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2009.04.30

【観戦記】09年第8節:清水 2-2 浦和

 後半逆転に成功し、セル&堀之内を投入していつもの逃げ切り体勢に入りながら逃げ切りに失敗。悔いが残る試合でしたが、試合内容は千葉戦に続いて芳しくなく、ドローという結果は許容範囲内でしょう。終盤は壮絶なカウンター合戦になって興業的には面白い試合でしたが、浦和は殴り合いに突入するまでボールこそ一方的に支配するものの決定機は僅少だったという意味で課題が多く残された試合だったと思います。

 連戦時にフィンケが指向する運動量が要求されるサッカーをどの程度やれるか。当初から懸念された課題を早々と突きつけられた試合だと思います。ベタ引きの清水に対してボールは一方的に支配するもののなかなかシュートに持ち込めず、守っては終盤に中盤の守備が全く効かなくなったあたり、疲労の影響は隠せなかったと。フィンケ監督は「勝っているチームはいじらない」の鉄則に従ったのか、3試合連続同じスタメンで試合に臨みましたが、さすがに無理があったかもしれません。といっても代えが効きそうなのが細貝→アレックスくらいしかいないのが現状でしょうけど。

試合終了後両チームの選手の多くがピッチに倒れ込んでしまいました。浦和について言えば、走り負けて惨敗したのに試合終了後スタスタ帰る選手の姿を過去嫌ほど見てきただけに、ピッチに倒れこむ姿が実に新鮮でした。

20090429no161

---原口--エジ---
直輝-------ポンテ
---啓太--阿部---
細貝-闘莉王-坪井-暢久
-----都築-----

78分:原口→セル
80分:直輝→堀之内

20090429no124

---四千---原---
-----枝村-----
-山本真-伊東-パウロ-
児玉-岩下--青山-市川
-----西部-----

55分:原→岡崎
74分:枝村→永井
82分:市川→辻尾

 連勝中の浦和が同一スタメンだったのに対し、清水は磐田に大敗し、柏には引き分けたものの苦戦を強いられたこともあってか(おそらくターンオーバーを考える余裕なんてないでしょう・・・)、長谷川監督が前節から大胆にスタメンをいじってきました。藤本・本田を下げて伊東・パウロと中盤の面子を入れかえたのはともかく、これまで清水の全得点(といっても4点ですが)を叩き出している岡崎をベンチスタートにしたところを見ると(岡崎に何かアクシデントでもなければ)明らかに浦和の運動量が落ちる後半勝負。

終盤殴り合いになって清水が点を取りましたから長谷川監督の狙いが的中したともいえますが、後半早々の岡崎投入自体は大して奏功せず、あろうことか2点取られて後半逆転を許しているのですからゲームプランどおりだったわけでもなく。

 ただ長谷川監督の狙いは徹底していました。今年の清水の中盤はボックス型で4-2-2-2のフォーメーションのはずですが、この日はどう見ても3ボランチの4-3-1-2。しかも前線や中盤でむやみにボールを取りに行かず、リトリートして相手にスペースを与えないようにしながら守備固め。悪くいえば「プライドを捨ててホームで勝ち点1を拾いに行く」ような試合運びに徹してきました。闘莉王が原を引っ掛けてPKを取られて、清水が存外の先制点を得たこともあって清水は一層極端に守備シフト。

 この「橙壁」の前で浦和は一方的にボールを回すものの、いつもよりも心なしか運動量が少ないのと、パスの精度に狂いが生じていることもあって、前半決定機を作るどころかシュートすら撃てず。サイドから中央に戻して直輝がボールを持ったあたりでは徹底的に潰されました。そのためかポンテがボールをキープして周囲を睥睨する場面がいつも以上に多く、なんだか前後半を通じて昨年までのサッカーが顔を覗かせている時間が多かったと思います。

 直輝&原口の絡みが左サイドで多いせいか、ベタ引きの清水守備陣は浦和左サイドに惹きつけられる場面が多く、従ってサイドチェンジで一人ポツンと佇んでいる暢久にボールが通れば面白い展開になりそうなものですが、残念ながらこの日の暢久は再三サイドチェンジのボールを受けながらも攻撃でこれといった仕事ができず(周囲のサポートが遅いのもあるでしょうが)。 相手がベタ引きなので両SBの攻撃を期待したいところですが、残念ながら細貝もイマイチ、イマニ。

しかし清水の左SB?のミスを突いて浦和がカウンター気味に攻勢を掛け、清水右サイドを崩してからシュートの跳ね返りをポンテが押し込んでなんとか同点。清水の守備陣形が整っている状態では崩せそうになかっただけに、浦和にとってラッキーな同点劇でした。この得点に阿部が絡んでいますが、清水があれだけべた引きだと阿部が突入するのは至極当然。

20090429no164

 同点に追いつかれた清水は後半やや前に出て来始め、その分浦和のチャンスも徐々に増え始めて、カウンターを喰らった際の浦和の戻りが遅くなりだしたと見たのかどうか、長谷川監督は早々と原に代えて岡崎を投入。しかしこの投入は時期尚早だったようで清水はこれといったチャンスを作れないまま。

逆に前半から何度か業を煮やしたかのように攻撃参加していた闘莉王の飛び出しがついに奏功して浦和が逆転に成功。右サイドに飛び出した闘莉王→ポンテ→直輝と繋がって、左サイドから切り込んだ直輝の素晴らしいゴールでした。

 その後フィンケはお決まりのように、原口→セル、直輝→堀之内と代えて逃げ切りを図りましたが、残念ながら投入した選手も機能しなければ、全体の運動量も落ちてメロメロ。後半40分過ぎに喫した同点弾はセルが中盤でボールを奪われた後(=千葉戦でも同じミスを犯していますから、今後勝っている展開での起用は難しくなるんじゃ?)に波状攻撃を浴びたものですが、それ以前に細貝が左サイドを抉られて途中投入された永井に決定的な形でヘディングシュートを撃たれていますから遅かれ早かれ同点に追いつかれる運命だったかもしれません。

今年の浦和の守備の強さは中盤でのボール奪取にあって、そもそもGKはおろか最終ラインすら脅かされないことにあるのですから、中盤でボールが取れなくなって最終ラインの前をボールが行き交うようになった時点で多少の失点は覚悟しないといけないのでしょう。

 連戦をどう凌ぐか。フィンケ監督はGWの連戦序盤にして大きな宿題を突きつけられたわけですが、それでも勝ち点1をゲット。この教訓を中2日で迎える新潟戦にどう生かすかが見物です。達也が依然復帰できないため、前目の選手をターンオーバーできないのが辛いところですが。

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2009.04.29

夢あかり@新大塚

 丸の内線新大塚駅改札口出てすぐ。自宅から自転車で出かけたところ50分くらいと意外に近いことも判明。土曜昼に往訪。

Yumeakari04_200904

 開店直後に入店。その後続々と客がやって来て10席あるL字型カウンターはちょうど満席に。「つけ麺・中(780円)」を注文。小だと200gしかないので中(300g)を勧めている様子。厨房にはご夫婦と思しき2人。水セルフ。割りスープもポットで予めカウンターに置いてあります。

Yumeakari03_200904

 つけ汁は店外の貼り紙によると「鶏豚の動物系のスープに鰹節・鯖節の魚介系のスープをブレンドしたWスープ」とありますが、やや魚介系が強めに出ているような気がしました。またかなり酸味が強め。粘度は無いに等しく、動物+魚介の濃厚っぽいつけ汁の割には比較的さっぱりした味わい。つけ汁の上に赤いものが浮いていましたが、何だったのでしょう? これといった刺激・香りは感じませんでしたが。

Yumeakari01_200904

 麺は中太やや縮れ麺。つけ麺にしては細めの印象。またやや柔らか目でもちもち、つるつるとした食感。つけ汁との相性はそれなりですが、もう少し強めの麺でも良いかも。

Yumeakari02_200904

 つけ汁の中には細切りのチャーシュー、ナルト、メンマ、海苔。

 珍しくスープ割りも堪能。バランス感覚に優れ、久しぶりに満足の行く一杯でした。

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2009.04.28

【展望】09年第8節清水戦

・昨オフの清水は大きな選手異動がありました。主だったところではヨンセン、永井を獲得した一方、高木和、矢島を放出。山西、戸田が引退。

・チョジェジンが去ってから長らく電柱型FWが不在だっただけに、待望の電柱ヨンセン獲得でしたが、フタを開けてみるとこれが全く機能しません。ヨンセンが経年劣化したのか、ヨンセンの使い方が悪いのか・・・ 初戦の大宮vs清水をテレビ観戦した限りでは、むやみにヨンセンに放り込んで全部CBマトに止められていたのが印象的でした。

・名古屋時代のヨンセンはフィニッシャーとして高さが生きることはあっても、ビルドアップの過程ではむしろ頻繁に中盤に顔を出して簡単に叩いてという役回り。いきなりサイドから放り込んで最前線でなんとかキープしてくれっちゅー使い方に無理があるような・・・

・永井獲得も長年の念願だったようですが、キャンプ中に故障して大きく出遅れ。リハビリをしている間にすっかり太ってしまったようで今や「重井重一郎」と赤サポから呼ばれる始末。まぁ永井が通年稼動できないのはいつものことですが。

・そして前目の補強が長谷川監督の思惑通りだったにも関わらず得点力は激減し、7節を終えて総得点わずか4。しかもその全てを岡崎が叩き出しています。

・っちゅーか、昨年後半は岡崎&原の2トップがそれなりに機能して勝ち星を積み上げていたはずなんですが、それをご破算にしてまたゼロからやり直しって、長谷川監督が長期政権を敷いている意味がほとんどないような・・・

・一方レギュラーCBだった高木和が抜けてその代わりのCBを獲得しなかったため守備が不安視されましたが、とりあえず岩下が無難に努めている模様。

・得点力が全くないので先に1点取られればそれで御仕舞い。逆に先制すれば悠々逃げ切りという、昨年の大分が乗り移ったかのような試合を続けています。1点取られるとそのままズルズルという傾向は前節柏戦では払拭できたようですが・・・

・SB市川が第4節からベンチからも外されていますが怪我でもしたのでしょうか?不動のCHだった伊東も同じく4節からスタメンから外されているところを見ると、3節まで勝てなかったのでスタメンをいじってみただけかもしれませんが、その分だと次節またスタメンをいじってくるかも・・・

・清水の問題は不振のヨンセンではなく、まともなビルドアップが出来ず、ボールを落ち着かせられず、相手にプレッシャーを掛けられるとミスが続出する中盤にあるとの見方も。第3者的には伊東をスタメンに戻すのが目先最適な対応策だと思いますが、長谷川監督は前半戦を棒に振ってでも若手を我慢して使うっちゅーことを割と平気でやる(そして後半に帳尻を合わせて翌年も続投。でも前年の成果は翌年に引き継がれない。)ますからなぁ・・・

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<第7節:清水 1-1 柏>

---岡崎--永井---
枝村--------藤本
---本田--山本真--
児玉-岩下--青山-高木
-----西部-----

63分:永井→原
75分:本田→ヨンセン
83分:高木→辻尾(負傷による交代)

・前節負傷した青山は無事スタメン出場。
・長谷川監督はとうとうヨンセンを諦めたのか、明らかに調教不足で太め残りの「重井重一郎」を調教代わりに(?)スタメン出場。
・さらに兵働が負傷でベンチからも外れ、代わりに今季全く出番のなかった本田が突如スタメン出場。
・皮肉なことに後半ヨンセンを投入してから清水の攻めが形になりはじめ、岡崎の同点弾を呼んだようですが、柏に決定力があればそれ以前に大敗していたとの話も・・・ っちゅーか、それ以前にスタメン出場した永井の立場は・・・

<第6節:磐田 3-0 清水>

---岡崎--四千---
藤本--------兵働
---枝村--山本真--
児玉-岩下--青山-高木
-----西部-----

61分:藤本→原
72分:高木→辻尾
75分:青山→永井 *青山は足首負傷

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2009.04.27

だんちょうてー@本八幡

 「ごらんアウェー:千葉2009」の収穫がないに等しいのでラーメン日記で穴埋め。

Danchou03_0904

 本八幡駅南口から徒歩2分。表通りに面してはいますが、ビルの奥まったところに店があるので通り過ぎてしまいやすいのが難。店先には雑誌の切抜きがべたべた。

 カウンター8席と、小上がりに小さなちゃぶ台が2卓とこじんまりした店内は照明を極度に落としていることもあってなんだか居酒屋風。「らーめん濃口(680円)」を注文。醤油らーめんには薄口が用意されている他、味噌・塩・つけめんも。カウンターには麦茶を入れたやかんも。

 先客6、後客2。厨房内に若い店主が一人いるだけ(他に中国人風のアシスタントが一人)なので客数の割には結構待たされました。

Danchou02_0904

 「濃口」の名に恥じることなく、黒々としたスープから煮干の香りが漂ってきます。すすってみると醤油の酸味もまずまずなんですが、残念ながら見た目どおりしょっぱい!

