【移転】のあ@神保町
神保町駅から徒歩1分。神保町交差点から靖国通りを東へ。店はビルの3Fにあり、エレベーター入口に白い看板が出ているだけなので慣れないと非常に判りにくい。
しかもエレベーターで3Fに上ると、鏡張りのドアの前に券売機があるだけ。ここがラーメン屋であるという確信がないと、怖くてドアを開けられないかもしれません。
エレベーター前にベタベタと張り紙があり、あれこれ新メニューを提供しているようでしたが、まずは「背脂醤油らーめん(800円)」を注文。あぶらそばやつけ麺もありました。
店内は10数席はあろうかと思われる長大カウンターと、ラーメン屋にしては不自然なほどでかいテーブルが一つ。全部で20数席はありましょうか。
厨房にはオヤジがひとりと年若の男女が2人。オヤジと女性は面持ちから見て親子のような気がしました。
やたら広口で底の浅い丼。
背脂が豚骨醤油スープと交じり合って乳化を通り越してゲル化しています。「天下一品」の「こってり」と似たような感じ。背脂の甘味があることはあるのですが、さすがにここまで脂だらけだとげんなり。
麺はやや太めでもちもちした食感。量が多目なうえに脂が執拗に絡みついてくるので、食べきるのにも一苦労。
ダメ押しは煮豚。背脂まみれの麺をこなすだけでも精一杯なのに、巨大な煮豚が2つも丼の中に転がっています。これには参りました。柔らかくて美味いことは美味いのですが、脂の海の中で煮豚を食べるのは辛い。
せめてメンマが箸休めになってくれれば助かるのですが、そのメンマに限って安っぽくて臭みがあって不味いのだ・・・
場所柄学生に人気があるのは頷けます。でもこういうのはもう卒業ですな。
先客9。後からも5、6人やってきましたが、客が全員太っているとは言わないまでも痩せている人は1人もいなかったような・・・
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