【TV観戦記】日本 4-3 ガーナ @ユトレヒト
・日本企業、しかもカタカナ表示の看板だらけならまだしも、この日はなんとも微妙な日本語での場内アナウンス付き。スタジアムは招待されたと思しき日本人学校の子供たちと少数のガーナサポが目立つだけ。そりゃ平日の昼間の遠国同士の試合(しかも片方は弱小国)に好きこのんで見に来る奴はそうそうはおらんわなぁ・・・ そそり立つサイドスタンドってヴェストファーレンの小型版みたいで、スタジアムはなかなか格好よさげでしたが。
・長友が早々とPKを与え、中澤が1対1でぶち抜かれた時点で事実上試合終了と思いましたが、日本は諦めることなくよく闘ったと思います。そしてへなちょこ攻撃陣が終始不安定だったガーナ守備陣(アフリカ予選無失点って冗談としか思えないほどラインはガタガタだし、不用意なプレーは多いし・・・)の攻略に成功。ガーナはW杯アフリカ予選で本戦出場を決めてからわずか中2日での一戦で肉体的にも精神的にもトップコンディションには程遠いであろうことは予想され、実際後半の足の止まりようは酷いものでしたが、まぁそんな相手であったとしても負けるよりは勝ったほうがマシ。っちゅーか、前半3度もDFラインの裏を取ったんだから1点は取れよなぁ・・・
・中村俊を外してから3点取ったのは偶然じゃないでしょう。この日の中村俊はオランダ戦の負傷が影響したのか凡ミスが目立ちました。また同じく故障持ちの長谷部もイマイチ。どちらも故障をおしてまで使わないといけないほど他を圧するレベルではないかと。中村俊を無理使いして惨敗したドイツW杯の経験を岡田監督が活かせるかどうかが今後の鍵でしょうなぁ・・・この試合を事実上リードしていたのは縦パス良し&飛び出し良しの中村憲のように窺えましたが・・・ ただ中村憲はクラブでも代表でも酷使されて来年は灰になってしまうような気がしてなりませんが・・・
・中澤が2度にわたってガーナ攻撃陣に振り回され、そのまま失点してしまったのは衝撃的。負けているせいもあって、例によって闘莉王が前方に徘徊したまま戻らないのも痛手でしたが、中澤が通用しないなら後は岩政を出そうが誰を出そうが一緒でしょうなぁ・・・ 闘莉王の徘徊癖は仕様ですからいまさら何をいっても・・・そして山形戦はズルy(ry
・都築のなんとも中途半端な飛び出し・・・ナイスセーブもありましたが・・・ 神戸戦の2失点目もアレでしたが、調子落ちっぽい・・・
・稲本&玉田が途中投入で目に見えた結果を出した反面、本田はまたしてもなんだかなぁ・・・ 稲本は90分動ければ言うこと無いのですが、それが課題なんでしょう。玉田はシュート精度そのものは高いのですが、このチームで先発するとサイドに流れてボールを引き出したり、守備を求められたりとタスクが多すぎてシュート時にはヘロヘロだったり、そもそも前線にいなかったり。この日のような点を取らないといけない時の切り札として使うほうがいいんじゃ?玉田に代わってスタメン起用された前田は非常に久々だった割にはよくやったかと。
---岡崎--前田---
中村憲------中村俊
---遠藤--長谷部--
長友-闘莉王-中澤-駒野
-----都築-----
63分:長谷部→稲本
70分:中村俊→本田
70分:前田→玉田
84分:岡崎→興梠
89分:中村憲→阿部
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