Danchou01_0904

 スープを吸って軽く黒ずんだ麺(浅草開化楼製)は並太でゆるく縮れています。堅めの茹で上がりで若干ごわごわした食感。麺の量が少ないのとラーメンの単価が安めなことを考え合わせると、「富山ブラック」と同じようにご飯のおかずにすることを前提としたラーメンなのかも。ご飯がないと小松菜で口直ししながら食べるしかなく、ラーメン単体としてはあまり評価できません。

 しっかりとした歯応えのある炙りチャーシューは高レベルで、しょっぱいスープには勿体無い出来。

 チャーシューが美味いことが判ったので他のスープで再評価したほうが良いのでしょうが、千葉に行くこと自体滅多にないからなぁ・・・

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ごらんアウェー:千葉2009

この日は豪雨。雨風に弱いJR東日本千葉支社管内なので、万が一のことを考えて早めに蘇我入り。とはいっても狭いスタジアムに早々と入っても仕方ないので周辺でダラダラ時間を潰して、試合30分前くらいに入場。よってスタジアム内外のこれといった発見はなし。

あえていえばフクアリ名物「○んこクラッシャー」がいつの間にかなくなっていたことくらいでしょうか。スタジアム前の商業施設が完成した時になくなったのかなぁ・・・

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さすがに待機列には誰も残っていませんでしたが、ゲート前には千葉県警察がうじゃうじゃ・・・

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|-`).。oO そんな心にもないことを・・・

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千葉名物「残留」の大ダンマクはまだ張られず。

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キックオフ10分前になってもバックスタンドにはまとまった空席が。

フクアリの観客数は年々増加していますが、看板に空きができたり、やむなく親会社が埋めたりしているのは残念なことです。

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しばらくフクアリに来ることはないかも・・・

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2009.04.26

【観戦記】09年第7節 千葉 0-1 浦和

 豪雨が災いしてか、シュート数8対4という数値が示すとおり、共に見せ場の少ない貧打戦。しかし、その中で浦和は流れの良かった後半開始~20分くらいまでに2度決定機を掴んでそのうちの一つを決め、一方千葉は90分を通じて決定機どころか満足にシュートすら撃てませんでした。従ってスコアレスドローに終った可能性はあったかもしれませんが、千葉が勝つ可能性はほぼ皆無だったと思います。

 これでリーグ戦4試合連続の1-0となりましたが、これまでの3試合は山のように決定機がありながら追加点が取れず、自ら試合をややこしくしていた試合。しかし、千葉戦は数少ないチャンスをきっちりものにし、後は半ば千葉の拙攻に助けられながらも悠々逃げきった試合で質的に全く異なるもの。豪雨でショートパスを繋ぐサッカーには極めて厳しい環境下、イマイチの試合内容ながら敵地で勝ち点3をもぎ取って帰ってこれたのは高く評価していいでしょう。

 7試合を終えて得点8、失点4。数値だけ見れば試合の印象とは真逆に「超守備的なチーム」になってまんがな(苦笑)

20090425no018

---原口--エジ---
直輝-------ポンテ
---啓太--阿部---
細貝-闘莉王-坪井-暢久
-----都築-----

76分:原口→セル
86分:ポンテ→高原
88分:直輝→堀之内

 負傷でU-20を辞退し、週前半は別メニューでの調整だった直輝がスタメン出場。フィンケ監督の弁によると

「実際に、金曜日のトレーニングでも彼は私たちのチームトレーニングにまったく問題なく合流していますので、そういう意味では今日、彼をフルに起用することについては、まったく悩む必要もありませんでしたし、彼を休ませるという考えは一切ありませんでした」

とのこと。GWの連戦を控えてプチターンオーバーでもやるかと思いましたが、それどころかスタメンは前節と全く同じ。

20090425no019

-深井--巻---谷澤-
---アレ--工藤---
-----下村-----
青木良-ボス-坂本-和田
-----岡本-----

71分:深井→新居
79分:谷澤→ミシェウ

 こちらは前節負傷したCB池田が外れた他、なぜかアンカーを齋藤に代えて下村、右WGを米倉に代えて谷澤を起用。90分持たない谷澤は後半投入されるほうが嫌だっただけにラッキー。

 前半は犬プレスが効いて総じて千葉ペース。千葉は果敢にDFラインを上げて陣形をコンパクトにし、前目の5人が積極的にプレッシング。特に浦和がDFラインから両CHにボールを入れてくるあたりをボールの取りどころとして狙いを定めている模様。浦和はCHが前を向けずにボールを回せないどころか、闘莉王が再三フィードミスを犯して千葉にボールを奪われてショートカウンターを喰らう始末。

 但し、浦和にとって幸いだったのは千葉がボールを奪ったところでその先に何もないこと。浦和はボールを奪われると素早く攻守を切り替えて千葉の攻撃を早めにシャットアウト。工藤が抜け出して都築と1対1になりかかったのがこの日千葉唯一のチャンスらしいチャンスでしたが、それすらも闘莉王がスライディングタックルでシュートを撃たせず。千葉は浦和のミスに乗じてカウンターを仕掛けてくる他は徹頭徹尾巻への放り込みに終始。巻へのファーストコンタクトは坪井の役回りになることが多いようでしたが、そもそも巻に高精度のボールが入らない上に、巻がなんとかボールを叩くのに成功してもその後のフォローが皆無に近く、「戦術は巻」は全く機能せず。

 千葉は善戦しているものの攻め手が無いので、後は犬プレスがいつまで持つかが見物でしたが、やはりというか当然というか90分持たず。後半開始早々浦和がギアを上げたのか、ポンテのスルーパスを受けて原口がDFラインを抜け出した(GKを交わそうとして躓く・・・)のを皮切りに敵陣深い位置でボールを回すのに成功。千葉はあれだけ追い掛け回しても前目でボールが取れない以上DFラインを下げざるを得ないのでしょう。

 後半10分過ぎに下村が負傷したのが幸いしてか、阿部が珍しくスルスルと最前線に顔を出してポストプレー。左サイドを駆け抜けた直輝にボールが渡って、クロスをファーのエジが決めて先制。

 その後カウンターからの絶好機があったもののポンテのシュートは枠を逸れ、原口を下げてセルを入れた辺りからぐだぐだモード入り。セルは2度ばかり中盤でボールを奪われ、おいおい峻希に出番を奪われるだろうと思われる低パフォーマンス。残念ながら今のセルは終盤のコーナーでの時間稼ぎにしか役に立っていません。

 ただ後半半ば以降の浦和はカウンターを喰らうリスクを犯してまで無理にボールを繋がず、やや引き気味に構えてカウンター狙いという風にも見えたので、セルのミスも大過には至らず。執拗な千葉の放り込み(前節破れた瓦斯はこれに耐え切れなかったのか・・・)を闘莉王、阿部、細貝らが跳ね返してはドッカーン、ドッカーンと蹴りだして危なげなく試合終了。

 ミラーは後半早々と電池切れに陥った深井・谷澤に代えて新居、ミシェウを投入するも何の働きもできず。お疲れで足元がふらつくのか、後方からのビルドアップが満足にできずにWGにボールが渡らなくなっているので、途中投入された選手も気の毒といえば気の毒。

 千葉は犬プレスをベースに守備組織こそ整っている(といっても犬プレスを回避して高いDFラインの裏を縦ポンで突いてくるようなチームにどう対処するのかは謎)のですが、攻撃のバリエーションがないのでなかなか勝ち点3を取れずにしばらく苦しみそう。

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2009.04.25

【閉店】もといし@神田

神田駅南口から「無限庵」「さいたま屋」のある通りを徒歩3分ほど。平日昼に往訪。

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開店直後に訪れましたが、既に先客5。2Fもある大きな店舗ですが、その後ぞろぞろと客がやってきて2Fも早々と満席となり、帰る頃には店外に5人ほど行列が出来ていました。

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メニューはつけ麺一本。並(780円)で300gあるので、それを注文。独自配合の「じゅうしち味」って何だろう?

1FはL字型カウンター10席ほど。2Fの様子は不明。スタッフは男性ばかり4人もいて、若い店主を含む2人が厨房内でひたすらつけ麺を作り、2人が接客にあたっていました。換気が良くないのか、厨房の熱が店内にこもって少々熱いのが難。

Motoisi03_0904

つけダレは濃厚豚骨魚介。魚粉が多めでざらつきを感じる上、粘度も相当高め。動物系・魚介系のバランスは良いようですが、かなり甘めで個人的には苦手の部類。まぁくどいよりは遥かにマシですが。

つけダレの中には煮込まれて、崩れてまるでコンビーフのようになった角煮が一つ。太いメンマやナルト。刻みネギが目立ちます。

Motoisi04_0904

麺はカネジン食品製の太い縮れ麺。固めの茹で上がりでややごわごわした食感。歯ごたえ十分で麺は非常に気に入りました。つけダレの粘度が高いので麺にべっとり絡み、自然体で食べていても食べ終わることにはつけダレはほとんどなくなってしまいました。

テーブルに素材等に関する薀蓄が貼られていましたが、ちょうど隣の席にあたる部分だったので記録できず。

近場なのでまた来ます!

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2009.04.24

【展望】09年第7節千葉戦

・GWを挟んでの厳しい連戦の緒戦は昨年惨敗を喫した千葉@フクアリ。

・千葉毎年恒例の「主力選手逸走」は昨オフはなし。まぁもはや大金を出して取るだけの選手がいないだけという見方もできますが・・・

・アレックス(柏)、福元(大分)、中後(鹿島)、佐伯(大宮)といったところを獲得した一方、レイナウド・中島・馬場・結城・戸田・根本といった昨年出場機会の少なかった選手を放出・整理。

・少々波紋を巻き起こした中後獲得ですが、どういうわけか中後はスタメンで出たり出なかったり。そうこうしているうちにFC東京戦ではベンチ外になってしまいました。福元や佐伯にいたってはリーグ戦出場ゼロ。従って選手層は相変わらず薄いまま。

・千葉の基本戦術はサイドにボールを運んで、そこから巻目掛けてクロス。そのこぼれ玉を拾ってなんとか。

・当然ながら巻とその周囲の選手の距離感が大切で、巻が孤立してセカンドボールが拾えず。DFラインが下がって全体が間延びすると最悪。千葉の4-3-3は当然ながら中盤が薄いので、浦和がここ数試合同様中盤で優位に立って巻を孤立状態に置くことはそれほど難しくないかも。

・また巻が相手CBに完封されると千葉は中盤のビルドアップが上手いとは言いがたいから攻め手に苦しむような・・・ 昨年と違って今年の浦和はCBに闘莉王がいますからねぇ・・・

・ただ運動量だけは相変わらず豊富で、「戦術は巻」を90分愚直にやり続ける意思の強さは恐るべきものがあると思います。

・浦和は前節に続いて達也が負傷欠場の見込み。直輝や坪井も今週前半は別メニュー。浦和に流動性を与える源泉であるところの直輝が欠場すると前線が多少ぎくしゃくしそうですが、ここまで出場機会の少ないセルあたりが奮起してくれればなぁ・・・

<第6節:F東京 1-2 千葉>

-深井--巻---米倉-
---アレ--工藤---
-----斉藤-----
青木良-ボス-池田-坂本
-----岡本-----

HT:池田→和田(負傷によるもの。和田が右SB、坂本がCBへ)
63分:米倉→谷澤
69分:齋藤→下村

<第5節:千葉 1-1 磐田>

-深井--巻---谷澤-
---アレ--工藤---
-----斉藤-----
青木良-ボス-池田-坂本
-----櫛野-----

70分:斉藤→下村
74分:谷澤→ミシェウ
81分:深井→新居

・システムをこれまでの4-4-2から4-3-3に変更。巻へロングボールを入れて、そのこぼれ玉を周囲の選手が拾うことで前半は千葉優勢。これまで巻が孤立気味だったのをシステム変更で修正できた模様。

・しかし先制された磐田が前掛りになって前目からのプレッシャーを強めるにつれて千葉の攻勢も終了。

<09年ちばぎんカップ:柏 3-1 千葉>

---深井---巻---
谷澤--------工藤
---下村--アレ---
青木良-和田-ボス-坂本
-----櫛野-----

*スタート時は谷澤と深井が逆。

61分:アレックス→佐伯
61分:深井→新居
67分:工藤→ミシェウ
77分:下村→中後

・中盤でのプレスが緩く、簡単にDFラインの裏を取られて失点。
・攻め手もただボールを持たされているに過ぎず、攻めきれずにカウンターを食らっていただけのような・・・

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2009.04.23

つけ麺 赤羽京介@赤羽

 赤羽駅西口、イトーヨーカドー裏。かつて「よってこや」→「はせべえ」→「ぶひひ」と変遷したいわくつきの場所で、この場所を訪れるのは「よってこや」時代以来。ヨーカドーから客が流れてきそうで流れてこず、西口バスターミナルからはやや距離があり、すぐ近くに赤羽トンネルが口を開けているせいか付近住民も居るようで居ない。そんな場所。

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「京介つけ麺(780円)」を注文。先客4、後客3とまずまずの客入り。店内は5席と小さめのカウンターに4人掛けテーブル2卓、2人掛けテーブル1卓って古くは「よってこや」時代と全く同じ。代々「完全居抜き」ですな。

 厨房内には2人スタッフがいましたが、作り手は専らオヤジ。そんなに客が多いわけじゃないのに注文の取り違えがあったみたいでおいおい。

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 もはや飽き飽きした濃厚高粘度・豚骨魚介のつけ汁。店の案内によると「とんこつ、鶏がら、昆布、煮干、長ネギ、玉葱等の厳選した素材を使って、煮込んだ豚骨スープがベース」とありますが、煮干よりもむしろ魚粉が効いている風でそのざらつきが感じられます。それと同時に表面に浮いた背脂の甘味も少々。

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 麺は中太平打ち麺。やや堅めの仕上がりながら表面はつるつるしていて、この手のつけ麺には珍しい食感。濃厚つけ汁が執拗に絡みます。つけ汁内の角切りチャーシューは味濃すぎ。他に太めのメンマ。

 濃厚豚骨魚介もレシピが確立してしまって、誰がどのように作ってもそれなりに美味いっちゅー感じになったようで。大盛りが100円増しというのは今時珍しいような・・・

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2009.04.22

ごらんアウェー:豊田2009(下)

ごらんアウェー:豊田2009(中)から続く)

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中岡崎 13:11 (2165H クハ210-5303) 13:37 新豊田

岡崎からは愛知環状鉄道で豊田入り。でもそのまま名古屋まで乗り入れるせいか、やって来たのはJR東海の車両でした。

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試合開始2時間も前からスタジアム入りしたところで、スタジアム内外でイベントをやっているわけでもなければ、食事情も悪い豊スタで時間をもてあますのは必定。でも半ば習性で早め早めに行ってしまうんですなぁ・・・(´・ω・`)

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いつの間にか豊田スタジアムの屋根が直っていました。まさか今度は閉めっ放しじゃないでしょうなぁ・・・

20090412no169

見事に名古屋を返りうち。赤壁は微動だにせず。こういうコラボ広告は結構好きなんですが浦和では実現しないでしょうし、やろうともしないでしょうなぁ・・・ 川崎が最も得意とするところですが。

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監督までCMに登場www さすがに監督は「名古屋勝て、頑張れ」とは言いませんでした。

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球技専用競技場で練習見学サービスをやるところって他にあったかなぁ・・・ でもどう見ても浦和の練習を見ているとしか思えない方々も・・・

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磐田戦@エコパでも感じたことですし、すでにこちらでも指摘されていますが、遠方アウェーに行く赤サポの数は今年大幅に減少しています。2Fはがらがら。もっとも1Fはすし詰め(っつーか、赤サポが好んでそうなんているのだが)なので、来年いきなりビジター側2F閉鎖という措置は取られないと思いますが・・・

まぁ瑞穂や万博でビジターチケの心配なんて要らなかった昔に戻りつつあるといえばそれまでですが、チーム状態・ゲーム内容が昨年より大きく改善しているにも関わらず、ファン・サポーターの数が減っているというのは誠に残念なことです。

*以前は隅に飛行機型のバルーン(=ユナイテッド航空の広告)が置かれていたのですが、何時の間にかなくなっていました。万博の電池や西京極の椅子みたいに長続きするものってありそうでないですな。

豊田市 18:22 (名古屋市交 3857) 19:10 伏見
伏見 19:13 (名古屋市交)  19:16 名古屋
名古屋 19:30 (のぞみ46号 725-3304) 21:13 東京

