広島2009弐-(5):旧海軍兵学校(上)
(広島2009弐-(4)から続く)
試合の翌日は、広島市の南海上に浮かぶ江田島にある「旧海軍兵学校(現在は「海上自衛隊第1術科学校・幹部候補生学校」)」へ行って来ました。
広島駅 7:12 (広島電鉄 801) 7:40 広島港
広島港を利用するのは初めて。松山など瀬戸内海沿岸の大都市へフェリーが出ている他、周辺の小さな島々へも船が頻繁に出ているためか、ちょっとしたバスターミナルと変わらない様相。
宇品 8:05 (ファーストビーチ) 8:27 小用
江田島はYの字型をしたそこそこ大きな島で、島内にはいくつも港がありますが、右枝部外側にある「小用(こよう)港」行きの高速船に乗船。
「旧海軍兵学校」は右枝内側にあります。バスで5分ほどらしいのですが、少々時間を持て余したこともあって右枝を歩いて横断。その間2kmもないと思いますが、いかんせん瀬戸内の島なんですぐに坂になってしまいます。坂の途中のセブンイレブンがあって、こんな島にもコンビニがあるんか!と妙に感動。
ふるさと交流館。
旧海軍兵学校は規律が非常に厳しいところでしたが、外出日の休養の場として生徒に開放された民間の「生徒倶楽部」というものが江田島には多く存在したそうです。
「ふるさと交流館」はその民家のひとつ「橋中生徒倶楽部」の面影を残しながら、海上自衛隊第1術科学校見学者の休憩所や町民の憩いの場として利用していただくために新築したものとのこと。
実際見学受付が始まるまで、ただで麦茶をいただきながらゆっくり過ごさせていただきました。2Fがささやかながら兵学校関連に資料室になっていました。
この日の見学時間(第一回)は10:00スタート。9:30に受付開始で、その後しばし待合室でダラダラ。
待合室にはPR用のビデオが流れていますが、幹部候補生学校の訓練はめちゃきつそう。そして旧海軍の伝統を汲んでいるせいか服装には無茶苦茶というか理不尽なくらいにうるさいのだ!
まぁこのガイドのオッサンが実にしゃべり好きで、見学時間の半分はオッサンの漫談を聞いているようなもの。
若い男性には海上自衛隊入隊を勧め(笑)、若い女性には海上自衛官との結婚を勧め(笑)といった辺りはお約束みたいなもんですが、親父にまだ威厳があって、怖くて頑固だった時代の生き証人みたいな方で大変楽しませていただきました。本来見学時間1時間半のところ、漫談が昂じて結局2時間近くに及んでしまいましたが(笑)
ちなみに右にいる白い制服姿は当学校で勉学中の生徒。見学者がバラバラにならないように案内するのが本来の役目ですが、ガイドの漫談中はもっぱらいじられ役に。まぁガイドから見れば「最近の若者はなっとらん!!!」ということなんでしょうが(苦笑)
見学は終始団体行動。勝手に歩き回るわけにはいきません。
学校内には防風林を兼ねた松が目立ちますが、いずれも真っ直ぐ伸びています。ガイドの弁によると毎日「気をつけ!」「気をつけ!」と号令を聞かされているのでまっすぐ伸びてしまうらしい(笑) といっても、やっぱり中には斜めに伸びる奴もいるそうですが。
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