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2009.07.31

日本平2009

東京 13:10 (急行311便 JRバス関東) 16:17 静岡

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昨年に続いて東名高速バスで静岡入り。かったるくて狭くて「もう乗るまい」と思ったのですが、不景気真っ只中で安いという魅力には抗しきれず。富士付近で工事渋滞があり、静岡には15分ほど遅れて到着。ダイヤには余裕が無く、ちょっと渋滞するとすぐ遅れてしまうみたい・・・

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静岡のホテルにいったん投宿してからスタジアムへ。静岡市に吸収合併された清水出身の「さくらももこ」の心境やいかに。

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なんだかんだとしているうちに、スタジアムに着いたのは試合開始1時間ちょっと前。「しおや丼(800円)」が夕食代わり。

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ちょっと足りないので「海鮮焼(650円)」も追加。よく考えたら昨年と全く同じパターンか・・・orz  適宜売店入れ替えてくれないかなぁ・・・

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何時の間にかパルちゃんショーが始まって、何時の間にか終わってしまい・・・ 「暑中御見舞申し上げます」には一家言あるだけに、あんまりやって欲しくなかった・・・

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いつものように、ネーチャンがやってきては消え・・・

何も良い思い出がないまま、日本平を後に。

静岡 7:42 (ひかり502号 727-451) 8:40 東京

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2009.07.30

【観戦記】09年ナ杯準々決勝第2戦:清水 3-0 浦和

 酷寒のビッグアーチで広島に完敗した時は、まさか若手を続々起用しながらナビスコ予選を1位で通過するなんて夢にも思いませんでした。またナビスコ予選1位通過が決まった時には、良いところが全く見出せない、お先真っ暗、閉塞感たっぷりの試合内容で準々決勝第2戦を惨敗してしまうことを想像するのは難しかったと思います。

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 試合内容が安定しないのは未完成のチームにはありがちなことですが、それにしても振幅が酷すぎます。オフト初年目のセカンドステージはエメ・永井・達也の3トップで一時快進撃を繰り広げたものの、あっという間に研究されて、判で押したような内容で連敗街道まっしぐらになってしまいましたが、その暗黒の道に一足先に到達してしまったのかもしれません。

 この日の内容は前節名古屋戦とそっくり。強いて違いを上げれば、早々と先制した清水は1-0で試合を終えても構わないため、浦和にとってより試合運びが難しくなったくらいでしょうか。

 フィンケの志向するサッカーと比較的似ている西野やぺトロビッチのサッカーは夏~秋に弱いことは良く知られています。また一時評価の高かった早野の「スクランブルアタック」は短命に終わりました。運動量を要求するサッカーを高温多湿な日本で完遂するのはそもそも無理なのか、完遂するためにはバックアッパーにもそれなりの陣容を揃える必要があるのではないか。豊富な経験を持つフィンケも大きな曲がり角に差し掛かったようです。

-----エジ-----
原口---直輝---高原
---細貝--啓太---
永田-阿部--坪井-暢久
-----山岸-----

HT:啓太→ポンテ
HT:永田→アレックス
73分:暢久→西澤

 ボールを奪ったらサイドへ出してファーへクロス。このパターンでこの日も2失点。しかもどちらも浦和右サイドをやられたもので名古屋戦の反省は全く生かされず。暢久はこの日も夏仕様で攻守とも全く役に立たず。もっとも暢久の出来もさることながら、浦和の良い時はSBとCHないしSHが連携してサイドを守り、相手のSHないしSBに容易にクロスを上げさせなかったはず。しかし、知らず知らずのうちに攻守の切り替えも遅くなり、かつ運動量も落ちて、SBが数的不利に陥る場面が増えているように思います。

 開始早々、右サイドに張り出した枝村からヨンセンに通され、ヨンセンのシュートは枠を捉えているかどうか微妙でしたが、阿部がクリアしきれずオウンゴール。阿部が名古屋戦で負傷したためか、ヨンセン番は阿部ではなく坪井。ヨンセンは高さがあるだけではなく、長い足を生かしてDFよりちょっとだけ先に足を出すっちゅーのも上手いからなぁ・・・

 早々に失点したものの、同点に追いつけば良い浦和は焦ることなくボールをキープしつつ得点機を窺えば良いはずですが、またしても引いて中央を固める清水守備陣の前でたらたら横パスを回すだけで得点機を掴めず。左で細かくボールを回して大きく右に展開(あるいはその逆)という良い流れもなくはなかったのですが、永田&原口のコンビが使える左ままだしも、右はほとんど暢久一人で、その外を回る動きが乏しかったような・・・ またサイドを深く抉るような場面はほとんどなく、アバウトなクロスを入れて誰にも合わないばかりだったような・・・

 まぁそうは言っても浦和が体勢を立て直しつつあるので後半に期待と思っていたら、左サイドハーフライン付近での永田のミスをきっかけにカウンターを喰らって、右SB児玉→岡崎でまた失点。この日も前後半を通じて中盤のビルドアップでのミスが多くてまるで「自殺志願者」と化していましたが、あれだけミスをやらかせば失点に繋がるのは必定。ただクロスを上げた児玉もフリーなら、ヘッドを撃った岡崎もフリーというのはさすがに萎えました。点が入った後、児玉は地味にガッツポーズ・・・

 前半2失点を喫し、攻撃も手詰まり気味のためか、フィンケは後半頭から啓太・永田に代えてポンテ・アレックスを投入。前半のメンバーではセットプレーのキッカーがおらず、しかも啓太がパスミスを頻発していたのでポンテを投入するのは判らなくもないのですが、特段悪くはなかった永田に代えてアレックスを入れたのは甚だ疑問。どうしてもアレックスは「やあやあ我こそは」になってしまってボールが左サイドで停滞気味。怪我の影響が残るポンテは案の定動けず、後方で配球役に専念。

2枚代えは単に動ける選手を減らしただけに終わり、ただでさえ低調だった浦和の攻撃をますます低調なものに貶めただけに。直輝は懸命に動いていますが、それ以上に致命的なミスが多くて残念至極。また攻撃が左に偏りがちになり、大きなサイドチェンジがほとんど見られなくなったのも気になりました。

 浦和の攻撃力を考えれば致命的な3点目をFKから奪われて試合は事実上終了。しかし、その後も何の工夫も見られないまま、ゆっくりと清水守備陣の前でボールを回し、無理やり中央に突っ込んでは跳ね返され、サイドに持ち出してクロスを入れてもやっぱり跳ね返されるを繰り返して試合終了。なんだか歩きながら「バンザイ攻撃」を仕掛けて、そのまんま機関銃でなぎ倒されているへぼい軍隊のよう・・・

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---岡崎--四千---
枝村--------兵働
---伊東--本田---
児玉-岩下--青山-市川
-----海人-----

66分:岡崎→原
71分:枝村→山本真

|-`).。oO 試合の行方が決して、次節を睨んで主力を引っ込めているって屈辱的やなあ・・・ しかも次節も浦和戦・・・

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2009.07.29

【展望】09年ナ杯準々決勝第2戦清水戦

・明らかにチーム状態が下り坂に入った中で迎える準々決勝第2戦。

・アウェーゴールを一つ与えたのは余分でしたが、それでもホームで無事勝利を収め、浦和が有利なことには間違いありません。ただ今の浦和のスタイル&陣容では第2戦をスコアレスドローで終らせるのは難しく、手詰まり臭プンプンの攻撃陣がどうやって1点を取るかが課題になるかと思います。

・アウェーゴール一つを与えてしまったので先制点を取られると最悪の展開。その後は清水お得意のベタ引きカウンター戦術に悩まされることになろうかと。

・幸いにも浦和が第1戦を勝っているので清水は序盤から攻めに出ざるを得ず(おそらく通常の4-2-2-2で、サイドを厚めにして臨んでくるでしょう)、清水の攻勢を浦和がパスワークでいなして逆に浦和が先制してしまえば一気に圧倒的に有利に。ただ名古屋戦を見るとそんなイメージはさっぱり沸いてこない・・・

・ポンテが名古屋戦で故障してしまいました(幸いにも軽傷だったようですが清水戦出場は微妙)が、名古屋戦の出来が最悪だっただけにセルが使えるのは却って好都合。名古屋戦で復帰した直輝はどう見ても試合感&コンディションが十分ではありませんでしたが、清水戦でどの程度復調しているかが楽しみでもあり不安でもあり・・・

・峻希が故障で帯同メンバーから外れ、左SBは永田スタメン濃厚との報も。

・清水は怪我で戦列を離れていた山本真がベンチ入りの見通し。左足甲痛で千葉戦を休んだ兵働の復帰は微妙。

<第19節:千葉 1-2 清水>

---岡崎--四千---
枝村--------藤本
---伊東--本田---
太田-児玉--岩下-市川
-----海人-----

HT:藤本→青山
60分:太田→原
89分:岡崎→パウロ

・青山は2戦続けてスタメン落ち。しかも怪我人が出たわけでもないのにCBを途中から投入って外部者には実に不可解。

・児玉がCBもできるのには驚きましたが、高木和が抜けた後に補強していないのでCB陣の頭数が足りないのは浦和以上かも・・・

<前回:浦和 2-1 清水>

---原---岡崎---
-----枝村-----
-兵働--伊東-パウロ-
児玉-岩下--青山-市川
-----海人-----

64分:兵働→藤本
64分:原→ヨンセン
80分:パウロ→高木純

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2009.07.28

Talk on Together 2009 夏の部

・中断期間中ではなく、リーグ戦も折り返し点をちょっと過ぎた時点で開催されることになった"Talk on  Together 2009"

開幕前に開催された"Talk on  Together 2009"の内容、及びその模様をあますところなく、かつ迅速に公開したスタッフの仕事振りには大いに感心しました。

・しかしそれから5ヶ月が過ぎて予想以上に上手く行っているようでもあり、先の名古屋戦の惨敗に象徴されるがごとく現実の厳しさを思い知らされつつあるようでもあり、失望はしていないが夢見ごこちでもない、そんな微妙な時期に開催される"Talk on  Together 2009"にどう臨むか。

・私個人の最大の関心事項は橋本社長が現状をどう考えているか、そしてその考えを自分の言葉ではっきりと聴衆に語りかけられるか。チーム強化は信藤TDに委ねるにしても、それ以外の部分では何が最大の問題で、それについてどういう手を打とうとしているのか。それが納得いくものであれば今回の"Talk on  Together 2009"は概ね成功だと思います。その文脈で観客減問題だとか、先般総スカンを食らった「ビジター歓迎」発言とかに言及していただけるとなお結構ですが。

・チーム強化に関して言えばやはり補強見送りの真意に尽きるかと。足下「金がない」のは昨年までの無駄遣いが祟っているのかもしれず、外部から確認のしようが無いのでなんともいえませんが、それならレンタル移籍ではなぜダメなのか。もともと本職がいない左SBだとか、怪我人が相次いで物理的に頭数が足りなくなっているCBだとか、一向に補強の動きが無いのは不可解でなりません。目先監督の要望がないのをいいことにリストアップ作業すらサボっているんじゃないか、と穿った見方をしたくもなります。

・開幕から5ヶ月が過ぎて、なんとなくモヤモヤ感が漂って来たのは、今の浦和がはっきりとした目標を定めていないことに起因するのかもしれません。開幕当初なら戦力の見極めや戦術浸透に時間がかかるでしょうから「明確な目標は設けずに一歩一歩」というのもそれなりに説得力がありました。しかしリーグ内における現在の浦和の到達点が徐々に明らかになってきたにも関わらず、タイトル獲得に拘るでもなく、世代交代を明確に打ち出すでもなく、怪我人の離脱と復帰を絶え間なく繰り返しながら「フィンケにお任せ」でここまで来たような気がしてなりません。

・要は橋本社長同様、信藤TDも現状をどう考え、何が最大の問題で、それについてどういう手を打とうとしているのかが問われるべき時期じゃないかと。20代前半の選手がぽっかりいないという浦和のいびつな選手構成みたいな中期的問題まで含めると時間がいくらあっても足りそうにありませんが。

・フィンケ監督は例によって長々と話をしてくれるでしょうし、含蓄に富むところも少ないないのですが、肝心なことは何もしゃべらないですし、要するに「しばらくお待ちください」で終わってしまうような気がしてならないので、特にこれを聞きたいということもなく。

・会場での質疑応答がない件については、こちらの意見に賛同。過去例からすれば会場での質疑応答は時間の無駄で、サポ目線を持った清尾氏の代言で十分。

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山形2009Ⅱ-(10・了)~牛肉道場

山形2009Ⅱ-(9)から続く)

米沢 17:41 (つばさ126号 E329-1001) 19:30 大宮

米沢からの帰りにも駅弁。米沢は全国屈指の駅弁の宝庫で、この機会を逃す手はありません。

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米沢はさほど大きな街でもなく、しかも乗換駅でもないのに未だに新きねやと松川弁当店の2軒の弁当屋が覇を競っていて、改札口を出たところで仲良く(?)弁当を売っています。昼に新きねやの駅弁を買ったので今回は松川弁当店からチョイス。といっても、赤者効果なのか、あるいは単に買った時間が遅いせいなのか、豊富な品揃えが売り物にも関わらず残っている駅弁は2種類だけとのこと。山形駅でも売っていた「牛肉道場(1,100円)」を購入。

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「奥羽本線とともに百余年」というコピーが鉄心をくすぐります(写真では小さく潰れてしまって読みにくい・・・)。

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ぱっと見は「牛肉どまん中」とそっくり。牛肉を弁当いっぱいに敷き詰めたものですが、「どまん中」と決定的に異なるのが紅生姜(パッケージの説明によると「はじかみ生姜」というらしい)を境に左に牛肉煮、右に牛そぼろとくっきり分かれていること。

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 残念ながらこう分けてしまうと堅い牛そぼろは牛肉煮と比べて不味いことが丸判り。牛肉の2通りの味わいを楽しむ狙いだったのかもしれませんが、両者のレベル差がこう激しくてはどうにもいけません。

 「どまん中」がど真ん中に投げ込まれてもなかなか打てない剛速球投手とすれば、「道場」は球筋が見極めやすくて「どまん中」と球速は大差ないのに簡単に打ち込まれてしまう投手(そういえば「150kmの棒球」と評されたピッチャーがいたなぁ・・・)のようなものでしょうか。

 なお牛肉煮のほうは「どまん中」とほぼ同様の甘めの味付けでしたが、「どまん中」と違ってパッケージに国産牛肉の表示はありません。

 ちょこっとだけ箸休め代わりのおかずがついているのも「どまん中」と同じ構成ですが、個人的には嫌いなしそ巻きが入っていたのも印象を悪くする結果に。他にこぶ巻、酢れんこん、甘露いも、しょうゆ漬。

 パッケージには「創業明治32年、米沢駅開通以来厳選した牛肉を材料に風味豊かな弁当を作り続けてまいりました。お客様に美味しくご賞味いただきたい気持ちは創業当時そのままに平成の七代目は時代と共に本場の新しい味わいをご提供します。」とありましたが、超がんばれ七代目!!!

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2009.07.27

【案】大分の新マスコット

・来年会えるかどうか甚だ疑わしい「ニータン」ですが、今のところニータンには友達・彼女はおろか家族すらいません。

・そこでというわけでもないんですが、昨日NHKスペシャルを見ていて唐突に思いつきました。

・大分の新マスコット「ツタンカメーン」。古代エジプトの「ツタンカーメン」の黄金のマスクをモチーフに、っちゅーか目元だけニータンとそっくりにした人型マスコット(→赤者職人さんがラフデザインを書いてくれるといいな。JA○Cさんとか)。Jリーグ初の呪術系マスコットです。着ぐるみはマスク部分だけで、あとはタイツ姿の生身のオッサンで済むので安上がり!