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早めに名古屋駅に着いたので、指定席を「のぞみ48号」から大幅に前倒し。車内で駅弁でもと思ったのですが、名古屋の駅弁って夜には重いものばかりなんですなぁ・・・ 夜に「味噌カツ」とかよー食わんし・・・ っちゅーことで、今晩はつまみだけで終了。

快勝の後は少々飲みすぎてしまいました(^^; もっとも惨敗でも飲みすぎてしまうわけですが。

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2009.04.21

ごらんアウェー:豊田2009(中)

ごらんアウェー:豊田2009(上)から続く)

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 昼食は中岡崎駅前にある「大正庵釜春」へ。3Fくらいまでありそうな巨大店舗。

 元来「釜揚げうどん」が売り物の店ですが、名古屋圏、しかも八丁味噌の本場に来て「釜揚げうどん」という選択はありえません。当然の如く「味噌煮込みうどん(1100円)」を注文。ただ周囲を見渡すと釜揚げうどんを食べている客がほとんど。他に味噌煮込みうどんを食っていそうなのはレプリカ着用の赤サポ1名だけだったかも・・・

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 うどんはやや固めながらもごくごく普通。山本屋みたいな生煮えと勘違いするほど歯ごたえの強い麺を期待するとかなりがっかりさせられます。また底で焦げついてしまった麺もあり、このあたりが八丁味噌の本場でありながら「味噌煮込みうどん」は品揃えの一つでしかなく、特段力を入れているわけではないことを実感させられます。

 しかし濃厚かつ深みのある汁には大満足。韓国料理の「コチュジャン」同様、何を食っても同じような味になってしまうほど強烈な八丁味噌ですが、煮込みだと店によってコク、味の深みに差が出ます。

 具は肉厚の椎茸、半熟状の玉子、鶏肉、長ネギ、かまぼこ、油揚げ等々値段の割りに具だくさん。

 特筆すべきなのは量が多いこと。「味噌煮込みうどん」は別途ライスをつけるか、1.5人前にしないと満足できないのが通例ですが、ここのはデフォルトで1.5人分くらいあったような・・・

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 岡崎の観光名所(?)「八丁蔵通り」は非常に狭い上に、ちょうど通りの中央にある蔵が修復中で景観を損ねていることもあってがっかりの極み。

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 ついでに八丁味噌の工場「カクキュー」を見学。今や八丁味噌を作っているのはここと隣の「まるや八丁味噌」の2社しかないとのこと。先ほどの「八丁蔵通り」はちょうどカクキューの工場の裏に当たります。

カクキュー本社は何とも微妙なデザイン(「石屋製菓」の工場を思い出しました。)ですが登録有形文化財。昭和2年に建てられましたが今なお現役。

 工場は自由見学ではなく30分毎にガイドが案内する方式で、暑い中中庭でしばし待たされました。

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 1回あたり30~40人くらいが狭い資料館や味噌蔵をぞろぞろついて歩くので、ガイドから遠い位置にいたり、写真撮影でよそ見をしたりしていると何の説明をしているのかさっぱり判らないまま30分が過ぎてしまいます。

 NHKの朝ドラ「純情きらり」の舞台になって間がないのでその関係のパネルが多いのですが、それらは撮影禁止。「純情きらり」効果でその年は観光客が激増したとのこと。

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 ほのかに味噌の香りが漂う味噌蔵も公開(夏は発酵が進んで臭くてたまらんかも・・・)。巨大な桶は一度作ると300年保つとのこと。ただ竹の「たが」はそれを作れる職人がいなくなってしまったので、今は鉄のワイヤ製。但し鉄だと味噌桶内の塩で錆びてしまうので何年かに一度交換の必要があるそうです。

 ツアーの最後に八丁味噌並びに赤出し味噌の味噌汁、そして味噌田楽をちょっとだけ試食。ずらっと並んで小さな紙コップで味噌汁の配給を受け、少々侘しい感は否めませんが、赤出しと比べると八丁味噌だけの味噌汁は単調な味わいだったかな?

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 工場見学が終わるとお土産に赤だし味噌をもらえます。なんともお得な工場見学ですが、かろうじて桜の季節に差し掛かったこともあってか、お客さん多すぎですな。

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2009.04.20

【観戦記】サテ浦和 0-1 新潟@鴻巣

・セルのGKとの1対1をはじめ、前半何回かあった決定機を決められず。後半も優勢にゲームを進めながら1点が取れず。逆に全くといっていいほど何もできなかった新潟に試合終了間際に直接FKを決められて敗戦。アレックスが左SBに入った威力は絶大で、何度か新潟にカウンターのチャンスを与えてしまった新潟での一戦よりも試合内容は上だったと思いましたが、形が出来ても点が取れなければ意味がありません。悔やまれる試合でした。

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・プリンスリーグの試合と重なってユース組を動員できないためか、昨日出場機会のなかったベンチ組や、ちょっとしか試合に出てない堀之内・セルに加え、30分近く試合に出ていた高原もサテライトに出場。頭数が足りないのでやむなくなのか、結果が出ない高原への追試なのか、フィンケはベテランにも容赦ありません。

・で、その高原ですが、サテライトレベルでも大した仕事はできず。往々にして肝心なところでボールを失い、まさに文字通り「攻撃の終点」になっていました。しかし、高原が退いた後は全く前でボールが収まらなくなったのでその存在に意味がなかったわけではないのでしょうが、サテレベルで別格の働きができないと浦和のトップで試合に出るのはしんどいかと。

・高原よりセルのほうが動き自体は良いのですが、例によってファーストチョイスがドリブル。新潟DF陣にそれなりに脅威を与えていて、攻撃のオプションとしてベンチに置いて置くには申し分ありませんが、そのプレースタイル自体がフィンケの志向するところに合わないような・・・負傷離脱中の達也もややその傾向がありますが、セルと達也がフィンケサッカーへの適用に苦しんでいるように思います。

・怪我明けを考慮してフィンケはアレックスの起用に慎重ですが、この試合を見るとアレックスはいつでも出撃可能。林とのコンビでサイドを崩せるだけでなく、単独でも仕掛けられますし、相手のプレッシャーの掛かりにくい位置から高精度のクロスを入れることも可能。前半浦和が何度も決定機を得られたのはアレックスの存在ゆえといっても過言ではありません。アレックスのサポートが得られる林もまずまず。トップのベンチに入るだけのことはあります。

・サテ組では前半再三赤星が前線に顔を出して攻撃に絡むだけでなく、フィニッシュも2発ほど。新潟は4-3-3で中盤が薄いこともあってボールを高い位置で奪えないのでべた引きで守備。それゆえ赤星の攻撃能力が活きやすかったのでしょう。残念なことに後半アトムの悪質なファウルで負傷(アトムは一発レッド)し、いったんピッチに戻ったものの試合終了を待たずにピッチの外へ。浦和は交代選手を全部使い切った後だったので終盤は10対10に。

・トップ組が退いた後半も浦和優勢。しかし前でボールが収まらなくなって、SH/SBのポジションチェンジでサイド攻撃を仕掛け、クロスを入れるしか攻め手がなくなってしまいました。またDFラインを抜け出しかかっても体を寄せられて潰される場面もしばしば。フィジカルに難のある1,2年生の弱点がモロに出た感じ。潰される前にボールを離すべきなんでしょうが、鴻巣のピッチが荒れていてパスを回しづらいのが響いたのかもしれません。攻めてはいるものの非常に単調で、後半は新潟守備陣を脅かす場面はほとんどなかったと思います。

・CB陣は攻められる場面がそもそも少ないので評価しづらいのですが、近藤は2度ほど大きなフィードミスが。

【浦和】

---高原--セル---
林---------峻希
---赤星--濱田---
アレ-近藤-堀之内-西澤
-----加藤-----

HT:加藤→大谷
62分:高原→野田
62分:アレ→永田
62分:堀之内→橋本

【新潟】

-----川又-----
木暮-チョ--千葉-田中
-----マカス----
中野-大野--鈴木-酒井
-----東口-----

*交代選手は省略。たぶん4-3-3。

新潟のサテに背番号一桁の選手がずらっと並んでいるので不思議に思ったのですが、本来の背番号とは全然違うものを着ているんですな。おまけに背中のスポンサーを白いテープを貼り付けて隠しているし・・・

P.S.

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単なるファンサービスと化しているトップ組のクールダウン。まだ試合中なのに「アレックスぅー」「ホリー!」と叫ぶ人多数ってどうよ?

この日の鴻巣には3387人(無料の子供がカウントされていないのであれば実際は4000人近くいたのかも)ものファン・サポーターが詰め掛け、バック&サイドの芝生席では入りきれずにメイン側の芝生席も開放。

鴻巣のメイン側芝生席を開放したことって、メインのスタンドで観戦できた遠い昔まで遡らないと記憶にないんですが、そもそも芝生席で金取るなっちゅー問題・・・

トップの試合の観客数が昨年比明らかに減少しているのにサテライトは活況というのは不思議な気がしますが、不況の影響でトップのチケ代、特にいつも売れ残るMUが割高と思われているのかもしれません・・・

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2009.04.19

【観戦記】09年第6節:浦和 1-0 京都

 京都は攻守とも全くいいところなし。浦和は早々とエジが先制した後も後半15分くらいまで一方的に攻め続けて何度か決定機を掴み、京都は後半20分くらいに立て続けにチャンスがあっただけでそれ以外は終始沈黙していましたから、もうちょっと点差がついて文字通り浦和快勝となってしかるべき試合でしたが、またしても浦和は2点目が取れず。

 攻撃の形は出来ているし、フィニッシュにも至っているので監督としてはこれ以上手が打ちようが無いのかもしれませんが、微妙に受け手と出し手の呼吸がずれてブレイクしそうでブレイクしない、勝ってはいるがまだまだ完成形にはほど遠い。そういうことなんでしょう。練習あるのみ。

 また後半半ば以降のぐだぐだ模様には悪い意味での懐かしさを覚えますが、「動けなくなっても粘り強く凌ぐ」「終盤になったら無理に追加点を狙わずになりふり構わず勝ち点3を取りに行く」というのはフィンケ以前の浦和の遺産。未完成のコンビネーションサッカーとリアリズムとの奇妙な融合が1-0の連続となって表れているのかもしれません。

20090418no013

---原口--エジ---
直輝-------ポンテ
---啓太--阿部---
細貝-闘莉王-坪井-暢久
-----都築-----

58分:原口→高原
86分:阿部→堀之内
89分:ポンテ→セル

20090418no021

-----パウリ----
安藤---デエゴ--渡邉
---佐藤--シジ---
染谷-李---水本-角田
-----水谷-----

HT:パウリーニョ→豊田
HT:安藤→林
62分:シジクレイ→加藤

 浦和は達也が負傷欠場して原口がスタメン。前節から左SBをアレに代えて細貝。京都は事前予想通り。

 京都は守備が堅いとの前評判でしたが、この試合を見た限りでは限りなくザル。前半京都の中盤のプレスはいたって緩慢(CHに入ったシジクレイは地上戦を仕掛けられると大して役に立ちません・・・残念、そんなシジクレイ)で、浦和にパスを回され放題。京都はそれなりにコンパクトな陣形、それなりに後方に人数をかけてはいるのですが、如何せん肝心の玉際でさっぱり寄せてきません。しかもポンテにプレスが掛かっていないのに京都がDFラインを上げたのは自殺行為で、ポンテの縦パスからエジが李を振り切って早々と先制。その直後にもなぜかエジがファウルを取られてノーゴールになりましたが、縦パス一本で京都DFライン裏を狙う展開が前半何回か見受けられました。

 これで京都はびびったのかDFラインを上げられなくなり、ベタ引きで守るしかなくなりました。当然ながらますます浦和のパス回しに翻弄される結果に。基本的にエジが右サイド高い位置、ポンテは中央やや後方にポジションを取っていましたが、直輝と原口が動き回り、京都は浦和の4人を全く掴まえられていない印象。従前のように「浦和の攻撃はポンテを抑えておけばOK!」というものではなくなっているので、守りのポイントを絞りきれずにいる様子。

 浦和は敵陣にスペースがないなりに、阿部がミドルシュートを放ったり、両サイドから揺さぶってみたり。暢久はやや攻撃を自重気味でしたが、細貝が盛んに攻撃参加。ただ残念ながら細貝のSBとしての攻撃能力には依然疑問符がつき、攻撃参加がさして効果的でないどころか単に京都にカウンターのチャンスを与えていただけのような・・・ アレックスが怪我明けなので無理使いできず、当面細貝との併用になりそうですが、その間左SBは浦和の「工事現場」のままなのかも。

 むしろ暢久のほうが攻撃参加の回数が少ないなりにちゃんとチャンスに繋がっている印象。また暢久が攻撃に絡む回数が少ない代わりといっては何ですが、この試合では前半阿部が再三最前線に顔を出していました。集中を欠いたようなプレーも見受けられて阿部自身の出来はイマイチでしたが、流動的に動く前の4人に阿部や両SBがバランスを取りながらも攻撃に絡んでくればより一層浦和の得点チャンスが増えるものと思われます。

 浦和の守備は前半完璧に機能。そもそもボールを取られないので守備機会自体少ないのですが、前線でボールを失ってもすかさず攻守を切り替えて複数人で京都のボールホルダーにプレッシング。京都はなすすべなくボールを取られるか、さもなければ慌ててパウリーニョにボールを出すくらいしか手が無く、しかもパウリーニョに出るボールは坪井や闘莉王に読まれまくりで、両CBがパウリーニョに渡る前に楽々カット。京都の最も怖い攻撃パターン=ディエゴ→パウリーニョは一度も機能することがなく、パウリーニョは哀れにも前半だけで豊田に代えられてしまいました。

 後半もなお浦和が優勢。ポンテの浮き玉を受けて原口がエリア内に突入し、胸トラップ&シュートは9分9厘決まったと思いましたが、シュートをGKにぶつけてしまいました。その後も原口は一発際どいシュートを放ったもののわずかに枠を外れ、その直後になぜかフィンケは原口に代えて高原を投入。絶好機を外したものの原口の出来は悪くないどころが上々だったのでこの交代は実に不可思議。後の連戦を考慮したものとしか言いようがありませんが、この交代を機に浦和は急速にぐだぐだモード入り。全体の運動量も落ちてしまったので高原だけを責めるのは酷かもしれませんが、前でボールをキープするでもなく、京都DFラインの裏に抜けるでもなく、簡単に周囲に叩いて潤滑油となるわけでもない高原・・・エジのように高原にも覚醒の時が来るのでしょうか?

