【感想】Talk on Together 2009 夏の部
帰りに豪雨に見舞われるのではないかという懸念もありましたが、そこをおして"Talk on together 2009 夏の部”に行ってまいりました。
「夏の部」で聞きたかったのは、前にも示したように
・橋本社長が現状をどう考えているか、そしてその考えを自分の言葉ではっきりと聴衆に語りかけられるか。チーム強化は信藤TDに委ねるにしても、それ以外の部分では何が最大の問題で、それについてどういう手を打とうとしているのか。
・補強見送りの真意
の2点。以下は率直な感想。聞きたかった2点のうち、前者の評価は100点満点の70点、後者は話しにくい事柄であることを割り引いたとしても30点かな?
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・社長が原稿棒読みで挨拶を始めた時にはどうなることかと思った。触れなければいけないことには一通り触れてあるけれど、出席者に訴えかけるものが何もない典型的な官僚答弁みたいな。
・でも信藤TDを交えての清尾氏とQ&Aに入ってからは、広報問題等社長が引き取るべきところを率先して引き取ってしゃべったあたりは好印象。「レッズスタイル」だとか「レッズワンダーランド」とかたぶん本人も生半可な理解しかしていないであろう抽象的なタームを多用するのが難だけど、全部信藤TDに丸投げ風だった藤口前社長よりはマシかな。
・お詫びの段になると妙に生き生きしているように見えるのは気のせいか?
・サッカーそのもの、あるいはそれを取り巻くカルチャーについて無知だけれども、少なくとも腰掛けっぽい感じはせず、2,3年やっているうちにそれなりに浦和の社長業も板についてくるんじゃ?
・逆に存在感を失いつつあるのが信藤TD。目先の勝ちを追いがちな監督ではできない中長期課題をTDがこなすというのがよくあるケース。でも今の浦和って、監督に中長期的なビューがあって目先の勝ちにはそれほど重きを置かず、社長もそれを了承しているからTDの役割って意味不明なんだよなぁ・・・ 監督が外国人で、しかも社長がサッカー素人なので、半ば「通訳」として存在しているだけのような・・・
・清尾さんが「”今年の目標がチームの土台作りにある”ことについて選手と目標を共有できているのか?」という質問(おそらく闘莉王発言を受けてのことでしょう)について、信藤TDの解答がちょっともにょもにょぽかったような・・・
・補強はなさそう。社長は強化予算は昨年から減らしておらず「金庫は開いている」と明言したが、信藤&監督は「欧州の一流は高い」の一点張り。フィンケがアジア枠の活用を示唆したけど、そのアジア枠や南米・アフリカ等相対的に安いところからの補強すらない理由は判然とせず。
・監督の話は「アジアから採用するのが現実的」と述べたのが目新しかったのと。執拗に一部メディアを攻撃していたのに苦笑せざるを得なかったくらいで、大方既報の行きを出ず。炊飯器だとかマクドだとか、サッカーとは関係ない話がなかったのは残念。
・選手構成の年齢的な「断層」だとか、期初の体力測定で確認したトホホな数値だとか、これまでの負の遺産を山ほど背負わされて気の毒ではあるが、その話はもう十分だからもうちょっと前向きな話をしてもらいたかったな。「もっとファイトしよう!」じゃ困るけど。
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詳しい内容は公式発表に委ねます。
P.S.
細かい仕事をこなす内舘広報部員・・・
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