「ツタンカメーン」の主な仕事
・試合開始前はわざわざビジターまで出張って呪いをかける
・試合中は常にベンチ横でスタンバイ
・相手の汚いファウルや、へぼい判定に対しては逐一タッチライン際まで飛び出して神の怒りを顕にする
・当然ながら4審に怒られ、3試合に1回くらいは退場処分を命ぜられる。まぁここまでやると審判を含めたプロレス風コントみたいだがw
・退場の際は散々4審に悪態をつくことも忘れない。
・身軽なのでアウェーにもかかさず帯同。愛媛に先を越されたが、出島も経験。

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山形2009Ⅱ-(9)~米沢散策

山形2009Ⅱ-(8)から続く)

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上杉神社を含む米沢の中心部は米沢駅から遠く外れていますが、はなはだ残念なことに駅~中心部を結ぶ「100円バス」だとか、観光用のループバスとかが頻発しているわけではありません(頻発どころか、市内でバス自体あんまり見かけなかったような・・・)。従って鉄道で来た場合はタクシーに乗るか、せめてレンタサイクルでも借りないとかなり辛いものがあります。

せっかくNHK大河ドラマ「天地人」の舞台(といっても米沢は終盤に出てくるだけですが)でウケに入っているのに観光の足が良くないのは困ったもの。

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牛肉屋の前には赤者の行列がちらほら。もっとも昨夜天童や山形市内で夜中に焼肉食べてた方も多数いたようですが・・・

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米沢駅から上杉神社へ歩く途中に見かけた九里学園高校(旧米沢女子高等学校)。1935年に建てられた洋風建築で、柔らかな彩りや小さな丸窓が女子高らしさを醸し出しています。「九里」の名は学校のルーツである九里裁縫女学校を興した「九里とみ」から来ています。

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九里学園の前に設えた「うこぎ」の垣根。米沢では古くから食用を兼ねた垣根として利用されており、春から初夏にかけての新芽が美味しくて天ぷらやおひたし等になるとのこと。直江兼続が米沢に持ち込み、米沢藩九代藩主上杉鷹山がうこぎの垣根を奨励したとされていますが、2代目藩主から8代目まで何をしていたのかというのはつっこまない方向で。

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30分ほどかかってようやく上杉神社到着。「天地人」ブームにのって、さほど広くもない境内は観光バスでやって来た団体客で一杯。もちろん赤者もうじゃうじゃ。

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大昔に一度来たことがある(大河ドラマ「独眼竜政宗」をやっていた頃(笑))のですが、神社そのものはさほど変わった様子もなく。 直江兼続の「愛」の兜は上杉神社付属の博物館に納められています。

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上杉神社はいうまでもなく上杉謙信を祀ったもの。なお米沢神社は米沢城本丸跡そのもので、周囲を水堀に囲まれていますが、天守どころか石垣もないのであまり城跡っぽくありません。

なお今となっては上杉氏一色の上杉神社ですが、米沢は戦国時代後期には伊達氏の本拠地で、米沢城は伊達政宗の出生した城でもあります。

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上杉藩中興の祖として知られる上杉鷹山は上杉景勝、直江兼続らとともに米沢城二の丸跡の「松岬神社」に祀られています。

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|-`).。oO なんでもかんでも「たん」をつけてキャラクター化すればいいというものではなかろうに・・・ しかも表情が(`・ω・')シャキーンとそっくりっちゅーのも・・・

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上杉神社に隣接する「伝国の杜」でやっていた「天地人博」。

だいたい大河ドラマ関係の展覧会というのはパネル展示が大部分。しかも肖像権問題がある出演者はともかく、出演者の衣装や小道具も見るだけで撮影禁止。概してあまりサービス精神というものがなく、入場料の割にはしょーもないのがお約束。NHK受信料を払っている人なら無料でいいんじゃないかと常日頃思うのですが、「天地人博」もご多分に漏れず。

但し、ここは米沢市上杉博物館を併設しているので、そこでなんとか元が取れたかなという気も。ただ上杉家ゆかりの品々が上杉博物館と上杉神社に分かれて保存・保管されているのはなんだかなぁ・・・

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上杉神社を一通り回った後は、旧米沢高等工業学校本館(現山形大学工学部)へ。冒頭に紹介した米沢駅はこの建物がモデル。米沢高等工業学校は1910年(明治43年)3月、東京・大阪・京都・名古屋・熊本・仙台に続いて全国7番目の高等工業学校として開設。

 他の6都市と比べると非常に小さな米沢に早々と高等工業学校が建ったのは不思議な気がします(金沢や広島に出来てもおかしくないような・・)が、米沢織の威光がものをいったのでしょうか?

 なお帝人は米沢が発祥の地で、1918年に米沢高等工業学校の講師でもあった秦逸三がその前身「帝国人造絹絲株式会社」を設立。

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上杉家代々の菩提寺「林泉寺」。上杉氏の本拠地があった春日山城の山麓に建立された林泉寺が元で、上杉家が会津→米沢と転減封されるに伴い、1617年(元和3年)に現在の地に建立。仙洞院(=景勝の母)が伽藍建設を推進した功により、中興開基の称号が送られています。

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林泉寺には景勝夫人の菊姫以下上杉家一族の子女、及び上杉家重臣が多数葬られています。上写真は直江兼続とお船のお墓。全くの同型で仲良く並んでいますが、互いに良く助け合い、夫婦仲が良かったことを象徴しているような気がしました。

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2009.07.26

【閉店】BASSOドリルマン@池袋

 池袋メトロポリタン口から池袋警察署方面へ歩いて10分ほど。住宅街の中にあって非常に判りづらいのが難。平日夕方に往訪。

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 「ゼットン」時代に一回来訪したことがあり、美味いことは美味かったのだが1時間も待つ羽目になってヘキヘキした記憶あり。屋号を変えると同時に席数も増やしたとの話を聞き及んで再訪。

 「濃厚中華そば」を楽しみにしていったつもりでしたが、往訪した際は”「つけそば」用のスープを段階的に調整する為、「濃厚中華そば」の販売をしばらくお休み”となんだか良く判らない貼り紙があって残念至極。「中華そば(750円)」を注文。並(180g)・大(250g)が同値段でしたが、夜は「並」で十分。

 店内は「ゼットン」時代からあるカウンター8席に加え、以前ぽっかりと空いていたカウンター手前のスペースに大テーブルが設えてありました。

 先客4、後客2。肌寒い日でしたが「つけそば」を頼んでいる人が大多数。厨房内にはスタッフ4人。

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 かなり底が深い丼で出てきました。

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 スープは煮干とカエシの醤油が強めに効いた感じ。無化調らしいすっきりとした味わいを残しながらも、表面に脂を多目に浮かべて相応のコクを出していました。

 自家製の麺はやや細めで柔らか目の茹で上がり。心持ちごわごわした食感で、柔らか目な割にはそこそこ噛み応えがありました。。

 メンマが大味なのと、バラ肉チャーシューの脂がややしつこかったような・・・

 販売休止中の「濃厚中華そば」は濃厚豚骨魚介の「つけそば」とスープを併用していたようですが、その「つけそば」とは全く違った方向を模索しているような「中華そば」。店にとってどういう位置づけなんでしょうか?

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 日を改めて今回は「つけそば・並(800円)」に。中盛(400g)は同値段。結果的には50円安い小盛(200g)で十分でした。平日夜限定で裏メニュー「濃厚ジャンクつけそば」を始めた模様。

 平日夕方の往訪で先客4、後客2。厨房内には黒シャツのスタッフが3人。さほど混んでいないためか、スタッフの一人は煮干や昆布をせっせと整理していました。

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 麺は底が浅い丼で出てきました。

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 つけ汁は魚介系+動物系で濃厚かつ若干とろみがついたものですが、かなり煮干を中心とする魚介系を強く前に出して渋みが出る寸前でまとめている感じ。甘ったるかったり、酸っぱかったり、油っぽかったりするつけ汁が少なくない中で非常に気に入りました。魚粉のざらざらが目立たないのも好感度大。

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 自家製の麺は太めで堅さは並ながらつるつるとした食感で、しかもかなりの弾力性がありました。つけ汁の絡みも申し分ありません。

 つけ汁の中には大ぶりのメンマと角切りのバラ肉チャーシュー。

 スープ割りは割愛。スープ割を頼んでいる人には「濃かったら言って下さい」と一言声をかけていましたが、元が濃厚なんで相当割らないと濃いままだと思いますが・・・

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【観戦記】09年第19節:浦和 0-3 名古屋

 まるで昨年の終盤のような閉塞感の漂う試合内容。大分に不覚を喫したのはあながちピッチ状態だけのせいだけではないと思わざるを得ない低調な試合でした。

 前半しっかりボールを繋げず、しょっちゅうボールを失っている時点でこの試合は失ったも同然。ボールを引き出す動きも少なければ、玉離れも悪く(特にポンテは厳しいマークを受けて再三ボールロスト)、高めの位置でボールを取られて名古屋の速攻を浴びる始末。

 名古屋が単純にケネディにボールを蹴りだしてくれる分にはまだ良いのですが、浦和右サイド高めの位置で張っているマギヌンに出されるともういけません。対面の暢久の出来が最悪で簡単にクロスを上げられてしまったのがこの日守備面での最大の反省点。まぁそれ以前にボールポゼッションを保てずに名古屋にサイドで基点を作られている時点でゲームプランは崩壊していますから暢久一人を責めても仕方ありませんが。

 マギヌンのクロスは悉く峻希の裏へ。そこへ小川やその後方から田中ないし中村が殺到。両CBがケネディに気を取られて絞りがちになり、それに釣られて峻希も絞ってしまうためか、峻希の裏を立ち上がりから何度も狙われて14分に早くも失点。どう見ても必然の失点。

 フィンケはたまらず峻希に代えて直輝を入れ、細貝を左SB、直輝をCHに。しかし怪我明けの直輝はコンディションも十分でなければ試合感も戻っておらず、とうとう最後までさしたる役に立たず。

 失点後も浦和はほとんど自分の攻撃の形を作れず、原口が左サイドからのカットインで一人気を吐いているくらい。後半になってようやく浦和らしいボール回しが見られるようになり、エジのポスト&原口エリア内突入というビッグチャンスも生まれましたが、原口の狙い済ましたシュートも枠の外。それでも粘り強く攻めていれば同点にはなるだろうと思っていたのですが、FKから名古屋が追加点。今度は引いた位置にいた玉田がどフリーでしたが、これもケネディに気を取られすぎたのかなぁ・・・

 その後の浦和は糸の切れた凧のよう。またしてもマギヌンへの暢久の対応が緩慢で阿部がサイドに釣りだされ、クロスの先にはケネディ。ケネディに押しつぶされた坪井は気の毒でしたが、山岸のお手玉も何だかなぁ・・・

 攻めても4×2の8人でベタ引きで守る名古屋を最後まで崩せず。サイドはある程度捨てて中央で跳ね返す守備網の引き方は対浦和の戦術として定番化してきた模様。名古屋は前回の対戦ではバイタルエリアがスカスカでしたが、今回はそこをきっちり修正。ラインが下がってもコンパクトな陣形を維持。浦和のCHやポンテにボールが入ったところではラインをやや上げて厳しくプレスをかけてきました。

 浦和は中央にクサビのボールを入れたところで悉く潰され、サイドからクロスを入れても中に高さがないので全く効果なし。大きなサイドチェンジで薄いところを攻めるとか、ミドルシュートを試みるとか、ベタ引きの相手に対する工夫らしきものは何もなく、成すすべなく惨敗。

 夏のフィンケサッカーはこんなものなんでしょうか?

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-----エジ-----
原口---ポンテ--高原
---細貝--啓太---
峻希-阿部--坪井-暢久
-----山岸-----

33分:峻希→直輝
68分:高原→セル
73分:ポンテ→西澤

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---玉田--大統領--
マギ--------小川
---山口--中村---
阿部-増川--吉田-田中
-----楢崎-----

76分:マギヌン→吉村
81分:ケネディ→巻
86分:小川→杉本

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2009.07.25

【閉店】もとまる@日暮里

 日暮里駅東口から尾久橋通りを渡って徒歩10分弱。大通りからは少々奥に入った、商業地でもなく住宅地でもない、下町らしい商・工・住混然とした一角にあります。平日夜に往訪。先客1、後客5。

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 潰れたラーメン屋(一度往訪しましたが、あまりに不味くて参りました・・・)の居抜きで、木を多用した和風というか蕎麦屋っぽい落ち着いた内装から券売機までそのまま再利用していました。

 つけ麺にも力を入れているようだったので、味玉つけ麺(780円)を注文。並200gの「つけ麺」だと680円と安いので味玉をつけてみました。

 店内はカウンター9席と2人掛け・4人掛けのテーブルがひとつずつ。水・麦茶・ほうじ茶(ホット)がセルフサービスで、カウンターの一席を潰して給茶機が置いてあります。

 厨房では若者が一人で切り盛り。店が横長なので、配膳までやっていると移動距離が長くて大変そう。

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 縦長の味噌汁を二周りくらい大きくしたような変わった器でつけ汁が出てきました。店の案内によると「豚・鶏・魚介をコトコトとバランスよく仕上げました」とありましたが、流行の濃厚系ではなくわずかにトロミがある程度で、やや鶏がらが強めに出たあっさり目の仕上がり。

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 醤油だれは「小豆島の醤油3種のブレンドと三河本みりんなど」とのことで、甘さ・酸味とも良い意味で特筆すべきものはなく、バランスが取れています。なお無化調とのこと。

 麺は太めのストレートでわずかに柔らか目。もちっとした食感ですが、つけ汁の絡みは良いとは言いがたい感じ。麺皿の下には水切りざるが敷いてあるので、量は見た目より少なく感じます。

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 チャーシューは厚めかつ堅めだが特段の工夫はなし。メンマはかなり甘め。店の案内では「ほぐし肉が入っておりますので、絡めてお召し上がりください」とあり、そうやって食べると確かにやや濃い目に煮込まれた肉の旨味を生かしたままつけ汁も味わえます。単体では麺に対して弱めに感じるつけ汁ですが、ほぐし肉と合わせて食べてちょうど良いくらいに調整してあるのかも。半熟味玉は文句ない出来。

 終盤は自家製唐辛子を入れてピリ辛にしてみましたが、つけ汁の旨さが引き立って肉なしでも十分。ただ最初から唐辛子を入れると出汁の味が判らなくなるので、後半味を変えて楽しむに留めるのが賢明でしょう。

 麺とつけ汁の相性にやや問題があるので、らーめんで再訪してみます。

 なお、店内に蚊がいて、食べている間に二箇所足を刺されてしまいました。

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2009.07.24

野田、岡山へレンタル移籍

一日遅れの話題になりましたが、野田が岡山へレンタル移籍されることになりました(浦和公式にはなぜか期限が書いてありませんが、来年1月まで)。

今年3バックから4バックへと大転換したものの、相馬移籍後本職不在となった左SB。そこに大卒新人ながら本職SBがやって来たので開幕時には大きな期待が寄せられましたが、残念ながらここまでトップ出場なし。半ば本職のアレックスや、同年代ながらはるかに経験に勝る細貝に左SBのポジションを取られるのはまだしも、ユース上がりの峻希や永田にも先を越され、あれだけ怪我人が出ても出場機会を得られなかった野田が非常に厳しい状況にあったことは確かです。