 後半20分あたりに細貝のミスを機に左サイドを破られて佐藤勇にバー直撃弾を浴びたのを皮切りに3度京都にチャンスを与えましたが、そこを何とか凌ぐとゲームは低レベルでの均衡状態に。後半頭から投入されたトヨクバこと豊田は全く何の役にも立たず。京都のクロスの質もあれですが、多少良いボールが入っても豊田が闘莉王に勝てる見込みが全くない以上、得点の可能性は限りなく低かったかと。京都の収穫は3人目の交代で右SHに入った加藤だけかなぁ・・・ 

 浦和は浦和でボールを満足に繋げなくなり、単に前線に蹴りだす場面が目立つ状態に。後半40分を過ぎると時間稼ぎモード入り。京都の中盤はもはやスカスカなのでカウンターを狙いたそうな選手もいたような気がしましたが、エジはお疲れなのかその目指す方向はゴールではなく左コーナー(笑) 5分もあったロスタイムを潰しに潰してなりふり構わず逃げ切り。最後まで攻撃の手を緩めないバルサへの道は遥か彼方。そんなものをフィンケが目指しているかどうか、定かではありませんが。

 2点目を取ってさえいれば後半半ば以降のぐだぐだ模様も安心して眺められますし、3点目が取れれば西澤や林の投入機会もできてなおさら結構なんですが、時折パッパッと点くだけの「直りかけの電球」みたいな浦和に今しばらくお付き合いするしかないのかもしれません。

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2009.04.18

【移転】のあ@神保町

 神保町駅から徒歩1分。神保町交差点から靖国通りを東へ。店はビルの3Fにあり、エレベーター入口に白い看板が出ているだけなので慣れないと非常に判りにくい。

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 しかもエレベーターで3Fに上ると、鏡張りのドアの前に券売機があるだけ。ここがラーメン屋であるという確信がないと、怖くてドアを開けられないかもしれません。

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 エレベーター前にベタベタと張り紙があり、あれこれ新メニューを提供しているようでしたが、まずは「背脂醤油らーめん(800円)」を注文。あぶらそばやつけ麺もありました。

 店内は10数席はあろうかと思われる長大カウンターと、ラーメン屋にしては不自然なほどでかいテーブルが一つ。全部で20数席はありましょうか。

 厨房にはオヤジがひとりと年若の男女が2人。オヤジと女性は面持ちから見て親子のような気がしました。

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 やたら広口で底の浅い丼。

 背脂が豚骨醤油スープと交じり合って乳化を通り越してゲル化しています。「天下一品」の「こってり」と似たような感じ。背脂の甘味があることはあるのですが、さすがにここまで脂だらけだとげんなり。

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 麺はやや太めでもちもちした食感。量が多目なうえに脂が執拗に絡みついてくるので、食べきるのにも一苦労。

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 ダメ押しは煮豚。背脂まみれの麺をこなすだけでも精一杯なのに、巨大な煮豚が2つも丼の中に転がっています。これには参りました。柔らかくて美味いことは美味いのですが、脂の海の中で煮豚を食べるのは辛い。

 せめてメンマが箸休めになってくれれば助かるのですが、そのメンマに限って安っぽくて臭みがあって不味いのだ・・・

 場所柄学生に人気があるのは頷けます。でもこういうのはもう卒業ですな。

 先客9。後からも5、6人やってきましたが、客が全員太っているとは言わないまでも痩せている人は1人もいなかったような・・・

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2009.04.17

【展望】09年第6節京都戦

・昨年は1勝3分けと苦戦を強いられた京都。その1勝も田原の退場で転がり込んで来たようなもの。京都が3トップ気味にシフトした時のゲルトの無策ぶりが強く印象に残っています。

・京都は今年も大型補強を敢行。東京Vからディエゴを獲得した他、山形から豊田、水原@韓国から李正秀と即戦力を3人獲得。

・代わりにフェルナンジーニョ、田原、徳重、石井といったところを放出。

・既に東京Vで能力が確認済みのディエゴが期待通りの働きとしているのは当然として、今年の補強でマト@大宮と並んで大当たりCBと目されるのが李正秀。水本とのコンビで一気に京都の最終ラインは強固になりました。逆に李のいないナビスコ杯では計5失点で既に2敗を喫しています。

・その反面、通称「トヨクバ」は活用法を見出せずにいる様子。諸般の事情で田原がいなくなったのは浦和にとって幸い。

・左SBの染谷は流経大卒の新人。もともとCBの選手らしいのですが、右の角田や増嶋など加藤監督はなぜか4バックを4人ともCBタイプの選手で固めたがります。

・京都、というか加藤監督の難儀なのは相手によって、あるいは局面によってフォーメーションをコロコロ変えて来るところ。鹿島戦では4-1-3-2、新潟戦では4-2-3-1を採用。

・鹿島戦は敗れたとはいえ80分まで鹿島を0点に封じ込め、続く新潟戦は完封勝利。堅守&カウンターが持ち味ですが、ベタ引きというわけではなくDFラインと中盤でブロックを作って、フツーにゾーンでプレッシングして守ってくる模様。

・もっとも柳沢が負傷離脱中なので、前目でボールが収まりそうなのがディエゴしかいません。従ってディエゴを抑えてしまえば両SHやパウリーニョにボールが出ず、そうなれば京都もカウンターを仕掛けようがないのではないかと思うのですが、果たしてどうでしょうか? 浦和のセットプレー崩れからカウンターを喰らうのが最も恐れるべき事態のような・・・

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<第5節:京都 1-0 新潟>

-----パウリ----
渡邉---デエゴ---林
---安藤--シジ---
染谷-李---水本-角田
-----水谷-----

81分:パウリーニョ→豊田
84分:林→中村

*佐藤が出場停止
*パウリーニョは負傷明け

<第4節:鹿島 2-1 京都>

--デエゴ--豊田---
渡邉---佐藤----林
-----安藤-----
染谷-李---水本-角田
-----水谷-----

59分:林→増嶋
68分:渡邉→加藤
81分:ディエゴ→金成男

*佐藤勇がイエロー2枚で80分に退場。

(参考)08年第26節:浦和 2-2 京都

-----田原-----
--柳沢----フェル-
中谷----------
---シジ--佐藤---
渡邊-水本-大久保-増嶋
-----水谷-----

26分:フェルナンジーニョ→安藤
HT:増嶋→角田

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2009.04.16

ごらんアウェー:豊田2009(上)

川口 6:10 (613A モハE232-1202) 6:38 東京
東京 6:56 (こだま633号 325-545) 9:11 豊橋

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朝から腹が減ったので東京駅で駅弁を購入。JR東海パッセンジャーズ「鶏づくし(950円」。

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 蓋を開けたら、どこからどう見てもご飯のおかずというよりは酒のつまみに相応しい品々が並んでいました。朝からなんですが、「こだまならビールにでも飲んでごゆるりと行け!」という神の声なんだと信じて慌ててビールを買いに行く始末。

 「鶏づくし」の名の通り、鶏つくね煮・鶏もも肉煮・鶏もも塩だれ焼・蒸し鶏梅チリソース和えとおつまみが並び、ご飯物として鶏めしをセット。鶏めしはかなり薄味で、これ単体としては物足りないと思いますが、つまみ群の味を引き立てるにはかえって味控えめのほうがいいのでしょう。

鶏軍団の他には大根の煮物やがんもどきといったつまみ系、さらに玉子焼・かまぼこなど。いやはや、朝からビールがおいしゅうございました。

 JR東海Pは「貝づくし」という駅弁も出していたかと記憶していますが、一連のシリーズ物なんでしょうか?

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豊橋 9:23 (名鉄 3606) 9:48 東岡崎

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豊橋で名鉄へ乗り換えて東岡崎で下車し、岡崎城へ。岡崎城周辺は公園として整備されており、見ごろは過ぎたものの「桜まつり」の最中でした。木々の向こうに天守がちょこっと顔を出しています。今週で桜は終わり。今年は都内で花見らしい花見をしていないので、良い時期の「ごらんアウェー」になりました。

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岡崎城は乙川(菅生川)と矢作川の合流点にある丘陵を利用して建てられています。水運に恵まれ、「5万石でも、岡崎さまは、お城下まで船が着く」 と謳われたとのこと。

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大手門。本来の位置とは全く違うところに建てられていて、事実上観光用の大道具に過ぎませんが、しだれ桜は見事なものです。

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岡崎は徳川家康の出生地として有名。もっともとうの家康は桶狭間の戦い後に岡崎城を取り戻してからわずか10年で浜松に居を移しています。

しかし、徳川政権下では岡崎城は家康出生地として重要視され、代々譜代大名が城主になりましたが、岡崎城が近世城郭として姿を整えたのは豊臣家臣の田中吉政の時。もっともその田中も関が原では徳川方についています。

今の姿からは想像できませんが、最近の発掘結果によれば往時は東海地方屈指の巨大城郭だったのが確認できた模様。譜代大名ゆえしょっちゅう幕閣に参画させられて何かと物入りにも関わらず、たかだか5万石の岡崎藩では城の維持・管理が大変だったようです。

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こちらは三方原で武田軍に敗れた後に描かせたといわれる肖像画をもとに造られた家康像ですが、寄贈者はなんと徳川宗家18代当主。

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岡崎公園内には徳川四天王の1人として有名な本多平八郎の像も。しかし平八郎自身が岡崎城主になったわけではありません。はるか後年になって平八郎直系の子孫が岡崎藩主になったので、全く無関係というわけでもないのですが・・・

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1959年に古写真等に基づいて鉄筋コンクリート造りで復興(最上階に往時にはなかった高欄が付加されていたりするので「復元」と呼ぶかどうかは微妙・・・)された岡崎城天守。手前の2本の松が邪魔・・・ 天守を綺麗に撮るには近隣の高層ビルから松を外して望遠で狙うしかなさそう。

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残念ながら岡崎城は公園としては立派に整備されていますが、城郭自体を観光の対象としようとする意識はあまり見受けられません。深い空掘だとか、虎口の石垣だとか、それなりに遺構はあるにはあるんですが、それらの案内はなく、誠に残念です。

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2009.04.15

フィンケぶち切れ5秒前

「自分が持っている情報ですと、今回は本来であれば代表のキャンプを行ないたかった、ところが海外組がキャンプに参加することができない、しかもACLもあって、ACLに参加するチームの代表選手もこのキャンプに参加することができない、なのでこのような状態だからこそ、若手だけを集めたキャンプをやろうという形で、協会の方から企画されたものだと思っています。もしかすると前もってすべての宿泊先や練習場が手配されていたのかもしれませんし、私としては今回のキャンプは本当の意味での代表のキャンプとは思っていません。」

「今回、一つ、気付いた点があります。それは私たちクラブの方に正式に連絡を受ける数日前にいくつかの新聞の方で、このような代表のキャンプが行なわれて、このような選手が招集されるということが発表されていたことです。もし私がもう少し、日本語を話せるようになれば、今後、最新情報を得るために新聞社に連絡をしたいと思います」

|-`).。oO フィンケの忍耐力が都築にも欲しい・・・

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4月20日(月)~22日(水)のU-20日本代表候補トレーニングキャンプメンバーに浦和から山田直輝と原口元気の2名が選出。

U-20の国際試合が近々あるわけではなく、A代表のバックアップ探しなら年齢制限を設ける必然性もありませんし、目的がさっぱり判らない代表合宿。

こんな茶番劇にレギュラークラスを引き抜かれたのは浦和に限ったことではありませんが、スポニチによると"3月31日の強化担当者会議で合宿開催を知らされて以降、メンバー発表直前まで協会側からの連絡は一切なかった"と信藤TDはおかんむりの様子。

協会側のやる気のなさが垣間見られる対応で、これじゃ「A代表の合宿はキャンセルになったけどキャンプ地を予約しちゃったので、テキトーに理由をこじつけてU-20合宿を張っただけじゃね?」とフィンケに言外に皮肉られるのも無理はありません。おまけに代表合宿の件が、選手を引き抜かれるクラブよりも先にマスコミに伝わってしまうってフィンケが最も嫌がりそうなことですし・・・

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ごらんアウェー:新潟2009(下)

ごらんアウェー:新潟2009(上)から続く)

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 現在NHK大河ドラマで放映中の「天地人」。新潟県が舞台でJR東は「天地人」絡みの観光に力を入れていますが、新潟市自体にはあんまり関係ないような・・・新潟が港町として発展したのは江戸時代以降の話だし。

でも上杉藩はその後会津→米沢とJR東日本管内をうろうろするので、JR東的にはおいしゅーてたまらんでしょうなぁ・・・

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 新潟駅南口は来る度に変わります。いつのまにか巨大なバスターミナルが出現。ビッグスワン行きのシャトルバス乗り場もここに変わるのかな?左側にちょこっと見えている白い建物は巨大なビックカメラ。

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新潟 13:00 (1540M クモハE127-8) 13:05 白山

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 新潟市陸上競技場へは新潟からバスで行くのが定番ですが、18きっぷを徹底的に利用すべく越後線に一駅乗って白山駅からアクセスしてみました。

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 一度見ておきたかったのが越後線からの陸上競技場。スタジアムから越後線の電車がウロウロしているのが良く判るので、その逆を確かめておきたかったのです。

 スタジアム案内には「白山駅から徒歩12分」とありますが、それより若干短い感じ。試合が終わってすぐにスタジアムを出たら16:02の電車に乗れました。

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 白山駅からスタジアムへ行く途中、NHK新潟の横を通ります。でも「たわらん」って何だろう?っちゅーか、何のヒネリもないゆるキャラやなぁ・・・ 着ぐるみにもできなさそうだし・・・

白山 16:02 (153M サハ115-1006) 16:06 新潟
新潟 17:15 (Maxとき340号 E146-2) 18:54 大宮

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帰りは「鮭はらこ弁当(980円)を賞味。新潟の定番といっても差し支えない新潟三新軒の逸品。いくら、鮭そぼろ、味付け椎茸、そして錦糸卵が綺麗に器の中で4色をなしています。

前回買った時はビッグスワンが雪で、駅弁が固まってしまって美味くもなんともなかったのを思い出しました。

(このシリーズ・了)

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2009.04.14

どこかで聞いたような檄

ピクシー、今季初の反省会 3試合勝ち星なしにピリピリ(中日スポーツ)

「われわれのスタイルは、ハードワークが基盤にあって初めて成り立つ。もっと走れ。もっと激しくプレーできるはずだ

|-`).。oO 次は焼肉パーティーか、あるいはソフトボールか・・・

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ごらんアウェー:新潟2009(上)

サテライトの試合で新潟へ行った時の記録です。行きは「18きっぷ」の余りを活用。でも試合の翌日に高崎線の始発に乗らないといけないのはちと面倒でした。

川口 5:12(400C モハE232-1236) 5:29 さいたま新都心
さいたま新都心 5:36 (821M モハE231-1571) 6:55 高崎
高崎 7:10 (723M クハ115-1099) 8:13 水上

 高崎の駅弁といえば「だるま弁当」に「とりめし」、そして朝限定の「朝がゆ」といったあたりが定番でしょうが、高崎駅構内で「チャーシュー弁当(800円)」という見覚えのない駅弁を見かけたので買ってみました。もちろん高崎弁当(通称「たかべん」)製。

