【閉店】TOKYO味噌らーめん A.O.@大手町
大手町「日本ビル」地下1階。ビルの決まりで大規模改装ができないのでしょうか、およそラーメン屋らしくない無機質な外観。
平日夜に往訪。先客2、後客4。オフィスビル内にある店なので会社帰りの客もいれば、残業に備えてと見受けられる客も。
店内はコの字型カウンター10数席。ビル内の店の割りにゆったりとしています。
TOKYO味噌らーめん(770円)を注文。開店時には820円だったようですが、50円値下げした模様。他に支那そば(塩・醤油)や坦々麺なども。
厨房内に30代くらいの男性が一人と接客アシスタントの爺さんが一人。アシスタントのほうが圧倒的に年上で、しかもどう見ても最近入ったばかりであれこれ指導を受けているっちゅーあたりに世の中の厳しさを感じます。
味噌は「江戸甘味噌」で、店内に置いてあるパンフレットを見ると「とろりとした甘味」が特徴らしいんだけど、特段そんなに甘いとは思わなかったなぁ・・・むしろ八丁味噌みたいな辛さあるいは酸味を感じたけど。表面にラードは浮いておらず、さらにもやしは茹でもやしで炒め物が全く入っていないので、そこそこ濃厚な味噌らーめんの割には意外にすっきりした味わい。コクを加えるべく少々背脂が加わってはいますが邪魔っ気になるほどでもなく。
麺は中太ストレートでかなり堅め。イマイチスープの絡みが良くないような・・・
シャキシャキっとした茹でもやしがかなり多めに入っている他、ピンク色のチャーシュー(やや堅め)が一枚。刻みネギの上に最初から一味をかかっていますが、この辺は好みみ任せたほうがいいような・・・
この店はらーめんみそ膳やどさん子、紅虎餃子房などをチェーン展開する株式会社ホッコクHOKKOKUの新ブランドで、都立家政の超有名店が開店に関わっているとのことで、確かにオフィスビル内のラーメン屋とすれば破格の出来だとは思いますが、大不況下で主要客である近在のサラリーマンがラーメンに800円以上も出すわけがなく値下げは至って妥当。
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後日平日昼に往訪。またしても「TOKYO味噌らーめん(770円)」を注文。先客2、後客4~5。支那そばや味噌つけ麺を頼んでいる客も何人かいました。
若い女性が厨房でラーメンを作っていて、小太りの若者が接客と珍しい店だなと思っていたのですが、あとで店主らしき方がやって来て女性と交代。女性は接客係りに早代わりって、単に昼飯どきなのに店主さぼって楽しているだけやん( ゚Д゚)ゴルァ
麦味噌のつぶつぶが残るスープは依然として美味いと思いますが、麺がどうにもスープに絡まず。ややぱさぱさしているので麺にスープを吸わせるつもりなのかもしれませんが、スープを吸ってしまう前に食べ終わってしまうので意味なし。またさっと茹でただけのモヤシは青臭さこそないものの、これまたスープに馴染まずにしゃきしゃきというよりは固さが目立ってイマイチ。
開店当初はどうだったのか判りませんが、今やビル内のオヤジの昼の空腹を満たすだけのラーメンでしかないような・・・ またビジネス街のラーメン屋にありがちな「半ライス無料」みたいなサービスもなく、立ち位置が曖昧でちょっと先行き心配・・・
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