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2009.07.15

【展望】09年ナ杯準々決勝第1戦清水戦

・清水と立て続けに3度対戦する今年の夏。

・前回の対戦では3ボランチを敷いて、かつリトリートして守備を固める策に出た清水に苦戦。ボールは一方的に支配するものの決定機がなかなか作れず。それでもなんとか2ゴールを上げていったんは逆転に成功したものの、終盤急激に運動量が落ちる浦和の弱点を突かれて同点に追いつかれてしまいました。

・「引いた相手を崩すアイデアに乏しい」「カウンターに弱い」「終盤運動量が落ちる」という、今日もなお浦和に付きまとう問題点が早々と浮き彫りになった試合だったと思います。

・これに味を占めたのかどうかは判りませんが、前節G大阪戦でも長谷川監督は4-3-1-2の布陣を敷いて、圧倒的にボールを支配され、かつ倍以上のシュートを撃たれながらも4-1の大勝。シュート8本で4点という効率の良さ。もっともヨンセンが効いて完璧に相手を崩した1点目はともかく、他の得点はG大阪のあんまりな守備が手助けしているような感じでしたが。

・開幕当初はなかなかフィットしなかったヨンセンが期待通りポストプレーヤーとして機能し始め、ヨンセンが落としたボールを岡崎なり原なりが拾って手数を掛けずにゴールを陥れるパターンが確立した模様。ロングボールを簡単に叩くもよし、タメを作って両サイドの上がりを待つもよし、名古屋時代そのままのヨンセンの活躍ぶりが目に浮かびます。

・浦和は怪我人を多数抱えながらもリーグ戦3連勝と結果は出ていますが、守備の不安定さが目立ち、内容は決して良くありません。カウンターで浦和SBの裏を狙うのはもはや浦和攻略策の常道と化しており、広大なDFライン裏のスペースをケアしていた坪井不在が続くようだとしんどい闘いになりそう。直輝の復帰にも時間がかかりそう。

・悪いことは続くもので、14日(火)の練習で啓太も負傷・・・orz

・ナビスコ杯には珍しく代表組が勢ぞろいしている一戦ですが、代表組が戻ってきて却って試合内容が悪くなったというのが偽らざる印象。

・チケットの売れ行きがはなはだ鈍いのも気がかり。平日でしかも第1戦に過ぎないというのがその主因なんでしょう。一発勝負だった04年準々決勝横浜M戦が29,000弱、05年準々決勝第2戦清水戦が32,000弱だったことを考えると、本日は2万台前半くらいの観客数なら妥当でしょうが、2万を切るようだと平日のナビスコ杯は駒場一本化を検討せざるを得ないように思います。

<予想スタメン>

---エジ--高原---
原口-------ポンテ
---細貝--阿部---
峻希-闘莉王-暢久-西澤
-----山岸-----

-------------------------------------------

<第17節:G大阪 1-4 清水>

---岡崎--四千---
-----枝村-----
-兵働--伊東-パウロ-
児玉-岩下--青山-市川
-----海人-----

76分:岡崎→原
84分:枝村→藤本
86分:兵働→本田拓

<前回:清水 2-2 浦和>

---四千---原---
-----枝村-----
-山本真-伊東-パウロ-
児玉-岩下--青山-市川
-----西部-----

55分:原→岡崎
74分:枝村→永井
82分:市川→辻尾

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