赤星、山形へレンタル移籍
・代表組が抜けただけでなく怪我人も多発して、動ける選手を総動員しないとベンチメンバーを埋められなかった今年のナビスコ杯で、コンディションに問題がないにも関わらず赤星にはほとんど出番がありませんでした。
・アレックスが怪我をした時、細貝をSBに回して赤星をCHに起用するという選択肢があったはずですが、フィンケはトップ出場経験のない永田のSB投入を決断。永田はものの見事にそのチャンスを生かし、それと同時に残念ながら赤星の浦和での居場所はなくなってしまいました。水戸で積んだ経験をもってしても、ユース組の才能と適応力には歯が立たなかったといってもいいでしょう。
・サテライトで立て続けに山形戦、草津戦と赤星のプレーを見る機会がありました(共にCHで出場)が、フィンケの下でCHを努めるには運動量が少なすぎた感がありました。視野が広くて広範囲に良いパスを出してはいるけれど、パスを出した後に受け手に回る動きがあまりにも少なかったように思います。
・今の浦和では、運動量が少ないけれどもピッチに起用しうるに足るプレーヤーはポンテ級の実力がないと難しい。そして、そのポンテが怪我から戻ってきた時点で赤星をレンタルに出すのは、赤星には気の毒だが浦和にとって妥当な判断だと思います。
・またプロ入り5年目/23歳ともはや若くはない赤星にとっても、出番のないまま浦和で過ごすよりも、必要としてくれるクラブ、戦力として評価してくれるクラブに行ってチャンスを掴んだほうが遥かに良いでしょう。レンタル先が同一カテゴリーの山形というのは驚き(浦和戦には出場しない契約になっているかもしれないけど)でしたが、新人時代の輝きを知る者としてはプロサッカープレーヤーとしての赤星の成功を願わずにはいられません。
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