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2009.07.30

【観戦記】09年ナ杯準々決勝第2戦:清水 3-0 浦和

 酷寒のビッグアーチで広島に完敗した時は、まさか若手を続々起用しながらナビスコ予選を1位で通過するなんて夢にも思いませんでした。またナビスコ予選1位通過が決まった時には、良いところが全く見出せない、お先真っ暗、閉塞感たっぷりの試合内容で準々決勝第2戦を惨敗してしまうことを想像するのは難しかったと思います。

20090729no019

 試合内容が安定しないのは未完成のチームにはありがちなことですが、それにしても振幅が酷すぎます。オフト初年目のセカンドステージはエメ・永井・達也の3トップで一時快進撃を繰り広げたものの、あっという間に研究されて、判で押したような内容で連敗街道まっしぐらになってしまいましたが、その暗黒の道に一足先に到達してしまったのかもしれません。

 この日の内容は前節名古屋戦とそっくり。強いて違いを上げれば、早々と先制した清水は1-0で試合を終えても構わないため、浦和にとってより試合運びが難しくなったくらいでしょうか。

 フィンケの志向するサッカーと比較的似ている西野やぺトロビッチのサッカーは夏~秋に弱いことは良く知られています。また一時評価の高かった早野の「スクランブルアタック」は短命に終わりました。運動量を要求するサッカーを高温多湿な日本で完遂するのはそもそも無理なのか、完遂するためにはバックアッパーにもそれなりの陣容を揃える必要があるのではないか。豊富な経験を持つフィンケも大きな曲がり角に差し掛かったようです。

-----エジ-----
原口---直輝---高原
---細貝--啓太---
永田-阿部--坪井-暢久
-----山岸-----

HT:啓太→ポンテ
HT:永田→アレックス
73分:暢久→西澤

 ボールを奪ったらサイドへ出してファーへクロス。このパターンでこの日も2失点。しかもどちらも浦和右サイドをやられたもので名古屋戦の反省は全く生かされず。暢久はこの日も夏仕様で攻守とも全く役に立たず。もっとも暢久の出来もさることながら、浦和の良い時はSBとCHないしSHが連携してサイドを守り、相手のSHないしSBに容易にクロスを上げさせなかったはず。しかし、知らず知らずのうちに攻守の切り替えも遅くなり、かつ運動量も落ちて、SBが数的不利に陥る場面が増えているように思います。

 開始早々、右サイドに張り出した枝村からヨンセンに通され、ヨンセンのシュートは枠を捉えているかどうか微妙でしたが、阿部がクリアしきれずオウンゴール。阿部が名古屋戦で負傷したためか、ヨンセン番は阿部ではなく坪井。ヨンセンは高さがあるだけではなく、長い足を生かしてDFよりちょっとだけ先に足を出すっちゅーのも上手いからなぁ・・・

 早々に失点したものの、同点に追いつけば良い浦和は焦ることなくボールをキープしつつ得点機を窺えば良いはずですが、またしても引いて中央を固める清水守備陣の前でたらたら横パスを回すだけで得点機を掴めず。左で細かくボールを回して大きく右に展開(あるいはその逆)という良い流れもなくはなかったのですが、永田&原口のコンビが使える左ままだしも、右はほとんど暢久一人で、その外を回る動きが乏しかったような・・・ またサイドを深く抉るような場面はほとんどなく、アバウトなクロスを入れて誰にも合わないばかりだったような・・・

 まぁそうは言っても浦和が体勢を立て直しつつあるので後半に期待と思っていたら、左サイドハーフライン付近での永田のミスをきっかけにカウンターを喰らって、右SB児玉→岡崎でまた失点。この日も前後半を通じて中盤のビルドアップでのミスが多くてまるで「自殺志願者」と化していましたが、あれだけミスをやらかせば失点に繋がるのは必定。ただクロスを上げた児玉もフリーなら、ヘッドを撃った岡崎もフリーというのはさすがに萎えました。点が入った後、児玉は地味にガッツポーズ・・・

 前半2失点を喫し、攻撃も手詰まり気味のためか、フィンケは後半頭から啓太・永田に代えてポンテ・アレックスを投入。前半のメンバーではセットプレーのキッカーがおらず、しかも啓太がパスミスを頻発していたのでポンテを投入するのは判らなくもないのですが、特段悪くはなかった永田に代えてアレックスを入れたのは甚だ疑問。どうしてもアレックスは「やあやあ我こそは」になってしまってボールが左サイドで停滞気味。怪我の影響が残るポンテは案の定動けず、後方で配球役に専念。

2枚代えは単に動ける選手を減らしただけに終わり、ただでさえ低調だった浦和の攻撃をますます低調なものに貶めただけに。直輝は懸命に動いていますが、それ以上に致命的なミスが多くて残念至極。また攻撃が左に偏りがちになり、大きなサイドチェンジがほとんど見られなくなったのも気になりました。

 浦和の攻撃力を考えれば致命的な3点目をFKから奪われて試合は事実上終了。しかし、その後も何の工夫も見られないまま、ゆっくりと清水守備陣の前でボールを回し、無理やり中央に突っ込んでは跳ね返され、サイドに持ち出してクロスを入れてもやっぱり跳ね返されるを繰り返して試合終了。なんだか歩きながら「バンザイ攻撃」を仕掛けて、そのまんま機関銃でなぎ倒されているへぼい軍隊のよう・・・

20090729no028

---岡崎--四千---
枝村--------兵働
---伊東--本田---
児玉-岩下--青山-市川
-----海人-----

66分:岡崎→原
71分:枝村→山本真

|-`).。oO 試合の行方が決して、次節を睨んで主力を引っ込めているって屈辱的やなあ・・・ しかも次節も浦和戦・・・

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