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2009.08.04

大分2009Ⅱ-(2)小倉焼うどん

大分2009Ⅱ-(1)から続く)

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小倉が「焼きうどん」発祥の地として売り出しているとの話を耳にして早速実地検分に出かけてみました。

まずは小倉駅前のアーケード街の南外れに近い「いしん」へ。地下1Fの店なので一見さんには少々入りにくいのが難ですが、11時半の開店と同時に地元客っぽい方が何人か入店したのが見えたので続いて入店。

先客6、後客6。大きな鉄板を挟んで向かい合わせのソファーばかりっちゅーのは妙な気分。店内はなぜかボサノバが流れ、店員は若い男性ばかり。そのせいかどうかは判りませんが女性客が目立ちました。また実態としては鉄板焼き・お好み焼きの店で特段焼うどんを目玉に据えているわけではなし。焼うどんとそれ以外の焼き物を頼んでいる客が半々くらい。

早速「小倉焼うどん(550円)」を注文。

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典型的なファストフードである焼うどんなのに10分以上待たされ、ようやく到着。焼うどんを頼んでいた客が、先客・後客関係なく一斉にサーブされたところを見ると、まとめて焼いていたのでしょう。

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醤油味でやや甘めの味付け。麺がかなり柔らかいのはまだしも、焼うどんなのになんだかベチョっとしています。具はキャベツ、玉ねぎに豚バラ肉が少々。紅生姜が添えられています。量はそこそこありましたが、総じてなんだかなぁ・・・

今時珍しい外税で「577円です」と言われた時には内心ムカっと来ました。

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激しい失望感と共に店を後にし、しばし小倉の商店街を散策。

上写真は「だるま堂」。小倉焼うどん発祥の地とされる超有名店で、大きな荷物を持ったバリバリの観光客で満員。オバハン独りでやっている小さな店で、お世辞にも綺麗とはいえず、有名店と知らなければ引いてしまいそうな外観&内装。

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「赤ちゃん食堂」。こちらは「だるま食堂」が混んでいた時のオプションとして考えていたのですが、こちらは同じ作業着姿の地元客でこれまた満員。

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っちゅーか「だるま堂」や「赤ちゃん食堂」がある一角は闇市がそのまま残っているような(小倉は戦災に遭わなかったから、さらにその前かも・・・)食堂街。大阪・鶴橋駅横のコリアタウンにも似た怪しさ満点・・・

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やむなく駅でもらった「焼きうどんマップ」を手がかりに、小倉駅近くの「一銭洋食・わらべ」へ。見た目通りの大衆食堂で、昼飯どきなのに先客2、後客なしと少々店が心配になります。「焼きうどん(550円)」を注文。

厨房内には初老のオヤジが一人と、オヤジにそっくりの娘さんが一人。オヤジがせっせと鉄板でうどんを焼いてくれます。やはり焼うどんは目の前で焼いてくれるのが良いですね。

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楕円形の皿で出てきました。花かつおや海苔を乗せたのでてっきりここも醤油味だと思ったのですが、意外なことにソース味。その辺は洋食屋のプライドなんでしょうか? ただスパイシーさは全く感じず、どちらかというとほんのり甘め。赤いチューブ容器を振っていたのが見えましたが、ちょっとケチャップ混ぜたかな?

麺は並みの堅さで良くも悪くも焼うどんらしい脂っぽい仕上がり。量は少なめ。具はキャベツ、モヤシ、非常に細かく刻まれた豚バラ肉。シンプルな出来には変わりありませんが、こちらの品のほうがはるかに気に入りました。

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ただ残念なことにどちらも小倉ならではといった特色がなく(例えて言えば、富士宮焼きそばの麺みたいな際立った特色がない)、自宅やその辺の屋台でテキトーに焼いているのとそんなに変わりはなさげ。わざわざ小倉に来て食べるもんじゃないですなぁ・・・

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