サテライトで今年4回野田のプレーを見る機会がありましたが、サテ新潟戦はホームアウェーとも途中からの出場で、しかもSBではなくFW/SHでの出場。サテ山形戦でようやく本職の左SBに入りましたが、足を攣って78分に退場。続くサテ草津戦でも左SBに入りましたがなんとも消極的なプレーに終始(もっとも野田に限らずチーム全体が低調でしたが・・・・)と、良いところは見せられず。

長期離脱していた平川が近々戻ってくる見込みが立った時点で、目先トップ出場が難しい野田に経験を積ませる趣旨で浦和が移籍先を探していたものと推察されます。

大卒とはいえ新人が年半ばにしてレンタルに出されるケースは浦和ではちょっと記憶にないのですが、残り時間の少ない大卒新人ですから一刻も早く岡山でレギュラーポジションを掴んで、堂々たる実績をもって浦和に帰ってくることを願うばかりです。

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【展望】09年第19節名古屋戦

・名古屋はACLこそベスト8に駒を進めているものの、リーグ戦は第11節以降極度の不振に陥って(途中4連敗も)、勝ったのは第16節G大阪戦のみ。ナビスコ杯準々決勝第1戦ではFC東京にアウェーながら1-5の衝撃的な敗北を喫して事実上終戦。

・名古屋低迷の主因と目されたダヴィは中東へ去り、代わりに豪州から長身FWケネディを獲得。「長身選手のポストプレー&サイドからの分厚い攻撃」という昨年のスタイルに回帰。

・まぁ土台があるといえばある分だけ再構築は楽なんでしょうが、絶賛大迷走中のチームがケネディ一人で一夜にして立ち直るというのも妙な話。浦和相手の場合、名古屋のストロングポイントであるサイドでそもそも優位に立てない可能性が高く(従ってケネディへ良い形でボールが入らない)、しかも中央は甚だ脆弱。浦和の運動量が落ちる終盤に名古屋も左右からの放り込みで好機は掴むでしょうが、それまではせいぜい互角のような・・・

・またケネディがサイドからのクロスに対してフィニッシャーとしてどの程度の能力を持っているのかは全くの未知数。

・とはいえ、日本代表に対してケネディが猛威を奮ったのは記憶に新しいところで、ケネディにフィジカルで唯一対抗しうると目された闘莉王が運が悪いというか、間が悪いというか前節大分戦で負傷。「腹直筋」って初めて聞く筋肉ですが、笑いすぎて腹痛てぇ!!という時は腹直筋の損傷を疑ってかかったほうがいいのかもしれません(苦笑)。しかし、闘莉王ってしょっしゅう名古屋戦を休んでいるような気がします・・・

・名古屋は16節からスタメン起用されている竹内が出場停止。CB吉田が故障明けで前節から復帰。一時帰国していたバヤリッツァはてっきりそのまま退団するものと思っていたのですが、これまた前節からベンチ入り。

・ダヴィと共に今季の補強の目玉だった右SB田中隼は左足首の故障を抱えたまま出場している模様。どうりで今季活躍した話をあまり耳にしないわけだ・・・

・浦和は長期離脱していた梅崎や平川に加え、直輝や坪井も全体練習に戻っては来たようですが、出場は当面先で相変わらず苦しい布陣。

-----エジ-----
原口---ポンテ--高原
---細貝--啓太---
峻希-阿部--暢久-西澤
-----山岸-----

・結局名古屋戦はこんな感じでしょうかね? リーグ戦のGKを山岸に代えないといけないほど都築が不調とは思えない(あえていえばキックの精度が落ちているのが気になったのかも・・・・) のですが、大分戦の失点は山岸のせいじゃないからまた簡単に都築に戻しづらいでしょうに。

・大分戦のアレックスの出来には失望を禁じ得ず、原口&峻希の相性が抜群に良いことを考慮すれば、右SBに西澤を入れたほうがまだマシかと。西澤の守備はアレックス同様相当おっかないんですが(苦笑)

・まぁサイドで先手を取れるかどうかが対名古屋戦の鍵で、原口&峻希のコンビネーションで名古屋の右サイドをボコボコに出来れば一番良いのですが・・・

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<第18節:名古屋 1-1 京都>

---玉田--大統領--
マギ--------小川
---山口--中村---
阿部-増川--吉田-竹内
-----楢崎-----

76分:マギヌン→田中

・G大阪戦後4-3-3を試したようですが、あっさり放棄して元の4-4-2に。
・マギヌン→田中の交代後は3-5-2にシフトした模様。

<前回:名古屋 0-1 浦和>

---ダビ--玉田---
小川--------マギ
---吉村--中村---
阿部-増川--バギ-田中
-----楢崎-----

HT:玉田→杉本
68分:阿部→巻
68分:吉村→山口

・得点は原口の1点に留まったものの、中盤で名古屋を圧倒しての快勝。
・終盤は名古屋の反撃を許したものの、名古屋は不利な判定で激昂して自滅。

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2009.07.23

浦和レッズ定期預金

埼玉縣信用金庫レッズ応援定期贈呈式(09.7.21)

『浦和レッズ定期預金』は2005年から開始。同年は517億円、2006年は381億円、2007年は534億円、2008年は611億円、今年2009年は1万4045件、308億円が集まりました。

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|-`).。oO 前年度の戦績・内容と見事にシンクロ・・・ 金の流れは正直だなぁ・・・

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山形2009Ⅱ-(8)~牛肉どまん中

山形2009Ⅱ-(7)から続く)

山形 12:06 (つばさ114号 425-3) 12:40 米沢

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 蔵王から戻って「つばさ」で米沢へ。ちょうど後援会の団体専用列車の出発時間にぶつかってしまったようで山形駅は赤者だらけ。

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 そして驚くべきことに山形の駅弁コーナーや立ち売り場から駅弁が消えうせているんですな・・・ 山形の駅弁はレベルが高いとは言いがたく、やむを得ない場合でなければ食指が動かないものですが、これが売り切れてるって恐るべし赤者・・・ 

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 ところが新幹線改札口をくぐった先の売店でなんと米沢の駅弁を売っていました。米沢の駅弁は全国屈指の美味さ。2種類ありましたが、新きねやの「牛肉どまん中(1,100円)」を購入。

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 ハイカラさんなパッケージですが、公取委の逆鱗に触れないように「米沢牛」という言葉は巧みに回避しています(原材料欄に”国産和牛”と小さく書かれていますが)。

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 蓋を開けると牛肉!牛肉!牛肉! 牛肉煮を弁当箱一杯に敷き詰め、箸休め代わりにちょっとだけ煮物や漬物を添えただけの、まさに「牛肉どまん中」。うなりを上げて剛速球を投げ込んでくる、故津田恒美投手を髣髴させるネーミングがぴったりの思い切りの良さが光ります。すき焼きにも似たやや甘めの味わいですが、その甘みが牛肉の脂と渾然一体となってご飯の美味さを引き出した格好に。牛肉煮だけだとコスト高になるためか牛そぼろも混じっているようすが、そぼろの存在はさほど気にならず。

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 脇役に里芋、にんじん、昆布の煮物。玉子焼き、かまぼこ、そして漬けあわせ。煮物や玉子焼きではなく、野菜類を入れたほうがバランスが良いように思いますが、圧倒的なストレートの威力の前では、少々カーブに切れがなくてもさしたる問題ではありません。

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2009.07.22

橋本社長「ビジター歓迎」発言

昨朝スポーツ各紙を賑わせた橋本社長の「ビジター歓迎」発言。

まぁスポーツ紙に載った話をああでもないこうでもないと逐一詮索するのもバカらしくとりあえずスルー。スポーツ紙に載った言の葉ではなく、何をやろうとしているのかオフィシャルに明らかになった時点で論評しようかと思っていたのですが、クラブへの問い合わせがあまりにも多かったのか、昨夜唐突に「ファン・サポーターのみなさまへ」との社長メッセージが出されました。

といっても、「対戦相手のサポーターを意識した「歓迎」の横断幕を張り、熱中症対策でアウェー側の入場ゲート周辺に仮設テントを設置するプラン」とまで書かれている新聞記事と比べてもあまりにも具体性がありません。”「相手チームを圧倒するホームスタジアムの雰囲気」が最も大切なものです”と謳うことで、「ビジター歓迎」発言の火消し・トーンダウンにかかっているのが伺える程度。

当方はビジターに対してはスタジアムにおける居住性改善以上の施策は不要。観客動員増を狙ってのビジター歓迎策なんて見当違いも甚だしいと考えますが

・「ビジター歓迎」とは具体的に何をやろうとしているのか
・ナビスコ杯で露呈した観客数急減に対して、どのような手を打とうとしているのか

の2点について、来る25日名古屋戦のMDPにもう少し踏み込んだ話が載るものと期待しております。

|-`).。oO でも社長の初仕事がこれかよという失望感は否めないだよなぁ・・・・

|-`).。oO 信藤TDは何にもやっとらんけど、大丈夫か・・・

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(参考)

浦和観客増へおもてなし、敵サポ「歓迎」(日刊 09.7.22)

 浦和が観客動員アップを目指し、ホーム戦に来場する対戦相手のサポーターへの「ホスピタリティー」を強化することが、分かった。埼玉スタジアムでの主催試合当日、最寄りの浦和美園駅構内に、対戦相手のサポーターを意識した「歓迎」の横断幕を張り、熱中症対策でアウェー側の入場ゲート周辺に仮設テントを設置するプランを検討中だ。

 橋本社長は「地元の方はもちろん、遠方から来られる方も、また足を運びたいと思えるような雰囲気をつくりたい」と話し、自治体や関係各所との調整に入った。同社長は4日のアウェー山形戦を視察した際、横断幕や花笠音頭など地域をあげた歓迎に感銘を受けたといい、「こうした取り組みをした方がいい、というお手紙を多数いただいてます」という。

 シーズン半ばの現在、今季の主催試合平均観客動員数は、昨季を約3000人下回る。15日のナビスコ杯準々決勝清水戦は、埼玉スタジアム史上最少の2万1271人。J屈指の人気にあぐらをかくつもりはない。

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山形2009Ⅱ-(7)~蔵王温泉

山形2009Ⅱ-(6)から続く)

山形 7:40 (山形交通)  8:17 蔵王温泉
蔵王温泉 10:40 (山形交通)  11:25 山形

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そそくさと朝食を済ませたあとは蔵王温泉へ。山形駅から蔵王温泉まではバスで約40分。

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スキー場としても有名な蔵王温泉ですが、んだスタからはやや距離があるためか、ここに宿泊した赤者らしき姿は見あたらず。またスキーシーズン以外ではさほど人気がないのか、日曜朝の宿泊客が捌ける時間帯というのに、あまり温泉街に活気が見られません。

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高湯通りを伝ってまずは「下湯」へ。

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「下湯」の横には何時の間にか足湯が出来ていました。案内板によると蔵王温泉は「西暦110年に吉備多賀由に発見され、蝦夷征伐で傷んだ身体が完治した」とありますが、蝦夷征伐最中の敵地のど真ん中で療養せんだろう、フツー(笑)。

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泉質は「酸性・含硫黄-硫酸塩・塩化物泉」。源泉での温度が56.9度と高いので井戸水を加水して温度調整していますがもちろんかけ流し&消毒なしで、強酸党員も大満足。

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蔵王の温泉街を見下ろすように建つ酢川温泉神社。歴史書「三代実録」に「873年(貞観15年)6月26日に出羽国酢川温泉神社に正五位下を授く」とあるそうで、温泉共々歴史があるのは確か。

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神社から戻って、今度は「上湯」へ。

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湯船は「下湯」の1.5倍くらいありましょうか? 泉質は「下湯」と全く同じかと思ったのですが、「酸性・含硫黄-アルミニウム・硫酸塩・塩化物泉」と微妙に違いました。

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再び湯冷ましを兼ねて周辺を徘徊。

蔵王名物の露天風呂。普段はリフトで登るような距離を歩くと結構くたびれます。この辺りまで来ると車でやって来た赤者もちらほら。

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最後は高湯通りからやや離れた位置にある「河原湯」へ。温泉客が行き交う通りから外れ、しかもやや奥まった位置にあるのでちょっと判りにくいのが難。

ここは湯船の底に敷いてあるスノコから湯が湧き出てくる仕組みが面白い。但し、排水が追いつかずに湯船から溢れ出たお湯が浴室の床に溜まりまくっているのはなんとかして欲しいところ。

泉質は「酸性・含鉄・含硫黄-アルミニウム・硫酸塩・塩化物泉」とこれまた上湯・下湯とは微妙に異なります。

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あなた愛してくれた 全て流してくれた  それは湯だまりでした。

3つも共同浴場を巡ったため、帰ることには体中硫黄臭。帰りの新幹線で横に座っていたオッサンが露骨に嫌な顔をしていたような、そうでもないような・・・

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2009.07.21

山形2009Ⅱ-(6)~NDスタジアム

山形2009Ⅱ-(5)から続く)

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長々と初日を観光に費やしましたが、ようやくスタジアムへ。シャトルバスには16時半頃乗車。乗り場は何時の間にか山形駅東口から西口に変わっていて、どういうルートでスタジアムに向かうのかと楽しみにしていたのですが、バスは混み合う国道13号なんぞには目もくれず、いったん大きく西へ迂回してから北へ転進。

東北中央道のわき道みたいなところを走り、行き止まりでようやく東に向きを変えて奥羽本線を越えてスタジアム近くの国道13号との交差点へ。線路を越えたあたりで渋滞に嵌り、所要時間約45分。

なおシャトルバスに乗っている姫者はわずか親子1組・・・ 山形は完全な車社会で、行きはともかく帰りは山形駅へ戻ってきたところでそこから自宅へ行く足がありませんから、地元民にとってシャトルバスなんて何の意味もないのかも・・・

帰りは試合終了直後にスタジアムを後にしたのが効いて渋滞ゼロ。所要約30分でした。

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山形はスタジアム前の屋台が充実しているのはサテライトで確認済だったので、さほど驚きは無い。っちゅーか、サテライトで出ていた屋台とリーグ戦で出ている屋台の数に大差がないというのが最大の驚きだったりします。

赤者がずらずら並んでいるのでなんだか良さげと思って「どんどん焼き」の列に並び、しかも「山形だけの、はしに巻いたお好み焼です」とのコピーに釣られてソース味としょうゆ味の食べ比べまで試みたのですが・・・

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申し訳ないが、お好み焼きとは似ても似つかない食いもん。具が無く、しかも焼き方が下手でべちょっとしているたこ焼きが串に突き刺さっているようなもの。2本も買ってしまって激しく後悔しました。粉もん王国大阪をなめるな!

|-`).。oO なんで急に大阪やねん・・・

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売店周辺で知人に勧められた「山形牛串焼」「米沢牛煮込み」は既に売り切れ・・・・

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やむなく「もつ煮」を買ってはみたものの、残念ながら全然煮込み加減が足りなくてイマイチ・・・ もつ煮の実力もサッカーの実力も鹿島に遠く及ばないといったところでしょうか。

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人気のカリーパン。店を出していた「明友」のオッサンに聞いたところ、この日は18時間労働(!)にも関わらず、作る傍から売れていってとうとう品切れとのこと。これも一つのJ1の洗礼、っちゅーか赤者の洗礼ということで、来年は仕込みの数を間違えないようにお願いします。っちゅーか、埼スタで売ったら馬鹿売れやで、これ。

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仕入れていたトマトが足りなくなって、ジュビロ戦用に仕入れていた鰻を使ってしまったので、ジュビロ戦用の具材アイデア募集中。鰻は浦和の知られざる名物であることを知っていたわけではないみたい・・・ 

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働く「ディーオ」。

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着ぐるみは作成されていないものの不気味な存在感を漂わせている「岩男」。

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担架に載ってそのまま病院送りという事態は避けたいものですが、この日は残念ながら古橋が負傷退場・・・

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ハーフタイムに突如表れた"おいしい山形"のマスコットキャラクター「ペロリン」。駅でよく見かけますが、JR東日本のキャラクターではなく山形県のキャラクターでした。

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同様にハーフタイムに突如表れた山形県知事。山形の名産案内で挨拶を止めておけばいいものを、モンテディオの応援演説までやってしまったので赤者から盛大なブーイングを浴びる始末。もっとも昔の大分県知事(?)@ビッグアイみたいに話を赤者に完全にかき消されてしまうよりははるかにマシだったんですが・・・

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2009.07.20

油そば専門店 浜そば@湯島

 湯島駅から天神下交差点を右入ル。

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 平日夜に往訪。先客ゼロ、後客2。厨房内には2人いましたが、暇なせいか、女性スタッフはすぐに店外でチラシ配りへ出てゆきました。

 油そば専門店ですが、トッピングを豊富に用意しているため券売機のボタンは実に賑やか。 「浜そば・大盛(680円)」を注文。並だと150gとちょっと寂しげだったので大盛(250g)にしてみました。

 店内はI字型カウンター6席のみ。厨房を背にして壁に向いながらの食事であまり気持ちのいいものではありません。

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 店内に貼ってある「油そばの食べ方」に従って酢とラー油をかけて、さらに麺とタレを一頻りまぜまぜ。

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 麺は浅草開化楼製の極太縮れ麺。非常に堅く、食べ応えがあります。

 ただ食べ進むと口回りがどうしても油だらけになってしまうのが難。くどいとか、もたれるといった感じはそれほどしませんし、たまに食べるにはいいかなと思いますが、店を変えて油そばを食べ比べる気は起こらず。メンマ、白髪ネギ、海苔、そして角煮っぽいのが入っていますが、圧倒的な油感の前にはいずれも無力。

 店外に「カロリーはラーメンの2/3、塩分は1/2」と大書してあって健康志向を謳っていますが、とてもそんな風には見えず。「ラーメン」が具体的に何を指しているのかが不明な上、しかもスープを全部飲んだ場合と比較しているのでは?