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 群馬県は豚肉の一大産地で、「榛名ポーク100%使用」を売り物にしています。箱にも大きな豚の絵が。

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 チャーシューが箱一杯に敷き詰められていますが、ビジュアル的にはかなり難があります。

 結論からいえば、出来はイマイチ。

 まだご飯の温もりが残っていて、調製してからそれほど時間が経っていないと思われるにも関わらず、ご飯がモチ状になって固まっていました。単にご飯の詰め込みすぎなのかもしれませんが、これが大きなマイナスポイント。

 チャーシューは伝統的な中華そばないし支那そばにでも入っていそうな、薄くて柔らかくて脂分のほとんどない、あっさりした味わいのもので、単体としては評価できますが、淡白すぎてモチと化したご飯のおかずとしては力不足。ちょこっと添えられている焼豚しぐれ煮のほうがおかずとして適任でした。他に舞茸のわさび和えと漬物、甘酢生姜が少々。

 チャーシュー自体は美味いので、ご飯のほうをなんとかしたいもの。薄味をつけるのが一番かなぁ・・・

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水上 8:21 (1731M クモハ114-1518) 10:14 長岡

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長岡 10:38 (1331M クハ115-1501) 11:53 新潟

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 昼飯は新潟駅前の「富すし」へ。

 正午過ぎに入店した時はガラガラで不況が寿司屋を直撃しているのかと思いましたが、その後続々客がやってきました。日曜でもランチメニューをやっていたので、「すし三昧」を注文。定価1200円のところ、クーポン券利用で200円引き。寿司屋では珍しいことにカウンターに若い女性の職人がいました。

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 どどーんと握り寿司が出てきました。あんまり高い寿司ネタがないのは一目瞭然ですが、これだけ食って1000円なら大満足。久しぶりに「回っていない寿司」を食ったという充実感にも浸れます。

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 たまにはラーメン以外の外食も良いものですね。っちゅーか、やっぱラーメンに1000円以上出すのは間違っていると確信させられたような・・・

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2009.04.13

麺屋 宗@西早稲田

 馬場口交差点から明治通りを南へすぐ。平日夜に往訪。

 「塩」が売りものの店で、「うま塩魚玉そば(850円)」を注文。さらに30円追加して「手もみボコボコ麺」にしてもらいました。日替わりでつけ麺も用意している模様。

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 カウンター内外装とも垢抜けており、ラーメン屋というよりはハイレベルの日本酒や焼酎を楽しめるショットバーといった趣。椅子がラーメン屋にしては類をみないほど低いのが特徴。椅子が高くて座りにくいよりははるかにマシですが。店内はカウンターのみ10席ほど。

 厨房内には黒尽くめの若者が二人。厨房との間の仕切りが高くて工程は観察できず。

 立ち上がって広口・浅めの丼を受け取るとこれが実に熱い。店員に「熱いので注意してください」と言われましたが、本当に熱い。椅子が低いのでカウンターもそれに合わせて低めで、熱々の丼をテーブルに置くのも難儀。

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 鶏ベースのあっさりスープ。ほんのり海老風味を感じました。しょっぱくないのが実に嬉しい。

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 麺は中太平打ち縮れ麺で、薄めかつ柔らかめ。スープが絡まりまくってビロビロとした食感。何が「ボコボコ」なのかはよく判らず。 麺の量は多くはありませんが、それ以上にスープが少なめ。

 やや厚め・堅めで適度に脂の乗った炙りチャーシューは洋食屋で出てきても何らおかしくないほどの美味さ。でもそれゆえに総じて淡白なこのラーメンの中で浮いているような感じも。

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 別皿で出てきた「魚玉」は半熟玉子の上にちょっぴり魚介風味のタレをかけてあるのでしょうか?

 他に白髪ネギ、糸唐辛子、穂先メンマ。

 豚骨魚介、味噌とも濃厚がウリの店だらけで食傷気味な中、心休まる出来でした。雑誌でも高評価を受けているようですが、先客、後客ともゼロなのはこれいかに。

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【観戦記】09年第5節:名古屋 0-1 浦和

 昨年再三苦杯を舐めさせられた名古屋。厳しい試合になると予想されましたが、名古屋はやはりACLのダメージが抜けないのか概して動きが悪く、浦和が後半半ばまで中盤をほぼ制圧。得点は原口の1点に留まりましたが、それ以外にも決定的なチャンスは何度かあり、相手のGKが楢崎でなければもう1、2点入っていてもおかしくない展開。守っては後半半ば以降の名古屋の反撃をほぼ完全に防ぎ、1-0という点差以上の完勝だったと思います。

 中盤で名古屋を制圧。相手の出来に疑問符がつくとはいえ、緒戦鹿島以来の手強い相手と目された名古屋に浦和が自分の持ち味を存分に出し、かつ相手の持ち味を出させなかったのは選手達にとって大きな自信になったことでしょう。

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 試合を見る上で予習していたことが随分参考になりました。前半名古屋のFWやSHは積極的に前からチェースしてきますが、CHはそれほどプレスをかけてこないので、浦和はDFが慌てさえしなければ比較的簡単に名古屋のチェーシングをいなして(といっても何度か怪しげな場面はありましたが)、ショートパスを繋ぎながらボールを前に運べます。

 前目でボールが取れない名古屋はDFラインをズルズル下げて守備。当然名古屋DFライン裏にはスペースなんてほとんどありませんから攻略は難儀なんですが、名古屋はバイタルエリアの守備が甘い(っちゅーか両CHは何をやっているんだという気も・・・)ので浦和はDFラインの前からシュート。残念ながらこのパターンでの得点はありませんでしたが、ベタ引きになった相手の攻略は大分戦と比べても一段と進歩しているように思いました。

 優勢ながらもなかなか先取点が取れなかった前半、セットプレーからの流れで最前線にいた闘莉王の落としが効いて、エジが繋いで前半途中投入の原口が先制。原口のシュートコースがぽっかり空いていて狙い済ましたかのような綺麗なゴールでした。

 後半に入ってもなお浦和優勢。パス交換でエリア内に突入したポンテのシュートは9分9厘決まると思いましたが、楢崎に当たってしまいゴールならず。後半も半ば過ぎになると浦和の運動量が落ちてボールを繋げなくなり、チャンスはカウンターのみになってしまいましたが、達也のアクシデントで一人余分に選手交代を強いられ、前目の選手を入れ替えて再活性化を図るのが難しい以上やむを得ないでしょう。カウンターからエジが独走した絶好機は決めたかったけどね。でもエジは守備面での貢献が非常に大きいので点が取れなくても非難には値しません。

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 攻撃面もさることながら、この日良かったと思ったのは浦和の守備。昨年名古屋にボコボコにやられたわけですが、終わってみればピンチらしいピンチは1,2回くらい。名古屋ご自慢のサイド攻撃は完全に不発。いやぁ、監督が代わって半年足らず。変われば変わるものです。

 名古屋のSBが攻撃体勢に入ると浦和はFWがすかさずチェース。どう見ても守備が上手そうには見えない原口も深い位置まで懸命に追います。ここで防げずにSBの前方進出を許しても、名古屋のSB・SHには浦和のSB・CHが対峙して少なくとも同数を確保(サイドでアホほど数的優位を作られた昨年とは隔世の感・・・)。名古屋がサイドでまごまごしていると浦和のSHがやってきて往々にして3人がかりでボール奪取。前半はそういう場面が多かったように思います。

 劣勢の名古屋。ピクシーは何を思ったのか、後半頭から玉田に代えて杉本を投入。スピードしかない杉本をそんなに早い時間帯に入れて何がしたかったのか不明(あとで聞くところによれば玉田は練習中に負傷していたとのこと。)ですが、強いて合理的な理由をあげるとすればコンビネーションでサイドを崩すのが難しかったので、個人能力で突破を図ったのかも。実際後半は杉本やマギヌンが単騎突破を図る場面が目立ちだし、一度左サイドからダヴィにクロスが通ってあわやという場面を作られ、さらに1対1の守備に難があるアレックスがイエローを頂戴するに至りました。

 従ってピクシーの狙いは全くの的外れではなかったのでしょうが、そこでフィンケはすかさずアレックスを下げて細貝を左SBに投入。細貝はSBとしての攻撃能力は課題山積ですが、守備に専念させれば何の問題もありません。この絶妙なパッチワークにより名古屋の右サイド攻撃は事実上終了。っちゅーか、ロングボールでサイドの選手を単騎むりやり走らせるってなんだか昨年までの浦和臭漂う攻撃。っちゅーか、名古屋の美学ってこの日はどこにも見出せなかったような・・・

 サイド攻撃が完全に行き詰まった名古屋に残された道はダヴィ頼みの○サッカー。サイドを崩しかけてもクロスは全部弾き返され、巻を投入して早々とパワープレーを試みましたが、闘莉王を擁する浦和守備陣にパワープレーが通用するはずがありません。名古屋はロスタイムのダヴィのシュートが惜しかった(といっても枠を大きく外れていますが)くらいでいいところなく敗戦。サブに劣勢の局面を打開できる選手が名古屋には一人もいないことが露呈した感のある試合でもありました。

 浦和の課題は今季イエローカードが非常に多いことでしょう。終始前掛りなのでカウンターを喰らいやすく、抜け出されかかった相手をイエロー覚悟で止めざるを得ない場面が多いからかと思いますが、この調子だとリーグ終盤は主力を欠きまくるかもしれません。もっともそこで今のベンチメンバー、あるいはサテライトのメンバーが奮起してくれれば何の問題もないのですが。

---達也--エジ---
直輝-------ポンテ
---啓太--阿部---
アレ-闘莉王-坪井-暢久
-----都築-----

22分:達也→原口
50分:アレ→細貝
83分:ポンテ→高原

 達也は練習時から調子が悪そうで開始早々相手がプレゼントしてくれたビッグチャンスを決められず、そうこうしているうちに負傷でもしたのか早々と交代。

 ポンテはなぜか増川に因縁をつけられ、双方エキサイトしてイエローをもらい、2枚目をもらうことを恐れたのか、フィンケがすかさず高原を投入。

まぁ負けているチームが審判に噛み付いたり、下手な芝居をかましたりしながらどんどん時間を浪費してくれるので助かりましたが。

---ダビ--玉田---
------------
小川-吉村--中村-マギ
------------
阿部-増川--バギ-田中
-----楢崎-----

HT:玉田→杉本
68分:阿部→巻
68分:吉村→山口

巻投入後は小川がSBに下がるのかと思いましたがその位置は非常に高く、事実上3-4-3だったのかも?

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2009.04.12

【観戦記】浦和L 3-0 新潟L

 党首は影も形もなし。

 09年開幕戦。事前情報に乏しくスタメンは全くの不明でしたが、試合前練習に出てきたメンバーを見てびっくり! 新加入の後藤・熊谷・西田、そしてジュニアユースレディース在籍の竹山がスタメン。CB百武は負傷しているのかMDP配りをしていたので西田はその代わりの出場と目されますが、SH後藤は木原を、CH熊谷は高橋、SB竹山は岩倉をベンチに押しのけてのスタメン出場。

 相手がやや力の劣る新潟なので、開幕戦とはいえ半ばテストを兼ねているのだろうと思ったのですが、蓋を開けてみるとこれまたびっくり。後藤と熊谷は基本技術が先輩達に比べて圧倒的に確か。しかも同じ常葉木学園卒とあって当然ながら連携も良く、この出来ならスタメンを確保するのも当然でしょう。

 特に2点目を決めた後藤のパフォーマンスは圧巻。左サイド高めにポジションを取り、庭田や後藤が中盤深い位置から繰り出すロングフィードを受けて単騎ドリブルで新潟守備陣に突っかけます。たぶん書棚には「C・ロナウドスーパーゴール集」のDVDが並び、日記には「今日は跨ぎが足りなかった」と書いているであろう、そんなプレースタイル。庭田がエリア内で落としたところを、左から斬りこんでボールを拾ってシュート!ボールを受けた時点でシュートに持ってゆくイメージが出来ていたであろう、素晴らしいゴールでした。

 後藤だけでもお腹一杯になる試合でしたが、試合内容も昨年から大きく改善していました。昨年は4-2-3-1に近い布陣で、右サイドを中心にSH&SBで数的優位を作ってクロスというパターンが非常に多かったと思います。しかしクロスの精度がいまいちだったり、中央が薄かったり、あるいはFWが力不足だったりして、力の劣る相手にボールを支配しているものの点が取れない試合が少なくありませんでした。

 で、得点を奪うことに拘りを見せる村松監督がそこをどう修正するかが見物でしたが、開幕戦を見た限りでは昨年よりポゼッション指向が強まっているように見受けられました。スキルの高い選手が加入したためでしょうか。前半はショートパスを多用して相手を崩そうとしたもののなかなか上手く行かず、ワイドな展開が増えた後半のほうが遥かに良かったかと思いますが、いずれにしても昨年と比べてSB、特に土橋の攻撃参加が激減した反面、両CHが再三エリア周辺に顔を出してくるのが目に付きました。

 もっともこの辺はオフサイドラインぎりぎりで飛び出す機会を伺っている新潟の2トップを2バック+片方のSBで見ている影響があったのかもしれませんが、SBではなくCHが活発に攻撃参加することで昨年よりサイドと中央の攻撃のバランスが良くなった(=中央がダメならサイドへ、サイドが詰まったら中央へ、さらに逆サイドへ)ような気がします。

 北本は得点よりも前線での繋ぎ役に専念している印象。その分安藤の得点力に期待がかかるわけですが、今日の安藤は直接FKで1点決めたものの、その前の絶好機を外した(左からのクロスをどフリーで受け、GKの位置までしっかり見ながらシュートはバーの上・・・)のがケチの付け始めだったのか、その後は何度もひとりで突っかけては潰されるの繰り返し。北本はカウンターのチャンスで好位置にいても安藤からパスをもらえず少々不憫。

 また全体的にボールを大事にする意識が強すぎるのか、エリア内にボールを運んで撃てそうな局面でもさらに繋いで、結局決定機を逸する場面もちらほら。女子はシュートレンジが狭いので撃てそうに見えても実際は難しいのかもしれませんが、後藤が厳しい角度からでも盛んにシュートを狙っていたのを見ると撃つ奴は撃つということで。

 試合は後藤の消耗と共にぐだぐだ模様になり、このまま2-0で試合終了かと思いましたが、柳田のクロスを土橋が決めて3点目。現場ではてっきりオウンゴールだと思ったのですが、土橋の弁によると給水しに行こうとしたらボールが来たとのこと。セットプレーの名手高橋が不在なので左CKは安藤、右は柳田が蹴り、FKも両者で担当していましたが、ショートコーナーを多用するなど、セットプレーには工夫を重ねている模様。

 新潟は昨年と違って中盤ではほとんどプレスを掛けてこず、引いて守って相手のFWにボールが入ったところで潰す策に出ていた感じ。それゆえ浦和は前半簡単に中盤でボールを回せるものの、シュートに持ち込めずに苦労しました。新潟の攻撃は縦ポンで快足FWを走らせるしか手がありませんが、CB西田はスピードがないのと矢野との連携がイマイチで時々ひやっとさせられました。また新潟の放つ破れかぶれのミドルシュートが何度か山郷ゾーンに飛んできましたが、結局危なかったのはCK崩れでカウンターを喰らい、CB間をぶち破られた1回だけかと。昨年より弱くなっているような・・・

---安藤--北本---
後藤--------柳田
---庭田--熊谷---
竹山-矢野--西田-土橋
-----山郷-----

72分:竹山→岩倉
83分:北本→窪田
89分:後藤→木原

P.S.

