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2009.10.31

【閉店】俄然モンゴリ庵@御徒町

 御徒町駅南口から西側に出てガード沿いを南へ。「中本」を越えてすぐ。平日夜に往訪。先客・後客ともゼロ。

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 間口がやや狭く、カウンターの背後もスペースがさほどないせいか、券売機は設置されず。店内のメニューを見てしおダレ豚骨の「俄然一番味(700円)」を注文。大盛無料とのことでしたが普通で。他に豚骨醤油の「俄然二番味」や「つけ麺」も。

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 店内はI字型カウンターが7席と店奥にテーブル席。厨房には若者が一人だけ。

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 丼はすり鉢状どころか、すり鉢そのもの。

 トロミのある豚骨スープ。「3種のモンゴル岩塩をブレンド」とのことですが、豚骨特有の臭みや癖を消し、マイルドな味わいに仕上げながらもコクをしっかり残したなかなかのもの。

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 麺は並太でかなり強めの縮れ入り。やや堅めで噛み応えがあるのはいいのですが、残念ながらスープの絡みがイマイチ。

 また多目に添えられている水菜。しゃきしゃき感が強いのは結構なんですが、スープとの相性は良いとは言いがたいんじゃ???

 チャーシューは堅くて脂身ほとんどなし。他に海苔、刻みネギ。

 パーツのクォリティーは高いのですが、全体としては改善の余地が大きいように思いました。でも駅から非常に近いのはありがたいこと。「二番味」で再訪してみます。

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フィンケ監督続投へ・・・各紙の死活問題に(笑)

 橋本社長が監督続投をベターな選択とした旨の発言をしたことだけが事実なようで、あとは各紙が妄想を膨らませて好き勝手なことを書いていますなぁ・・・ 特に悪意丸出しの報知。現体制の最大の被害者ですからなぁ・・・「まさかの続投」って願望と可能性をはき違えちゃいかんわ(笑) 主力大量流出って大量流出しているのは各紙の読者じゃろうが・・・・

 また主力の流出もなんも、むしろお引取りねがいたい選手が少なくないのが現状。フィンケの方針に胸を張って異を唱えられるほどパフォーマンスが良い選手なんて一人もいないと思いますが・・・

 ただ監督は監督で、このままじゃ残留争い行きは必至。来年はフロント共々明確に目標を掲げて闘ってもらいたいもの。

 ところで昨今香川、金崎、柏木と補強対象選手の名前が挙がっていますが、なんで揃いも揃ってOMFなんだろう・・・SBとかFWとかCBとかより優先順位の高いポジションがあると思いますが・・・

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無冠危機でもフィンケ監督まさかの続投…浦和(報知 09.10.31)

J1リーグ今季8位と低迷する浦和の橋本光夫社長(60)は30日、フォルカー・フィンケ監督(61)を来季も続投させる意向を初めて表明した。リーグ戦7連敗、天皇杯初戦(2回戦)でアマチュア相手に完敗するなど、数々の“失態”を犯した老将に将来を託す材料は見当たらない。だが、苦悩の末に、クラブ首脳は危険な賭けに出る覚悟を決めてしまった。

 ここまでリーグ戦は8位にとどまるなど、2年連続無冠が決定的。内容に乏しく、原口ら若手も伸び悩む危機的現状だ。7月15日のナビスコ杯・清水戦の試合直前ミーティングでは、選手に「今年は優勝しなくていい」と、士気を下げるKY発言で求心力を一気に失った。続投により、主力の退団続出という最悪のシナリオも見えてきた。

フィンケ監督来季続投へ…主力大量流出も?(スポニチ 09.10.31)

 フィンケ監督の続投が決まれば、厳しい“冬”を迎えることは必至だ。育成重視で結果を度外視する指揮官の方針に対して主力の多くが不満を示しており、現時点で来季契約を更新した選手は山田暢しかいない。クラブ幹部が「大変なオフになる」と危機感を募らせるように、闘莉王、阿部、坪井、平川ら今季限りで契約満了の選手が大量に流出する可能性もある。

 続投の判断は監督交代を繰り返した昨季までの反省を踏まえたもので、続投、監督交代、いずれの選択でも批判を浴びることは確実だった。それでも橋本社長自身が「何がベストかは分からない」と話したように、リーグ8位に低迷するなど、無冠が確実な状況では「消極的続投」と言わざるを得ない。選手からの反発などで、最後に方向転換する可能性もわずかに残されているが、フィンケ監督続投が正式決定すれば、巨大戦力を誇ってきたレッズが大きな転機を迎えることになりそうだ。

浦和社長、フィンケ監督続投支持…主力流出も(サンスポ 09.10.31)

だが、そう簡単にことは運ばない。いまやフィンケ監督と選手の確執は深刻。育成重視のスタイルにDF闘莉王は「レッズは常に優勝しないといけない」と反発。1カ月前には、上積みはないと判断した強化部が「監督を解任してほしい」と社長に直談判もしている。

 この状況で続投が決まれば、主力が大量流出する可能性も。予断を許さない状況は続く。(浅井武)

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2009.10.30

麺屋 ふぅふぅ亭@神楽坂

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 神楽坂駅1番出口から西へ。神楽坂も地下鉄の駅周辺は夜になると案外暗くて、目印になるものが少ないので地下鉄の出口を出てから方角を確認するのに一苦労(笑)。位置的には東西にある地下鉄出口のちょうど真ん中辺り。平日夜に往訪。店の正面には雑誌の切り抜きがベタベタ。

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 外観はラーメン屋然としていますが、内装は半分ラーメン屋、半分カフェみたいな感じで、L字型カウンター5席と4人掛けテーブル2卓、2人掛けテーブル2。もっともテーブルは客の人数に応じて適宜組み合わせて使っている模様。先客6、後客5~6。厨房の奥に2人の若者の姿が見えました。

 基本のらーめん(730円)を注文。どのメニューも塩と醤油が選べますが、今回は塩で。夜はつまみ類にも力を入れている模様。実際ビールを飲んでかららーめんを食べている先客もいましたが、子供連れ同士でビール飲んで、子供がドタドタ騒いでも放置っっちゅーのは困ったもの。まぁこの辺は運が悪かったとしか言いようがありませんが・・・

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 なんとなく洋食風な純白の随分深い丼で出てきました。

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 見た目も味わいもまるでコンソメスープ。能書きによると「国産の鶏肉、鶏がら、げんこつと新鮮な野菜をふんだんに使用し、コクとまろやかさを大事にコンソメ風にコトコト煮込んだ」とありました。若干胡椒がかかっていて、それが味を引き締めているともいえますが、出汁そのものを味わうには邪魔ともいえ、この辺は客の好みに任せたほうがいいような・・・

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 麺は細めのストレート麺で堅くもなく柔らかくともなく。スープの絡みは申し分なし。揚げネギや水菜を絡めながら食べるのも楽し。

 チャーシューは意外に肉厚で噛み応えがあるような、ないような、ちょっとジューシーなような、そんな微妙な柔らかさが結構好きだったり。他に刻みネギ。総じて満足できる出来栄えでした。

 坦々麺や冷やしトマト麺といったメニューもあるとのこと。

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新潟2009弐-(2):浦佐駅探訪

新潟2009弐-(1)から続く)

越後湯沢 9:58 (9431M クモハ115-1560) 10:26 浦佐

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予期せぬ事態で越後湯沢での時間が有り余ってしまいましたが、駅まで戻ってくると「捨てる神あれば拾う神あり」というべきか、全くのノーマークだった臨時快速「直江兼続ふるさと散策号」というのが浦佐まで出ていることが判明。

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沿線に直江兼続ゆかりの地があるといっても大抵のところは駅から遠いので、この手の臨時列車に果たしてニーズがあるのか少々疑問でしたが、意外にも歴史探訪っぽい団体客が2両の列車の座席をほぼ埋めるくらい乗ってきました。

 車内放送でも兼続関係のウンチクを垂れ流してくれます。「天地人」のオープニングの終わりで兼続が山の頂に立って越後平野を見下ろしていますが、あの山は八海山とのこと。これは勉強になりました。

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 終点浦佐で小休止。

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 六日町でも小出でもなく、それまで急行「佐渡」すら半分くらいしか止まらない小駅だった浦佐が突如新幹線停車駅になったのはこの方のお陰なのかどうなのか。確かに銅像に屋根がついています。

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 乗降客数の割にはムダにでかい駅。後に出来た長野新幹線や九州新幹線、東北新幹線盛岡以北における乗降客の少ない駅と比べるとまさにムダの塊りのような駅。

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 そんな駅で立ち食い蕎麦屋が営業を続けていることに強い驚きを感じてしまいます。

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2009.10.29

前門のラモス、後門の○○

ラモス氏、仰天発言!浦和監督に“立候補”(サンスポ 09.10.29)

浦和の監督になりたがる人って

・監督としての能力がないことは実証済み

・もはや他から声がかからなくなった

・でも知名度は抜群

っちゅー人しかおらんのかねぇ・・・・ ラモス氏の他にもそんな方がいたような気がしますが・・・・ 

足元壁にぶちあたっているフィンケを安易にクビにすると、そんな輩が群がり沸いてくる可能性が高いようにも思え、さらに鬱・・・・

まぁ、そんな輩が監督になったほうがスポーツ各紙にとってはおいしくてたまらんのでしょうが・・・

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新潟2009弐-(1):越後湯沢

新潟は集客力が激減し、浦和戦ですら当日券が出るようになったので、今回は阪急交通社のお世話にはならずに自力でチケット&交通手段を確保しての新潟入り。とはいえ真っ直ぐ新潟市へ入っても寿司を食うくらいしか楽しみがないので、途中下車を繰り返してみました。

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大宮 7:26 (MAXとき303号 E458-7) 8:11 越後湯沢

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赤サポだらけの「MAXとき303号」を越後湯沢で下車。スキーシーズン以外の越後湯沢はほとんど人気がなくて、それはそれで結構好きだったりします。

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お湯が張られていない足湯・・・

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新幹線から良く見える布場スキー場。子供連れで遊ぶには最適でしょうけど、こういう標高の低いスキー場は昨今満足に雪が積もるのかどうか甚だ心配・・・

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ひとまず湯沢の温泉街の北外れにある「駒子の湯」へ。町営の日帰り温泉施設です。

