四川坦々麺阿吽@湯島
湯島駅からすぐ。昌平橋通り・湯島中坂下交差点脇。
平日夜に往訪。各種坦々麺の他醤油らー麺も置いているようで、色分けされた券売機のボタンが派手派手しいこと限りなし。「汁無し坦々麺(800円)」を注文。後で気がついたのですが、各種坦々麺も3辛、4辛、5辛とあるようでデフォルトは3辛。4辛は同値段で5辛は100円増し。
店内はL字型カウンターのみ10席ほど。但し店内は不思議なほど余裕があり、待ち客用の椅子がこれまた10席ほど置かれています。
先客4、後客2。厨房ではハンチング帽を被った若い店主が1人。常連さんが多いようで、店主は終始談笑しておりました。紙エプロンのサービス付き。
真っ白、かつ紡錘状の風変わりな器で登場。「よくかき混ぜてからお召し上がりください」とのこと。
肉味噌、山椒、ラー油などを混ぜ混ぜ。ひっくり返した拍子に肉味噌が底に溜まり易いのでサルベージ。
いやぁ、これは美味い! 麺は三河屋製麺製でやや太めかつやや平たい感じでしたが、かなり堅めの茹で上がりで歯応え十分。その麺に件の辛味噌や香辛料がしっかり絡みつきます。しかも胡麻だれが山椒の辛さを程よく包み込んで、辛すぎて麺や肉が味わえないという弊を免れています。干し海老が見えましたが、混ぜている過程でどこかへ消えてしまって、食べる時には気がつかず(^^; 3,4本入っている野菜は青菜にしては堅く、何なのかなぁ?
戸田の「双六」でも汁無し坦々麺を食べましたが、双六は香辛料が質的に過多でユニークだけれども飽きが来やすいのに対し、阿吽の3辛は万人受けする出来だと思います。4辛だと別の香辛料が加わってまた違う感想になるかもしれませんが。
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後日再訪して今回は「四辛坦々麺(800円)」を注文。
若い店主は1人で麺を茹でてスープを温めて、合間に丼を下げてテーブルを拭き、丼を洗い場に出しとかなり忙しそう。
真っ白な丼で登場。丼に鼻を近づけずとも山椒が香って鼻腔を刺激します。表面に浮いたラー油もなんだか毒々しげ。
「汁無し坦々麺・3辛」の辛さは大したことはなかったのですが、1ランク上げると全然違いました。胡麻で幾分マイルドになってはいるものの、個人的にはかなり辛かった。かろうじて食べられる範囲ですが、美味しく食べられる域からはちょっと外れていました。韓国料理の辛さには慣れているつもりですが、四川の辛さは質的に全然別物ですね。
麺は細麺で柔らか目の茹で上がり。挽き肉や小さな干し海老が麺に適度に絡み付いて旨みを与えています。多種多様な香辛料いれまくって複雑怪奇な味わいになっているわけではなく、阿吽の坦々麺は4辛といえどもやはり万人受けする出来だと思います。
汁無し坦々麺のほうが個人的には気に入りました。
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