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2009.08.14

【展望】09年第21節G大阪戦

・お盆の真っ最中に開催されるアウェーG大阪戦。

・中1週の休みを挟んで久々のリーグ戦なのに、どうにも気分が高揚してきません。リーグ戦3連敗、公式戦4連敗。試合内容は悪くないが運がなくて勝てないならまだしも、ベタ引きの相手を崩すアイデア・技量に乏しい上にカウンターに脆いという浦和の弱点を徹底的に突かれ、行き詰まり感が漂う連敗はチトしんどい。

・ただ今のサッカーに取り組み始めてわずか半年足らず。同じやり方を突き詰めて行かないとブレークスルーのしようがないので、目先の勝ち負けには拘らずに我慢するしかないんでしょうなぁ・・・ もっとも工事現場の左SBや端的に頭数が足りないCBの補強がないなど、首脳陣が最善を尽くしているようには見えないところには不満が残りますが。

・G大阪との一戦を前に気分が高揚してこないのは、多分に相手方にも原因が。昨年までは「パスサッカーの先輩格」でしたが、昨今は「圧倒的にボールを支配しているが点が入らない先輩格」になってしまった感のあるG大阪。

・既にACL、ナビスコ杯は敗退決定。リーグ戦は勝ち点30で8位と優勝どころか降格ラインのほうが近い始末。オフに大補強した結果がこれですから、今オフに監督の進退が問われる事態になっても何ら不思議はありません。

・まぁ「CWC3位の呪い」は浦和が身を持って知るところ。G大阪の主力は昨年の啓太状態、今年の阿部状態なんでしょうなぁ・・・

・ しかも西野監督はせっかく補強してもらった選手を使いこなせず、高木和はずっとベンチで、パク・ドンヒョクはとうとう退団。チョ・ジェジンも二川復帰と入れ替わるように徐々に出番を減らして、真っ当に稼動しているのはレアンドロだけ。従って今のG大阪はバレーに代わってレアンドロがいるのと、加地長期離脱&安田理が不調なので下平がスタメン入りする機会が多いくらいで、他はほぼ昨年と同じメンバー。これじゃ疲労困憊に陥るのも無理はありません。

・巨大補強のあおりで山崎がベンチに追いやられているあたりは、どこかのクラブでも見たような光景。

・若手は前述の下平と安田理の両SBがコンスタントに出ているくらいでCBは若手がおらず、中盤より前も途中からちょっと出るだけ。自慢の育成組織もこれじゃ意味なしで、なんか西野長期政権の後は屍ルイルイさー、ルイルイ!みたいな。

・書いているうちに陰々滅々として参りましたが、浦和は闘莉王が復帰の見込みの他、梅崎がベンチ入り濃厚。その一方直輝はオールスター欠場の甲斐もなくベンチ入りは微妙。ポンテも依然万全にはほど遠い様子。阿部も韓国に行ったのが災いしてか小破。

・G大阪はルーカスが復帰した他、加地も長期離脱からようやく復帰。練習で腰を強打した明神も強行出場してくる見込みですが、この期に及んで若手の出場機会を奪ってまで無理して出る必然性なんて全くないような・・・

・共にリーグ優勝わずか1回なのにG大阪公式サイトによるとナショナルダービーなんだそうですが(苦笑)、大阪の真夏の夜に相応しい、ムシムシ、じめじめ、ぐだぐだな試合になるんでしょうなぁ・・・

<前節:山形 1-1 G大阪>

-----レアン----
二川---遠藤--佐々木
---明神--橋本---
下平-山口--中澤-安田
-----松代-----

67分:佐々木→チョ
80分:下平→寺田
87分:二川→播戸

<前回:浦和 0-0 G大阪>

---チョ--レアン--
ルカス------佐々木
---明神--遠藤---
下平-山口--中澤-橋本
-----藤ヶ谷----

40分:レアンドロ→播戸
66分:下平→安田理
84分:播戸→山崎

スコアレスドローに終わったけど、G大阪相手にボールを一方的に支配し、何度か決定機を作り上げてG大阪を土俵際に追い詰めたこの試合が上半期のベストゲームだと思います。ただそうは言っても1点も取れなかったあたりが、今日の苦境にも繋がっているんでしょうなぁ・・・

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