【温 泉 名】越後湯沢温泉
【施 設 名】駒子の湯
【入浴料金】500円
【交通手段】越後湯沢駅から徒歩15分
【泉  質】ナトリウム・カルシウム-塩化物温泉
【源 泉 名】湯沢町温泉管理事業(第1配湯所)
【泉  温】源泉:57.3度
【コメント】加水・循環ろ過・塩素殺菌。

 ちょっと塩素くさいのが難ですが、それでも近在と思しき爺さんが何人も気軽にやって来て朝風呂を楽しんでいました。湯船は長方形のものが一つあるだけで露天がないどころか、戸外に休憩スペースすらありません。採光が良くて風呂場が明るいのは好材料。

 風呂場のサイズに比べるとカラン数が多い(10個くらい)のは夕方にどっとやってくるスキー客対応なんでしょう。

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 休憩スペースでしばしくつろいでも良かったのですが、駅前に温泉銭湯があったのを思い出して往訪。

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でもなんと開店は午後1時から。昔は朝からやっていたはずなんですが・・・(調べたら2000年に訪れた時は11時半頃に入浴してました)

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時間が有り余ったので越後湯沢駅の売店をひやかしに。大きな日本酒売り場がありますが、日本酒の売れ行き不振はこうした酔っ払いのイメージ(↑)から来ているような気がして仕方がありません・・・

※4月の「ごらんアウェー:新潟2009」はこちら

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2009.10.28

伊勢路(5・了)~伊勢うどん

伊勢路(4)から続く)

伊勢の名物といえば一頃話題騒然だった「赤福餅」と相場が決まっているような気もしますが、他地域ではほとんど食べられないものとして「伊勢うどん」があります。

軟らかく煮た極太の緬に、たまり醤油に鰹節やいりこ、昆布等の出汁を加えた黒く濃厚なタレを絡めて食べる伊勢特有のうどんで、全くといっていいほどコシがないので好みは極端に分かれると思います。

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まずは伊勢神宮(内宮)に隣接した「おかげ横丁」の一角にある「ふくすけ」へ入ってみました。

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さっそく「伊勢うどん(450円)」を注文。

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話には聞いていましたが、なるほど麺はぶよぶよでコシ皆無。タレ(とうよりも量的にいえば「つゆ」か)は見た目に反して意外にあっさりで鰹節のような香りがほんのり香ってきました。甘くも辛くもなく、全体にしょうゆ味が支配していました。

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つづいて「おはらい通り」内の「中井屋」へ。

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「伊勢うどん(525円)」。

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値段は「ふくすけ」よりも随分高いのに、タレの量は逆に「ふくすけ」より明らかに少なく、かつやや粘度があるのか、食べ終わるとタレは全くなくなってしまいました。節系の香りは全くせず、若干甘めのしょうゆ味が支配。コシはほんのわずかあるかないかといったところ。

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夕方になってもう一軒というわけでもありませんが、今後は伊勢市駅裏の「まめや」へ。

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「伊勢うどん(510円)」。「中井屋」とは対照的にタレたっぷり! ネギ別皿で全部入れるとネギ多すぎ。しょうゆの酸味がやや強めに出ていましたが、特段特徴ある香りはなし。

麺はぶよぶよの極みで、なんだか絞ったらいっぱい水が出てきそう・・・

比較対照に万全を期するべく3軒回ってみましたが、 ぶよぶよの麺は残念ながら全く好みに合わず。罰ゲームででもなければ、二度と食べることはないでしょうなぁ・・・

P.S.

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こうした定番モノも巡ってはいるのですが、全部省略。ただ伊勢神宮(外宮・内宮)はともかく、夫婦岩@二見浦は小学校の修学旅行以来なので妙に興奮しました(*゚∀゚)=3ムハー

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2009.10.27

歴史は繰り返す~「もっとファイトしよう!」

スポーツ紙の記事で一喜一憂するのも馬鹿げた話とは知りながら・・・

指揮官またまたドイツ語でゲキ…浦和(報知 09.10.27)

 浦和は26日、練習前に全選手を集めて緊急ミーティング。前日25日は大宮に0―3大敗を喫し試合後、橋本社長がサポーター約100人につるし上げられる事態に発展。ある選手は、「監督が、もっと気持ちを出したプレーをするようにとか、同じことを何度も繰り返して言ってました」。自身の進退ががけっぷちに立たされたフィンケ監督が、ドイツ語で猛ゲキをとばしていたという。

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スポニチ、サンスポにも同趣旨の記事あり。

今更手遅れ感がありますが、監督がやるべきことは叱咤激励ではなく、フィンケがやろうとしていることについて来れない選手は、過去にどんなすごい実績があろうとも起用しないことじゃないかなぁ・・・ それで来年以降の道筋がつけられれば、今すぐ結果が出なくてもそんなにファン・サポーターから不平不満は出ないと思うのですが・・・ 大宮戦で噴出した怒りは結果が惨敗に終わったこと以上に、来年以降の土台すら形作られていないように見えることにあると思います。

もっとも「フィンケがやろうとしていることについて来れない選手」を次々外したらスタメンが11人いなかったとか、選手の半分が2種登録になったとか、そういう事態になりかねないのも現状か・・・orz

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伊勢路(4)~松阪肉

伊勢路(3)から続く)

 折角松阪に来たからには松阪牛を賞味せんと。

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 でも「和田金」とか

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 「牛銀本店」とか

 そういう有名処は懐具合が許さないので、もうちょっとリーゾナブルな店を探してみました。

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 訪れたのは松阪駅前の「かめや」。

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 肉屋を併設しています。

 訪れたのは昼飯には若干遅いかなという時間帯で、食べ終わった客がぞろぞろと出てゆくばかり。従って1Fのテーブル席はがら空きなんですが、案内されたのは入り口に最も近いテーブル。寒い時期にそういう接客でいいのかなぁ?

 ランチメニューのようなものがあると期待したのですが、残念ながらそのようなものはなし。最も安い「焼肉定食(2100円)」を注文。

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 焼肉には濃厚かつ甘めの味噌ダレがどっぷりとかかっています。従って肉自体美味いのかどうかはさっぱり判りません。もっともあっさりしたタレで仕上げて欲しかったものですが、べっとり味噌ダレは名古屋の影響なのか、伊勢うどんの影響なのか・・・ 薄めの牛肉は簡単に噛み切れるほど柔らく、普段スーパーで買っている牛肉とは違うことは判りましたが、松阪牛であると信じて食べ進むことにしました。

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 定食にはサラダ、赤味噌のみそ汁、さらに牛肉のしぐれ煮がついてきました。ご飯が少なめで3時間もすると腹が減るのには参りました。

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2009.10.26

【観戦記】09年第30節:浦和 0-3 大宮

 試合内容は松本山雅戦のコピーそのもの。松本まで足を運べなかった方々にリアルに再現して見せたかのよう。ただ相手が曲りなりにもJ1だったため1点余計に取られ、しかもこちらのチャンスはほとんどなく、より悲惨な結果になってしまっただけ。

 従って感想も松本山雅戦に特に付け加えることはありません。この面子じゃコンビネーションサッカーは無理。

 相手に再三チャンスを与えた挙句、愚かな退場劇を繰り広げた選手。出場停止明けで休養十分にも関わらず愚直な上下動だとか、パス&ゴーだとかそういう当たり前のプレーが全然できず、バックパスばかりしていた選手。そして久しぶりにスタメンの機会がやって来たにも関わらずコロコロ転ぶばかりで全く何の役にも立たない選手。この辺りは物悲しくさえありました。

 ただ年老いて出来ないこと、出来なくなったことをやれというのも選手に対して気の毒といえば気の毒。

 この試合で何が腹立たしいかといえば、闘う姿勢を見せている選手がほとんどいなかったこと。この点については直輝も原口も同罪。新潟戦は数多のミスを犯しながらも闘う姿勢だけははっきり窺えたのでまあいいかと思ったのですが、それは2試合続かず。

 相手はJ1残留をかけた一戦。しかも浦和相手ということで気合入りまくり。出足の鋭さで優に浦和を圧倒していました(っちゅーか、毎試合この出来なら残留争いに巻き込まれとらんでしょうに・・・)。また出来るだけ高い位置でボールを奪って縦ポンでラファエルへ。そしてそれが奏功して一旦先制すればその後はスペースを埋めまくって防戦。戦術が単純なだけにチームは容易に適応。気持ちで負け、戦術の浸透度で負け、おまけに退場者まで出しては0-3の大敗もやむを得ません。

 愚か者が退場してさすがに危機感を覚えたのか、その後は選手の動きは格段に良くなりましたが、残念ながらその動きはてんでバラバラで全くと言っていいほど「コンビネーション」を感じられず。達也然り、代わって入った梅崎然り、一所懸命動いてはいるのだが回りとほとんど噛みあわず。かつてはワンマンプレーの代表格だったセルが相対的にマシに見えたというのは皮肉というかなんというか・・・

 シーズンも終ろうとしているのに土台もなんもできとらんってどういうこと?闘う姿勢の欠如と共に監督の責任を問われてもやむを得ないところに来てしまったような感も。

 昨年の終盤よりももっと酷い、このとてつもない喪失感・・・

 勝つことへの拘りが全く感じられないというのはどういうことなんだ??? 闘わない「コンビネーションサッカー」よりも闘っている「○○頼みの糞サッカー」のほうが数段マシじゃないか!!!

