中断期間も補強なしか?
新潟戦のMDPから信藤TDコメント:
「今のレッズはチームのスタイルを浸透させることが最大の課題です。そのために、スタイルに合った選手を育成し、さらにトップでフィットさせていく、ということを第一にしています。それを知っていれば、大物選手を獲得するかどうか判断できるのではないですか(笑)」
新潟戦後のフィンケ監督コメント:
「今は、実際に過去ほどのたくさんの予算がなく、完成した選手たちを引っ張ってくることができるような予算はない状況ですので、だからこそ、今、実際に歩み始めたこの道というのが、現状では、私たちにとって正しい道ではないでしょうか。」
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どちらのコメントを読んでも中断期間中の補強はなさそう。もっとも外部へ向けて馬鹿正直に「補強します」という必要も無い(昨年までなら営業睨みのリップサービスで「○○獲り!」宣言っちゅーのもよくありましたが・・・)わけで、水面下で選手獲得へ向けて動いている可能性はなくはないのですが。
信藤TDの発言内容はシーズン当初と全く同じ。チーム立ち上げ時は十二分に説得力がありましたが、リーグ戦も1/3を消化して左SBに「スタイルに合った選手」がいないのが明白になってもなお「補強なし」というのは首を傾げざるを得ません。永田や長期離脱中の堤が左SBとして先々使い物になるかもしれませんが、それは早くても1、2年先の話で、それまでの繋ぎとして余った外国人枠を使って即戦力かつ若手の手本となるようなベテラン左SBを連れて来るというのは理に適っているはず。
フィンケ監督の「金が無い」っちゅーのも不可解な話。前年度より大幅減収とはいえ収入規模は06年に戻っただけで、これで金が無いというのは実に珍妙。
鑑みるに、社長が代わって「業務の選択と集中」を打ち出したばかりで、大掛かりな出費がしにくいのかもしれません。
あるいは移籍金ローカルルールが撤廃され、格安で選手が獲得できる来年度以降まで補強を先送りしているのかもしれませんし、さらにいえば早ければ来年にも導入と言われている「25人枠」を睨んで早くも選手の絞込みに入ったのかもしれません。
目先の勝ち点欲しさに若手の伸びる余地を潰してまで「大物選手」を連れて来る愚を繰り返すことはないのでしょうが、若手は伸びたがタイトル、あるいはACL出場権に手が届かなかったっちゅーのも寂しい話。
フロントが全面刷新されて、他チーム比では有り余っているはずの金を何に使うのかが非常に気になります。レッズランドで温泉を掘り当てるとか、寮を高層ビルに建て替えるとか、そういうのは無い方向で。
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