 この日の主審はなでしこリーグでは非常に珍しいことに多少の接触では笛を吹かずに流すタイプでした。新潟があんまりがつがつ当たりに来ないこともあって怪我を心配させられるようなこともなく、非常に好感の持てる試合裁きだったかと。

 でも副審がオフサイドの判定を焦ったのか、旗を持ち替える際にうっかり落としてしまったのには爆笑。

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2009.04.11

【閉店】麺屋じげん@高田馬場

 高田馬場駅から早稲田通りを西へ徒歩5分ほど。通りを挟んで「純連」「ぼたん」あり。平日夜に往訪。

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 アルミサッシの引き戸が貧相で、外観で損をしています。

「らーめん(700円)」を注文、他に50円増しの「濃厚らーめん」がある他、つけ麺も用意。店主に「大盛りにしますか?」と声がけられたのでつい「大盛り」と答えてしまいましたが、結果的に夜は普通で良かったかも(^^;

 カウンターはL字型カウンター8席。先客5、後客4とまずまず繁盛している中、厨房にはオヤジ一人しかおらず、注文をとり、麺を茹で、その合間にテーブルを拭き、チャーシューを炙りと実に忙しそう。でも接客は実に丁寧。

 麺を丼に盛る時半玉捨てたので不思議に思っていたら「麺の量を間違えたので、薄かったら言って下さい」との弁。おいおい・・・・

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 スープは鶏がら+魚介系で茶色く濁っています。表面を脂が覆っているためか少々テカテカしていますが、脂っぽさは全く感じず。魚粉が隅に盛られていますが、それを混ぜずにスープを飲むとやや甘味を感じました。魚粉を混ぜるとどうしてもその味がスープを支配してしまってありきたりというか、よくある味わいになってしまうので、ちびちび混ぜるくらいのほうがいいかも。魚粉を全部混ぜると食感にざらつきが生じると共にややしょっぱめになって、薄いどころか十二分に濃い目。

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 麺は三河屋製麺の中太平打ちストレート。もちもちでもごわごわでもなく、堅さ、歯応えとも良い意味で中庸。当初やや麺がスープから遊離している印象を受けましたが、食べ進むにつれて麺がスープに馴染んできました。

 具は炙ったバラ肉チャーシューと、小松菜、白髪ネギ、そして太めというか板状の分厚いメンマ。

 大盛りにしたのは自殺点でしたが、スープ、麺、具、全てに満足しました。

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2009.04.10

明日からなでしこ開幕

・トップチームのホームゲームや公式サイトでもぼちぼち宣伝しているので御承知の方も多いかと思いますが、明日(4/11)になでしこリーグが開幕します。

・今年はフロントが頑張ったようで、ほとんどの試合を駒場で開催。もちろん明日の開幕戦も駒場で開催されます。

・今オフにはDF田代が引退、MF党首・MF伊藤が新潟へ、DF笠井が大原へ移籍。

・代わりに高校女子サッカー強豪常盤木学園から3人(MF熊谷、FW後藤、DF桜本)、吉備国際大から1人(DF西田)獲得して人数的には昨年と同数。

・解散したTASAKIから即戦力補強が噂されましたが結局見送り。

・常盤木の3人は全て08年のU-20女子代表。また後藤・熊谷は北京五輪のバックアップメンバーでもあります。昨年は高卒新人の堂園が右SB/SHに抜擢されて活躍しましたが、今年も大胆な若手起用が見られるかもしれません。

・くしくも開幕戦の相手は党首が移籍した新潟。

個人的には党首が抜けた穴は全く埋まっていないんですが・・・(´・ω・`) ショボーン

・誰がスタメンに近いとか、誰が怪我しているとか、そういう情報はさっぱり判らんので、参考までに昨年のベストメンバーを掲げておきます。昨年後半は堂園が怪我で離脱し、代わりに庭田が復帰しました。但し堂園離脱の影響は大きく左SHが固定しないまま終戦。

(昨年前半)

-----北本-----
堂園---安藤---柳田
---森本--高橋---
岩倉-矢野--百武-土橋
-----山郷-----

(昨年後半)

-----北本-----
岩倉---安藤---柳田
---庭田--高橋---
森本-矢野--百武-土橋
-----山郷-----

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【展望】09年第5節名古屋戦

・名古屋には昨年1分け3敗。特にナビスコ杯で喫した2つの大敗は、この年の浦和の末路をはっきりと示したといっても過言ではないほど衝撃的なものでした。まぁ名古屋のサイド攻撃に対して何の工夫もなく3-4-1-2で臨めばそうなってしまうのもやむを得ません。4戦目にしてようやく対策を採ったかと思えば、それは3バックが退嬰化した5バックでした・・・orz

・昨オフの名古屋はやや派手目の補強。ヨンセンに代えて札幌からダヴィを獲得。さらに横浜Mから田中隼を獲得し、代わりに藤田・米山・三木といったベテランを放出。

・リーグ戦はほぼメンバー固定で、終盤に杉本や山口慶が出てくるという判で押したような選手交代。

・但し、ACLでは若干主力を休ませています。もっともその結果は芳しくなく、ホームで2戦連続の引き分け。直近のニューカッスル戦ではレギュラーの増川、玉田、吉村、阿部の4人を外して挑んだものの前半さっぱり。後半玉田を投入してFK一発でなんとか引き分けに追いついたものの、それ以外の見所はなかった模様。名古屋って層が薄いなりにコレクティブなサッカーをやるチームだと思っていたのですが、段々玉田頼みの○サッカーになっているような・・・

・今週のサカマガでは面白い名古屋分析が載っていて「これまでDFの守備はセーフティーにディレイ中心」→「ボールを奪う位置が低くなる」→「そこで今年はDFも状況に応じてアグレッシブにボールを取るに行く」とのこと。ところがDFラインの修正が未完成な上に、二人のCHの出来が悪くて川崎にカウンターを浴びまくった模様。

・浦和はFC東京、大分と中盤のプレスが緩い相手には快勝しましたが、ナビ横浜戦のように中盤で激しくプレスを掛けてくる相手をいなせるほどチームは成熟しておらず、大苦戦を強いられました。名古屋はFWやMFが激しくプレスを掛けてくるので厳しい試合が予想されます。ただ名古屋は早々とお疲れモードに突入した臭いのがありがたいかな?

・名古屋には昨年散々やられたましたが、大きなサイドチェンジを交えながらSHとSB、さらにサイドに流れてくる玉田で人数を掛けて相手の薄いサイドを攻めるのが信条。

・その代わりといってはなんですが、CHにはほとんど攻撃的な仕事は求められず、ひたすら両サイドへボールを繋ぎ、中央はもちろん、SBの上がった穴を埋めるという守備的な仕事に専念している感じ(フォーメーションは全然違うけど、オフト時代の内舘のようなものか)。従ってCHが簡単にボールを失うようだと名古屋は非常に辛い。直輝が中村や吉村にガンガン突っかけてミスを誘えれば面白い試合になるかも。

<ACL第3節:名古屋 1-1 ニューカッスル>

-----ダビ-----
マギ---花井---小川
---山口--中村---
竹内-吉田--バギ-田中
-----楢崎-----

HT:花井→玉田
76分:山口→杉本

・花井は名古屋ユース出身の2年目。

<Jリーグ第4節:川崎 3-1 名古屋>

---ダビ--玉田---
------------
マギ-吉村--中村-小川
------------
阿部-増川--吉田-田中
-----楢崎-----

63分:吉村→杉本
72分:阿部→巻
79分:中村→山口

*バヤリッツァは負傷で第2節から離脱。川崎戦はベンチに復帰。

-------------------------

<参考:08年:名古屋 1-1 浦和>

---巻---四千---
------------
玉田-吉村--中村-小川
------------
阿部-増川--バギ-竹内
-----楢崎-----

73分:ヨンセン→杉本
86分:玉田→米山

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2009.04.09

ごらんアウェー:広島2009(7・了)~しゃもじかきめし

(ごらんアウェー:広島2009(6)から続く)

宮島口 15:14(1640M クハ115-2018)15:41 広島

広島 16:06(のぞみ40号 786-13)20:13 東京

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「ひろしま駅弁」のエース「しゃもじかきめし(1050円)」。食材の性質上冬季限定販売なのが泣き所で、広島遠征のついでに「しゃもじかきめし」を賞味するのは結構難しいもの。しかし、今年は3月に広島戦が設定されたので久しぶりに「しゃもじかきめし」に対面できました。

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しゃもじ型の容器。凝ってはいますが、持ち帰ってきれいに洗っても使い道がなさそう・・・

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内容は錦糸卵や青海苔が載ったかきめしに、かきの煮物が4つとかきフライ、かき味噌和えがそれぞれ2つとかき尽くし。それにじゃこ煮や広島菜漬がちょこっと付いてきます。

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かきフライ用に濃厚ソースが付いてきますが、かきめしとのバランスを考えれば醤油のほうがよさげかも。駅弁の宿命としてかきに水気が少ないのには目をつぶらざるを得ませんが、大ぶりのかきが何個もついた駅弁が1000円程度に収まっているのは嬉しい話ではありませんか?

(このシリーズ終了)

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2009.04.08

スタジアムの風景:大分戦

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 ホーム開幕戦-FC東京戦では雨&強風のためしかと確認できなかったのですが、ホーム2戦目となる大分戦では「ワンタッチ専用レーン」の案内が大きくなったように思えました。

 浦和は「ワンタッチ」の利用者数がJリーグでは群を抜いて多いでしょうから、ここで大きなトラブルがなければどこでも大丈夫なんでしょうなぁ・・・

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 FC東京戦では空きが出来たように見えたメインアッパーの広告ですが、早速「三菱電機」が穴埋め。その下の「富士住建」は「積水ハウス」に代わるもの。メインの広告は浦和ではなく埼玉スタジアム側の収入だと記憶していますが、それでも広告板がちゃんと埋まるのはありがたいものです。

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ごらんアウェー:広島2009(6)~宮島(下)

(ごらんアウェー:広島2009(5)から続く)

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 厳島神社の西回廊を出た先に建つ「大願寺」。寺の案内によると「室町時代末期に厳島神社の修理造営権を握り、道本・尊海・円海と傑出した住職が出て、厳島神社諸建築の建造や復旧に当たった」とのこと。職人団を率いて遠く筑前箱崎八幡宮や豊前宇佐八幡宮の修理造営に当たったらしく、寺というより一大工務店のような・・・

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厳島神社宝物館背後の高台に多宝塔が建っていました。まだ満開にはほど遠いものの、桜もちらほら。

外国人観光客に大聖院への道を聞かれましたが、ワシのカタコト英語もちゃんと通じました。これならいつ浦和の練習に呼ばれても大丈夫です(苦笑)。

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多宝塔から山奥に入ると「大聖院」。宮島で最古の歴史を持つ寺院で、厳島神社の別当寺として祭祀を司り、社僧を統括してきた寺院です。空海が開基したとの伝承もありますが、残念ながら明治20年の火災で大部分の堂宇を焼失。現在ある堂宇はその後再建されたもの。

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 ロープウェーを2つ乗り継いで弥山(みせん)に登ってみました。ロープウェーの乗り場「紅葉谷駅」は厳島神社等から結構離れていて、そこまでダラダラと坂を登る羽目になるのでロープウェーに乗る前に挫折してしまうかも。

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ロープウェイの終点「獅子岩駅」を降りると待ち構えているのは猿軍団。鹿よりも遥かに攻撃を受ける可能性が高いので注意。手荷物は駅のロッカーに置いてゆくようとの勧めも。っちゅーか、駅で餌付けするなよぉ・・・

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獅子岩駅からいったん降って登る格好になりますが、徒歩20分ほどで弥山本堂に到着。 弥山本堂は空海が100日間の求聞持(ぐもんじ)修法を行ったところで、阿波の大龍嶽・土佐の室戸岬とともに、真言密教の日本三大道場となっています

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 さらに山を登ること5分ほど。山頂近くには巨岩がゴロゴロ。

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 中には偶然アーチ状になった「くぐり岩」も。

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 ようやく「弥山展望台」に到着。 目の前に江田島が浮かんでいます。

 ここでも外国人観光客に「写真を撮ってくれ」と頼まれましたが、ワシは国際的に物を頼みやすい顔でもしとるんかのぅ(^^?

