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2009.03.04

【本】浦和レッズ敗戦記(小斎秀樹著)

選手へのインタビューを軸に08年浦和を振り返ったものですが、意外といっていいほど新発見はありません。外野から見ていて「おかしい」「変だ」と思ったことは選手も大なり小なりそう思っていて、にも関わらず最後までそれは修正されることなく浦和は最後まで突き進んであえなく脱線転覆。

忘れたいけど忘れてはいけない08年の大迷走を振り返るのに適切な一冊だとは思いますが、どこぞの暴露本と違って読んでいて著者に対して不快感が全く残らないのは大迷走の原因を特定個人に被せたり、逆に特定個人を擁護したりする姿勢が目立たないからかも。

フロントの失態に関する言及が少なくて(フロントへの糾弾は概してサポのダンマクを通じて語っています。ゲルトとの「複数年契約」に点が付されているのが小斎氏の最大限の抗議かなぁ・・・)08年浦和のドキュメントとしては物足りなさを感じるけど、選手の目線から08年を振りかえるというコンセプトからすれば割愛してしかるべきでしょう。 関係者が全員浦和に居座っている中で半ば身内の人間が書けることなんて限られますし、言及したらしたでドロドロしすぎて読み物として成立しないでしょうし。

優勝した時の本なんてバカスカでますけど、惨敗した時の本なんてなかなか出ませんから、ドキュメントではなく読み物として割り切れば良い本だと思います。

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