薩摩路(2)~知覧特攻平和会館
(薩摩路(1)から続く)
武家屋敷から「知覧特攻平和会館」まであるいて30分ほど。「知覧特攻平和会館」は陸軍最大の特攻基地であった知覧飛行場の跡地に建設されたもの。町よりも一段と高くなった丘の上にあり、道沿いには灯篭が奉られていました。
会館前にある陸軍一式戦闘機「隼」の復元模型。。映画『俺は、君のためにこそ死ににいく』撮影に使用されたものです。
「知覧特攻平和会館」には特攻隊員の写真、遺書などの遺品などが展示されています。パネルや映像による解説は必要最小限に留められ、重い事実を持って語らせる趣向を取っていました。
館内には陸軍三式戦闘機「飛燕」や同四式戦闘機「疾風」が展示されていますが、残念ながら撮影禁止。
三角兵舎。特攻隊員の宿舎で、敵の目を欺くため松林の中に半地下壕をつくり、地上には三角の屋根しか見えない兵舎だったとのこと。
海軍の特攻基地として知られる鹿屋は戦後そのまま海上自衛隊の基地として活用されているのに対し、知覧は基地としての遺構をとどめているところはほとんどなく、相応の広さを持った飛行場であったことを想起させるものすら何もありません。
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