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 30分近く歩いて山頂まで行かずとも「獅子岩駅」横の展望台からの眺望もまずまず。

 出かけてみて判ったことですが、ロープウェーの輸送力は大きいとは言いがたく、運悪く団体さんと重なってしまうと昇り降りに予想外の時間を取られる可能性が高そうです。

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2009.04.07

内舘秀樹引退試合

内舘秀樹引退試合-OB戦紅白戦出場メンバー裏バージョン

---桜井--大柴-
-山瀬------エジ-
---河合--石井---
鈴木-盛田-ザッペ-路木
-----西部-----

*エジ=エジムンド
*鈴木=鈴木慎吾

|-`).。oO ザッペッラではなくバウアーのほうが適任かなぁ・・・

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ごらんアウェー:広島2009(5)~宮島(上)

(ごらんアウェー:広島2009(4)から続く)

「あなごめし」を堪能した後は、当然ながら宮島へ。宮島には2、3回来たことがあるのですが、いずれも厳島神社に参詣しておしまいというお手軽コース。今回は半日時間を作って、やや本格的な宮島巡りを試みてみました。

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宮島へは広島電鉄系の「宮島松大汽船」とJR西日本の「宮島連絡船」の2本が覇を競っていますが、行きは宮島松大に乗船。でもよく考えたら行きはJRが「大鳥居に接近」のサービスを実施しているのでそっちにするべきでした(´・ω・`) ショボーン

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平日ですが寒くてデッキに出る人が少ないせいか、あるいは世界遺産効果なのか、2Fの客室は団体さんを含めて満席(写真は団体さんが乗船する前に撮ったもの)。

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鹿を見ると条件反射的に敵意が沸いてきますが、宮島の鹿は大切にしましょう。もっとも鹿に噛まれる事故も続発しているようですが。

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厳島神社への参道はお土産屋や食いもん屋だらけ。あなごめし、もみじ饅頭、お好み焼き、カキ焼、そしてしゃもじと実に賑やか。

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巨大な宮島しゃもじ。けやき製で長さ7.7m、重さ2.5トン。昭和55年5月から約3年間かけて宮島細工協同組合が作成したもの。

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厳島神社参詣は定番中の定番。満潮をやや過ぎたくらいの時間帯でしたが、島から出る頃には潮が引いて大鳥居の周囲に人々が群がっていました。世界遺産効果は絶大で、欧米系・アジア系を問わず外国人観光客が多いですな。もちろん赤サポも(笑)

たまたま結婚式も執り行われていて、新郎新婦を筆頭に神主や巫女さん共々外国人観光客の格好の被写体になっておりました。

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2009.04.06

【観戦記】サテ新潟 0-1 浦和

 今季初めてのサテライトリーグ。

 浦和は長らく個人能力頼みのサッカーをやってきましたから、サテライトの試合なんてフォーメーションがトップと同じだけで質的には全く違うサッカーをやっていたりして、しかも監督がスタメン固定指向だったりしてモチベーション的にもきついものがありました。

 しかし、フィンケ監督は積極的な若手起用を言明し、実際原口や直輝はリーグ戦のスタメンに名を連ねていますから、若手にとってサテライトの試合は絶好のアピールの場。特にベンチには入るがなかなかピッチに立てない西澤・セル・林といった辺りは気合が入ったことでしょう。

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新潟はまだ桜が咲いていないそうで、晴れてはいるものの風が強く、観戦には少々肌寒い天気でした。観客2000人ちょっと。

 試合そのものは前半は10分過ぎから浦和が中盤を制圧。右サイドから何回かチャンスを作り、その一つ-高い位置でボールを奪った西澤→原口→林と繋がって林が先制。

 後半は浦和の運動量が落ちて中盤の守備が効かなくなり、カウンターへの対応も遅れがちになって新潟に何度かチャンスを与えてしました。しかし、逆に浦和もカウンター気味に何度も決定機を掴み、決定機の数はで浦和が上回った印象があったものの追加点ならず。そのまま1-0で勝利。

 ベンチにはフィンケ監督の姿はなく、ナイチェル・福田・土田コーチが同行。

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---原口--セル---
林---------西澤
---赤星--濱田---
永田-近藤-堀之内-平川
-----加藤-----

HT:加藤→大谷
62分:近藤→橋本
62分:西澤→峻希
62分:林→野田
80分:原口→新井(Y)

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以下、雑感をとりとめなく。

・セルのキープ力は圧巻。新潟のDFを背にしてびくともせず、サイドで攻撃の基点になっていた他、時折エリア内でも良いポスト役になっていました。ただチームの歯車が狂いだした後半はやや自己中心的なプレーも目立つようになり、守備もさぼりがちに。サテライトに置くレベルの選手ではないのは明らかですが、ボールを持ちたがる選手をポンテの他にもう一人置くことをフィンケが嫌がるかも。

・原口は迷いモードに突入したかも。これまた新潟のサテレベルではそのドリブルは容易に止められず、こんなところにいる選手ではないのは明白なんですが。持ちすぎて結局何の役に立っていないような・・・ 安全なパスばかりでは持ち味が出ず、ドリブルで仕掛けようすると周囲から浮いてしまう。その辺のバランスの取り方に悩んでいるように見えました。林へのアシストは見事でしたが。

・横浜戦では全くの空回りだった西澤でしたが、今日はそのアグレッシブさが良い方に出ていたと思います。得点の基点は西澤の超前向きなプレーから。

・林は得点こそ奪いましたが、個人的にはそれほど目立たず。

・赤星は攻撃時に良いものを持っているのは判りましたがやはり運動量が課題で次第にフェードアウト。だんだん相方の濱田のほうが目立ってくる感じに。濱田はユース組同士の相性の良さというのもあるでしょうが。

・近藤はまずは試合感を戻す必要がありそう。

・永田は守備に不安があってまだまだこれから。

・平川はサテで埋没してしまいそうなレベルに・・ここでは別格じゃないと困るんですが・・・・サテライトのキャプテンといえば堀之内の独壇場だったのですが、それも平川へ禅譲。さもありなん。

・大谷からのフィードを受けた堀之内。新潟2選手に絡まれてボールを失い、あわやの大ピンチに! 久しぶりに足元不如意を披露。

・後半途中から投入された3選手。野田は再三決定機に顔を出していました(右から逆サイドに振ると往々にして新潟が左SHをフリーしてしまうため)が、バー直撃弾一つを含めて全部不発。アレックスが戻ってきたため今後左SBでのトップ出場はかなり難しくなりますが、左SHは原口や直輝を越えて行かないといけないし・・・

・峻希が後半途中からの投入になったのは怪我明けでコンディションが戻っていないためでしょうか。短時間でしたが、峻希らしい切れの良いドリブルを披露していました。バー直撃弾も一つ。アレックスと共にSBで使うと攻撃過多になりそうで怖いのですが、暢久を押しのけて右SBの座を掴めるかどうか。

・橋本は再三中盤まで釣り出されていましたが、大丈夫かなぁ???

・加藤はキックが直接相手に渡る大ミスが一回。加藤・大谷ともビッグセーブはなく、不安定さを覚えるプレーもなし。

・新潟は選手層の薄さを露呈した感じ。中野・千葉・純マーカス・亜土夢などトップ経験のある選手も出ていましたが、特にどうということもなく。フォーメーションは4-3-3かなぁ・・・

P.S.

 選手入場時に流れる曲が「天地人」のオープニングだったのには大笑い。

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藤口社長の3年間を振り返る

 クラブから藤口社長の退任が報じられたので、これまでの3年間(2006/6末~09/6末)を簡単に振り返っておきます。

 チーム成績を見るとリーグ、天皇杯、ACLを各1回制しているので叩かれる筋合いは全くないようにも見えますが、06~07年の好成績は犬飼時代の遺産=「個人能力に秀でた選手の集合体」で勝ち取ったようなもの。ギド退任後、オジェック再招聘→チーム内紛→翌年わずか2試合目でオジェック電撃解任→ゲルト内部昇格→終盤ゲルト晒し者、と社長のマネジメント能力に疑問符がつく出来事が相次ぎ、それと併行してチームも急速に弱体化してゆきました。特に08年の大迷走は浦和史上に残る大罪として断罪されてしかるべきものだとう思います。

 営業面に目を転じると、営業収入・入場者数とも藤口社長の業績は実にご立派なもの。ただこれも「大型補強→戦績向上→大型補強」が順回転しながら継続的に話題を提供し、かつ器を拡大(=埼スタシフト)した犬飼路線の上に乗っかったまでのこと。チームのバランスとは何の関係もない、話題性優先=営業優先&代理人の進めるがままの大型補強があだとなったのが08年。これがチームの弱体化を引き起こしたことを思えば、ご立派な営業成績も素直に評価していいものかどうか。

 「継続的な大型補強」は営業に資するところはあってもチーム力強化の手段としては奇道でしかない。犬飼時代には表面化しなかった「継続的な大型補強」のデメリットが藤口時代になって噴出したという意味では藤口社長も気の毒な面はありますが、藤口社長はその修正ができなかったどころか監督選任の失敗、及びその後のドタバタでますます事態を悪化させたといってもいいでしょう。

 その他、在任中の業績をオフィシャルイヤーブックの"CHRONOLOGICAL RECORDS"をもとに振り返ってみると

<2006年>

・アカデミーセンター開設
・大原に坂路導入
・リーグ戦で日本初の「紅白ゴールネット」導入
・"ALL COME TOGETHER"キャンペーン開始 (以後07年、08年と継続)

<2007年>

・明治製菓、DHLとのトップパートナーシップ契約締結
・MDP増ページ、メインアッパーで場内FM番組開始
・シャーレ君、ディアラちゃん誕生
・上海で「ハートフルサッカー」開催(以後インドネシア、タイ、UAE等でも開催)

<2008年>

・Edyをスタジアム売店に導入
・レッズランド法人化
・"OPINION BOX"を埼スタ等に設置
・「G大阪戦水風船事件」を機に緩衝帯拡大・脱着式ネット設置
・レッズランドクラブハウスリニューアル
・信藤TD就任
・来季の監督としてフォルカー・フィンケを発表

とざっとこんな感じ。申し訳ないが

・経営基盤強化(=三菱自との補填契約解除&増資)
・豊富な資金を投じてクラブの環境整備(大原)
・埼スタの諸環境整備
・下部組織強化
・普及活動促進(ハートフル、レディース)
・地元への利益還元(レッズランド) 

を同時並行で推し進めた犬飼前社長の4年間と比べると実績はいずれも非常にささやかなもの。前社長からの懸案であった「増資問題」は全く進展せず、「埼スタ屋根設置」も検討はしていた様子でしたがこれまた目処立たず。ハートフルの海外活動は国際的に高く評価され、「国連の友」と提携するに至りましたが、藤口社長はこうした広い意味での広報活動=サッカーそのものの普及が得意分野であって、社長を任せるのはちょっとしんどかったようです。

 ただ、あとで振り返ってみれば巨大な功績として評価されるかもしれないのが「信藤氏のTD招聘」。08年の大失敗に鑑みてか、簡単にいえば「社長がサッカーに疎くてもトップチーム力強化には差し支えない体制」を作ってくれました。もっともそれは「枠組み」だけであって、それがチームの強化を保障するわけではない(信藤氏がボンクラだったらそれまでですわ・・・)のですが、三菱自からサッカーには縁遠そうな社長を迎えるにあたって良い置き土産だと思います。

 09年になってフィンケ監督の意向を受けての情報コントロール、及び公式サイトによる積極的な情報発信という刮目すべき成果も出ていますが、遅きに失したというかそれまでのあんまりな広報の仕事ぶりを考えると高い評価もできず。

 手腕には疑問符がつき、私個人としては退任は妥当と考えますが、藤口社長が最後まで逃げずにファン・サポーターと向き合おうとしたことは賞賛されてしかるべきでしょう(声を聞いた後の行動に少々不可思議なところがあったとしても)。5万人のブーイングを受けることを覚悟で挨拶に立つ社長はそうそういません。

 3年間誠にお疲れ様でした。

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2009.04.05

らーめん銀次@竹ノ塚

 自宅から自転車で約40分。竹ノ塚駅からは尾竹橋通り沿いにかなり北に外れており、東武バスの竹ノ塚車庫が目の前。日曜昼に往訪。

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 開店直後の入店でしたが先客2、後客2。店内は入口近辺に4人掛けテーブル席2卓と、店奥へ向ってカウンターが10席と非常に変わったレイアウト。

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 店内にはべたべたとメニューが貼り付けられていてなんだか居酒屋風。しかも困ったことに値段が書いてありません。一番人気らしい「こく味噌らーめん(850円)」を注文。

 厨房内には3人の姿が見えましたが、外見とは裏腹に家族経営なのかなぁ? 大きな中華鍋で野菜類をスープと一緒に炒めていました。

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 なぜか木のお盆に載って登場。見た目はごてごてして実に賑やか。

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「コク味噌」と銘打つだけあってかなり濃いというか、重たいスープ。白味噌主体に各種味噌を合わせたんでしょうかね? ただでさえどっしりとしたスープに炒め物の脂や背脂も加わってハンパないヘビーさ。

 上にボール状のものが見えますが、これはひき肉。それに山椒や白ごま、揚げネギが交じっていて、ちょこちょこ崩しながら味わうのもまた楽しからずや。

 麺は太い縮れ麺でかなり堅めの仕上がり。スープがスープなんでこうするより他にありませんが、好みのど真ん中。。

 バラ肉チャーシューは脂だらけでちょっと勘弁。こてこてのスープにもやし、玉ねぎ等の炒め野菜がそれなりに入っているのに、さらにワカメやメンマを加えても存在感があろうはずもなく、まさに蛇足。味付玉子半個も要らんから100円値下げして欲しいところ。

 メニューが豊富なので、他のもので再チャレンジします。

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【観戦記】09年第4節:浦和 1-0 大分

 驚いたことにナビスコ杯で全く出番のなかったアレックスが突如スタメン出場し、しかもいきなり本職のSBらしい大活躍。しかし、そのアレックス以上に埼玉スタジアムで輝いたのは間違いなく直輝でした。浦和は既に直輝のチームであるといっても差し支えないほどの圧倒的なパフォーマンス。パスの基点となり、サイドを抉り、突如エリア内中央に進出してシュートも撃つ。中盤で相手選手に執拗に絡み、たまに最終ラインも手助け。知将シャムスカもさすがに新人の直輝まではフォローしきれないのか、90分を通じて直輝に良いようにやられていた感がありました。

 闘莉王が負傷退場した後DFラインに落ち着きがなくなったのが気になりましたが、終わってみれば大分のシュートはわずかに3本。浦和は後半1点でも追加点を取っていれば文字通りの快勝といって差し支えなかったでしょうが、オウンゴールの1点に留まったとはいえ試合内容には点差以上の差があったのは間違いありません。もっとも大分がウェズレイ、高松、ホベルトと主力をごっそり欠くという運に恵まれた面もあったでしょうが。

---達也--エジ---
直輝-------ポンテ
---阿部--啓太---
アレ-闘莉王-坪井-暢久
-----都築-----

61分:闘莉王→高原
76分:達也→堀之内
80分:エジミウソン→原口

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-----前田-----
---金崎--家長---
鈴木-エジ--西山-高橋
-小林--森重--上本-
-----西川-----

58分:前田→住田
70分:西山→清武
75分:金崎→東

 主力を大幅に欠いた大分は埼スタでスコアレスドローなら御の字だったのでしょうか。あるいはホベルトの欠場が響いたのでしょうか、前半は無理に中盤でボールを奪おうとせずにリトリートして守り、最終ラインで跳ね返して前掛りになっている浦和に対してカウンターを仕掛ける狙いのように見えました。

 従って浦和は中盤で比較的楽にボールを回せましたが、相手ゴール周辺にはスペースがほとんどなく、文字通り「人は石垣、人は城」状態。達也にくさびのボールが入ると大分は徹底して潰しにかかり、浦和はセットプレーでチャンスを掴むのが精一杯。あとは大分DFライン裏の狭小なスペースを達也に突かせるくらいしか攻め手がなさそうでしたが、それでも焦らずしっかりボールを繋げたのが結果的に先制点を呼び込んだように思います。

 大分はFW登録の金崎が主に浦和右サイドに流れて事実上前田の1トップになっているせいか、アレックスが立ち上がりから積極的に仕掛けます。こういう仕掛けは残念ながら平川や細貝には期待できないもの。守備に難があるとはいえ、それ以上の攻撃力を期待されてSBで重用されたアレックスの力が引いて守る大分の前で存分に発揮されました。

