大分2009Ⅱ-(9)九州鉄道記念館
(大分2009Ⅱ-(8)から続く)
せっかく門司港に来たので「九州鉄道記念館」に立ち寄り。大宮の鉄道博物館と比べると知名度ははるかに劣りますが、JR九州所有の博物館で開館は鉄道博物館よりもずっと早く2003年8月。
九州鉄道記念館の目玉商品である「キハ07」。戦前に誕生した小型気動車で、さすがのワシもリアルでこれに乗ったことはありません。もともとガソリンエンジンだったのを戦後になってディーゼルエンジンに換装。
|-`).。oO っちゅーかキハ07どころか、この路線(宮原線)自体が乗る前になくなっとるがな・・・
写真だと比較対照物がなくて判りづらいんですが、何もかもコンパクト。
電車特急の代表格として全国で活躍した481系。かつて九州は新幹線開業等によって本州で余剰になった在来線特急車両の溜まり場で、ボロ中のボロなんかが南九州に集まっていたものでした。(少なくとも見かけは)最新鋭車両が揃う今のJR九州からは想像しづらいことですが・・・
「ボロの溜まり場」の称号(?)はJR西日本に移り、北近畿あたりでは今でもこのまんまの内装で走っていても何の違和感もないような・・・
昼は座席特急、夜は寝台特急として活用された581系(通称「月光型」)。こいつも何度も乗ったことがあります。同系列の583系が未だに現役なのもJR西日本(笑)。
星2つの意味が判るのはもはや鉄だけやなぁ・・・ 優勝2回ではありません。
登場時は昼夜兼行で効率よく使えて便利だったはずが、後になると新幹線開業&航空機の大衆化で寝台特急の需要が減り、しかも座席が向かい合わせのため昼の特急としては嫌われと「昼夜兼行」が裏目に。
でも壊れたわけではないので、金がなくなった旧国鉄はこの電車を大改造して普通電車として活用。記念館に保存された車両は大改造後のものなので、寝台として使われていた様子を再現できないのが非常に残念です。
なお「月光」までは屋外展示。屋根がかかっているとはいえ、この時期の屋外展示物見学は辛いですなぁ・・・
冷房の効いた屋内展示場に入って人心地ついた気も。っちゅーか、2度目の見学は半ば涼みに来たようなものでしたが。
上写真は明治時代の客車を復元したものですが、昭和になって大分・耶馬溪鉄道に転じ、なんと1971年まで活躍していたとのこと。
椅子生活に慣れない人が多かったためか、車内はお座敷列車風というか、居酒屋風というか・・・
いまや思い出の中にしかない寝台列車のヘッドマークの数々・・・「さくら」にしか乗った記憶がないなぁ・・・
「つばめ」は一応九州新幹線としてその名を留めましたが、かつては日本を代表する特急だった「つばめ」が今は日本の南西隅でチョロチョロ走っているというのはなんだかなぁと思わないでもなく・・・
この手の遊具はどこでも人気があって、付き合わされるお父さんも大変かと。でも特急にあたる子もいれば、ローカル列車にあたる子もいて、つまらないことでさらに気苦労を余儀なくされるお父さん、お疲れ様。
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