【閉店】わっぜ@赤羽
赤羽駅東口降りてすぐ。もともと「達者」があったところで、2軒隣に「伊藤」。平日夜に往訪。先客2、後客1。
「達者」同様縦長の大看板が目立ちますが、それもそのはずで、話を聞くと「達者」のリニューアルという位置づけとのこと。まぁ「達者」は流行の濃厚豚骨魚介の形だけ真似たようなものでしたから、近隣の競合店の様子を見て見切りが早かったのでしょう。また営業時間を夜だけに短縮しましたが、これも「達者」の失敗に学んで近所の飲み客にターゲットを絞ったのでしょう。
「達者」時代の1Fは立ち食いスペースでしたが、今回は無造作に大きめのテーブルが3卓ほど置かれています。といっても落ち着きがないのは相変らず。すかさず女性アシスタントがやってきたので「ラーメン(690円)」を注文。麺の堅さや背脂の多少を聞かれたので「麺堅め」を注文。トッピングも聞かれましたがスルー。「つけめん」にも力を入れている模様。ラーメン、つけめんとも「辛味味噌」「わっぜ」というメニューがあり、「わっぜ」にすると背脂やマー油が増量されるとのこと。共にそんなに要らんって・・・
店内禁煙。テーブルには紅生姜と魚粉。奥の厨房には2人のスタッフの姿が見えました。
マー油の香りが全面に展開。豚骨もそこそこ濃厚で、背脂の甘味とマー油の風味とが相まってストレートな豚骨スープとは一線を画した複雑な味わいを生み出しています。ただ飲んだ後にはちょっと重いんじゃないかなぁ・・・
麺は細いストレート麺で注文どおり堅めに仕上がっていましたが、ぼそぼそ・ごわごわとした食感でスープの絡み・相性ともちょっと微妙。
他にペラペラで丸いバラ肉チャーシューが一枚とキクラゲ、刻みネギ。
まぁ総じて可もなく不可もなく、外観から想像されるものよりはマシといった印象でしたが、似たようなラーメンが近所になく、その意味では貴重な存在。ライバル店がいないことを研究してのリニューアルなんでしょうなぁ・・・
なお屋号の「わっぜ」とは鹿児島弁の方言で「すげー」「超」という意味とのこと。
| 固定リンク