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2009.07.28

Talk on Together 2009 夏の部

・中断期間中ではなく、リーグ戦も折り返し点をちょっと過ぎた時点で開催されることになった"Talk on  Together 2009"

開幕前に開催された"Talk on  Together 2009"の内容、及びその模様をあますところなく、かつ迅速に公開したスタッフの仕事振りには大いに感心しました。

・しかしそれから5ヶ月が過ぎて予想以上に上手く行っているようでもあり、先の名古屋戦の惨敗に象徴されるがごとく現実の厳しさを思い知らされつつあるようでもあり、失望はしていないが夢見ごこちでもない、そんな微妙な時期に開催される"Talk on  Together 2009"にどう臨むか。

・私個人の最大の関心事項は橋本社長が現状をどう考えているか、そしてその考えを自分の言葉ではっきりと聴衆に語りかけられるか。チーム強化は信藤TDに委ねるにしても、それ以外の部分では何が最大の問題で、それについてどういう手を打とうとしているのか。それが納得いくものであれば今回の"Talk on  Together 2009"は概ね成功だと思います。その文脈で観客減問題だとか、先般総スカンを食らった「ビジター歓迎」発言とかに言及していただけるとなお結構ですが。

・チーム強化に関して言えばやはり補強見送りの真意に尽きるかと。足下「金がない」のは昨年までの無駄遣いが祟っているのかもしれず、外部から確認のしようが無いのでなんともいえませんが、それならレンタル移籍ではなぜダメなのか。もともと本職がいない左SBだとか、怪我人が相次いで物理的に頭数が足りなくなっているCBだとか、一向に補強の動きが無いのは不可解でなりません。目先監督の要望がないのをいいことにリストアップ作業すらサボっているんじゃないか、と穿った見方をしたくもなります。

・開幕から5ヶ月が過ぎて、なんとなくモヤモヤ感が漂って来たのは、今の浦和がはっきりとした目標を定めていないことに起因するのかもしれません。開幕当初なら戦力の見極めや戦術浸透に時間がかかるでしょうから「明確な目標は設けずに一歩一歩」というのもそれなりに説得力がありました。しかしリーグ内における現在の浦和の到達点が徐々に明らかになってきたにも関わらず、タイトル獲得に拘るでもなく、世代交代を明確に打ち出すでもなく、怪我人の離脱と復帰を絶え間なく繰り返しながら「フィンケにお任せ」でここまで来たような気がしてなりません。

・要は橋本社長同様、信藤TDも現状をどう考え、何が最大の問題で、それについてどういう手を打とうとしているのかが問われるべき時期じゃないかと。20代前半の選手がぽっかりいないという浦和のいびつな選手構成みたいな中期的問題まで含めると時間がいくらあっても足りそうにありませんが。

・フィンケ監督は例によって長々と話をしてくれるでしょうし、含蓄に富むところも少ないないのですが、肝心なことは何もしゃべらないですし、要するに「しばらくお待ちください」で終わってしまうような気がしてならないので、特にこれを聞きたいということもなく。

・会場での質疑応答がない件については、こちらの意見に賛同。過去例からすれば会場での質疑応答は時間の無駄で、サポ目線を持った清尾氏の代言で十分。

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