【展望】09年第24節神戸戦
・これだけ負け、しかも内容に改善の兆しが見られない負けが続くと、すっかり神経が麻痺してしまって、浦和が少々失態しようが何しようが痛みを感じなくなってしまいます。まぁ何とかして精神の平衡を保とうすれば、そうするしかないといったところなのでしょうが、一言で言えばこれが「負け慣れ」 なんでしょうなぁ・・・
・夏の西日本3連戦もこれが最後。なんか試合観戦のついでに観光するというよりは、観光のスケジュールに「修行」」が挟まっているような感がある昨今。90分間永平寺で坐禅組んでいるようなもので、失点のたびに「喝!」と警策で肩を打たれたりしてな。まぁ修行が終わっても何ら心は爽やかにならず、どよーんとしたまま宿に帰るというのが難ですが。
苦しいこともあるだろう
言いたいこともあるだろう
不満なこともあるだろう
腹の立つこともあるだろう
泣きたいこともあるだろう
これらをじっとこらえてゆくのが 浦和の修行である。
山本五十六は良いこと言いますなぁ・・・(一部改変あり(笑))。
・浦和はポンテと闘莉王が出場停止。共に怪我持ちで、特にポンテはスタメンで出ること自体が不思議なくらい不調で、事実上セットプレーのキッカーとしてしか役に立っていない「固定式砲台」と化しています。従ってポンテの出場停止は特段どうということはありませんが、闘莉王の出場停止はセットプレーしか得点の臭いがしない今の浦和にとっては痛手。ただ強行出場を続けて怪我を悪化させると最悪なので、代表の試合を含めて良い休養時期じゃないかと。
・神戸とは6月末に闘って2ヶ月での再戦ですが、その間にカイオ・ジュニオール監督が辞任。しかも神戸がクビにしたわけではなく(クビになってもおかしくは無い戦績でしたが・・・)、大金につられてカタールへ去るという意外な展開。その後和田コーチを内部昇格させてそのまま今季一杯指揮を取るのかと思いきや、8月に入って今後は三浦監督を招聘。「迷走」といえば神戸の代名詞のような感がありますが、そもそも松田監督を昨季末にクビにしたあたりからおかしくなっているような・・・
・三浦監督はJ2では実績がありますが、「組織的な守備陣を作るのは非常に得意だが攻撃にはみるべきものがなく、概して強力な外国人FWかセットプレー頼み」といったところでJ1では大宮でも札幌でもこれといった成果は上がっていません。
・ただフラット4人×2列で徹底的にスペースを潰す三浦流を浦和はかなり苦手としていましたからねぇ・・・ 三浦監督は早くも守備の立て直しには成功したようで、就任以来3試合連続完封。早速面目躍如といったところでしょうか。
<前節:大分 0-2 神戸>
--大久保--吉田---
古賀-------ボッティ
---宮本---金---
松岡-河本--北本-近藤
-----榎本-----
HT:近藤→石櫃
69分:吉田→茂木
83分:大久保→馬場
・リアクションサッカーからアクションサッカーへ大転換中の大分をカウンター2発で一蹴。ああ、どこかで何度となく見たパターン・・・
・相変らず4×2で塹壕を作って、両FWが前から激しくプレスをかける守備重視の布陣を引いている模様。MFアラン・バイーアやFWマルセウの名が見えませんが怪我なのか、単に運動量不足、ないし戦術理解不十分で外されているだけなのか・・・
-----マルセウ-----
茂木-------大久保
--バイア-松岡-田中--
丹羽-宮本--小林-北本
-----榎本-----
60分:バイーア→ボッティ
60分:マルセウ→我那覇
74分:北本→岸田
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