« 【観戦記】09年第12節 浦和 0-0 G大阪 | トップページ | ごらんアウェー:エコパ2009-2(4・了) »

2009.05.18

【観戦記】09年第7節:浦和L 4-0 千葉L

 雨こそ降らなかったものの強風に見舞われたこの試合。前半わざわざ風上を選択したのに、風を利用しようという思いが却って災いしたのか雑な試合運びになってしまって1点どまり。風下に回った後半のほうがむしろ浦和らしいパス回しが見られ、終わってみれば4-0。昇格初年の千葉は驚くべきことにここまで4勝1敗1分の勝ち点13で浦和と全く同じ星勘定ですが、運動量が極めて豊富だった以外にこれといって見るべき所はなく、力の差そのままのスコアだと思います。ただ浦和も千葉の激しいプレスを受けて前半を中心にミスが多く、点差の割には反省すべき点が多かった試合といえるかもしれません。

Chibal01_0905

---安藤--北本---
堂園--------柳田
---庭田--高橋---
竹山-矢野--百武-土橋
-----山郷-----

75分:庭田→熊谷
77分:竹山→後藤
88分:高橋→木原

 この日驚いたのはここまで不動のスタメンを形成していた後藤・熊谷の常葉木新卒組(GK小金丸もサブから外れたので、期せずして常葉木クループ壊滅・・・)をスタメンからいきなり外したこと。ベレーザ戦の惨敗が転機になったのかどうか判りませんが、これまで残り15分くらいでの投入が多かった高橋がCH,そして復帰3戦目の堂園が左SHとしてスタメン復帰。ベレーザとがっぷり四つに組んでボコボコにされたので第2クルーは守備重視で臨むのかもしれませんが、その割には右SBに竹山を置いたままなのでスタメンを代えた意図は見えず。

 風上に立って立ち上がりから猛攻を仕掛ける浦和。幸先良くショートコーナーから北本が早々と先制点を上げはしましたが、良かったのは最初の15分くらい。強風を利して遠目からシュートを撃ってみる、あるいは縦パスでFWをDFラインに裏に走りこませるという狙いは悪くないのですが、概して縦へ縦へと急ぎすぎてバタバタしていた印象。千葉のFW・MF陣に執拗に追い掛け回され、不用意にボールを失いはしないものの、細かい連携ミスが続出。特に堂園はまだコンディションが良くないのか、あるいは試合感が戻らないのか、判断の遅さも手伝って攻撃面のボトルネックになっていたように見受けられました。

 わずか1点で風下に回った後半。相手がなにげに蹴ったボールがそのまま山郷ゾーンに吸い込まれるという事故みたいな失点もありうるだけに非常に気持ちが悪かったのですが、北本は相手ゴール前で横パスを掻っ攫っていきなりゴール! さらにカウンターのチャンスで3対2の数的優位にも関わらずパスを出さずに角度のないところからぶち込むという「いかにも安藤」なゴールが決まって勝負あり。共にパス回しで相手を崩して取った得点ではありませんが、強風という難しい条件下での試合でしたから贅沢をいってはいけないかと。っちゅーか、強風でロングボールが使えないので丹念にショートパスを繋ぐ策に転じたのが浦和のよさを引き出したような・・・

 CKからの流れで堂園のクロスをファーにいた安藤が押し込んで追加点。千葉は最後までボールを追いかけるもののさほど有効なものにはならず、次第に浦和のパス回しに翻弄されていったような・・・もっとも浦和もラストパス、あるいはそれに至る一歩前で相変わらずミスが多く、良い形を作りながら攻めきれない、撃ちきれない場面が多かったのは残念でした。

P.S.

 今日のこず様:

第1戦(89分)以来今季2度目の出場。柳田が下がってこず様は右SHへ。ボールを触らないままタイムアップするのでは?と恐れていましたが、ボールを触るどころか北本にスルーパスを出してビッグチャンスを演出。っちゅーか、北本が「ここに出せ!」とばかり指差して走ってましたから、あれで出さなかったら北本怒るわなぁ(苦笑)

P.S.2

Chibal02_0905

強風で突如動き出した幌を必死で押し戻すスタッフ。

|

« 【観戦記】09年第12節 浦和 0-0 G大阪 | トップページ | ごらんアウェー:エコパ2009-2(4・了) »

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 【観戦記】09年第7節:浦和L 4-0 千葉L:

« 【観戦記】09年第12節 浦和 0-0 G大阪 | トップページ | ごらんアウェー:エコパ2009-2(4・了) »