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2009.05.21

【観戦記】09年ナ杯予選第3戦:大分 1-1浦和

 負けなくてよかったとしか言いようがない収穫のない試合。

 浦和らしさが垣間見られたのは前半30分から前半終了くらい。その他の時間帯はほぼ一方的な大分のペースで進み、当然ながら決定機の数も大分のほうが圧倒的に上。どちらがリーグ戦最下位で低迷しているか判らないほどで、1-1の引き分けで済んだのはひとえに山岸の奮闘と大分のシュート精度の低さに助けられたとしかいいようがありません。

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 この試合、いつもの4バックのうちの2人(闘莉王、暢久)が欠けて4バックの安定性が大きく損なわれたことが大苦戦の主因と思いますが、セル→高原の謎の交代劇も大苦戦の一因。この交代でなんとか浦和に傾きつつあった流れがぶち壊しになり、その後とうとう最後まで浦和に流れはやってきませんでした。

 その後炎上している細貝に代えて左SBに久しぶりにアレックスを投入するも事態は好転するどころか悪化するばかり。過酷な状況下で原口に代わって投入された峻希も気の毒。

 戦術理解が進み、「世界3位の」G大阪相手ですらポゼッションで圧倒するに至ったレギュラー陣と、最下位を独走する大分相手にすら良いところが見せられなかったサブメンバーとのあまりにも大きな格差。今年のナビスコ杯はその格差を少しでも埋めるための場になりそうですが、その過程の中で勝ち点を拾うのは並大抵のことではない様子。3戦して1勝2分と負けてはいませんがここまで1勝1分1敗。、今年のナビスコ予選も勝ち抜けは厳しくなりそうです。

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 この日の浦和は立ち上がりからメロメロ。中3日と日程が厳しい上、ボロボロの芝でボールコントロールにも苦しんだのか、あるいは大分の積極的なプレスにも参ったのか、浦和は前節のように軽快にパスを回せません。中盤で不用意にボールを失うだけではなく、DFからのフィードミスも頻発。あろうことかゴールキックが直接相手に渡ってしまう大惨事もあって、浦和は何度もカウンターを喰らう始末。

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 大分はボールを奪ったら浦和の両SBの裏を徹底して突いてきます。サイドから中への折り返しで前半に3度決定機を作られ、うち1本は山岸の好セーブでなんとか凌ぎましたが、大分にとって残念なのは本職のFWが誰もいない上に、しばらく勝っていないのが災いしてか気が急いて攻め急ぎの嫌いがあったり、シュート時に冷静さを欠いてしまったりすること。

 芝の状態にもようやく慣れたのか、前半30分くらいからようやく浦和らしいパス回しが見られるようになりました(といっても足元から足元へという「ゲルト臭」漂うパス回しの時間が結構ありました・・・orz)が、そこで飛び出したのが致命的な凡ミス。あろうことか坪井と山岸の連携ミスで、坪井の緩いバックパスを背後にいた金崎に掻っ攫われて失点(爆笑)。

 これでこの試合が終わったら憤懣やるかたないところでしたが、幸いにも浦和の流れは続き、右サイドでフリーになった西澤のスルーパスを左から斜めに走りこんできた直輝が拾って難しい角度からゴール。良い流れの時間帯になんとか大失態を取り返し、ここまではまぁ許容範囲の試合だったんですけど・・・

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 で、後半目を疑ったのが件のセル→高原。セルの出来も良いとは言いがたく、ボール回しの阻害要因となり、不用意なボールロストの一因となるなど相変わらずだったのですが、後半の頭から、しかもよりによって高原に代えるとは・・・ 高原を入れて明確な2トップになりましたが、あえて高原を入れた理由を考えればようやくボールが回るようになったが中央を固められて、中がエジだけでは心もとないのでその頭数を増やしたのかもしれません。

 でも案の定フィニッシャーとしては何の役にも立たず(シュートゼロ?)。後ろ向きでボールを受けたはいいが、大分DFに激しくぶつかられて転倒&ボールロストというもはや伝統芸能と化した「こけ技」を再三披露してはその度にカウンターの起点になっているってもうちょっと勘弁・・・ 達也の故障が長期化してFWの頭数が足りないのは確かでフィンケ監督は何とか高原の再生を図っているのでしょうが、セルの交代相手は峻希で良かったような・・・

 後半浦和の攻撃はほとんど体をなさなくなり、大分の攻撃に晒されるがまま。暢久に代わって右SBに入った西澤は守備に大きな課題があり、1対1で負けまくり、クロス上げられ放題。またボランチ陣との連携にも問題があるのか、坪井との間にパスを通されまくりで、坪井が背走してかろうじて凌ぎまくっていました。大分はカウンター時にサイドに人数をかけてくるのでスタメン初出場の西澤には辛かったかと思いますが・・・

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 左サイドの細貝&堀之内のやられっぷりも右と似たり寄ったり。ともに1枚ずつイエローをもらって、細貝はとうとうアレックスに代えられましたが、守備面に関して言えば火に油を注いだようなもの。それを帳消しにして余りあるほど攻撃で活躍してくれれば良いのですが、高精度のクロスこそあれ、依然パスサッカーには馴染んでいない様子。

 クロスを上げられるとファーで大分の選手が必ず余っているっていったいどんな守備してんねん?と思う場面が多々ありましたが、それでも後半無失点だったのは山岸の奮闘と大分のミスのおかげ。

 次節大宮戦は直輝が出場停止。サブメンバーの誰かがその穴を埋めるわけですが、高原スタメンだけはないと思いたいものです・・・

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-----エジ-----
原口---直輝---セル
---啓太--阿部---
細貝-堀之内-坪井-西澤
-----山岸-----

HT:セル→高原
64分:細貝→アレックス
81分:原口→峻希

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-----高橋-----
金崎---家長---清武
---宮沢--藤田---
坪内-森重--上本-梅田
-----下川-----

79分:清武→小手川
86分:金崎→東

*大分は相変わらず背番号が見難い。間違っているかもしれないので、後日エルゴラ等で確認します。

P.S.

 この日最大の見所は。後半相手CKからのカウンターで坪井が最前線に飛び出したこと。その飛び出しを逆サイドで見ていた原口。ボールを受けた原口のサイドチェンジは長すぎて坪井に合わず、惜しくもチャンスは潰えましたが、坪井の飛び出しに浦和の劇的な変化を感じます。っちゅーか、一番良い位置にいる選手がそれ相応のプレーに走るってオシムっぽいんだよな・・・

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