 闘わない選手、闘わない監督。

 年初ならともかく、年央においてさえ確固たる目標を定めなかったのが今日のテイタラクを招いたような気がしてなりません。 

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---高原--達也---
原口-------ポンテ
---直輝--阿部---
細貝-闘莉王-坪井-暢久
-----山岸-----

57分:原口→梅崎
57分:達也→セル
68分:直輝→堀之内

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--ラファ--石原---
パク---------藤本
---橋本--金沢---
富田-マト--片岡-土岐田
-----江角-----

71分:パク→内田
78分:土岐田→青木
89分:橋本→市川

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2009.10.25

(メモ)浦和0 ‐3大宮

(スタメン)
出場停止のエジと負傷の啓太が外れて、高原、直輝がスタメン。暢久もあっさり復帰。

別メニューだった細貝はスタメン入り。

セルと峻希がベンチに復帰。

大宮もサプライズなし。

(前半)
開始早々ポンテのミスを機にカウンターを食らうが山岸セーブ。その後浦和が攻勢をかけるもシュートが弱くて決定機にはいたらず。
逆に中盤でボールを失って縦パス一本でDFライン裏を取られて失点。

後はスペースを徹底的につぶす大宮の前に手も足も出ず。ポンテ、高原、暢久の出来は悲惨だが、それ以外の選手も動き悪く、松本山雅戦の再現。

ポンテはおろかにもイエロー二枚で退場。その後選手の動きがよくなったのには失笑を禁じえない。

(後半)
全くサッカーの体をなさず。左サイドを破られ、ラファエルに追加点を許した時点で勝負あり。

3選手を早々と代えるが、コンビネーションも何もなく漂流。

40分過ぎにダメ押し点を取られて観客がどっと席をたった。

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【閉店】炙り角煮らうめん 黒虎@秋葉原

 秋葉原駅から徒歩3分程度。昭和通を渡ってりそな銀行近く。平日夜に2度目の往訪。先客ゼロ、後客6。

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 派手な外観に少々気を削がれます。券売機が戸外にあるというのは、人通りが多いとはいえ夜はあまり気持ちよくありません。

 屋号どおり「炙り角煮」が売り物ですが、980円と高価な上に、そもそもラーメン屋で出てくる角煮に大して期待はできないので「らうめん(680円)」を注文。店員に食券を渡した際に「らうめんでよろしいでしょうか?」と聞かれましたが、「炙り角煮は頼まないのか?」という意味なのかなぁ? なお前回来た時は一番シンプルなメニューが「黒虎らうめん」でしたが、今回はトッピング全部のせが「黒虎らうめん」になっていました。

 店内はコの字型カウンターで10数席。かつカウンター裏、厨房ともゆったり。厨房内にはスタッフが一人いるだけかと思ったのですが、もう一人は影でずっと電話中。

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 底の浅い丼で出てきました。スープはとんこつベースながらかなり魚粉交じり。前回来た時はニンニクや玉ねぎ等が交じりあったマー油が表面を分厚く覆っていて、しかも背脂も少々振り掛けられていてオイリッシュな上に全体にかなりどろっとしていたのですが、マー油風味は大幅に後退してよくある魚介とんこつにアクセントを加えただけになったような・・・ またかなりしょっぱくなったような・・・

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 麺は並太ストレート。表面はつるっとしていますが、やや堅めの仕上がりでごわごわした食感。スープの絡みは良好。

 ペラペラで脂身だらけのチャーシューが一枚と海苔、刻みネギ、タマネギ、きくらげ。前回来た時は脂だらけの角煮破片が混じっていましたが、今回はそういうオマケはなし。

 コストパフォーマンスは悪くないので近隣の勤め人には重宝されるかと思いますが、それまでですね。

P.S.

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前回往訪時のもの。丼が変わったのがはっきり判ります。

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【観戦記】09年第20節:日テレ 1-1 浦和L

 過去と比べれば日テレとの実力差は格段に縮まっているのは明らかでしたが、実力差が逆転したとか、少なくともリーグ戦の勝ち点差ほど両チームに実力差があるとは到底思えず。浦和にも何度かチャンスはあったものの、後半は自陣に釘付けとなり、ぶっちぎりのチャンピオンチームとしては些か寂しい試合内容。「格下チームが日テレ相手に奮戦し、ドローに持ち込んだ」に近い感じ。

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 ただ圧倒的にボールを支配されている割には日テレに与えた決定機は案外少なく、失点の場面以外では後半荒川と山郷さんの1対1があったくらい。ベタ引きになりながらも絶えず数的優位を確保しながら最終ラインで粘り強く日テレの攻勢を凌ぎ、個人技で抜かれそうになってもなんとかシュートコースを限定して、後は山郷さんが難なく処理といった場面の連続だったような。良く言えば浦和優勝の原動力となった守備の強さが遺憾なく発揮された試合でした。

 しかし、「日テレにボールを持たせておいてカウンターチャンスを伺う」という積極的な意図をもって守っていたのかとなると、そんな様子は微塵も窺えず。元来苦手な直線的なスピードのある大野に加えて、スピードがある上にスキルフルな岩渕が非常に厄介。岩渕がスピードに乗ると一人では止められず、やむなく2人、3人と寄ってしまって、必然的に発生するフリーの選手を使われてしまいます。失点の場面は大野をどフリーにした時点でアウト。

 後半の日テレははっきりと岩渕が上がって(しかも左へシフト)大野が下がり、4-3-1-2に変わったように見受けられましたが、これにより一層浦和は混乱。日テレはハーフラインあたりまで最終ラインを押し上げて総攻撃といった感。浦和は2トップが前線に残るだけであとはエリア周辺にベタベタ。前半から苦戦気味だった中盤が完全に崩壊して、ボールを奪い返しても単に前線に蹴りだすだけに。2トップがなんとかボールをキープして味方の上がりを待ってはいましたが、中盤は疲労困憊でもはや上がるに上がれず、ボールを失うと今度は戻れないという惨状。有力な代え駒がいる堂園が真っ先に交代を命ぜられましたが、他は代えるに代えられないのか、終盤に高橋→西田という守備固め的な手しか打てなかったのが残念でした。

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 一方未だに個人能力では優に相手を上回り、しかも後半を中心に圧倒的にボールを支配し、シュートを撃ちまくりながらも勝ちきれない日テレ。攻撃は澤不在でミドルレンジのシュートが撃てる選手がおらず、ベタ引きの相手を崩す手立てが少ない感はありましたが、それでも女子サッカーではダントツのレベル。それでもリーグ戦でボロボロ勝ち点を落とすのはどう見ても守備、というかリスクマネジメントに問題があるんでしょうな。DF陣にスピードがなくて、縦ポン一発でのカウンターに脆いのは相変らず(不幸にも浦和には圧倒的に速いFWがいないんだよなぁ・・・)で、しかも不用意なプレーも散見。浦和が同点に追いついたのはDFのバックパスを北本が掻っ攫って安藤に繋いだもの。まだ3ボランチの一角に入っている原が技術を過信してか、当たり負けしてポロポロボールを失うあたりも日テレの負けパターンでしょうか?(原はその後の対応が顔に似合わず結構汚いんだよなぁ・・・)

 リスクマネジメントに欠けるところがあるのは監督の問題なのか、試合中に声をかけあって修正できるような求心力のある選手がいなくなったせいなのかは判りませんが、現状では「魅せるチームではあるが勝てるチームではない」といったところでしょう。

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---北本--安藤---
堂園--------柳田
---庭田--高橋---
竹山-矢野--熊谷-土橋
-----山郷-----

67分:堂園→後藤
85分:高橋→西田

 竹山が左SBに入ったので今日はジュニアユースの試合がないものと思っていたのですが、関東女子選手権準決勝とかぶっていたんですな(残念ながら早稲田に0-3の大敗))。にも関わらず竹山を起用したあたりに村松監督の意気込みが窺われましたが、前半竹山は監督の意気込みに応えて岩渕相手に奮戦。後半岩渕が左へ転じたのは半ば竹山の奮戦が効いたものと思います。先日のINAC戦の出来を見る限り、森本だと厳しかったでしょうなぁ・・・

 前節途中から出場して2得点を上げた松田はなぜかベンチ外。代わりに岩倉が久しぶりにベンチ入り。「ベンチだけターンオーバー」の村松流ですが、岩倉を使わずに交代枠を余らせるくらいなら、スピードのある松田をカウンター専門の特殊兵器としてベンチに入れておくべきだったのでは?

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-----荒川-----
--大野----岩渕--
-南山--宇津木--原-
須藤-豊田-岩清水-近賀
-----松林-----

68分:荒川→木龍
77分:南山→中地

 荒川の交代は90分使えるコンディションではないということなんでしょうが、この交代は日テレ最前線の橋頭堡がなくなったのに等しく、浦和は非常に助かりました。

 で、巨額の赤字を計上した日テレがとうとうヴェルディを放り出して、ベレーザ共々明日をも知れぬ身に。ベレーザについては日テレが命名権を購入して「日テレベレーザ」の名は残るようですが、経営に不安のあるチームに引き続き有力な選手が集まるとも思えず(よみうりランドを継続的に使えるかどうかも不明・・・)、強いベレーザを見るのはこれが最後なのかも。

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2009.10.24

ラーメン鶴@鶯谷

 鶯谷駅北口から尾竹橋通りを北へ。正面に「いなげや」。平日夜に往訪。先客、後客ともゼロ。厨房にいらっしゃるのはご夫婦でしょうか。

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 外観・内装とも、非常に古典的なラーメン屋然。店内には4人掛けのテーブルが2卓と小上がりに2卓。カウンターはわずか3席。

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 もっともシンプルな「ラーメン(590円)」を注文。600円を切るという都内では異例の価格設定。

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 自家製麺が売り物の店で、わずかに小麦のざらつきを残しながらも全体としてつるつる、もちもちっとした平打ち麺はなかなかのもの。スープの絡みも文句ありません。

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 但し、スープのほうはいたって平凡そのもの。あっさり、すっきりとしてはいますが食後の舌のヒリヒリ感、渇水感が強く残りました。まぁその辺が値段相応なんでしょう。

 脂身がほとんどないながらも程よい硬さを保ったチャーシューはまずまず。他に海苔、メンマ、斜めに細かく刻まれたネギ。

 良くも悪くも古典的な東京ラーメンで、麺だけは突出して美味い。そんなところでしょう。

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2009.10.23

鬼金棒@神田

 神田駅北口から北東方面へ。神田駅は線路と道路が斜めに交わっているところが多いせいか、何度来ても方向感覚が掴めません(苦笑)。

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 平日夜に往訪しましたが、すでに満席。かつ店内に待ち客6。その後客足はやや落ちましたが、食べ終わるまで絶えず店内に2~5人程度並んでいる繁盛ぶりでした。屋号は「きかんぼう」と読むとのこと。写真では見切れていますが、入口の上に鬼の面が。

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 「カラシビ味噌らー麺(780円)」を注文。辛くて痺れるから「カラシビ」。唐辛子と山椒は「抜き」から「増し」までそれぞれ4段階で量が選べますが、共に「普通」で。

 店内はコの字、というか北斗七星みたいに屈曲したカウンターに9席。いたって狭小で、店内に行列もあるのに店内の冷水機で水セルフというのはちょっとどうかと(もっともカウンターにポットもあるので最初からそれで水を汲めばいいのでしょうが)。