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2009.07.19

【閉店】縁や@池袋

 池袋東武・プラザ館B2。食品売り場の一角に店を構えていますが、通路との仕切りがガラス張りで店内が丸見えっちゅーのは食べている側にとっては愉快ではないはずじゃ?

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 平日夜に往訪。先客1、後客ゼロ。

 「えびそば」が有名ですが、ラーメン向けの食材としては海老が苦手なのは何度も実証済みなので「元味ラーメン・味噌(890円)」を注文。醤油や塩もありますが、なぜか味噌だけ100円アップ。前金制。

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 店内は全部テーブル席。しかも2人掛けのものがほとんど。この辺は買い物ついでで手荷物を持っている客が多いことに配慮したものかどうか。厨房は別室に設えてあって様子は判らず。

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 あわせ味噌のスープは甘めの味わい。ラードを使用していないためか、今の流行のものに比べるとこってり感がなく、食べやすいともいえるし、物足りないともいえるし、ちょっと微妙。

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 麺はやや細めの縮れ麺。味噌には珍しい気がしますが、スープのこってり度が低いために相性は悪くありません。

 具として玉ねぎを主体とする炒め野菜が入っているのは札幌の定番で大いに結構なんですがモヤシがないのでボリュームに欠けるのが難。冷たいメンマとか薄いバラ肉チャーシューとか海苔とかを添えて埋め合わせ。

 悪くはありませんが、どう考えても890円を取る内容ではないかと。

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【観戦記】09年第18節:大分 1-0 浦和

 相変わらず風が通らずにまるで低温サウナのような九石ドーム。ちょっと走っただけであちこち穿りかえって、あたかも芋畑のようなピッチ。前半エジがGKの頭上をループでぬいたシュートがゴールマウスに吸い込まれる直前でクリアされたのが惜しかったくらいで、それ以外はチャンスらしいチャンスなく見所皆無の敗戦。

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 ベタ引きで守りに守って浦和の運動量が落ちる終盤に勝機を見出すという昨年の大分の勝ちパターンにどっぷり嵌ってしまいました。相手が丸1週間空いているのに対し、こちらは中2日での長距離遠征という条件の差はあったでしょうが、ACLを挟んでの大分アウェー戦で勝ったクラブもあるわけで、そういう強豪クラブと比べるとしんどい条件の試合を勝つだけの力はまだ浦和には不十分ということなのでしょう。「連戦に弱い」「夏場に弱い」と目されたフィンケサッカーの限界を余すところなく披露してしまったような残念な試合でした。

 大分のフォーメーションは一応3-4-2-1なんでしょうが、ほとんどの時間帯で浦和にボールを支配されて押し込まれているので、実際は5-4-0-1みたいなもの。最前線に高松を残して後は全員守備に回る極端な守備シフト。中央はがちがちに固められ、サイドのスペースもなし。それでも浦和はなんとか左サイド中心に縦パスや縦のポジションチェンジでサイドからDFライン裏の狭いスペースを突いたり、あるいは闘莉王からのロングフィード一本でエジにDFライン裏を突かせてみたりと工夫はしていましたが、全くチャンスに繋がらず。

 清水戦のように、細かくボールを回して相手を引き寄せてから一気に相手が薄くなった逆サイドに振るような攻撃はほとんど見られず。中2日で動けないためか、ボール回しに緩急の「急」がなく、常に同じようなゆったりとしたリズムでボールを回しているだけなので相手が大してボールに喰らい付いて来ず、どこにボールを回しても常に相手に数的優位を作られて守られる始末。中央にくさびのボールを入れると大分はファウル覚悟で寄って集って潰しに来るため中央でのタメが出来ず、それゆえサイドのスペースが開かないというどつぼ状況。

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 それでも立ち上がり以外は攻められる局面はほとんどなかったので、しつこくボールを回していけばなんとかなるだろうと思っていたのですが、その構想を突き崩したのが謎の闘莉王→アレックスの交代(アレが左SB、峻希が右SB、暢久がCBへシフト)。闘莉王が前半相手ゴール前で交錯して傷んだので、フィンケらしい大事をとっての交代としか考えられませんが、この交代は攻撃になんら寄与しないどころか原口&峻希の左サイドのホットラインを寸断してしまい、しかもDFラインが急速に安定を失ってしまう副作用が出てしまいました。峻希が右で攻撃参加してカットされ、その裏を突かれるのは半ば致し方ありませんが、大分のカウンターで中途半端に前に出ているアレックスの裏を突かれたパターンがいかに多かったことか・・・

 もっとも浦和の攻撃は完全に手詰まり状態だったので、闘莉王に代わって投入される選手がアレックスではなく永田や西澤だとしても結果に大差はなかったかもしれませんが、負傷が癒えて久々に実戦投入されたベテラン選手のパフォーマンスとしてはかなり寂しいものがありました。

 高原・エジは休みなく出場していてお疲れのためか共に精彩を欠き、ポンテはしょっちゅう審判に噛み付いて調子が悪いのが丸判り。局面打開のためセル投入が待たれるところで、実際その通りになったわけですが、下げたのはなんと啓太。ポンテを2.5列目に下げて「細貝死んでくれ」システムにしましたが全く効果なし。

 大分は作戦通り後半25分あたりから明らかに前に出始めたため、もともと最終ラインが不安定になっている中での「細貝死んでくれ」システムは完全に裏目に。失点は大分左CK→深谷ヘッドというセットプレーでしたが、攻撃は手詰まり、守備は不安定という状況を考えれば妥当な敗戦と言わざるを得ません。峻希が疲れているのは明白でしたが、峻希→西澤の交代が失点してからだったのは惜しまれます。

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-----エジ-----
原口---ポンテ--高原
---細貝--啓太---
峻希-阿部-闘莉王-暢久
-----山岸-----

52分:闘莉王→アレックス
78分:啓太→セル
84分:峻希→西澤

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-----高松-----
--金崎----家長--
鈴木-宮沢--エジ-高橋
-上本--森重--深谷-
-----西川-----

59分:家長→清武
76分:鈴木→藤田
80分:高松→フェルナンジーニョ

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2009.07.18

麺屋いっこく@大山

 大山駅北口から東側(遊座大山)へ出てすぐ。自宅から自転車で40分。平日昼に往訪。開店直後の入店でしたが先客ゼロ、後客5。全員近所のサラリーマン風。

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 店内は間口が狭くてやたら奥行きが深く、手前に4人掛けテーブルが2卓と2人掛けテーブルが1卓。奥にカウンター8席。券売機はなく後払い制。

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 メニューがやたら豊富で、しかもメニューが極彩色なので目がチカチカしますが、夏のお勧め商品と思しき「辛ジャンつけめん(750円)」を注文。中盛まで無料サービスということで中盛にしてもらいました。夜は居酒屋兼業で焼酎やおつまみ類にも力を入れている模様。

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 厨房にはオヤジばかり4人。年齢はバラバラですが、揃いの赤Tシャツ。日頃見慣れた光景だけに妙に親近感が沸きます(苦笑)

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 「熱いので上のほうを持ってください」って、上のほうもそこそこ熱いんですが・・・

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 真っ赤なつけ汁の上にちょこんと唐辛子が乗っています。ピリ辛どころか、そこそこしっかりした辛さ。しかもやたら辛いだけではなく、つけ汁にしっかり旨味が出ています。腹に余裕があればご飯を入れても美味しいかも。わずかにとろみがついたつけ汁の中にはメンマや細切りチャーシュー、モヤシ、刻みネギ。

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 麺は太めでかなり堅くてごわごわした食感。つけ汁はさらっと絡む程度ですが、あんまり絡むち辛くて食べづらくなるのでこの程度が最適。メンマなど具を適宜絡めながら食べているとつけ汁も加速度的になくなって行きました。

 看板が派手でやたらメニューが豊富な店というのはあまり良い思い出がありませんが、良い意味で予想を裏切られた店でした。他のメニューで再訪必至です。

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2009.07.17

大分、悪夢のシナリオ

フェルナンジーニョ、浦和戦でデビュー!

→ 例によってボールをもらったら、九石ドームでもとりあえずコネコネコネコネ・・・

→ グギッ!!!

→ 開始10分も経たずに負傷退場

→ 検査の結果、全治6ヶ月の重症

→ シーズン終了・・・

|-`).。oO 10分は極端としても、フェルナンジーニョのプレースタイルはいかにも九石ドームの劣悪な芝で怪我しそうなんだよなぁ・・・

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【展望】09年第18節大分戦

・埼スタでの0-1の敗戦に始まった大分の連敗。とうとうリーグ戦では一勝どころか一つの引き分けすら敵わず、あれよあれよと言う間に14連敗。そしてまた浦和戦が巡ってきました。

・リーグ戦半ばにしてJ1残留が絶望視されるほどの怒涛の連敗街道を突き進むに至った主因がシャムスカ監督にあるとはとても思えないのですが、資金がなくて補強がままならない大分が打つ手は限られており、浦和戦を目前に惜しくもシャムスカを更迭。

「デビューとフィナーレは浦和戦」が皆の願望って、12冠だか弱冠だか十姉妹だか、そういうクラブは誰の眼中にもないというのがこの国のかたち。どれだけ歪んでんねん(苦笑)。

・ポポビッチ新監督は残念ながら浦和戦には間に合わず。「松山博明強化担当が暫定的に指揮を執る」って、それって昨年の浦和ならオジェック監督解任後にシュータンが指揮を執っているようなもので、そのニュースだけで浦和の街は赤々と燃え上がり、大虎続出やん・・・

・代行監督なので特段変わったことをやるとは思えず、急遽獲得したフェルナンジーニョの出場の有無が気になる程度。

・浦和は中2日で長距離移動を強いられた分、コンディションで大分に分があるのは否めず、スコアレスで後半に突入すると非常に嫌な予感がします。

・浦和はシャムスカ在任中に九石ドームではとうとう一回も勝てなかったのが残念至極。

<第17節:磐田 3-1 大分>

---猛犬--高松---
鈴木---清武---家長
-----エジ-----
坪内-上本--藤田-高橋
-----西川-----

HT:ウェズレイ→金崎
66分:家長→前田

<前回:大分 1-1 浦和>

-----高橋-----
金崎---家長---清武
---宮沢--藤田---
坪内-森重--上本-梅田
-----下川-----

79分:清武→小手川
86分:金崎→東

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2009.07.16

ダンスシューズはお蔵入りか?

恒例の試合前日、フィンケ監督の長話(通称「チカチカタイム」)。謎のガーナ人練習生の話が延々と続いていますが、気になったのはここ。

「私たちのクラブには22歳から27歳の間の選手がほぼいません。28歳から33歳の選手はたくさんいます。27歳から22歳の選手はあいている。そして22歳から18歳の選手はまたたくさんいます。ということは22歳から27歳の選手がほぼいない、これはこのクラブで長い間、若手選手の獲得、もしくは若手選手が主力として活躍できるような形での育て方をしていなかった証拠ではないでしょうか。」

まぁ、改めてフィンケに言われるでもないことですが、

・04年以降大型補強を繰り返したが、補強選手はほぼ全員アテネ世代より上。
・オフトが79年組(坪井・平川)&長谷部の育成に成功したが、その後内部でスタメンクラスまで育ったのは細貝のみ。育成目的の外部レンタルは今のところ全員失敗。
・しかも長谷部が外部流出。
・08年になってようやく若手育成を掲げては見たものの、半年でお蔵入り。

その結果出来上がったのが「22歳から27歳の間の選手がほぼいません」。

で、どうするのかと

「そして私をこのクラブに招いた方が最初にはっきり言っていたのは、このクラブは若い選手をもっと育成していきたい、今までのやり方を変えてもっと選手を積極的に育成していきたいということを直接、クラブの方からうかがいました。ですから私はこのクラブに最終的に来ることにしました。社長は今、変わったわけですが、新しくクラブの社長に就任した橋本代表も私に対して、新しく進み始めた道を今後も進むべきだということを伝えてくれました」

とあって、クラブは若手育成に賭け、それをフィンケに託しているとのこと。言い換えれば、外部からの補強で世代の穴を埋めるつもりはなさそうです。

ただ

「一昔前のようにとても高くて有名な選手を買うような予算はこのクラブにはないんです」

とフィンケがクラブに金がないことを繰り返しこぼすのはどうにも違和感が拭えず。

欧州のビッグクラブで活躍するような外国人選手を獲る金がないのは確かで、それゆえフィンケがかつてフライスブルグでやっていたようにマイナーな国から選手を発掘するのは一理あるのですが、移籍金規定がなくなった後の国内移籍についてはどう考えているのでしょう?

これまでのコンテクストからすれば国内移籍にも消極的と目されますが、昨年よりは大幅に減少したとはいえ依然日本で最も稼いでいるクラブの金はどこに消え、どこに消えようとしているのでしょうか?

