山形2009Ⅱ-(4)~冷しラーメン@栄屋分店
山形まで来たらラーメンより蕎麦とは思うんですが、如何せん蕎麦は先日アホほど食ったばかりなので、今回は山形名物「冷しラーメン」にしてみました。
「冷し中華」ではなく、「冷しラーメン」。一見ごくフツーの醤油ラーメンに見えるものの、スープが冷たくて氷すら浮いています。冷しても脂が固まらない工夫を施してあるのがミソ。
「冷しラーメン」は山形市中心部にある「栄屋本店」(上写真)が発祥なんですが、そんなところへ行ったら赤者だらけなのが目に見えているので、北山形駅前の「栄屋分店」に行ってみました。「支店」ではなく「分店」。両者の関係は不明。店は北山形駅西口のまん前にあります。
開店直後に入ったつもりでしたが、既に親子連れが3人。店内は大小のテーブル席が5卓と、小上がりに4卓とかなりのキャパがありますが、開店とともに続々と客がやってきてほぼ満席に。靴を脱ぐのが面倒なのか、テーブル席から埋まってゆきます。地元客がほとんどと思われましたが、よく見ると赤者が一組(笑)。
女子高生と思しき接客係(・∀・)ニヤニヤがやってきたので「冷しワンタンメン(850円)」を注文。でも水がセルフなのは少々がっかり。
店のメニューを見ると決してラーメン屋というわけではなく、むしろ蕎麦がメイン。さらに丼物も扱っているという、まぁ地方にありがちなお店ですが蕎麦や丼物を頼んでいる人はほとんどいません。とはいえ、冷しラーメン一辺倒というわけではなく、味噌ラーメン等温かいラーメンを頼んでいる方も相当いました。
登場。どう見てもフツーの醤油ラーメンですが、確かに氷が浮いています。
スープは鶏がら主体でしょうか、非常にあっさりしています。麺は中太平打ち。
ワンタンは麺よりもスープの絡みが明らかに悪く(スープの濃度を麺に最適化しているので、麺よりはるかに幅広のワンタンには合わないのか?)、また中の具がものすごく小さく、「冷しラーメン」を体感するのが目的ならワンタンは入れないほうが良かったかも。
メンマがしょっぱいのは東北仕様かな? 他に堅くて脂身がほとんどないチャーシューとワカメ。ワンタンで増量されているせいか、総量は大盛りラーメンクラス。
老若男女幅広い客層に支持されている店で、まずまずの冷しラーメン体験でした。
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