 狭い厨房に大の男が3人もひしめいていて少々気の毒になりますが、オペレーションは極めてよろしい模様。並んでいる間に食券を買わせて注文を取り、客が入れ替わってからさほど待つ間もなく丼が出てきました。先客がオヤジだらけで回転が良かったせいもあったでしょうが、並び始めてから食べ始めまで10分くらいでしょうか。

 ちなみに先に並んでいた6名よりもワシのほうが先に食べ終わってしまうって、ちょっとなんだかなぁ・・・(自嘲)

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 具がそこそこ多いせいもあって、思ったほど「真っ赤っか」という印象は受けませんでしたが、それでも山椒がさっそく鼻腔をくすぐり始めました。表面に黒々としたもの(マー油?)が浮いていますが、唐辛子と山椒という刺激の2トップの前にさしたる存在感を見出せず。具とスープを中華鍋で炒めながら混ぜ合わせる札幌味噌スタイルで、表面の脂もそこそこあってこってり度高め。辛さ自体は個人的には美味しく食べられる範囲内でしたが、とにかく辛いのが好きな方なら「普通」では物足りないかと。

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 麺は太め(手打ちみたいに太さが不揃い)の縮れ入り。やや柔らか目でもちもちっとした食感ですが、スープに負けてはいないので許容範囲内。

 雑然とちぎったような柔らか目のチャーシュー、もやしやネギの炒め物には満足。でも一個だけのっかったベビーコーンは意味不明。黒いのがかかってしまって、彩りを添える意味もなしてないし。

 麺がコシのしっかりしたタイプなら文句なしですが、現状でも十分評価できる出来。連日食べられるものではありませんが、時々食べたくなる味なことは間違いありません。辛味噌ラーメン自体はどこにでもありますが、山椒を加えて坦々麺と似た方向に持ってゆくという、誰もが思いつきそうで意外になかった味に目をつけたのが勝因。

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【展望】09年第30節大宮戦

・ナビスコ予選では久しぶりに大宮をタコ殴りにし、その後大宮では監督・フロントを交えてひと悶着あったように記憶していますが、結局監督は続投 & 外国人選手の入れ替えで事が収まって今日にいたった模様。

・デニスマルケスの代わりに連れて来た長身FWラファエルは21節からの出場で2得点に留まってはいますが、確実にポストプレーをこなすだけではなく足元もなかなか上手いようで当たりだった模様。これでおそらく再来年あたりにはガンバ行き。 もう一人の新外国人ドゥドゥは後半からの出場に留まっていてなんとも微妙な評価にとどまっている模様。

・昨オフに獲得した石原・藤田・パクといったあたりもコンスタントに出場し、かつ結果を出していて総じて補強は大当たりだったにも関わらず、それが全くチーム成績に繋がっていないというのが大宮の不思議なところ。ここ5試合で1勝4敗。ついに15位に転落し、降格ゾーンにいる柏に勝ち点6差に迫られてしまいました。

・大宮の選手出場記録を見ていて気になるのは昨年から大卒選手を積極的に採用しているにも関わらず、トップでコンスタントに出ている選手が非常に少ないこと。SB塚本くらいでしょうか、コンスタントに出ているのは。序盤ちょこちょこ出ていたユース出身の選手にいたってはベンチにすら入れなくなりました。

・オフにベテラン・中堅どころを大量に放出していますから、移籍で獲得した選手が額面どおり機能しても依然として選手層は薄く、それが今日の成績に反映しているのかも。当初掲げていた「7秒でGO!」も何時の間にかお蔵入りして、戦術面でもブレが見受けられるようですし。

・大宮は出場停止なし。但し前節藤本が怪我を押して出場し、途中で引っ込んでいるので、ひょっとすると浦和戦はお休みかも。

・浦和はエジミウソンが出場停止。代わりに高原が入るのは間違いないでしょうが、右SBは暢久復帰なんでしょうかね??? CHは新潟戦で負傷した啓太の代わりに直輝かな?

・大宮戦での要諦は「不用意にボールを失わないこと」に尽きるんですが、それがきっちりできるならアマチュアに負けるはずがないんですわ・・・・orz

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<前節:大宮 2-3 川崎>

---石原--市川---
ラファ--------藤本
---橋本--金沢---
波戸-マト--片岡-土岐田
-----江角-----

70分:市川→藤田
71分:藤本→ドゥドゥ
80分:波戸→パク

・FWラファエルを左SHに配して攻撃の基点を作ると同時に対面のSB森を監視する奇策。その策は半ば成功したようで、ラファエルを基点にスピードのある石原が何度も川崎DFライン裏に抜け出してついにPKを獲得。

・但し守乱はどうにもならないようで、G大阪戦の4失点に続き、この試合も3失点(しかも川崎がPKを2回外している!)。総失点数は下から4番目で大分よりも多く、千葉と大差なし。カウンターを主戦術としているチームの割には珍妙な結果。

・この試合で最大の驚きは試合内容や選手のプレーぶりではなく、観客数42,346人!いやぁ浦和の人気に陰りが出る一方、大宮の人気大爆発は羨ましい限りですね(棒読み)。

<前回:大宮 1-1 浦和>

---藤田--石原---
デニス-------藤本
---金沢--橋本---
パク-マト--片岡-波戸
-----江角-----

HT:デニスマルケス→土岐田
62分:藤本→内田
88分:金澤→福田

・攻撃参加してきたパクへの暢久の対応があんまりで序盤に失点。その後なぜか左SHに配されたデニスマルケスの穴を突いて何度もサイドからチャンスを作りながら点が入らず、細貝のゴールで引き分けに持ち込むのがやっと。なんだか、こんな試合内容ばかりで今日までズルズルと・・・

・おまけにJリーグ中断期間直前の試合で、恒例の闘莉王ズル休み(?)つき・・・

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*参考:ナビスコ 浦和 6-2 大宮

---藤田--斉藤---
藤本-------土岐田
---新井--金沢---
村山-片岡--富田-塚本
-----高木-----

54分:斉藤→橋本
60分:新井→石原
73分:塚本→デニスマルケス

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2009.10.22

伊勢路(3)~松坂城

伊勢路(2)から続く)

伊賀から一転して松阪へ。三重県内を三角形の2辺を回るように移動しております(苦笑)。

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松坂城(明治になって松坂が松阪と表記されるようになった模様)は伊勢国12万3千石を与えられた蒲生氏郷が1588年(天正16年) に飯高郡矢川庄の四五百森(よいほのもり)に築城したのが始まり。

氏郷が会津に転封後、藩主が短期間に入れ替わり、1615年の松坂藩廃藩後は御三家紀州藩の南伊勢国内17万9千石を治める城代が置かれていました。冒頭の写真は表門です。

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蒲生氏郷は信長及び秀吉にその才能を評価されながらも関ヶ原に至る前に急死してしまったので、知名度がイマイチな嫌いがありますが、その築城技術はなかなかのもの。上写真は月見櫓。石垣の緩いカーブが実に秀麗。

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1644年(正保元年)に天守が台風のため倒壊したとされ、今は天守台が残るのみ。櫓等の建築物も残っておらず、見所は石垣だけですが、城址の規模がそこそこあるだけに石垣だけでも十二分に楽しめます。

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 中御門

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 裏門

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城内には「本居宣長旧宅」が移築保存されています。本居宣長は国文学上の超有名人ですが、残念ながら「本居宣長 → もののあはれ」なんてのを必要に迫られて丸暗記しただけなので、特にどうという感想を持ちようもなく・・・

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松坂城の石垣以外の見所として「御城番屋敷」があります。紀州藩士20人が松坂御城番職に就いた際、藩士および家族の住居として新築された武士の組屋敷がほぼ当時のまま住居として継続して使用・維持管理されてきたもので、極めて貴重な存在。

もっとも往訪時は一部保存修復工事中で、白や青のビニールシートを被っている建物もあってちょっと残念でした。

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2009.10.21

ウジンガーZ、浦和内定!

宇賀神友弥選手(流通経済大学)加入内定

「日刊スポーツ」に先行記事が出ていましたが宇賀神入団が内定したとのこと。福岡が触手を伸ばしているとの報もありましたが、最近ちょこちょこベンチ入りを果たしているのが後押しになったのか、無事浦和内定の運びとなりました。

サテライト山形戦で初めてプレーを見ましたが最初は左SB、次いで左SHとしてプレー。どうもSHのほうが得意っぽい感じですが、そこは原口・梅崎・林等ライバルがひしめいているのでSBとして期待されているのでしょう。

現在本職ではない細貝をやむなく転用している左SB。宇賀神はユースで同期だった堤と左SBのポジションを巡って争うことになるのかもしれません。そしてユースでは後輩ながら先にプロになった永田はいきなり宇賀神の後塵を拝する羽目になって面白かろうはずがありません。

健全な競争が働くことで浦和の最脆弱部が埋まるといいのですが、往々にして「帯に短したすきに長し」になってしまうんだよなぁ、これが(´・ω・`)ショボーン

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【観戦記】09年第19節:浦和L 6-2 INAC

 前節すでに優勝が決まっており、プレッシャーから解放されたはずの浦和ですが、良くも悪くも落ち着きのない試合運びに終始。後半は30分くらいまでINACに押し込まれて何度かピンチもありましたが、結局のところ前半のうちにセットプレーで先手を取ったのが効いて、あとは前掛かりになったINACに対してカウンターで着々と加点。終わってみれば実力差相応とは思えないほどの大差がついた試合となりました。

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 いつもの浦和だとFWとSH、あるいはSHとSBでサイドに人数をかけて、相手サイドを崩してから中へクロスというパターンが目立つのですが、この日はSHないしFWをいきなり相手DFライン裏へ走らせるような「縦に早い攻撃」が主体。

 押し込まれて、なんとかボールを奪い返しても中盤できっちり繋がずに早めに前に蹴ってしまう場面が少なくなく、それゆえ「落ち着きがない」ように見えたのかもしれません。まぁINACのDF陣はラインを積極的に押し上げてくる割にはスピードに難があるのか、この攻撃が嵌りに嵌って大量点に繋がったので速攻自体は高く評価すべきものなのでしょうが(ボールを奪ってそのままフィニッシュに持ってゆくなんてトップじゃしばらく見ていないですし(苦笑))が、前半で4-1となって勝負事態は終わったようなものなのに、後半も同じようなドタバタとしたリズムで進んでINACの猛攻を許したあたりがこの試合の反省点かと。