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【観戦記】09年ナ杯準々決勝第1戦:浦和 2-1 清水

 清水がアウェーで迎えるナビスコ杯準々決勝第1戦は「まずは負けないこと、できればアウェーゴールを取ること」を念頭に、エコパでの一戦同様引いてカウンター狙いで来ることは明々白々。エコパでは結果的に2点取って浦和が一時逆転に成功したとはいえ、ゲーム自体はほぼ長谷川監督の想定通りに進んでしまいましたから、浦和はその時からどの程度成長しているかが楽しみでしたが、終わってみれば長谷川監督のゲームプランを粉々に打ち砕いての完勝。

 清水は早々と先制点を許した上にカウンターで得点するどころか、終盤何度も浦和にカウンターのチャンスを与えてしまいましたし、ヨンセン温存もできませんでしたから「アウェーゴール1」が唯一の好材料。といっても、セカンドレグでは浦和相手に前に出ないといけない羽目になり、そうなると必然的に殴り合いの展開になってわずか1点のアウェーゴールはあまり意味がないような気がしますが・・・

 浦和にしてみればアウェーゴール一つを与えてしまったのは余計でしたが、それ以外に清水に与えたチャンスらしいチャンスは2回くらい。浦和は長期離脱選手以外に直輝・啓太・坪井を欠き、清水は山本真がいないくらいでほぼフルメンバーだったことを考えると、満点とは言わないまでも90点くらい与えて良い試合内容だったと思います。

20090715no006

---エジ--高原---
原口--------セル
---濱田--細貝---
峻希-阿部-闘莉王-暢久
-----山岸-----

54分:濱田→堀之内
66分:セル→ポンテ

 この試合の注目ポイントは坪井&啓太の穴をフィンケがどうやって埋めるか。阿部がどちらかを埋めるのは当然として、空いたCH/CBに誰を入れるかが見物でしたが、フィンケの選択はなんと新人濱田の抜擢でした。フィンケはナビスコでは新人をSH/SBという、ミスを犯しても直ちには致命傷にならないサイドのポジションで積極的に起用し、センターラインを経験のあるメンバーで固めるという方針でここまでやって来ましたが、ついにその方針を曲げて濱田をCHに起用しました。

 「引きこもり&カウンター」戦術でG大阪に大勝して意気揚々だったはずの清水ですが、浦和は同じ手を喰らうことなく楽々清水守備陣を攻略。清水は後ろの7人が深く引いてしまうため、前の3人が(特に浦和のCHに対して)形ばかりプレスを掛けてもボールが取れるはずがなく、浦和が立ち上がりからボールを支配。ここまではエコパと同じですが、エコパと違ったのは枠を捉えていないとはいえ早々に何度かフィニッシュに持ち込めたこと。特に原口&峻希による左サイド攻撃が嵌りに嵌って、清水守備陣をパニックに陥れました。

 細かくパスを回して清水守備陣を中央、あるいは右側に引き寄せておいてから一気に左に展開。そこでどフリーで待ち構えている原口が峻希を囮に使いながら一人で清水のパウロ&市川を翻弄。清水は中央を固め、それが中央突破指向の強いG大阪相手には上手く行ったのでしょうが、浦和はどちらかというとサイドを使ってくることを見落としているのかどうか。どう見ても清水の左サイドには大穴が開いていました。

 何の役にも立っていないパウロは原口に振り回されたあげく、とうとうエリア内で原口を倒してPK与。PKキッカーが闘莉王だと判った時の場内のどよめきはただならぬものがありましたが、闘莉王がそれを難なく決めて浦和先制。これで「スコアレズドローで十分、できればカウンターで1点」という長谷川プランはあっけなく崩壊。その後も高原が左サイド深く抉ってクロスをエジとか、セットプレーから闘莉王ヘッドなど浦和に何度か好機がありましたが追加点ならずに前半終了。

 先制された清水は仕方なく前に出てきました(途中から4-2-2-2にしてサイドを厚めに)が良い形でボールが取れず、ようやくボールを奪ったかと思えばヨンセンがいないのにいきなり前線に放り込むという意味不明の攻撃を繰り返すだけで、およそ点が入る気配なし。浦和は慌てさえしなければ清水の攻勢を簡単に凌げるだろうと楽観視していたのですが、残念ながら初スタメンの濱田が耐え切れずにまさかの失点。

 前半の濱田は可もなく不可もなし。清水のプレスにもすぐに慣れ、不用意にボールを失うことなく無難にボールを捌き、たまに前線に顔を出すといった按配。しかし後半闘莉王と被ってなんでもないボールをクリアミスし、失点に直接絡んでしまって動揺したのかその後は危険なミスを連発。暢久→濱田のパスをカットされてカウンターを喰らう一幕も。

 やむなくフィンケは堀之内を投入して鎮火に努め、それが直ちに奏功。再び引いてしまった清水に対して闘莉王のミドルシュートがバー直撃→跳ね返りをエジが詰めて突き放し。前半も高原や原口が何度かやや遠目からシュートを放っていましたが、この日はべた引きの相手に対する常道(=サイド攻撃orミドルシュート)が活きた格好。またこの日の闘莉王は前に若葉マークがいるためか無闇な徘徊を控えて最終ラインが安定。徘徊控え目ゆえたまの攻撃参加が効果的になり、しかも徘徊控え目によって上ったら直ちに戻る体力も生まれるという好循環になっていたような・・・

 ゲームプランが完全に崩壊した長谷川監督は連戦を控えて温存したかったはずのヨンセンを投入。浦和の運動量が落ちたこともあってようやく清水の反撃体勢が整いました(ヨンセンvs阿部、闘莉王vs岡崎というのは実に分が悪い・・・)が決定機を作るには至らず(セットプレーから岩下のヘッドが惜しかったくらい)、ロスタイムの清水の攻勢も阿部が最終ラインでかろじて防いで試合終了。

 清水が作ったチャンス以上に浦和がカウンターでチャンスを作りまくり、3点目が入らなかったのが不思議なくらいでしたが、休みなく試合に出ているエジは相当お疲れなのかフィニッシュに精度を欠いたのが残念といえば残念。3点目を取っていればセカンドレグを待たずに事実上勝ちぬけが決まったようなものだったのですが。

20090715no004

---原---岡崎---
-----枝村-----
-兵働--伊東-パウロ-
児玉-岩下--青山-市川
-----海人-----

64分:兵働→藤本
64分:原→ヨンセン
80分:パウロ→高木純

P.S.

闘莉王「大事なところだったし自分で決めようと思った。難しいね。PKは社長が蹴ればいいんだよ」(報知 09.7.16)

|-`).。oO ウチの社長は本能的にクロスバーの上を狙ってしまうんじゃ・・・

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2009.07.15

【展望】09年ナ杯準々決勝第1戦清水戦

・清水と立て続けに3度対戦する今年の夏。

・前回の対戦では3ボランチを敷いて、かつリトリートして守備を固める策に出た清水に苦戦。ボールは一方的に支配するものの決定機がなかなか作れず。それでもなんとか2ゴールを上げていったんは逆転に成功したものの、終盤急激に運動量が落ちる浦和の弱点を突かれて同点に追いつかれてしまいました。

・「引いた相手を崩すアイデアに乏しい」「カウンターに弱い」「終盤運動量が落ちる」という、今日もなお浦和に付きまとう問題点が早々と浮き彫りになった試合だったと思います。

・これに味を占めたのかどうかは判りませんが、前節G大阪戦でも長谷川監督は4-3-1-2の布陣を敷いて、圧倒的にボールを支配され、かつ倍以上のシュートを撃たれながらも4-1の大勝。シュート8本で4点という効率の良さ。もっともヨンセンが効いて完璧に相手を崩した1点目はともかく、他の得点はG大阪のあんまりな守備が手助けしているような感じでしたが。

・開幕当初はなかなかフィットしなかったヨンセンが期待通りポストプレーヤーとして機能し始め、ヨンセンが落としたボールを岡崎なり原なりが拾って手数を掛けずにゴールを陥れるパターンが確立した模様。ロングボールを簡単に叩くもよし、タメを作って両サイドの上がりを待つもよし、名古屋時代そのままのヨンセンの活躍ぶりが目に浮かびます。

・浦和は怪我人を多数抱えながらもリーグ戦3連勝と結果は出ていますが、守備の不安定さが目立ち、内容は決して良くありません。カウンターで浦和SBの裏を狙うのはもはや浦和攻略策の常道と化しており、広大なDFライン裏のスペースをケアしていた坪井不在が続くようだとしんどい闘いになりそう。直輝の復帰にも時間がかかりそう。

・悪いことは続くもので、14日(火)の練習で啓太も負傷・・・orz

・ナビスコ杯には珍しく代表組が勢ぞろいしている一戦ですが、代表組が戻ってきて却って試合内容が悪くなったというのが偽らざる印象。

・チケットの売れ行きがはなはだ鈍いのも気がかり。平日でしかも第1戦に過ぎないというのがその主因なんでしょう。一発勝負だった04年準々決勝横浜M戦が29,000弱、05年準々決勝第2戦清水戦が32,000弱だったことを考えると、本日は2万台前半くらいの観客数なら妥当でしょうが、2万を切るようだと平日のナビスコ杯は駒場一本化を検討せざるを得ないように思います。

<予想スタメン>

---エジ--高原---
原口-------ポンテ
---細貝--阿部---
峻希-闘莉王-暢久-西澤
-----山岸-----

-------------------------------------------

<第17節:G大阪 1-4 清水>

---岡崎--四千---
-----枝村-----
-兵働--伊東-パウロ-
児玉-岩下--青山-市川
-----海人-----

76分:岡崎→原
84分:枝村→藤本
86分:兵働→本田拓

<前回:清水 2-2 浦和>

---四千---原---
-----枝村-----
-山本真-伊東-パウロ-
児玉-岩下--青山-市川
-----西部-----

55分:原→岡崎
74分:枝村→永井
82分:市川→辻尾

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2009.07.14

山形2009Ⅱ-(5)~立石寺

山形2009Ⅱ-(4)から続く)

北山形 11:53 (3835M クモハE721-6) 11:57 山形
山形 12:42 (3838M クモハE721-6) 12:58 山寺
山寺 15:44 (829M クモハ719-22) 16:05 山形

20090704no113

山形市街を一通り回った後は、山形観光の定番中の定番である「立石寺(通称:山寺)」へ。超有名観光地ですが、山形からの電車は1時間に1本程度しかないのでちょっと不便。

20090704no195

立石寺は山寺駅からもよく見えます。山寺駅横に展望台がありますが、ちょっと登ったところで立石寺の様子が変わるわけでもなく、まったくもって意味不明の展望台。

20090704no119

20090704no121

立石寺登山口までは山寺駅から徒歩10分弱。最初の階段を登りつめたところが立石寺の本堂「根本中堂」。1356年(延文元年)に初代山形城主斯波兼頼が再建したものの戦乱に巻き込まれ、その後の復興にあたっては最上氏が大きな役割を果たしたとのこと。国の重要文化財。

20090704no126

山寺といえば芭蕉やろうが・・・ 「静けさや」もへったくれもありませんが。その脇には当然ながら曾良。曾良が「奥の細道」随行後どうなったのかはだーれも知らない、知られちゃいけーないー・・・

20090704no129

山門をくぐっていよいよ本格的な登りに。

20090704no147

姥堂、せみ塚、弥陀洞を経て仁王門へ。

20090704no156

20090704no158

性相院、金乗院、中性院などを経て、ようやく奥の院到着。

ここまで1,015段あるそうですが、階段がコンクリートでしっかり固められ、途中岩で幅が狭くなっているところこそあれ、滑りやすかったり脆くなっているような箇所は全く無いので、山城攻めと比べると非常にラクチン。しかも、人が多くて渋滞しがちでゆるゆると登らざるを得ないので、汗をかくことはあっても息切れすることはなく、なんだか拍子抜けでした。

20090704no168

断崖絶壁が連なる立石寺は本来修行の場なんですが、観光客がアホほどいる上に全山観光一色で、あんまり修行の場のような感じがしないんですなぁ・・・

20090704no174

奥の院からは一転して山を下って開山堂へ。立石寺開祖の慈覚大師を祀る廟所で1851年(嘉永4年)の再建。

20090704no176

こちらは納経堂。開山堂の左手、岩の上にちょこんと建っています。山内で最も古い建物とのこと。

20090704no178

五大堂から山寺駅を望む。いかんせん人が多すぎて手すりまでたどり着くのが一苦労です。でも大汗をかいた後で涼風に吹かれるのは最高の気分。五大堂は本来五大明王を祀って天下泰平を祈る道場だそうですが、今や単なる展望台で、しかも悲しいほど落書きだらけ・・・

20090704no190

20090704no187

山を降りると、お決まりの「力こんにゃく(100円)」。「玉こんにゃく」と全く同じものをなぜか立石寺周辺では「力こんにゃく」と呼んでいます。この時季だと暑くてなかなか手が出ませんが、半ばお約束ということで。

「塩分補給にいかがですか?」との売り込みでしたが、確かに普段よりちょっとしょっぱいような・・・売れなくて煮詰まりすぎたのかなぁ???

山を降りたのと入れ替わりに後援会その他の「赤者ご一行」がバスを連ねてやってきました。立石寺であんな大集団に巻き込まれずにホンマ良かった、良かった。

P.S.

20090704no118

|-`).。oO 「浦和レッズサポーター様」って、誰だよこんなアバウトな予約を入れたのは(笑) 数千人単位で人来るやん・・・

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2009.07.13

山形2009Ⅱ-(4)~冷しラーメン@栄屋分店

(山形2009Ⅱ-(3)から続く)

山形まで来たらラーメンより蕎麦とは思うんですが、如何せん蕎麦は先日アホほど食ったばかりなので、今回は山形名物「冷しラーメン」にしてみました。

「冷し中華」ではなく、「冷しラーメン」。一見ごくフツーの醤油ラーメンに見えるものの、スープが冷たくて氷すら浮いています。冷しても脂が固まらない工夫を施してあるのがミソ。

20090704no094

「冷しラーメン」は山形市中心部にある「栄屋本店」(上写真)が発祥なんですが、そんなところへ行ったら赤者だらけなのが目に見えているので、北山形駅前の「栄屋分店」に行ってみました。「支店」ではなく「分店」。両者の関係は不明。店は北山形駅西口のまん前にあります。

20090704no098

開店直後に入ったつもりでしたが、既に親子連れが3人。店内は大小のテーブル席が5卓と、小上がりに4卓とかなりのキャパがありますが、開店とともに続々と客がやってきてほぼ満席に。靴を脱ぐのが面倒なのか、テーブル席から埋まってゆきます。地元客がほとんどと思われましたが、よく見ると赤者が一組(笑)。

女子高生と思しき接客係(・∀・)ニヤニヤがやってきたので「冷しワンタンメン(850円)」を注文。でも水がセルフなのは少々がっかり。

20090704no101

店のメニューを見ると決してラーメン屋というわけではなく、むしろ蕎麦がメイン。さらに丼物も扱っているという、まぁ地方にありがちなお店ですが蕎麦や丼物を頼んでいる人はほとんどいません。とはいえ、冷しラーメン一辺倒というわけではなく、味噌ラーメン等温かいラーメンを頼んでいる方も相当いました。

20090704no104

登場。どう見てもフツーの醤油ラーメンですが、確かに氷が浮いています。

20090704no107

スープは鶏がら主体でしょうか、非常にあっさりしています。麺は中太平打ち。

ワンタンは麺よりもスープの絡みが明らかに悪く(スープの濃度を麺に最適化しているので、麺よりはるかに幅広のワンタンには合わないのか?)、また中の具がものすごく小さく、「冷しラーメン」を体感するのが目的ならワンタンは入れないほうが良かったかも。

