテ→西澤。ポンテの出来は可もなく不可もなくでしたので、この交代は実に不可解。中3日での試合でポンテのコンディションを考えたものとしかこれを是とする理由を思いつきませんが、結果は大失敗。時を同じくして原口が電池切れになり、前で全くボールが収まらなくなって、ポゼッションを保てなくなった浦和は一方的に鞠に押し込まれる結果に。

 コクオーが放った勝負手=ジョンを右SBに入れて4バックシフト & CBキムを前線に上げてパワープレーに転じた終盤。フィンケの放った一手=原口→セルは、セルの守備意識の低さが祟ってこれまた事態を悪化させる方向にしか働かず。前半にイエローをもらっている堀之内は長身の渡邉相手に四苦八苦し、中盤消失の状況下ではラインを上げるに上げられず。フィンケの最終手=直輝→濱田は「もうどうにでもなぁーれー」っちゅー臭いがちょっとだけしました。

 いつ同点弾、逆転弾を喰らってもおかしくない状況でしたが、今日は山岸が大当たり。リーグ戦ではずっとサブ暮らし。たまに出るナビスコでは敗戦続きと非常に気の毒な立場だった山岸ですが、久しぶりの晴れ舞台でした。

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