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---北本--安藤---
堂園--------柳田
---庭田--高橋---
森本-矢野--熊谷-土橋
-----山郷-----

65分:堂園→松田
81分:高橋→熊谷
88分:北本→後藤

 スタメンはいつもの面々。同日ジュニアユースの試合があるので左SB竹山はお休みで森本がスタメン。

 試合は立ち上がりから積極的に前に出てくるINACに対し、浦和が中盤で防戦しながらカウンターで対抗する展開の連続。但し先制点はセットプレーで、柳田右CK→ファーで北本ヘッド。ふわりとしたシュートでしたが、ボールは弧を描いてGKの頭上を越えてゴールマウスへ。

 残念ながら早い時間帯に追いつかれてしまいました(バイタルエリアに入り込んだ選手への寄せが甘くて、後方から走りこんできた選手に繋がれ、DFライン前からどフリーでシュートを許す)が、今度は熊谷FK→エリア内での混戦から柳田がゴール。

 これで浦和は完全に試合のペースを掴み、その後堂園左から低いクロス→ファーでどフリーの安藤へ抜けて、安藤が冷静にゴール。安藤が左スペースへ走りこんで、折り返しを柳田がゴール(その前に北本?がDF2人くらいを引き連れて潰れているのがめっちゃ効いている!)と立て続けに追加点。一方、1点取られた後の前半の守備は右サイドを一度完全に破られた場面があったくらい危なげなし。

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 前半で4-1となり早々と勝負はついてしまった格好でしたが、いただけなかったのは後半。積極的に選手を代えて一層前掛りになって攻めてくるINACを右から左に受け流すといった芸風は身についていないようで、一緒になってドタバタしてしまった印象。後半から右SHに投入された9番(川澄)のスピードがかなり厄介で、左SB森本が狙い撃ちされてしまい、案の定森本が9番に振り切られたのを機に失点。その後も浦和左サイドからのループ気味のシュートがいわゆる「山郷ゾーン」へ飛んでバーを叩く場面もあり、なんだか不穏な雰囲気に。

 不穏といえば転倒したINACの選手が起き上がるついでに堂園の背中に蹴りを入れて場内騒然となりましたが、4審が目の前で見ているはずなのになぜかお咎めなしで試合進行。まぁこの場面に限らず、INACはラフプレーが多くて困りものでしたが。

 このまま試合が終わってしまうとまさに「竜頭蛇尾」になってしまうところでしたが、そこを救ったのが後半途中から堂園に代わって左SHへ投入された松田。松田はなんと今季リーグ戦初出場。レディースの選手は如何せん情報が少なく、試合に出ていないのは怪我なのか、コンディションの問題なのか、監督に干されているのか、あるいは単に実力の問題なのか、なんだかさっぱり判りませんが、この試合を見る限り松田が今季全く試合に出られなかったのは実力の問題じゃないんでしょう。

 この日珍しく右サイドで長い距離を走った土橋からのクロスに対し、ファーで松田がどフリーで受けてダメ押し(ここでも中央で安藤?が囮になってる)。さらに北本に代わって投入された後藤が中盤で相手ボールをカット → そのまま「オラオラ!」とシザースをカマシまくり、安藤→松田と繋いでゴール。後藤は堂園が長期離脱から復帰したのと入れ替わりにスタメンを失ってしまいましたが、よほど悔しいのかベンチ脇で前半から「出たい!」オーラ全開。でもさっぱり監督に振り向いてもらえないという「梅崎状態」に陥っていましたが、C・ロナウドばりの足技は健在のようでなにより。

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 松田・後藤、さらにこの日ベンチ入りした保坂。さらにベンチ外のエリとSH/WGに適性を持った選手がやたら多くて監督もベンチ構成に悩むところでしょう(その反面CH、特に高橋に代わるアンカー役がいないんだよなぁ・・・)。スタメンはほぼ固定されている反面、ベンチスタートは毎試合ちょろちょろ代えていて、今季ここまで全く出番のないフィールドプレーヤーは千野と岸川だけ。スタメン固定で結果を出しながらも控えメンバーのモチベーションを保たないといけない監督の苦労が見て取れます。

<試合終了時>

---松田--安藤---
後藤--------柳田
---庭田--熊谷---
森本-矢野--西田-土橋
-----山郷-----

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2009.10.20

伊勢路(2)~伊賀鉄道

伊勢路(1)から続く)

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亀山から関西本線で伊賀上野へ移動。伊賀上野へはレディースの試合で来たことがありますが、その際に乗れなかった「伊賀鉄道」が今回の主目的。

伊賀鉄道はもともと近鉄伊賀線。2007年10月1日に別会社化され、運賃は近鉄と別体系になってしまいましたが、近鉄が線路などの施設や車両を保有し、伊賀鉄道は列車の運行業務を行うというおもしろい形態を取っています(以前往訪した「養老鉄道」も同じ)。

伊賀といえば忍者ということで、伊賀鉄道に転換される前から「忍者列車」がウロウロしています。どう見ても松本零士の作風だよなぁと思って調べたら案の定。

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忍者とは無関係な塗装を施した列車もいることはいますが、これまたやたら派手・・・

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伊賀鉄道の中心「上野市駅」。わずか15km強程度の小規模鉄道ですが、ここで客が入れ替わるせいか、ほとんどの列車が上野市止まり。北端の伊賀上野から南端の伊賀神戸まで直通する列車は多くありません。

前回来た時は駅舎を「忍者」で飾っていたのですが、何時の間にかなくなってしまいました。

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新手の忍者列車かと思ったのですが、なにかの広告でした・・・

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いかにも関西っぽい、やたら派手にペイントされた車両が多いせいか、近鉄色のままの車両を見ると心が落ち着きます。

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2009.10.19

伊勢路(1)~亀山城

 亀山は「東海道五十三次」を踏破した際に訪れたばかり。

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 ここで2時間ほど時間を取る予定だったのですが、なんとのJR西日本の名物「昼間の列車運休日」にあたってしまい、乗車予定だった列車は運休。次の列車は午後4時近くまでないことが判りました。いくらなんでも亀山は半日潰せるほど見所が多いわけではないので、運休前の最後の列車までのわずか30分間で亀山城まで激走往復。

 教訓:最新の時刻表を買いましょう。

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 伊勢亀山城は、1265年(文永2年)に関実忠によって伊勢国鈴鹿郡若山に築城され、関氏の時代のうちに現在の位置に遷されたとのこと。1590年(天正18年)に豊臣秀吉に従った岡本宗憲が入城後、天守、本丸、二の丸、三の丸などのその後の亀山城の母体となる城が形成。江戸時代初頭には丹波亀山城の天守を解体するよう命じられた堀尾忠晴の間違えによって、天守を取り壊されたとの話がありますが真偽不明。

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 明治の廃城令によって殆どの構造物が取り壊されましたが、多聞櫓は原位置のまま残っていて亀山城の象徴となっています。

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 城内に神社や児童公園になっていましたが、工事中で入れないところも多く、結果的に30分くらいで十分でした。

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2009.10.18

しおの風@竹ノ塚

 竹ノ塚駅東口から北へ。商店街からやや外れたところに店を構えています。

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 日曜昼に往訪。先客1、後客2。店内はL字型10席ほど。平たい黒帽子を被り、かつ洋食屋のシェフっぽい装いのスタッフが3人して、そのうちの一人は専ら接客に当たっていましたが、空いているのに詰め詰めに座らせるのはいかがなものかと。

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 屋号通り塩らーめんが売り物。ノーマルな「塩らーめん」が650円とかなり安めの価格設定。たぶん具がほとんどないものと考えて「特製塩らーめん(880円)」を注文。脂の量を聞かれましたが初回来訪なので「普通」で。

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 スープには表面に鶏油が浮かび、香味野菜から来ると思われる香りがほのかに漂ってきます。備前塩使用をしきりに強調。あっさり、すっきりはいいのですが、肝心の出汁の旨さが伝わってこないんだよなぁ・・・ゴマカシが効かない塩らーめんの難しさを改めて確認。

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 麺は細めで緩く縮れています。浅草開化楼製とのこと。スープの絡みは申し分ありませんが、好みよりもやや柔らか目なのが残念。

 脂身が多くて崩れ加減のチャーシューは普段ならNGなんですが、こういうあっさりしたラーメンだと却ってその脂が旨く感じるのは不思議なもの。他に海苔、水菜、細めのメンマ、麩、半熟玉子、そして真っ赤なクコの実が彩を添えています。

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【観戦記】09年第29節:新潟 0-1 浦和

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 後半は圧倒的に攻めてはいたものの、終わってみれば開始早々の新潟のプレゼントゴールの一点どまり。チャンスは多いが点が入らず、あろうことか往々にしてシュートで終われずにカウンターを喰らうという、いつもの浦和っぷり。まぁそれでも勝ちは勝ち。4部のアマチュアに「ベストメンバー」でまさかの惨敗を喫してチームの雰囲気が良かろうはずがなく、しかもフロント・首脳陣には雑音だらけ。一歩間違えればそのまま坂道を転げ落ちて、チーム瓦解になりかねないところだっただけにまずはひと安堵といったところでしょう。

 フォアチェックを受けた坪井の「おろおろ」を筆頭に情けない場面も少なくありませんでしたが、この試合良かったと思うのは選手の闘う気持ちがはっきりと見えたこと。まぁ先週あれだけの糞試合をやってしまった後ですから、さすがに選手たちにも思うところがあったのでしょう。攻守の切り替えは何時になく早く、また玉際もいつになく厳しく行っていた(それゆえなぜか守備側にやら厳しい主審にイエローを山のように貰いましたが・・・)ように窺えました。

 これにより、特に後半はカウンターを喰らいかかっても相手に決定機を掴ませず。後半30分あたりから急激に足が止まって猛反撃を受けそうになると、なんとかボールを落ち着かせて体力回復&時間潰し(でも、「なんで攻めないんだよ!」って野次る奴多いんだよなぁ・・・)。主審の癖を見抜いたのか、最後はジウトンを退場に追い込んで新潟にチャンスらしいチャンスを与えないまま、まんまと逃げ切りに成功。