メンマがしょっぱいのは東北仕様かな? 他に堅くて脂身がほとんどないチャーシューとワカメ。ワンタンで増量されているせいか、総量は大盛りラーメンクラス。

老若男女幅広い客層に支持されている店で、まずまずの冷しラーメン体験でした。

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2009.07.12

【観戦記】09年第13節:浦和L 2-1 日テレ

 時間は前後しますが、この日の2試合は男女とも全く同じような内容&結果。すなわち内容では完全に圧倒されていたが、勝ったのは浦和。しかも奇しくもスコアは同じ2-1。前半相手が飛ばしすぎて、相手の運動量が落ちたところで浦和が2点目を取っているというところまで同じでした。また相手のFW(寿人&大野)がDFラインの裏を取り捲って得点機を山のように作ったにも関わらずそれを決められないところもそっくりでした。

 浦和のスタメンは先のINAC戦と全く同じ。村松監督は日テレ相手に特に守備をテコ入れするわけではなく、がっぷり四つで試合に挑みました。勝つには勝ったので「良い経験になった」ということになるんでしょうが、前半の試合内容を見ているとかなり無謀な試みだったのは明らか。春の平塚での対戦同様大敗してもなんら不思議はなかったように思いましたが、日テレ相手に勝つのはいつになっても嬉しいものです。

20090711no015

---安藤--北本---
堂園--------柳田
---庭田--高橋---
竹山-矢野--熊谷-土橋
-----山郷-----

70分:竹山→森本
83分:堂園→西田
89分:北本→窪田

 1試合消化数が少ないとはいえ、浦和に勝ち点6差を付けられている日テレはこの試合に勝たないと優勝が難しくなると踏んでか序盤から猛攻。7月にしてはやや涼し目の天候にも恵まれてか、浦和の守備陣やCHに強烈なプレスを掛けてきます。浦和はたちまち左サイドが崩壊。SB竹山はさすがに日テレ相手だとフィジカルが弱くて簡単に振り切られ、加勢しないといけない堂園はなんともポジショニングが中途半端で攻守とも役立たず。さらにCH庭田が守備の脆弱性を曝け出してしまいました。

 中盤を簡単に制圧した日テレは浦和キラー大野へスルーパスを出して、徹底して浦和DFライン裏狙い。鈍足CBは大野に追いつけず、必然的に山郷さんのお世話に。

 中盤が崩壊しているので浦和の攻撃は全く体をなさず、しかも失点は時間の問題という惨状でしたが、先制したのはなんと浦和。中盤でのパスカットから北本→安藤と渡って、安藤が追いすがるDFを振り切ってゴール! カウンターに対する日テレの脆さは昨年と変わっていません。澤や荒川がいなくなって得点力が落ちた反面、守備は相変らず脆弱なので中下位チームに取りこぼしが増えたのが判るような場面でした。

 しかしその後も浦和の劣勢は変わらず、今後は逆に浦和が中盤でボールを失ったところからカウンターを喰らって永里優が同点弾。

 後半に入っても形勢は変わりそうになかったのですが、前半飛ばしまくった日テレの脚が後半半ばには止まり始めたのと、村松監督が竹山を諦めて森本を投入し守備をテコ入れしたのが奏功して遅まきながらようやく浦和も反撃。浦和の狙いはサイドから日テレDFラインの裏へのクロス→2トップ&逆サイドのSHが突っ込むという感じ。前半はそもそも中盤が崩壊して良い形でサイドでボールが持てないので攻め手がほとんど見出せない惨状でしたが、後半半ばになって浦和の狙いが形になり始め、ついに77分にその狙いが結実。土橋のクロスを北本がDFと競り合いながらも見事にヘディングシュート! 先制点の安藤同様、数少ないチャンスをものの見事に決めてくれました。普段なら「急にボールが北本」になってしまうのですが、INAC戦のハットトリックで何かスイッチが入ってしまったのでしょうか?

 逆転に成功した後は堂園に代えて西田を入れ、西田CB・熊谷CH・高橋SHとポジションチェンジ。最後はコンディションが戻ってきた窪田関をも投入し、時間を稼ぎに稼いでほうほうの体で逃げ切り。

20090711no013

---大野--永里優--
岩淵-------永里亜
---宇津木--南山--
須藤-豊田-岩清水-近賀
-----松林-----

80分:南山→原
80分:永里亜→木龍

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【観戦記】09年第17節:浦和 2-1 広島

 「9割9分勝てる試合を落としてしまう」「内容では優に相手を凌駕しながら結果が伴わない」。07年降格の主因であり、今もって完治する兆しすら見受けられない広島の宿痾「勝負弱さ」に助けられた試合でした。

 早々と寿人に先制点を許し、その後後半半ばまで幾度もカウンターからDFライン裏を突かれまくって、3点差をつけられても何の不思議もない惨状でしたが、ここで追加点が取れなかったのが広島の敗因。後半も半ばを過ぎると広島の運動量も落ちて、双方中盤スカスカでカウンターの応酬。こうなると決定力の差がものを言って浦和の逆転勝ち。

 ただ浦和も勝ったとは言え、「最終ライン&GK&黒須婆の奮闘でかろうじて凌ぎきり、カウンター&セットプレーで得点」って、なんだかギド~オジェック時代を髣髴させる試合内容。もちろん何度も裏を取られながら果敢に最終ラインを上げているとか、FWが懸命に守備に動いているとか、当時とは異なる部分もあるにはあるのですが、止まっている選手の足元から足元へ、しかも横へ横へとゆったりボールを回しているだけでほとんど得点の臭いがしなかった前半を見ると、フィンケサッカーの完成は「日暮れて道遠し」との感を受けました。

---エジ--高原---
原口-------ポンテ
---阿部--啓太---
峻希-闘莉王-暢久-西澤
-----都築-----

HT:西澤→セル
85分:峻希→西澤
86分:ポンテ→堀之内

・スタメンに名を連ねていたはずの坪井の名が突如消え(ウォーミングアップ中に坪井が痛みを訴えたとか・・・)、CBには暢久が入って右SBには西澤を起用。このアクシデントが浦和大苦戦の主因であることは間違いありません。スピードのある寿人に坪井が応対してナンボというところに肝心の坪井がいなくなってしまい、ナビスコで大当たりした暢久CB転用も闘莉王との組み合わせは初めて。

・しかも出場停止明けで休養十分にも関わらず、やっぱり「夏の暢久」。柏木に応対して右サイドにつり出され、しかもその対応がやや甘くて決定的なスルーパスを許してしまいました。しかもその先には後方からノーマークで走りこんできた寿人・・・

・早々と先制した広島はいきなりベタ引きでカウンター狙い。しかも5バック気味に構えてサイドのスペースを消す徹底ぶり。浦和は両SBを上げて2バックで広島守備陣の前でボールを回すものの、まさにボールを回しているだけ。神出鬼没の動き出しで広島の急所を突くこともなく、パス回しに緩急もなく、ドリブルで変化をつけるわけでもなし。

・一方的に押し込んでいるもののシュートが撃てないチームというのは、カウンターを狙っている相手からすればカモ以外の何物でもありません。スタメンに復帰したポンテですが、この日は絶不調で往々にして相手のカウンターの起点になってしまいました。広島はボールを奪ったら浦和の両SBの裏狙い。寿人がサイドに開いて虎視眈々。西澤は急遽起用で気の毒ではありましたが攻守に中途半端で何の役にも立たず、前半だけでお役御免。

・浦和のCK崩れから相手がカウンターを狙うのは良くあるパターンですが、広島が前に3人残しているのには驚きました! ポンテが復帰しているので浦和のセットプレーは侮れないはずですが、結局広島の狙い通りになってしまう始末。攻守の切り替えの早さで広島に完敗。

---エジ--高原---
原口---ポンテ--セル
-----啓太-----
峻希-闘莉王-阿部-暢久
-----都築-----

・何の役にも立っていない西澤に代えてフィンケは後半頭からセルを投入。調子の上らないポンテをやや後方に下げて(トップ下といってしまうには位置が低いような・・・)組み立てに専念させる一方、「啓太、お国のために死んでくれ」と言わんばかりのシステムですが、これまた奏功せず。直輝&細貝不在で、要するに良く動く選手がいないとどう小細工してもフィンケの志向するサッカーは成り立たないのでしょう。後半になっても広島に決定機を与えまくり。鉄人衣笠ばりの豪快な柏木空振りには大爆笑しましたが・・・

・幸いにもというか、半ば当然というか、広島は後半半ばから急速に消耗。電池切れの柏木を代えたのはまだしも、代わって入った選手が何の役にも立たず。その後は双方中盤スカスカでカウンターの応酬になってようやく形勢は五分五分に。

・阿部のクリアがいきなり高原に渡って、DFライン裏に飛び出したエジが同点ゴール!偶然っぽい得点ではありますが、あの局面で勝っているのに浦和の2トップとDFが2対2になっている広島が迂闊といえば迂闊なわけで・・・広島が良い内容の試合をしながら勝てない理由がこの1点に凝縮されているような気もします。

・その後はエジのPK外し(ストヤノフが高原にカニ挟み食らわせているのでイエロー&PKは当然ですが・・・)という一幕もありましたが、ポンテFK→エジヘッドで逆転。エジのマークについていたのは途中投入された橋内(通称「おっさん」)だと思いますが、あまりにも豪快なマークの外しっぷりには失笑を禁じえず。エジの後ろでお手々繋いで散歩してどうするwww

20090711no016

-----寿人-----
---高柳--柏木---
服部-中島--青山-楽山
--槙野-スト-森脇--
-----中林-----

58分:楽山→橋内
69分:柏木→丸谷
83分:丸谷→平繁

・早々と先制したためか、広島は後方からの丹念なビルドアップ&ショートパスの連続による崩しという広島らしい攻撃を封印した代わりに強烈なカウンターを披露。まぁストヤノフ→WB→寿人/柏木とか、青山→寿人といった手数をかけない攻撃もオプションとして持っているチームなので別に広島らしくないわけでもなく、カウンターに脆い浦和への策としては当然ありうる範囲。そしてその策は見事に奏功。攻守の切り替えの早さ、後方の選手がフリーでボールを持った際の前3人の迷いの無さ&連動性、いやはや恐るべし。

・寿人のDFライン裏を取る動きは垂涎もの。なんで岡田が寿人を代表に呼ばないのか不思議でなりません。ただあえて難を言えば、エリア内でのちょっとした動きは秀逸だが長い距離を走ってからの決定力はそれほどでもないこと。従って浦和に坪井さえいれば少々裏を取られてもなんとかなったと思うのですが・・・

・5バック気味に守っているのに攻撃時にはしっかり前線に顔を出してくる広島のWB。消耗は著しいと思いますが、3-5-2ないし5-3-2の相手にサイドで簡単に1対1になってしまう(最悪な場合は逆サイドがどフリー)浦和の4-4-2って・・・っちゅうーか両SHの守備か・・・

・怪我人多発でやむを得ないとはいえ、交代出場選手に多くを期待できないならなおさら何度もあった得点機を決められなかったのが悔やまれます。

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2009.07.11

【閉店】轍@神泉

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 井の頭線神泉駅目の前。渋谷から一駅の神泉ですが、この駅を外から見るのは初めて。もっとも井の頭線自体滅多に乗ることがなく、しかも乗ったのは吉祥寺より2両のドアが開かなかった時代だったりします(^^; 土曜昼に往訪。開店と同時に入店。後客2。

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 屋号は「わだち」と読みます。ラーメン屋というよりは洋食屋みたいな外観。

「つけめん(800円)」を注文。アーモンド坦々麺/坦々つけめんのメニュー表示が一際大きいのですが、それが看板なんでしょうか? 他にらーめんも。券売機にローマ字振り仮名がついていたり、メニューに英語が付記されていたりするのは土地柄ゆえかも。

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 住宅地内の店舗ゆえか、店内はテーブル席主体でカウンターはわずか4席。禁煙。厨房にはスタッフが4人。元専業主婦だったことで有名な店主の姿は見えず、強面のオヤジ+若者3人。化学調味料不使用が売り物。

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 表面が脂でテカテカしているつけ汁。鶏がらをベースに煮干・カツオ節等魚介系の素材をあわせたものですが、かえしの醤油もほんのり控えめで実にあっさり優しい味わい。いやぁどこもかしこも濃厚豚骨魚介だらけで飽き飽きする中、こういう和風で美味いものを出してくる店は実に貴重。

 つけ汁には乱きりっぽいチャーシューがコロコロ。歯応えの良い細めのメンマも気に入りました。

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 円盤状の丼で出てきた麺は並太・平打ちストレート。やや柔らか目ですが、表面はつるつる、かつもちもちっとした食感。薄味のつけ汁がさらっと絡む按配。

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 スープ割り用のスープは小さな急須で提供。なんか蕎麦屋みたいですが、スープ割りにすると節系の味・香りが強めに。

 充実の一杯でした。

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2009.07.10

【展望】09年第17節広島戦

・とんでもなく寒かったビッグアーチでの一戦から早や3ヶ月半。パスサッカーを志向するもの同士で、リーグもちょうど折り返し点。浦和の成長度合いを測るには手ごろな相手です。

・ポゼッションで優位に立つことが前提となっている広島が、浦和にボール支配を許している光景というものを一度見てみたいものです。5月のG大阪戦@埼スタでは浦和が一方的にボールを支配しながら一点が遠くて引き分け。蒸し暑くてとても90分は動けない7月の試合なので広島を徹底的に押し込むのは難しいでしょうが・・・

・ナビスコでの浦和の布陣はこんな感じ。

---高原--エジ---
原口-------ポンテ
---直輝--啓太---
平川-堀之内-坪井-暢久
-----山岸-----

61分:啓太→赤星
70分:高原→西澤
79分:エジミウソン→エスクデロ

・代表組をぶっこ抜かれているだけでなく、この時は細貝も故障離脱中。中盤のプレスが効かず、最終ラインの前で広島に良いようにボールを回され、最終ラインでかろうじて凌いではいたものの、ついに寿人にやられて失点。縦一本で寿人にDFライン裏に抜け出されるという、いかにもやられがちなパターン。

・後半赤星&西澤を投入して攻勢に転じたものの決定機は少なく、1-0の点差以上の完敗でした。両SBが不振で大いに先行きが案じられましたが・・・

・次節浦和は細貝が警告累積で出場停止。代わりに暢久が出場停止明け & 怪我で戦線離脱していた坪井が復帰見込み。ところが、山形戦はベンチ入りに留まった直輝が原因不明の背中の痛みとやらで離脱。

・従って広島戦のスタメンはおそらくこんな感じ。

---エジ--高原---
セル-------ポンテ
---阿部--啓太---
峻希-闘莉王-坪井-暢久
-----都築-----

・広島も怪我人が多発していて、DF森崎和&森崎浩が共にオーバートレで長期離脱。GK佐藤も大怪我。さらに先の磐田戦では右WBミキッチが欠場した他、DF盛田、MF高萩やGK中林も欠場。怪我人続出でGKにはなんと高卒ルーキーを起用せざるを得なかった模様。

・但し長期離脱していたGK下田がようやくベンチ入り。

・浦和の最脆弱部である左SBの正面にミキッチがいるかいないかで戦局は大きく変わりそうですが・・・

<第16節:広島 0-1磐田>

-----寿人-----
---高柳--柏木---
服部-中島--青山--李
--槙野-スト-森脇--
-----原------

57分:李→楽山
71分:服部→平繁
86分:槙野→大崎

<前回:広島 1-0 浦和>

-----寿人-----
---高柳--柏木---
服部-森崎和-青山-ミキ
--槙野-中島-森脇--
-----佐藤-----

75分:柏木→高萩
78分:森脇→盛田
82分:高柳→李

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2009.07.09

天皇杯 J1、J2とも2回戦から参加

日本サッカー協会は、9月に開幕する第89回天皇杯でJ1とJ2の全36チームを2回戦から参加させる案を固めた。17日の実施委員会で最終的に決まる。従来はJ1チームは4回戦、J2は3回戦から登場していたが、大会の活性化を図り、他チームの意欲を高めることを目的に変更する方針を決めた。また、前回大会で大分などが直近の試合から先発メンバーを大幅に入れ替えたことが問題となったことから、今大会の大会要項に「ベストメンバーで臨む」との趣旨の文言が記載される。 (スポニチ 09.7.1)

