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2009.09.19

渡なべ@高田馬場

 高田馬場駅から早稲田通りを東へ10分弱。馬場口交差点の手前。日曜夕方に往訪。

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 日曜にも関わらず店外に行列がないどころか先客1名のみ。但し後客が続々やってきて食べ終わった頃には店外に行列客2。もっともその待ち客もすぐに店内に案内されていました。知らないとラーメン屋だとは判りにくい、隠れ家的な外観が特徴。

 盛夏で「つけめん(800円)」を注文。ただ後客の半数くらいは温かいらーめんを頼んでいました。店内には煮干の香りがほのかに漂っています。

 店内はL字型カウンター8席で、客席・厨房ともやや手狭。厨房では故渡辺美智雄氏を髣髴させる面持ちの店主と学生っぽいアシスタント。ミッチーは麺を茹でている間も極力お客に背を向けることなくすっと背を伸ばしています。接客態度も実にソフト。客の迷惑を顧みずパフォーマンスに興じる有名店がある一方、落ち着いてラーメンを食べさせてくれる店はあり難いもの。

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 つけ汁に白髪ネギが乗っています。動物+魚介のWスープで濃厚の範疇に入りますが、ややとろみがついた程度でそれほど粘度が高いわけではありません。若干魚介が強めですが、総じてちょっとしょっぱいかな?ただ脂っぽいくどさやえぐみはなく食べやすいのは確か。でも角切りチャーシューや大ぶりのメンマは味が濃すぎて全然だめ。

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 麺は断面が丸くてやや太めで若干縮れが入っています。堅さは並ですが弾力性があって。麺箱に"WATANABE STYLE"の文字が見えましたが自家製なんでしょうか。つけ汁との相性は文句ありません。ただ湯きりがちょっと甘いのか、食べ進むにつれて急速につけ汁が薄くなってしまいました。

 濃厚豚骨魚介の走りともいえる「渡なべ」ですが、似たような店が沢山できてから後発店と決定的な差を付けられずに苦しんでいる印象。まぁそのほうが適度に店が空いて結構なんですが。

 次は「らーめん」で再訪してみます。

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