 この面子だと最高到達点がこの程度かもしれんなぁという思いが拭いきれませんが、選手が一所懸命やっている姿ははっきりと窺えましたから文句をいうべき筋合いの試合ではなかったかと。

 ただ双方ミスが多く、「より致命的なミスを数多く犯したほうが負け」というLoser's Gameの様相を呈していたあたり、試合の水準としては些か寂しいものがありました。

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20091017no098

---エジ--達也---
原口-------ポンテ
---阿部--啓太---
細貝-闘莉王-坪井-ホリ
-----山岸-----

28分:啓太→直輝
79分:堀之内→平川
84分:達也→高原

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---矢野--大島---
松下--------丸塩
---三門--本間---
ジウ-永田--千代-内田
-----北野-----

77分:松下→チョ
83分:三門→エヴェルトン

 この日ある意味最大の見物だったのは右SBに抜擢された堀之内。暢久出場停止 & 峻希怪我 & 西澤・平川コンディション不良で壊滅した右SB。細貝を右に回して、左にウジンガーZという手もあったと思うのですが、どういうわけはフィンケは堀之内への信頼が厚い様子。前半は上がってきたジウトンに悩まされ、さらにポジショニングが中途半端に高くて、坪井との間に走りこまれる場面もあってヒヤッとしましたが後半は破綻なし。

 それどころか後半は浦和がポゼッションで完全に優位に立ったことから再三攻撃参加。まぁどう見てもその外を回る選手へ玉を出すだけで精一杯。CKでも取ろうものなら「堀之内、よくやった!!!」の拍手万雷ってどこの高卒ルーキーやねん? 後半30分くらいに両足を攣ったのか、担架に乗ったまま交代してしまいましたが、まさに名誉の負傷!(尻を銃弾が貫通したような、生命に全く影響がない負傷で後方護送 → そのまま除隊みたいな(笑))。 ファウルスローを一回取られましたが、慣れないことゆえ致し方ないか?

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 他に目を惹いたのは啓太の負傷で急遽前半途中から投入された直輝。負傷再発でスタメン落ちと伝えられましたが、全く負傷の影響を感じさせない素晴らしい出来。一応CHの位置に入りましたが、阿部を守備専門にして直輝がしきりに攻撃参加。直輝投入で浦和のボールの流れがスピードアップし、かつ相手の嫌なところへボールが出てくるようになるのが丸わかり。苦手の守備もフィジカルで苦戦しながらも直輝なりに最後までよくボールに喰らいついていったと思います(この点原口のほうが課題大だな・・・)。

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 新潟は最初から最後までいいところなし。矢野&大島のフォアチェックは強烈で、坪井の「おろおろ」を誘いましたが、松下の至近距離からのシュートはなんと山岸の正面。これが最初で最後のビックチャンスで、それ以外はマルシオのFKが山岸の好セーブに阻まれたくらい。後半はほぼノーチャンス。終盤になって雨が降り出し、大入りで渋滞が心配になった新潟サポが試合終了を待たずに大量に席を立ったのは当然でしょう。この試合内容でなんで広島・鹿島にアウェーで連勝できたのか誠に不思議・・・

 新潟の面白いところは後方から細かく繋ごうとするところ。浦和崩しの定石ともいえる「SB後方へのロングボール攻め」なんてほとんど使ってきません。矢野・大島と二人ターゲットマンがいるので闘莉王のいないほうへガンガン蹴るだけでもチャンスになりそうなものですが・・・ で、あんまり上手いとも思えないビルドアップをちまちまやっているうちに、浦和の中盤のプレス網に引っかかって(特に浦和のマルシオ潰しは徹底していました。っちゅーか、あれほど判りやすい潰しどころはないわなぁ・・・)たちまち逆襲を浴びる始末。

 でも浦和はその機に乗じて一気にフィニッシュまで持ってゆくわけではなく、これまた後方の上がりを待ってちまちまとポゼッション。でも決定機は作れずにボールを失って新潟のカウンター。そして新潟はまたちまちま。後半はその繰り返しだったような・・・

 あと浦和は例によってSBが中へ絞りすぎてしまい、新潟の選手がサイドでどフリーになっていてそこへ出されたら一貫の終わりという場面も散見されましたが、新潟がなぜか可能性の少ないシュートを選択。そんな新潟の落ち着きのなさに助けられた感も。ペドロを失って新潟の攻撃力は劇的に低下しており、しかも中盤の出来もさっぱりなんでこの後じりじりと順位を下げてゆくような予感・・・

 この試合、浦和の完勝に終わったのは最初のプレゼントゴールと、新潟の闘い方との相性の良さゆえだったのかもしれません。

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2009.10.17

(メモ)新潟0 ‐1浦和

(スタメン)
噂どおり右SBに堀之内(平川はベンチ入りしているが)。達也もスタメンで梅崎がベンチへ。

(前半)
開始早々新潟右サイドがまるで浦和のような凡ミスを犯し、エジがGKを交わして先制。

その後は共にミスが多く、カウンターの掛け合いの様相。

新潟のフォアチェックで坪井がオロオロ。ボールを失ってシュート撃たれるも山岸の正面。堀之内のポジショニングも怪しく、裏を付かれる場面も。

但し新潟の中盤&SBもいい加減でチャンスは浦和のほうが多い。

啓太負傷で直輝投入。

審判は海外からの招聘だが岡田並み。

(後半)
直輝投入が効いて後半は浦和が一方的に攻勢。しかしそれでも一点も入らず、カウンターを食らういつもの浦和。

しかし今日はボールを失ってからの切り替えが早く、玉際も厳しく、新潟にチャンス与えず。

雨も降りだし、最後はジウトン退場で一斉に席を立つ新潟サポ。

堀之内大尉、名誉の負傷退場!

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【閉店】虎龍@新宿

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 新宿区役所の斜向かい、というか歌舞伎町風俗街のど真ん中で、夜にラーメンを食べに来るには多少困難を伴うかもしれません(笑)。土曜昼に往訪しましたが、店前にはキャバクラの呼び込みが。先客ゼロ、後客2。経営上は夜営業のみのほうが効率よさそうな気がしますが・・・

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 千石で好評を得たものの、あっという間に閉店してしまった「葵賀佐」の店主が再出店したのがこの店。もちろん売り物は「味噌らーめん(850円)」で、今回はそれを注文しましたが醤油や塩、味噌つけ麺といったメニューがあり、さらに1.5倍、2倍等々バリエーションが豊富なので券売機のボタンは実に賑やか。但し、立地的に店外に券売機があるのはどうかと思います。

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 店内はL字型カウンターに加えて、壁に沿ってL字型に椅子を並べ、狭いスペースを効率的に使って全部で20席弱くらい。厨房の様子は壁に隠れて見えませんでしたが、店内にはニンニクの臭いが充満。そして野菜を炒めながら中華鍋を叩く音が終始鳴り響いていました。

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 丼一杯になみなみとスープが注がれていて丼も熱々。チャーシューの上にちょこんと生姜がのっているあたりは葵賀佐と同じ。スープはニンニクが効いている上に脂も多めで、濃厚とはいわないまでもかなりこってり。但し味噌自体はそれほど辛くはなく、むしろ甘めに感じました。

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 麺は「小林製麺」の暖簾が見えますが、こってりした味噌らーめんにしては心持ち細めの縮れ麺。但しコシはしっかりしているのでスープとの相性は問題ありません。

 周囲を炙ったようなチャーシューが一枚ある上に、サイコロ状のチャーシュー、さらに玉ねぎと一緒に炒められた挽き肉もたっぷり入っています。ちょっと肉が多すぎてバランスが悪いような・・・しかもサイコロの中にただの脂身まで混じってますわ・・・サイコロは半分でいいからモヤシ増やしてくれないかなぁ・・・ っちゅーか、モヤシが少なめで代わりにメンマが入っています。

 量もやや多めで、歌舞伎町という場所を考えれば850円という価格設定も妥当でしょう。

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2009.10.16

【展望】09年第29節新潟戦

・新潟がペドロ・ジュニオールを失ったのは8月27日。ペドロの保有権を所有していた大宮から、新潟が保有権買い取りオプションを行使して一旦新潟へと完全移籍した後、新潟からガンバ大阪へ完全移籍という形を取っていますから、失ったというよりは評価が高いうちに上手いこと売却したといったほうが正しいんでしょうけど。

・新潟の攻撃はいかにもペドロ依存度が高そうだっただけに、ペドロ離脱でチーム再建に時間を要しそうだなぁと思っていたのですが、なんとペトロが離脱した24節以降の戦績は3勝1分1敗で、負けたのは離脱直後の24節名古屋戦のみ。広島&鹿島と強敵をアウェーで破っていますから価値があります。っちゅーか、いつから新潟ってアウェーでポコポコ勝てるようになったん???

・逆にペドロ離脱前までは5連続引き分け&連敗で、シーズン序盤に猛威を奮った3トップが行き詰まり、しかも必ずといっていいほど逃げ切りに失敗する弱さを見せていたんですから、世の中わからないもの。

・ただペドロ離脱とは無関係に得点力には明らかに陰りが窺われ、18節以降2点以上を取ったのは27節(広島戦)のみ。もともと堅かった守備をベースに勝ち点をちびちび積み上げているようですが、スコアには0-0、1-0、1-1という興業的にはなんともアレな数字がずらずらっと並んで、この辺が新潟の観客大幅減に繋がっているのかも・・・

・まぁあれこれ書きましたが、地域リーグ相手に惨敗したチームが新潟様相手にどこまでやれるかっちゅー、その一点に尽きますな、この試合は。もう負けたところで驚きでもなんでもないから、せめてできることを精一杯やった。よくぞJ1の強豪新潟相手にここまで食らいついたということを見せてもらいたいもの。

・浦和は暢久が前節に続いて出場停止。おまけに前節その穴を埋めた峻希が肉離れで離脱。西澤も故障と右SBは人材難。するとアマチュア相手に何もできなかったあの方を出すしかないのか・・・orz