天皇杯についてはかねてから

・勝てば勝つほどオフがなくなる。
・往々にして来季戦力外が決まっている選手が出ている。
・双方のホームタウンと全く関係の無いところで試合が開催される(関東vs関東 @四国とか)場合が少なくない。

といった問題点が指摘されているはずですが、今回出てきたプランはこれらの問題に何の解答も示さず、

・過密日程に拍車をかける

という斜め上のものでした。まぁアマチュアチームの励みになることは確かですが、今の4回戦(J2の場合3回戦)ですら優勝/残留争いを演じているクラブには非常に微妙な試合になっており、あからさまに手抜きしているクラブも散見されます。従ってJ1を2回戦から参加させたところで、手抜き試合が1試合から3試合に増えるだけのことで「大会の活性化」とはほど遠い事態に陥るだけのような・・・ 優勝や残留争いには無縁だが、どうしてもACLに出たいクラブだけが一所懸命やっている大会になるだけのような・・・

そこで手抜き試合を防ぐべく「ベストメンバー規程」を持ち出したようですが、先のナビスコ杯で広島がやったように、あれだけメンバーを落としても「ベストメンバー規程」には引っかからないのが実情(だからといって協会なりJリーグが精神規程を踏み越えて量的規制を伴う「ベストメンバー規程」があっても良いという理由にはならないでしょうが)。従ってやっぱり手抜き試合になるんじゃないかと思いますが、そんなことを書くと「ベストメンバー規程の強化」という策に出かねないのが犬飼ですからなぁ・・・

で、天皇杯の試合増を容認して過密日程に拍車をかけておきながら、その一方で「25人枠」なんてものをブチあげるのが鬼武。

日本サッカー界は凄い2トップに牛耳られているものです・・・

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山形2009Ⅱ-(3)~山形市内散策

山形2009Ⅱ-(2)から続く)

山形は自然と温泉に恵まれ、蕎麦や果物など食い物も美味いのですが、街歩きという点では残念ながらあまりぱっとしたところがありません。県庁所在地山形市ですら街の空洞化が進んでいて、七日町辺りの市街中心部に活気が乏しいのもその一因と思いますが・・・

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旧済生館病院本館。もともとは市内中心部に建っていましたが、1966年に国の重要文化財に指定された後、保存のため山形城二の丸内に移築されました。なお済生館自体は今も「山形市立病院済生館」として健在で、モンテディオ山形の担架スポンサーになっています。

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初代山形県令三島通庸の命によって建築が進められ、1878年(明治11年)竣工。地元の宮大工がたった7ヶ月で西洋建築を見様見真似で建てた「擬洋風建築」で、「済生館」の名は太政大臣三条実美によるもの。

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正面の楼閣(「三層楼」と呼ばれていたとのこと)の印象があまりにも強くてとても病院には見えませんが、楼閣の背後にドーナツ上の建物がくっついていて、そこが病棟になっていた模様。

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でもなんとなく刑務所のようにも見え・・・

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 山形県旧県会議事堂。

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 山形県旧県庁舎。旧県会議事堂共々1916年(大正5年)にイギリス・ルネサンス様式を基調としたレンガ造りで建てられました。現在は共に「山形県郷土館(愛称:文翔館)」として利用されています。

 この県庁の正面から南の方角へズドーンと真っ直ぐ道が伸びていて、七日町商店街を初めとした山形市の中心部繁華街が続いています。あたかも県の威光を示しているかのようなロケーションですが、逆に言えば山形市中心部の空洞化は県庁郊外移転がきっかけのような・・・

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 1901年(明治34年)竣工の旧山形師範学校本館。山形師範学校も初代山形県令三島通庸によって1878年(明治11年)に創設されましたが、本館竣工は三島が山形を去った後。

 三島通庸は明治初期に山形県令になって街道を大々的に整備し、県庁・病院・学校等の建築に力を注いでいます。旧済生館病院もその一つなんですが、政治手法は非常に強権的。住民に過酷な税・賦役を課し、自由民権運動に大弾圧で臨むなど全国的には必ずしも評判が良い人物ではないはずですが、山形に残した功績は悪評をもって余りあるということなんでしょうか・・・

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2009.07.08

山形2009Ⅱ-(2)~山形城

山形2009Ⅱ-(1)から続く)

山形駅西口から北へ歩いて10分強のところに山形城があります。山形新幹線からも山形を出るとすぐにお堀や東大手門が見られます。別名「霞城(かじょう)、霞ヶ城(かすみがじょう)」。

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 山形城の基礎は伊達政宗のライバルとして知られる最上義光の時代につくられ、江戸期になって鳥居忠政の時代に現在の形に整えられました。

 山形城は、本丸、二の丸、三の丸が同心円状に配置された輪郭式平城。今ではほとんどその痕跡を留めていませんが三の丸がとてつもなく巨大で奥州最大どころか、全国でも屈指の広さを誇っていたとのこと。

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 しかしそれは最上57万石あっての話で、時を減るに従って山形藩の領地はどんどん削られ、最後はわずか5万石になってしまい、当然ながら城郭の維持は困難になって荒れ放題になった模様。上写真は最上義光像。

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山形駅西口から北へ歩くと南追手門口に突き当たります。ここから二の丸へ。後ろにちょこっと体育館が見えています。二の丸には体育館の他に博物館や野球場などが作られ、城址見学的にはかなりがっかりの部類。

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二の丸の周囲をぐるっと水堀が取り囲んでいますが、石垣が用いられているのは門周辺だけで大部分は土塁。見栄えはあまり良くありません。

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二の丸から本丸一文字門へ向けて橋が架かっています。

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復元工事中の一文字門。本丸の石垣や塀、土塁は明治期に歩兵32連隊の兵営敷地となった際に取り壊され、お堀も埋め立てられてしまいました。

ようやく復元に着手してお堀を掘り返し、石垣をくみ上げては見たものの、門や御殿の正確な形状を知りうる古写真や立面図がなく、間取り図が残っている本丸御殿は平面復元に留める模様。

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こちらは1991年に復元された二の丸東大手門。 巨大な一ノ門(多聞櫓門)と小ぶりの二ノ門(高麗門)で枡形を構成しています。この門だけを見ると最盛期の山形城がいかに巨大であったかが判るような気がしますが、その巨大さゆえに貧乏藩には維持がままならなかったようです。

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2009.07.07

誰もが納得するJリーグ代表@JOMOカップ2009

今年のJOMOカップに極限まで話題性を求めるとすれば・・・・

GK:ア・ゴハタ(鹿島)
DF:パク・ウォンジェ(大宮)、イ・チョンス(京都)、パク・ドンヒョク(G大阪)、パク・チュホ(鹿島)
MF:キム・ナミル(神戸)、パク・カンジョ(神戸)、リ・ハンジェ(広島)
FW:チョ・ジェジン(G大阪)、チョン・テセ(川崎)、キム・クナン(横浜M)

監督:チャン・ウェリョン(大宮)

|-`).。oO これでいいんじゃね?

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山形2009Ⅱ-(1)~プロローグ

大宮 6:38 (つばさ101号 E326-2008) 9:03 山形

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 朝もはよから赤者だらけの大宮駅新幹線ホーム。つい先日乗ったばかりのような気もしますが(笑)、山形新幹線「つばさ」で山形へ。

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 大宮駅で「鯵鯖よくばり寿司(930円 NRE大増)を購入。小ぶりの駅弁なので朝食には最適です(朝食には高い気もしますが・・・・)。

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 光り物は車内ではなかなか上手く撮れません(^^;

 能書きによると「玄界灘の荒波にもまれ、山陰地方などの漁港で水揚げされた新鮮な真鯵と、青森県八戸で水揚げされた肉厚でしっかりと脂ののった真鯖を使用したこだわりの逸品」とあります。

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 たしかに鯖は肉厚で、これだけでビールのつまみには十分(っちゅーか、朝からビールかよ・・・)でした。日頃バッテラのペラペラな鯖ばかり目にしている者にとっては感謝感激雨あられ。ただその分しゃりはかなり小さめ。

 鯵寿司のほうはこれといった特徴はありません。小田原の「小鯵押寿司」と比べてどっこいどっこいかな? こちらはしゃりが並サイズで、鯖寿司のしゃりが少ない分、ボリュームを鯵寿司で補った格好。

 とはいってもボリューム的に物足りないのは確かなので、何が「よくばり」なのは釈然としませんが、件の能書きによると「北と南の漁港からの贈り物を一度にお楽しみいただける、とても”よくばり”なお寿司です」とのこと・・・orz

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 山形駅到着。

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 朝~昼の時間帯では山形駅周辺には赤者ご一行歓迎ムードはほとんどなく、そういうのはNDスタジアム最寄の天童に全部持っていかれたのかと思ったのですが、試合時刻が近づくと

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|-`).。oO 新潟や甲府の昇格初年でもここまでやらんかったような・・・

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2009.07.06

ふじの市商店街七夕祭り

仙台・平塚と並んで「日本三大七夕祭り」に数え上げられる(苦笑)川口・ふじの市商店街の七夕祭り。

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かつてはこんなものを出してしまって、川口に居を構えたことを激しく後悔させられたものでしたが・・・

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やれば出来るじゃないか、ふじの市!

ふ・じ・のいち!ふ・じ・のいち!ふ・じ・のいち!

日曜の夜は浴衣姿の女子高生(・∀・)ニヤニヤも散見されて、地元密着の祭りとしてはそれなりに盛況だった模様。

七夕祭りは明日7日まで。

|-`).。oO でもふじの市商店街の近くにあった"RED GROOVE"は潰れたんだよなぁ・・・

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【移転・閉店】ラーメンゼロ@目黒

 目黒駅から権之助坂を下り、山手通りを南へ。徒歩10分ほど。

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 大雨の中、日曜昼に往訪。開店直後の入店でしたが先客4、後客2。

 店内はL字型カウンター6席に6人掛けのテーブルが一つ。割とゆったりとしたレイアウトで椅子も大きめ。

 売り物の「ラーメンゼロ(850円)」を注文。券売機のボタンが実に巨大で、ボタンに能書きが付されています。

 スタッフは4人。一人が専ら接客、一人が奥でスープをごそごそ。

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 底が極端に窄まった円錐状の丼で出てきました。化学調味料どころかかえしを一切使わず、出汁だけで食べさせる意欲作。店の案内によると「あさりや昆布、ホタテ、スルメ、魚、野菜、鶏、豚を大量に使って」とのこと。確かに一口目はかなり薄く感じますが、三口、四口とスープを飲んでいるうちにその旨みが判るようになります。予備知識がなければ塩らーめんと思っていたでしょう。

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「どうしても味が薄いと思われる方は卓上の岩塩をお使いください」とありますが、そういう「濃厚大好き」「パンチがどうしたこうした」な方はそもそもこの店に向いていないわけで・・・
 
 麺は並太ストレートで若干柔らか目。スープを活かしきるためにはこれしかないという出来。

 堅めながら肉の美味しさが詰まったチャーシューが薄味スープにアクセントを与えています。他にメンマ、穂先メンマ、そしてなぜか大量の挽き肉。いずれもともすれば物足りなさを抱きがちな超あっさりスープを引き立てるには十分。

 やや割高ですが、この出来ならやむを得ないでしょう。

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2009.07.05

【現在はTETSUに一本化】はじめ@西日暮里

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 西日暮里駅から徒歩10分弱。道灌山下交差点から不忍通り上る。有名店「TETSU」の夜ブランド。

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 平日夜に往訪。先に食券を買ってくれとの貼り紙がありましたが、券売機が戸外にあるのに気づかず。雨よけのためか、券売機が木で囲われていました。先客3、後客5。

 「夜のつけ(800円)」を注文。麺の量が200、300、400gを選べるとのことでしたが300gを選択。「茹で上がりに4分強かかります」とのこと。別ブランドといってもやはりつけ麺がメインの模様。続いて「煮干しそば」のボタンが見えました。

 L字型カウンター10席ほどのさほど大きくもない店にも関わらず、厨房内には接客係兼任も含めて4人。この辺りが行列店ゆえんなんでしょうな。

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 つけダレは鶏×魚介。流行の濃厚豚骨魚介と比べるとやや甘く、その分脂っぽさ、くどさがかなり抑えられているので最後まで飽きずに楽しめました。もっとも逆にちょっと物足りないと感じる向きもあるでしょう。中には大きめのチャーシューとメンマ。

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 麺はやや太めのストレート。冷水でしっかり締められていて、堅いとはいえないものの噛み切るのに力を要します。つけダレは幾分とろみがある程度でしたが、麺にはしっかり絡みます。

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 スープ割り用のカツオだしスープはポットに入っていて、各自手酌。夜は「焼石」を置いていないとのこと。

 空いていれば「煮干しそば」にも挑戦してみます。

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【観戦記】09年第16節:山形 2-3 浦和

 前節神戸戦も一歩間違えればこの試合のような点の取り合いになっていたわけで、坪井を欠き、おまけに暢久も欠いたDFラインの脆弱ぶりをまざまざと見せ付けられる苦しい試合でした。そしてその苦しい試合をなんとか救ったのが往時の切れを確実に取り戻しつつある高原でした。

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 出場停止の暢久に代わって右SBに入ったのは前日練習通り峻希。ナビスコで右SBに起用していた西澤ではなく、リーグ戦初スタメンの峻希を起用したフィンケの意図はよく判りませんが、残念ながら守備の脆弱さは否めず。

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 ただ峻希にしても、左SBの永田にしてもやや気の毒な面があって共に攻撃参加させてナンボの選手。従って両CBがどっしりと守備に専念してくれて初めて活きる選手ですが、この日は闘莉王が前半から徘徊。当然ながら啓太がカバーに回ってはいますが、DFラインが往々にしてギザギザになり、両SBのポジションが変に前目になったりして、その裏を突かれることも。暢久ならいったん裏を取られてもなんとか自分で取り返せますが、若いSBにそこまで期待するのはあまりにも酷。

さらに峻希にとって気の毒だったのは前にいるのが往々にしてセルであること。セルの守備がいい加減で峻希が割りを食っているような・・。最初の失点はモロそんな感じ。

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 といっても永田は1対1で負けすぎで前半でお役御免。後半投入された西澤は峻希や永田よりも一段と攻守のバランスが悪く、攻めあがった時のセンスは抜群ですが、簡単に裏を取られてしまうだけでなく、1対1の守備が軽すぎ。永田らと同世代ならともかく、年齢を考えると守備はかなりお粗末でフィンケがスタメンで使うのを躊躇したのも判るような・・・

右SBから左SBへ転用しながら90分起用された峻希はへろへろになってしまって、簡単にクロスを上げられ2失点目にも関与。もっともこの時も前からプレスを掛けに行かないといけないのはセルだったような・・・

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 必ずしも個人の責任だけではないとはいえ、山形レベル相手で両SBがこの惨状では先が思いやられます。育成を主眼にこのまま突っ走るのもありだとは思いますが、その場合はACL出場権を失う可能性が高く、しかも昨年と同レベルの順位で終わってしまう可能性すらあると思います。

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---高原--エジ---
原口--------セル
---細貝--啓太---
永田-阿部-闘莉王-峻希
-----都築-----