 前半も残り時間わずか。大分守備陣の前でボールを右から左へ繋いで、どフリーのアレックスからのクロスがオウンゴールを誘発。単に相手ゴール前でボールを横に繋いでいるだけではなかなか決定機は生まれないものですが、何度か達也が縦に仕掛けていたのが前フリとなって効いたのかも。またセットプレー後の流れの中でも同じようにボールを繋いで左で闘莉王がフリーになってシュートまで持っていった場面があったので、もともと大分守備陣の問題点として浦和が狙っていたのかも。

 1点ビハインドになった後半の大分は前に出てこざるを得なくなり、さらに浦和が攻勢を強めます。立ち上がり早々直輝が左サイドを深く抉って折り返しを阿部がシュート。さらに逆に直輝が右サイドを抉ってポンテがシュートという場面がありましたが、いずれもシュートが人垣に当たって得点ならず。先制した浦和は両SBの攻撃参加が自重気味になり、前の4人でカウンター狙いという格好になりましたが追加点ならず。直輝のエリア内突入&シュートという場面が2回あったものの残念無念。

 っちゅーか、カウンターのチャンスになっても従前の浦和のように遮二無二にゴールを目指してまっしぐらというわけではなく、やっぱりボールを繋ごうとするんですな。従って往々にして大分が帰陣してチャンスが潰れてしまいます。勝っているからカウンター返しを喰らうのを嫌ったのかもしれませんが。

 闘莉王が大分の汚いファウルと自爆が重なって負傷退場。代わって高原が入って阿部をCBに、直輝がCHに下がりましたが、エジ・高原・達也の3トップは磐田戦同様どうにも噛みあわず。またCHに下がった直輝はさすがに守備面ではやや辛いものがあり、浦和は中盤の守備が機能せずに最終ラインが脅かされる場面が増えました。

-達也--エジ--高原-
-----ポンテ----
---直輝--啓太---
アレ-阿部--坪井-暢久
-----都築-----

 さすがにフィンケもやばいと思ったのか、達也に代えて堀之内をCHに入れ、4-3-1-2気味にして守備をてこ入れ。CB暮らしが長くなった堀之内がCHとして再度起用されることになろうとは本人も驚きかもしれませんが、昨年までの内舘のように計算できるバイプレーヤーとしてフィンケなりに重宝しているのでしょう。選手交代が同じポジション同士ではないっちゅーのが実に新鮮。

 ただ残念ながら堀之内投入後も守備が安定したとは言いがたく、気持ち悪い時間帯が長く続きました。後半40分過ぎからは時間つぶしモード入りで逃げ切り。

 大分は前田尊師が何もできず、攻撃の基点となっていた金崎が負傷退場した時点でジ・エンド。後は若手選手の経験の場としてこの試合を活用したに留まった様子。

 勝ったとはいえ内容に乏しかった横浜戦。オウンゴールによる1点に留まったとはいえ、コンビネーションサッカーが確かに前進していることがはっきりと判った大分戦。試合内容が安定しないことがチームの成熟度がまだまだなことを雄弁に物語っていますが、次の試合が楽しみです。

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2009.04.04

三菱自動車の逆襲

昨日発表された「クラブの役員人事について」の意味するところがぱっと見には判りにくいので、昨年4月の役員人事を並べて掲げておきます。

要するに

・社長交代:藤口→橋本光夫
・常勤役員:新田、藪退任
・非常勤取締役:淵田退任

で、辻、西村、川畑の3人が新任。うち1人が非常勤で、2人が常勤なのでしょうが、ぐぐってみると

辻氏:http://www.mitsubishi-motors.co.jp/publish/mmc/pressrelease/news/detail1854.html
西村氏:http://company.nikkei.co.jp/news/news.aspx?scode=7211&NewsItemID=20081031NKM0289&type=3
川畑氏:http://www.mitsubishi-motors.co.jp/pressrelease/j/corporate/detail1717.html

と3人とも三菱自出身の模様。

 状況証拠に過ぎませんが、藤口社長が退任したのは三菱自の意向だったと推察されます。これで浦和レッズの三菱自からの独立は雲散霧消。三菱自の広告塔としてがんばれ!ということになりそうです。

 藤口社長はともかく、新田・藪氏まで斬って三菱自は何をやりたいのでしょうか?

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クラブの役員人事について(09.4.3)

本日開催されました弊クラブ定例取締役会におきまして、下記のとおり取締役および監査役の候補者が選任されましたのでお知らせ致します。    

◆候補者
取締役:橋本 光夫(代表取締役社長就任予定)
取締役:相川 宗一
取締役:橋本 光男
取締役:安田 格
取締役:辻 穣
取締役:西村 健二
取締役:川畑 亨
監査役:池田 知治
監査役:瀬沼 博

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役員人事(4月24日付)

代表取締役社長:藤口光紀
常務取締役:新田博利
○取締役:相川宗一(さいたま市長)
○取締役:橋本光男(埼玉県副知事)
○取締役:安田 格(埼玉縣信用金庫)
○取締役:橋本光夫(新任、三菱自動車工業株式会社)
○取締役:淵田敬三(三菱自動車工業株式会社)
 取締役:藪 智之

○監査役:池田知治(三菱自動車工業株式会社)
○監査役:瀬沼 博(新任、三菱自動車工業株式会社)

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【移転/屋号変更】もりや@足立区鹿浜

 自宅から自転車で20分ちょっと。花の枝橋で芝川を渡り、高速川口線をくぐって2番目の信号を右折(ユニクロが見えます)。「銀鈴」が比較的近くにあり。日暮里舎人ライナー谷在家駅が最寄ですが駅から近いとはいえず。店外にほのかにとんこつ臭。換気のためか、寒い日にも関わらず引き戸は開け放ち。

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 日曜昼に往訪。開店直後に入店しましたが先客1、後客8。店は郊外店らしくテーブル席主体。大きめのテーブルが4卓にカウンター7席。厨房には太っちょのオヤジ2人とやや若い方が一人。

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 らーめん(600円)を麺バリカタで注文。メニューは比較的シンプルで各種トッピングを取り揃えてあります。テーブルには基本どおり白ごま・紅しょうが・辛し高菜。明太子ごはんのついたセットメニューを頼んでいる人も結構いました。

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 ラーメンからはそれほどとんこつ臭は漂ってきませんが、そこそこの粘度をもった本格濃厚豚骨スープ。極細麺もポキポキとした歯応えが嬉しく、スープとの相性もばっちり。きくらげが心持ち多めに入っています。他に刻みネギ、チャーシュー、海苔。

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 替玉を注文。その後は白ごまや辛し高菜を入れて味を変えて楽しみました。

 とんこつ臭が漂う中でオッサンが黙々とラーメンを食べている店内に流れるBGMがtrf→華原知美→ELT→パフィーってどこの二昔前のスキー場やねん??? っちゅーか、この辺までは全部判るっちゅーのも我ながらアレでした・・・orz

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2009.04.03

【展望】09年第4節:大分戦

 万年金欠のチーム事情ゆえ、スタメンに割って入れるだけの即戦力補強はなし。大怪我で昨シーズンの大半を棒にふった家長が完全復帰(といってもベンチ入りが精一杯のようですが)した反面、DF深谷が負傷長期離脱。

 といっても戦力に悩まされるのはいつものことで、今年は「主力の流出がなかった」のが最大の補強なのでしょう。

 しかし運が悪いことに第3節新潟戦で高松とウェズレイが共に負傷してしまい、ただでさえ得点力が低い大分には大打撃。さらにナビスコ大宮戦で森島と藤田が退場し、浦和戦は出場停止。そこそこ経験のあるFWは前田しか残っておらず、浦和戦には普段はトップ下の金崎がFW起用される見通し(代わってトップ下は家長)。

 深谷の穴は元浦和の小林宏が埋めています。昨年は後半途中から「守備固め要員」みたいな形での出場が多かったようでしたが、晴れてスタメン出場。一時はJFLよりもさらに下の北信越社会人リーグで辛酸を舐めた小林ですが、人生諦めなければ何が幸いするか判らないものです。

浦和は堤・梅崎が長期離脱中の他、細貝も腰痛で復帰の目処が立たずと怪我人が増えています。アレックスがベンチでスタンバイ状態の他、CB近藤もようやく戦列に復帰しましたが、この辺りは5日のサテライト(新潟戦)で試運転がせいぜいで大分戦での起用はまずないかと。

横浜戦を欠場したエジと代表組が戻ってきますが、残念ながら今の陣容では不振の両SBは代えるに代えられない感じです。

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<ナ杯予選第1戦:大分 0-0 大宮>

---前田--森島---
-----家長-----
鈴木-藤田--エジ-高橋
-小林--森重--上本-
-----西川-----

58分:前田→金崎
72分:家長→清武

37分に森島が一発レッド、67分に藤田が2枚目のイエローで退場しながらもスコアレスドローで凌ぐ驚異的な粘り。

<第3節:大分 0-0 新潟>

---猛犬--高松---
-----金崎-----
鈴木-ホベ--エジ-藤田
-小林--森重--上本-
-----西川-----

55分:高松→森島
64分:ウェズレイ→清武

新潟の3トップに対して右WB藤田が下がって、はっきりとした4バックで対応した模様。

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<昨年:浦和 0-0 大分>

---森島--猛犬---
-----金崎-----
鈴木-エジ--ホベ-高橋
-上本--森重--深谷-
-----下川-----

78分:金崎→清武
81分:西川→下川
86分:森島→高松

|-`).。oO フォーメーション図を3つ並べて、全部スコアレスドローっちゅーのがいかにも大分・・・

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2009.04.02

浦和の火種は消えず

浦和社長、解任…フィンケ新体制も開幕ダッシュ失敗(報知 09.4.2)

・記事自体は報知の私怨私恨が露骨に表れた実にくだらないもの。

・もちろん昨年の大失態に鑑みれば藤口社長の退任/解任はあっても不思議ではないけど、それは早晩明らかになることだからそのことについては静観。(っちゅーか、スポーツ紙の記事をもとにあれこれ論じるのがいかに馬鹿らしいかは、フィンケ監督コメントが公式サイトに長々と掲載されるようになってから誰もが判ったはずじゃなかったのかなぁ???)

・問題は藤口社長の実績評価だとか、退任/解任が妥当かどうかなんかじゃなくて、全くの妄想とも思えない観測記事が表に出てくること自体にあると思う。

・ゲルト監督解任が正式に決まってもいないのに、フィンケ招聘が明るみに出てしまうのと同じ構図が未だに浦和に生きている。浦和のフロントは依然として一枚岩ではない。だから社長が続投しようが退任しようが、浦和が迷走しつづける要因はふんだんにある。そのことを示唆するに十分な「事件」として評価すべきではないだろうか。

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ごらんアウェー:広島2009(4)~あなごめし@宮島口

(ごらんアウェー:広島2009(3)から続く)

広島駅 8:35(広島電鉄 5001B)9:41 広電宮島口

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 広島電鉄で宮島口へ。広島駅から宮島口まで所要時間が1時間超と、並行するJRの倍近くかかって全く実用的ではありませんが、のんびり行くのも旅の楽しみの一つ。たまたまやって来た電車はサンフレッチェのCM車両とあって回り道した甲斐があったというもの。

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「カープ電車」はテレビニュースで取り上げられていますが、サンフレッチェはどうだったのかなぁ? (「カープ電車」の2つ上に何かありますが、気にしない方向で)

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 宮島といえばかかせないのは「あなごめし」。中でも駅弁でも有名な「うえの」は休日ともなると大行列。並ぶのが面倒でこれまでなかなか足を運ぶ機会がなかったのですが、平日を利して初往訪です。

 店に着いたのは開店(10時)10分前。もう暖簾が出ていたので中へ入ってみましたが、食事が出るのはやはり10時から。弁当を売っている証として暖簾を出しているのでしょう。奮発して「あなごめし特上(1890円)を注文。

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 店内はテーブル席のみ。

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 駅弁の掛け紙が壁に飾られています。

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 ようやく到着。小さな味噌汁と漬物がついてきました。

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 田舎で「特上」を頼むと「並」とメインディッシュの質は一緒で量だけが多いという憂き目にあうことがありますが、ここのはどうなんでしょう? 少なくともご飯が食いきれないほど多いということはありませんでしたが。

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 うえののあなごめしは、あなごにタレがほとんど掛かっておらず、非常にあっさりしています。焼く時に味付けしてそのまんま出しているのでしょう。香ばしく焼き上げたあなごの味を味わえる点では嬉しいのですが、悪く言えば堅めの焼き上がり。ふっくらしたあなごが好きな方は少々がっかりするかもしれません。またうな丼のようなどっぷり甘辛いタレをご所望な方は物足りないかもしれません。

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2009.04.01

ごらんアウェー:広島2009(3)~上海総本店

(ごらんアウェー:広島2009(2)から続く)

呉14:15(クハ115-2105)14:52 広島

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「てつのくじら館」を堪能した後は広島へとんぼ返り。

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ホーム対面に止まっていたのは「瀬戸内マリンビュー号」。呉線は全線電化されていますが、そんなところに観光列車としてオンボロディーゼルカーを改造して投入するのがいかにも廣島。

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広島駅に近づくと広島新球場が眼前に。山陽新幹線からのほうが高さがある分さらによく見えます。市街のど真ん中にあった市民球場と比べると立地は若干悪くなりますが、それでも広島駅から徒歩圏内。建設資金集めには苦労したようですが、ついに今年堂々完成。

不便で見づらくて大きすぎるビッグアーチの代わりに、市中心部にサッカー専用スタジアム建設の声も上がってはいるようですが・・・

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「すずめ」を訪れて以来広島ラーメンの面白さに目覚めたこともあり、今回の広島遠征では「上海総本店」に足を運んでみました。八丁堀の北、県庁や日銀広島支店にも程近い官庁街の一角に店を構えています。

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 外観、内装とも随分くたびれた感がありますが、そんなことよりもこの店、とんこつ臭を周囲に撒き散らしとるんですわ。店に辿りつく前にとんこつ臭が襲ってくるので、臭いにげんなりして来店をためらう人がいてもなんら不思議ではありません。

 恐る恐るドアを開けると夕方にも関わらず先客が広い店内にパラパラと。数えてみるとなんと7名もいました。しかも揃いも揃って中高年。昔からこの店が支持されていることの証なのでしょう。スタッフは老若の男性が二人。

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 メニューは絞り込まれていて、基本の「中華そば(600円)」を注文。

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 スープは豚骨・鶏がらベースながらやや茶色く濁って、しかも表面に脂が浮いています。醤油のがやや強めに出ていているかも。

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 麺は並太ストレート。やや柔らかめなこが個人的にはイマイチ。具は安っぽいバラ肉チャーシューとメンマ、もやし、ねぎ。

 旨臭いけど、「すずめ」のほうが上かな・・・

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