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<前節:鹿島 0-1 新潟>

---矢野--大島---
松下--------丸塩
---三門--本間---
ジウ-永田--千代-内田
-----北野-----

78分:三門→酒井
83分:内田→松尾
89分:松下→純マーカス

・ペドロを失ってあっさり4-3-3を放棄し、4-4-2へ。

<前回:浦和 1-0 新潟>

ペドロ---大島--矢野-
--松下----丸塩--
-----本間-----
ジウ-永田--千代-内田
-----北野-----

68分:松下→チョ
68分:大島→純マーカス

・要注意人物であるマルシオ・リシャルデスがイエロー2枚で退場。浦和が一方的に攻めましたが新潟の堅陣を崩せずスコアレスドロー濃厚でしたが、ラストプレーで闘莉王のヘッドが炸裂! 7連敗中には全く見受けられなかった勝負強さがこの頃にはあったんですなぁ・・・(遠い目)

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2009.10.15

松本アルウィン2009(下)

松本アルウィン2009(中)から続く)

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ちょっと早足で歩いたせいもあって村井駅から45分くらいでアルウィンの片隅に着きましたが、入場口はその対角線上。松本山雅のサポーターも大勢来ているようで、早い時間からコールが鳴り響いていました。

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さすがにスタジアムをじっくり観察する時間はなく、買い物は省略。スタジアム内では松本東急インが売店を出していたり、ココイチがカレーを売っていたり。 浦和戦の人出をあてこんでの出店なのかもしれず、普段の地域リーグではまた違うのかもしれませんが、意外と言っていいほど売店が充実していました。

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その一方でスタジアム輸送はいたってお粗末。

シャトルバス乗り場を事前に確認しておかなかったのが災いして随分探しまくった(人の流れについていったら、それは駐車場へ向う人々でした(苦笑))のは半ば自らの不明だとしても、そもそもバスの数が全く足らず、乗車まで30分以上待つ羽目に。 最初に数台が出て、それが帰ってくるまでひたすらバス待ち・・・ ただいったん乗ってしまえば渋滞はなく、松本駅前に30分くらいで到着。ただわずか2台でアルウィンへ帰ってゆくシャトルバスとすれ違った際には改めて憤りが・・・

道中、浦和のビッグフラッグを掲げた民家を見かけました。ここまで世を忍ぶ仮の姿で耐えてきたであろうのに、正体を表した途端これだもんなぁ・・・ 誠に気の毒(合掌)。

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 松本駅に着いたことにはすっかり風も冷たくなってしまいました。試合内容ゆえそう感じたのかもしれませんが。

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 昼間は碌なものを食っていないので帰りも駅弁を買って帰ろうと思ったのですが、松本の駅弁ってイマイチ食指が伸びないものばかり。しかも地元「イイダヤ軒」の駅弁は見当たらず、塩尻の「カワカミ」製の駅弁や、はては富山の「ますのすし」なんかが目立つ始末。快勝してさえいれば、「ますのすし」で一杯やりながら帰っても別に良かったんですけどね・・・

で、半ば自らへの罰という意味もこめて、0・1番ホームの駅そば屋「信州坊主」へ。

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「天ぷらそば(370円)」。駅そば屋には珍しく生麺を使用しているようで(従って希望すれば「蕎麦湯」が出ます)出来上がりにちょっと時間がかかり、またぼそぼそっとした食感に好みが分かれそうだけど、個人的には結構好きだったりいます。天ぷらというかかき揚げのほうはころもがやたら分厚くて×でしたが・・・

松本 16:30 (あずさ56号 モハE257-1011) 19:21 新宿

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夕飯代を安く上げた分、つまみを多めに買ってひたすら新宿まで飲みまくり。

それでも悔しくて酔えず、体に悪いこと限りなし。

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2009.10.14

橋本社長、懺悔の旅

天皇杯2回戦の観客数

ソニー仙台vs大宮 @秋田: 681人
松本山雅vs浦和 @松本: 14,494人

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たぶん月末に浦和が来るのを心待ちにして、秋田市、いや秋田県のサッカーファンもこの日はサッカー観戦を控えたんだろうなぁ・・・

観光業者も売店のオッサン、オバハンも月末をターゲットにあれこれネタを仕込んでいたんだろうなぁ・・・・

まだ半月ちょっとあるから、本番直前に突然大量キャンセル → 見込み発注が全部パー → 倒産 なんてことはないでしょうけど・・・

|-`).。oO 社長が謝りに行くのはJリーグじゃなくて秋田県が先じゃないか・・・

ほんで、お詫びの印として、リーグ中断期間中のミニキャンプが秋田だったりしてな(自虐)。

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松本アルウィン2009(中)

松本アルウィン2009(上)から続く)

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 諏訪は古くから精密機械工業が盛んなところで、セイコー・セイコーエプソンが有名ですが、意外な会社が諏訪にルーツを持っていました。精密機械とは縁がなさそうな、どちらかといえば「重」な会社ですが、製糸工場向けバルブの製造販売に始まっているんですなぁ・・・

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その工場跡地は現在整備途上の様子。「体験御柱」が鎮座していましたが、そういえば来年は「諏訪の御柱祭」。

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高島城は上諏訪温泉の旅館街からだいぶ南に離れているので随分歩きましたが、「片倉館」に到着。上諏訪温泉を代表する日帰り温泉施設で、シルクで財を成した片倉財閥が地元の福祉施設として建築したもの。

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【温 泉 名】上諏訪温泉
【施 設 名】片倉館
【入浴料金】500円
【交通手段】上諏訪駅から徒歩5分
【泉  質】単純温泉
【源 泉 名】混合泉(三ツ釜1号・2号、あやめ源泉)
【泉  温】源泉:64.5度 → 使用位置:41.5度

 ど派手な西洋風の外観に驚かされますが、やたら深い千人風呂でも有名。2段になった縁の下段に腰掛けて半身浴を楽しもうとしても首まで浸かってしまいます。千人風呂の底には玉砂利。その触感がなんとも微妙・・・ 空いている時間帯には風呂を歩き回る爺さんとか居そう・・・

 ロッカーが有料(50円)なのと、単純温泉で湯にこれといった特徴がないこと。そして加水 & 循環ろ過 & 塩素系薬剤で消毒と今となっては温泉的に有り難味の少ないのが難(さらに言えば混合泉というのも・・・)ですが、なにぶんゆったりしているのでそれなりに好きだったりします。

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 2階には休憩室。ささやかながら飲食施設を併設しています。開館してまもない時間帯でがらがらなので、本来なら湯上りにビールでも飲んでしばし寝転んで休憩したいところですが、さすがにそこまでやってしまうと本来の趣旨を忘れそうになるので自粛。

もっとも、そのまま寝ていたほうが結果的には精神衛生的に遥かにマシだったわけですが・・・orz

上諏訪 11:07 (433M モハ114-1047) 11:34 村井

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まだ少々時間が余っているので、またしても村井駅から徒歩でアルウィンへ。意外にも村井駅で降りる赤者は何人もいました。

その大半は数台停まっていたタクシーに分乗でしてアルウィンへ向ったようですが、アルウィンへ向けて歩く奇特な方もちらほら。結構皆さん早歩き。

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前回アルウィンへ向けて歩いたのはわずか2年前ですから道中特に変わった様子はありませんでしたが、驚いたのはママチャリに乗った坪井ユニに抜かれたこと。オッチャン、どっから来たんや・・・

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ようやくアルウィンが見える田んぼに到着。前回は野焼きの時期だったのに、今回はまだ稲刈りでした。

   

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2009.10.13

【祝】レッズレディース優勝!

・どこからどう見ても「愚兄賢妹」の最たるものとなってしまいましたが、レッズレディースとしてリーグ戦初優勝。21試合しかないのに2位の日テレに勝ち点11差をつけ、残り3試合を残してのぶっちぎりの優勝です。

・今季第9節東電戦をさぼったくらいで、後は新潟とのアウェー戦@長岡を含めて見れる試合は全部足を運びましたが、見ている限り優勝の原動力はなんといっても守備の堅さ。日テレにリーグ戦で唯一喫した敗戦で3点取られましたが、それ以外に2点以上取られたのはわずか1試合(3節湯郷戦)。しかもほとんどの試合が完封勝ち。優勝するチームは守備が良いのが当たり前といえば当たり前で、どこかの愚兄も見習ってもらいたいものですが、日テレと大差がついたのはまさに守備面。

・昨年だと格下相手に押し気味に試合を進めながらもカウンター一発で破れる、あるいは引き分けに持ち込まれる試合が少なくありませんでしたが、今年はボールを失った時点からの素早い攻守の切り替え&中盤での潰しが効いて相手に容易にカウンターを許さず(おい愚兄、聞いているか!)。そこを破られても後ろで矢野がカバー、そして最後尾に山郷さんが控える鉄壁ぶり。

・昨年不動レギュラーのCBだった百武が長期離脱したのは誤算だったと思いますが、そこを高卒新人の熊谷がしっかり穴埋め。これは大ヒットで新人賞間違いなしでしょう。

・攻撃面では昨年堂園の負傷離脱と共に大失速した左サイドの再建に成功したのが鍵かと。前半は新人後藤を抜擢。後半は2年目の堂園が復帰。これで左右の攻撃のバランスが随分良くなりました。まぁそれでも爆発的な攻撃力という形容は当たらず、結果的に大差がついても結構しんどい内容だった試合もちらほら。まぁ守備が良いので、攻撃陣が焦らず辛抱強く攻めている感はありましたが。

・そして気がつけば北本が安藤と共に得点王を争っています。昨年からすれば夢のような話・・・

・同日、ジュニアユースレディースが関東女子ユース(U-18)で宿敵日テレを破って優勝。関東女子サッカーリーグでは日テレと1勝1敗ながら最終順位で日テレの後塵を拝してしまいましたが、育成面でも日テレとの差を大幅に詰めている模様。っちゅーか、日テレは母体の状態がアレなんで、早晩力関係が逆転するんでしょうなぁ・・・

・今年は長年浦和の弱点だった左SBにジュニアユースレディース所属の竹山がほぼ全試合にスタメンで出場。ぼちぼち世代交代が必要なポジションも見受けられますが、自前の選手で随時穴埋めとなるかどうか、その辺が来年の楽しみであり、不安でもあり。

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松本アルウィン2009(上)

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新宿 7:00 (スーパーあずさ1号 モハE350-103) 9:14 上諏訪

朝からビールの廃人コース。

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新宿駅オリジナルな駅弁は「復刻鳥めし」くらいで、他は東京や大宮でも見かけるNRE大増製のものばかり。ビールのつまみになりそうなものという観点から「釜めし弁当(900円)」を購入。釜に入っていないのに「釜めし」とはこれいかに。「釜めし風」というのが正鵠。内容は良くも悪くも見た目通り。ただビールのつまみ代わりに買ったのに「桜餅」がついていたのは誤算で、食べずにそっくり残しました(苦笑)

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 座席背面のテーブルがなく、肘掛に収納された小テーブルを出すしかない欠陥車両E351系での食事というのもなんですが、中央線での駅弁で何が興を殺がれるかというと、駅弁を食べ終わり、ビール一缶飲み終わってもまだ東京都を出ていない事実そのものかも・・・

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 アルウィンはもう3回目だし、松本城も2007年に行ったばかりなので、今回は松本へ直行せずに上諏訪で途中下車。

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高島城は上諏訪駅から南西へ徒歩10分ほど。もともとは諏訪湖に突き出した水城で「諏訪の浮城」と呼ばれていましたが、江戸期になって諏訪湖の干拓が進んだため、今では住宅地の中にぽつんと建っているような按配。

天守は望楼型の三重五階。鉄筋コンクリート作りながら、幸い古写真が残っていたのでそこそこのレベルで復元されている(最大の違いは屋根が杮葺ではなく、銅板葺なこと)はずですが、なぜか「百名城」には選出されず。桜で有名な高遠城に負けた格好?