HT:原口→ポンテ
HT:永田→西澤
84分:セル→堀之内

 この日誕生日の直輝はベンチに入れたものの出番なし。前節戦列に復帰したポンテも無理使いせずにベンチスタート。直輝を欠いたのが良くなかったが、浦和の立ち上がりはぱっとしません。前線にボールを引き出す動きが少ないのでボールを縦に入れられず、DFライン、あるいはせいぜいCHまででボールがストップ。

 山形は浦和にボール支配を許し、DFラインは深くならざるを得ないものの、コンパクトな陣形を保ってその中で激しくプレッシング。特に浦和の両CHや高めの位置にいる永田にボールが入った時のプレスは厳しく、このあたりで浦和がボールを持っても常に2,3人に囲まれてどうにもならない時間帯が長く続きました。

 といっても山形の攻めは単純なカウンターだけでCBが対応を誤りさえしなければ失点の可能性はないかと思っていたのですが、浦和右サイドからクロスを上げられてファーに詰めていた古橋がゴール。山形はその後も浦和の両SBの裏狙い(SHをサイドに貼らせて縦パス一本で浦和SBの裏を狙う)を続けます。

 先制点を取られてようやく浦和が目を覚まし、両サイドからの攻撃でチャンスメーク。30分過ぎには啓太→永田→中央でセル(シュート緩い・・・)や、峻希右クロス→闘莉王ヘッド(ポスト直撃)といったチャンスが生まれ、良い感じで後半へと思っていた矢先に謎のPKゲット。エジが難なく決めて同点。現地では何が何やらさっぱり判りませんでしたが、この日の主審(松尾一)は割りと簡単に笛を吹く傾向があったので、何かを見出したのでしょう(その割りに、後半よりPKっぽい場面を流してしまいましたが・・・)。

 ぱっとしない前半にフィンケは業を煮やしたのか、後半頭から原口と永田に代えてポンテと西澤を投入。まるでゲルトのようなどたばた采配ですが、これが奏功。動かないのは相変わらずですが、ポンテが入ることで前線に堅固な橋頭堡ができます。そしてポンテがボールを取られないことを信じて周囲の選手がとんどん前へ。エリア内に突入して角度のないところからニアをぶち抜いた高原の逆転弾は闘莉王の前線乱入も効いていましたが、それ以前にポンテ効果の賜物だと思います。

 逆転した後は浦和の一方的なペース。後方でボールを回して適宜休みを取りながらながら、機を見て右サイド中心に急襲。山形は前半飛ばしすぎたのか、中盤での守備が効かなくなって守備に人数は割いているものの、半ば棒立ち状態。そこで右SBに投入された西澤がポンテの支援を受けながら敵陣を深く抉って2,3度クロスを送って絶好機を演出しましたが追加点が取れず。

 そうこうしているうちに西澤のお粗末な対応で山形にも絶好機を許してしまい(FW古橋が負傷退場した時点でジ・エンドと思ったのですが、そこで諦めなかった山形は偉い!)、追加点を取らないと逃げ切りは難しいと思っていた矢先に案の定失点。

 試合展開的には2-2で終わる可能性が高いと思い込んでいたのですが、闘莉王の徘徊&無理目のミドルシュートを高原がちょっと角度を変えてゴール。GW中の連勝時もそうでしたが、しんどい試合にはフィンケの指向するところとは何の関係もない「理外の理」ともいえるゴール-浦和アンシャンレジームの残滓-で勝ってしまうものです。

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---長谷川-古橋--
宮沢--------広瀬
---渡辺--秋葉---
石川-小原--レオ-宮本
-----清水-----

HT:広瀬→北村
57分:古橋→佐藤健
74分:秋葉→宮崎

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2009.07.04

麺屋武蔵 神山@神田

 久しぶりに「きび」@神田に行こうとしたのですが、雨が降り始めたので神田駅に近い「武蔵神山」へ(平日夕)。

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 通りかかる度に客足が落ちているような気がする「武蔵神山」ですが、この日はとうとう先客1。但し後客が5~6人やって来てなんとか面目は保った感じ。

 冷たい空気が入ってきて心持ち肌寒くなったので「らー麺(750円)」を注文。並・大盛同値段ですが並に。

 L字型カウンターが20席近く。2Fへ階段が伸びていますが、そちらは使っていない模様。相変らず厨房内で5人のスタッフが大声を張り上げながらパフォーマンスに興じていますが、閑散とした店内に虚ろに響くばかり。

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 動物+魚介のWスープ。前回食べた時は表面の背脂のせいか甘めに感じましたが、久しぶりに食べていると嫌味なそれほど甘味は感じず、脂っぽさ、くどさもなく、魚介の旨みがしっかり出ているように感じました。

 麺はやや太めで若干縮れ。もちもちっとした食感で食べ応え十分。

 分厚い角煮風のチャーシューがごろっところがっています。意外に脂分が少なく、焦げ目のついた部分も香ばしく、ちびちび齧る分には飽きもせず。

 やや大ぶりのメンマ、他に海苔、刻みネギ。

(※)後日「大」を注文したら麺ばかり増えてスープとのバランスが崩れてしまいました。美味しくいただくには「並」に限ります。

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 平日昼に立ち寄ったら4、5席空きが見えたので久しぶりに往訪。その後続々客がやって来て店内に行列ができたので相変わらず人気を保っているのでしょう。

 「つけ麺(750円)」を注文。並・中・大盛同値段だったので中盛りに。

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 つけ汁は「らー麺」とは全く異なり、動物系主体で甘味が強く、酸味もそれなりにあるタイプ。粘度は全く無く、表面に脂がそこそこ浮いています。系列店の「武骨外伝@渋谷」に似ていて、個人的には苦手。

 チャーシューも「らー麺」とは違って、堅くて濃い目に煮込まれたものが乱切りでつけ汁の中に沈んでいます。メンマは大ぶりでちょっと臭みがあって苦手。他に刻みネギ。

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 麺はやや太めで若干縮れ。つるつるっとした食感ですが、堅さは並。あっという間に出てきたところからすれば、昼は作り置きなんでしょう。

 「つけ麺」はこのレベルなら並んでまで食べるほどでも。「らー麺」のほうがまだマシかなぁ・・・

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2009.07.03

【展望】09年第16節山形戦展望

・山形は初めてJ1に昇格したクラブなので事前情報が乏しく、また今年の試合の様子もほとんど見たことが無い(唯一ちょっとだけ見たのは雪の名古屋戦。降り積もる雪で試合の様子はほとんど判らず(笑))

・浦和が山形と最後に公式戦を闘ったのは2005年の天皇杯4回戦。開始早々に先制点を許したものの、マリッチの2得点で逆転した試合です。その時のメンバーを見ると

1 桜井 繁 
16 臼井 幸平
3 レオナルド
4 小林 久晃
13 内山 俊彦 
26 佐々木 勇人
6 大塚 真司
5 外池 大亮
7 高橋 健二 
22 阿部 祐大朗
14 林 晃平 

<SUB>
27 清水 健太
15 小原 章吾
10 本橋 卓巳
20 根本 亮助

佐々木@G大阪や小林久@神戸、内山@神戸といったJ1に引き抜かれた選手の名前がちらほらある一方、もう引退した選手の名もちらほら。そしてどこから来てどこへ行ったのかも判らない選手も。

・先週の川崎戦に出ていたメンバーと比較すると、わずか4年の間で生き残ったのはレオナルドと小原と清水だけ。 レオナルドは04年から山形に在籍していて、その後も他クラブに引き抜かれることなく山形一筋。選手の入れ替わりの激しい山形にあって経歴的には「レジェンド・オブ・山形」を名乗るに十分な気がしますが、そういう扱いをされているのかどうかは不明。

・ちなみに浦和は神戸戦でベンチ入りした選手と比較すると山岸・闘莉王・暢久・啓太・ポンテ・セルが生き残り。他に坪井・アレックス・加藤・堀之内が未だ浦和に所属していますから、いかに山形の入れ替わりが激しいかが判るかと。

・山形は今週になって突如補強に動いて、西河、赤星が新加入(但し、赤星は明日の浦和戦には出場しないことを明言)。

・浦和は前節に続いて坪井が故障で休み。暢久が出場停止。直輝が練習中に小破して出場の可否は不明だが、ポンテがスタメンに復帰する見込み。

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<第15節:山形 0-1 川崎>

--長谷川--古橋---
宮沢--------広瀬
---渡辺--秋葉---
石川-小原--レオ-宮本
-----清水-----

62分:渡辺→佐藤健
69分:宮沢→北村
87分:広瀬→太田

<第14節:清水 4-1 山形>

--長谷川--財前---
宮沢--------広瀬
---渡辺--秋葉---
石川-小原--レオ-小林
-----清水-----

54分:財前→古橋
63分:宮沢→北村
80分:秋葉→宮崎

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ごらんアウェー:川崎2009(下)

川崎2009(上)から続く)

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プレミアムモルツ500mlがなんと550円!激安! っちゅーか埼スタ(一番絞り350ml 450円)が高すぎるのか・・・orz

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これなネタではなくって、確かにだんだら模様の羽織を着た係員がウロウロしているんですなぁ・・・金色の着物をだったかどうかはともかく。

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アウェー新潟戦ツアーの案内。なんでも川崎は新潟にアウェーで一度も勝ったことがないどころか引き分けすらなく、文字通り全敗。

ナイトゲームなので行きは新幹線、帰りは在来線夜行を貸切。「ムーンライトえちご」のスジで帰ってくるんでしょうなぁ・・・ でも椅子が堅くて、しかも減光されない夜行列車よりバスで帰ったほうが正直楽だと思いますよ。

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10連敗しても11度目がある!!

でもよりによってMQNか・・・

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|-`).。oO 試合そのものは第三者的には至って低調。この日の入場料の80%はこれに払ったようなもんですな・・・残り20%がマスコット祭り。

で、一頻り歌った後、ヒデキは場内を半周して「か・わ・さ・き」と煽りながらスタジアムを去って行きましたが、ヒデキの煽りはちょっとずれているような気がしないでもなく・・・

そういえばキックオフ前にもゲストが出ていたけど、全然知らん人だったので割愛。

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 っちゅーか、一緒に踊っている場合じゃないやろうが・・・ この時点で既に1点ビハインド・・・

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2009.07.02

ごらんアウェー:川崎2009(上)

ヒマヒマだったので、先日川崎vs大分戦を見に行った時の記録です。

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この日は「川崎市制記念試合」で各種イベントを開催。

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メインスタジアム前には露店が並ぶようになりました。いつもは武蔵小杉駅から歩いて等々力に入り、そのままスタジアムに入ってしまうので全く気づきませんでしたが、一昔前は何にもなかったような・・・ 観客が増えてスタジアム内の売店だけでは捌ききれない、っちゅーか売店前に人だまりが出来ると通行に差し支えるので、スタジアム外の売店を充実させるようになったのかも。

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春日山部屋は相撲部屋では珍しいことに川崎に立地。といっても川崎大師の近くですから等々力とは随分離れています。韓国出身の春日王は知らん間に十両落ち。

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「川崎市制記念試合」関連イベントその一は「マスコット大集合」。ゆるキャラが漫然と集まってダラダラと場内を巡り、ダラダラと帰ってゆくだけの某クラブのイベントとは気合の入り方が違います。

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炎天下で「中の人」が大変なので、20分働いて10分休み。浦和でこんな企画やったら前日から並ぶ人が出そう・・・ 記念撮影に興じる酉サポもみかけました。

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業界再編の荒波に押し流されてしまうかもしれないピーカブ・・・

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「てんけんくん」はともかく、ゾウは川崎市関係のゆるキャラなので外部者には全くなじみがなく・・・

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川崎のオファーに応えてヴァン君@甲府も登場。っちゅーか、なんでヴァン君はふろん太と仲が良いという設定になっているんだろう??? 

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 ニータンも遠路はるばるご苦労様。なおニータンは構造上長い距離を歩けないためか、しばしば台車に乗って移動。その台車をふろん太が押していたりします。

 っちゅーか、全く仕事をしないマスコットを有するサポにとっては羨ましい限りだ(´・ω・`)ショボーン

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2009.07.01

赤星、山形へレンタル移籍

・代表組が抜けただけでなく怪我人も多発して、動ける選手を総動員しないとベンチメンバーを埋められなかった今年のナビスコ杯で、コンディションに問題がないにも関わらず赤星にはほとんど出番がありませんでした。

・アレックスが怪我をした時、細貝をSBに回して赤星をCHに起用するという選択肢があったはずですが、フィンケはトップ出場経験のない永田のSB投入を決断。永田はものの見事にそのチャンスを生かし、それと同時に残念ながら赤星の浦和での居場所はなくなってしまいました。水戸で積んだ経験をもってしても、ユース組の才能と適応力には歯が立たなかったといってもいいでしょう。

・サテライトで立て続けに山形戦、草津戦と赤星のプレーを見る機会がありました(共にCHで出場)が、フィンケの下でCHを努めるには運動量が少なすぎた感がありました。視野が広くて広範囲に良いパスを出してはいるけれど、パスを出した後に受け手に回る動きがあまりにも少なかったように思います。

・今の浦和では、運動量が少ないけれどもピッチに起用しうるに足るプレーヤーはポンテ級の実力がないと難しい。そして、そのポンテが怪我から戻ってきた時点で赤星をレンタルに出すのは、赤星には気の毒だが浦和にとって妥当な判断だと思います。

・またプロ入り5年目/23歳ともはや若くはない赤星にとっても、出番のないまま浦和で過ごすよりも、必要としてくれるクラブ、戦力として評価してくれるクラブに行ってチャンスを掴んだほうが遥かに良いでしょう。レンタル先が同一カテゴリーの山形というのは驚き(浦和戦には出場しない契約になっているかもしれないけど)でしたが、新人時代の輝きを知る者としてはプロサッカープレーヤーとしての赤星の成功を願わずにはいられません。

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ごらんアウェー:山形2009(7・了)

山形2009(6)から続く)

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帰りは天童駅まで歩き。国道北に見えるのは天童市街の真ん中にある舞鶴山で、有名な「人間将棋」はこの山の山頂広場で開催されます。天童温泉はこの山の真裏に位置するのでやや遠回りな格好に。

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夕食にはちょっと早い時間ですが、天童駅には駅弁がないので有名店「水車生そば」に立ち寄り。

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観光客だらけの店のせいか、さっさと供食して、さっさと帰らせる意図が丸見えの接客態度・・・・

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ここでも「板そば(1400円)」を注文。ここの蕎麦は非常に堅いことで知られています。昔は蕎麦の噛み応えが非常に楽しく感じたのですが、今となっては甘めの蕎麦汁とのアンバランスさが目立っていけませんなぁ・・・ 庄司屋よりもやや量が多いこともあって、最後はげんなり。陰の名物である「とり中華」にしたほうが良かったかも・・・

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その試合は昨日終わっとるがな・・・

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天童温泉はまっ平らな市街地に大型温泉旅館が建ち並んだ、関東周辺でいえば石和みたいな温泉地で、開湯も明治末期と歴史も浅め。

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天童駅に着いた頃にはすっかり日も陰り、風も冷たくなってきました。

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天童が「織田の里」とは随分珍妙な気がしますが、1830年(天保元年)に織田信美が天童藩を立藩したことから来ている模様。織田信美はボンクラのイメージが強い織田信雄(=信長次男)の末裔です。

天童 17:54 (つばさ128号 E326-2005) 20:30 大宮

|-`).。oO なんとか山形戦本番までに完結できました・・・・

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