【展望】09年第5節名古屋戦
・名古屋には昨年1分け3敗。特にナビスコ杯で喫した2つの大敗は、この年の浦和の末路をはっきりと示したといっても過言ではないほど衝撃的なものでした。まぁ名古屋のサイド攻撃に対して何の工夫もなく3-4-1-2で臨めばそうなってしまうのもやむを得ません。4戦目にしてようやく対策を採ったかと思えば、それは3バックが退嬰化した5バックでした・・・orz
・昨オフの名古屋はやや派手目の補強。ヨンセンに代えて札幌からダヴィを獲得。さらに横浜Mから田中隼を獲得し、代わりに藤田・米山・三木といったベテランを放出。
・リーグ戦はほぼメンバー固定で、終盤に杉本や山口慶が出てくるという判で押したような選手交代。
・但し、ACLでは若干主力を休ませています。もっともその結果は芳しくなく、ホームで2戦連続の引き分け。直近のニューカッスル戦ではレギュラーの増川、玉田、吉村、阿部の4人を外して挑んだものの前半さっぱり。後半玉田を投入してFK一発でなんとか引き分けに追いついたものの、それ以外の見所はなかった模様。名古屋って層が薄いなりにコレクティブなサッカーをやるチームだと思っていたのですが、段々玉田頼みの○サッカーになっているような・・・
・今週のサカマガでは面白い名古屋分析が載っていて「これまでDFの守備はセーフティーにディレイ中心」→「ボールを奪う位置が低くなる」→「そこで今年はDFも状況に応じてアグレッシブにボールを取るに行く」とのこと。ところがDFラインの修正が未完成な上に、二人のCHの出来が悪くて川崎にカウンターを浴びまくった模様。
・浦和はFC東京、大分と中盤のプレスが緩い相手には快勝しましたが、ナビ横浜戦のように中盤で激しくプレスを掛けてくる相手をいなせるほどチームは成熟しておらず、大苦戦を強いられました。名古屋はFWやMFが激しくプレスを掛けてくるので厳しい試合が予想されます。ただ名古屋は早々とお疲れモードに突入した臭いのがありがたいかな?
・名古屋には昨年散々やられたましたが、大きなサイドチェンジを交えながらSHとSB、さらにサイドに流れてくる玉田で人数を掛けて相手の薄いサイドを攻めるのが信条。
・その代わりといってはなんですが、CHにはほとんど攻撃的な仕事は求められず、ひたすら両サイドへボールを繋ぎ、中央はもちろん、SBの上がった穴を埋めるという守備的な仕事に専念している感じ(フォーメーションは全然違うけど、オフト時代の内舘のようなものか)。従ってCHが簡単にボールを失うようだと名古屋は非常に辛い。直輝が中村や吉村にガンガン突っかけてミスを誘えれば面白い試合になるかも。
<ACL第3節:名古屋 1-1 ニューカッスル>
-----ダビ-----
マギ---花井---小川
---山口--中村---
竹内-吉田--バギ-田中
-----楢崎-----
HT:花井→玉田
76分:山口→杉本
・花井は名古屋ユース出身の2年目。
<Jリーグ第4節:川崎 3-1 名古屋>
---ダビ--玉田---
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マギ-吉村--中村-小川
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阿部-増川--吉田-田中
-----楢崎-----
63分:吉村→杉本
72分:阿部→巻
79分:中村→山口
*バヤリッツァは負傷で第2節から離脱。川崎戦はベンチに復帰。
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---巻---四千---
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玉田-吉村--中村-小川
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阿部-増川--バギ-竹内
-----楢崎-----
73分:ヨンセン→杉本
86分:玉田→米山
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