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天守最上階に登ると一応諏訪湖が見えることは見えますが、今や「浮城」の片鱗もなし。

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櫓門や隅櫓、塀も復元。

高島城は1592年から98年にかけて日根野高吉が築城。湖のほとりに城を築いたのはいいのですが、かなり地盤が悪かったそうで木材を筏状に組んでその上に石垣を積む等独特の工夫をこらしたとのこと。ただ築城には相応地元民に負担をかけた模様。

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二の丸、三の丸は住宅地になってしまい、残るのは本丸のみ。その本丸も大部分は公園になっています。

ちなみに日根野氏の後には、一時武田氏に滅ぼされた諏訪氏が復権して堂々高島藩に入府。わずか3万石前後の小藩ですが、そのまま無事明治維新まで存続しました。

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2009.10.12

味噌屋八郎商店@新宿

 新宿西口から小滝橋通りを北へ。隣に「ラーメン二郎」、近所に「武蔵」があるのみならず、そこら中ラーメン屋だらけの超激戦地に「なんつっ亭」のセカンドブランドが殴りこんだ格好。平日夜に往訪。先客4、後客4。

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 「トマト味噌」「カレー味噌」といった変わりメニューもありましたが、まずはオーソドックスに「味噌らーめん(780円)」を注文。自販機のボタンがバカでかくてびっくり。

 店内はL字型(但しかなり横長)カウンターのみで10席ちょっと。厨房内には強面のオヤジが一人と若者が2人。事実上オヤジしか働いていないので回転悪そう・・・

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 スープに黒々としたマー油が浮かんでいるのが特徴ですが、味噌という強烈な個性の前にその存在はやや霞みがちで、特にその香りはかき消された格好。往々にして単調になりがちな味噌味に深みを増すのには成功していると思いますが。表面の脂が多目な上に背脂さえ浮いており、しかも豚骨もそこそこ濃厚なのでかなりこってり感があります。味噌自体は少々辛め。

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 麺はやや太めで緩く縮れており、ざらざら、ぼそぼそ(このぼそぼそ感は「なんつっ亭」の拘りなんでしょうか?)とした食感。しかも相当噛み応えがありました。こってりスープに合わせたつもりなのでしょが、食べ始めは麺の存在感がありすぎで少々難儀。ただ食べ進むにつれて麺がスープに馴染んできて程よい按配に。

 挽き肉は申し訳程度で、薄いチャーシューが何枚か入っているのは味噌ラーメンには珍しいかも。他に炒めもやし、刻みネギ。

 池袋の「なんつっ亭」には少々がっかりしただけにこの店も大した期待はせずにトライしてみたのですが、期待値が低かった分意外に楽しめました。他の変り種も試して見ます。

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【観戦記】09年天皇杯2回戦:松本山雅 2-0 浦和

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「この面子でパスサッカーだの、コンビネーションサッカーだのなんて所詮無理があるよね。」

 これまで何度となく脳裏を掠めては、その度に振り払ってきた悪魔の囁き。でもそれは悪魔の囁きどころか真実を伝える神の声なのかもしれない。そう思わざるを得ない、ただただ情けない試合でした。

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 代表召集で闘莉王と阿部を欠いているとはいえ、前目の選手はセルと高原を欠くくらいでほぼ健在。しかも3つも下のカテゴリー相手に面子を落とすことなく、考えうる限りでの「ベストメンバー」でスタメンを構成。そしてその結果は相手に力の差をみせつけるどころか、相手の狙いにどっぷり嵌り込んでの衝撃的な敗戦でした。

 松本山雅の勝利は浦和のミスで偶然転がり込んだ点を守りに守っての偶発的なものではなく、浦和は立ち上がりに往々にして集中力を欠くこと、がカウンターに極めて脆いこと、そしてエリア内中央を固めてしまえば浦和はそれを打開する術がないことを知り尽くしてのように窺えました。

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 そしてその「浦和3悪」が3つとも炸裂。地域リーグのチーム相手にこの試合内容じゃ、そりゃJ1では7連敗だの、8連敗だの喰らうのは当たり前だわなぁ、と妙に納得。

 また情けなかったのはパスサッカーだの、コンビネーションサッカーだのが機能しなくても、最後は個人能力で何とか相手をねじ伏せてしまうような勝ち方(フィンケは全く喜ばないでしょうけど・・・)でも良かったはずなのに、物悲しいことに個人能力で明らかに相手を凌駕している選手も少なかったこと。「浦和は個人能力の高い選手が揃っているが戦術がない」と揶揄された時期もありましたが、この試合を見ると個人能力が高い選手なんてもう何人もいない。戦術が浸透するより早く個人能力が劣化してしまった選手だらけという感。そりゃJ1では7連敗だの、8連敗だの喰らうのは当たり前だわなぁ、とまたまた妙に納得。気の毒なんであえて名を秘しますが、即刻お引取り願いたい選手もちらほら。でもその中にまだ契約が残っている選手がいるっちゅーのがアレですなぁ・・・

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 駒落ちだとか、スケジュールがタイトだとか、そういう言い訳が一切きかない惨敗。良い風に解釈すれば、これで来季は大幅に手駒を入れ替えて闘う決断が取りやすくなるというもの。

 逆に言えば契約の関係で使い物にならない選手を残さざるを得ないとか、金がないだとか、良い選手が来てくれないだとか、良い選手もなんもそもそも信藤TDにコネがないだとか、そんなこんなの理由で来年も面子が今年とそんなに変わらないとしたら、おそらく浦和は「3悪」を引きずったまま。いや個人能力の劣化がさらに進む分、もっと悲惨な目に遭うかも。今年と違って前半の貯金は期待できそうにありませんから残留争い行きは必至。2年目にして結果を出せないフィンケは、そのサッカーの完成を見ることなくあえなく期中解任。そしててっとり早く勝ち点を稼ぐために「伝統のカウンターサッカー」に回帰。そういうシナリオが容易に目に浮かびます。

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20091011no096

---エジ--達也---
原口-------ポンテ
---直輝--啓太---
細貝-坪井--暢久-平川
-----山岸-----

HT:平川→堀之内
61分:達也→梅崎
75分;原口→近藤

 90分を振り返ってみると、前半が全てでした。松本は縦パス一本で浦和DF陣の裏へ快足FWを走りこませる狙いが明白。立ち上がりから何度か惜しい場面があり、その度に「松本、やるじゃん!」てな感じで赤サポがどよめいていましたら、失点は半ば必然。あんなにミエミエの作戦なのに、まんまとそれを喰らってしまう浦和は万死に値します。

 こうなると松本は全員自陣に引いて「穴熊作戦」。浦和は失点するまで原口や達也がドリブルで仕掛けて遠目から枠内シュートを放っていましたが、残念ながら楽々GKが処理できる範囲内。

 失点後は丹念にパスを繋いで攻めてはいましたが、その攻めに緩急がなく、おまけにパスミスが頻発。さらに致命的だったのが右SBに入った平川の出来。浦和はポンテや原口を中心に浦和左サイドで相手を引きつけ、それから何度も逆サイドでどフリーになっている平川にボールを展開。ここまでは理想的なんですが、平川はどフリーでボールを受けているにも関わらず、アバウトなクロスの放り込みに終始。エリア内中央で待ち構えるエジは松本のCBに全く競り勝てず、おまけにポストプレーすら満足にこなせず。情けないプレーの連続だったこの試合で、この二人の惨状は情けなさの度合いにおいて群を抜いていました。

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 2度ほど相手と交錯して倒れこむ場面があったせいかどうかは判りませんが、フィンケは前半で平川を諦めて堀之内を投入し、暢久を右SBへ。しかし眠れる暢久は相変わらず眠ったままで、プロとしての矜持を見せられず。左の細貝は前半で消耗してしまったのか攻撃参加が不活発になり、前半のような「左でためを作って空いている右へ振る」といった展開も見られず。

 明らかにキレがない達也に代えて早めに梅崎を投入したのは最善策と思われたものの、その梅崎が達也に輪をかけて悪い。ドリブルで相手を振り切れない上に、視野が狭くて周囲も生かせず。千葉戦の失敗が尾を引いているのだとしたらかなり心配。

 結局後半は暢久のループ気味のパスを受けてエリア内に飛び込んだ直輝のシュートが惜しかったくらいで、その他は苦し紛れのシュートが何本かあったくらい。後半の浦和の攻撃は完全に手詰まりに陥り、エリア内の蹴りあいでゴールまであと何10センチに迫った場面も2度ばかりありましたが、ラグビーやないっちゅーねん。

 そうこうしているうちに浦和の焦りと攻め疲れの色が濃くなり、原口のボールロストを切っ掛けに怒涛のカウンターを喰らってジ・エンド。失点の切っ掛けを作ってしまった原口は、なんとか取り戻そうと必死に戻ったものの、それもあっさり交わされて恥の上塗り。直後に近藤と交代を命ぜられましたが、フィンケの懲罰かな? 原口は相手に何度か厳しいチャージを受けて冷静さを失っていたようにも見えましたが。

 ただこの交代はタオルを投げてしまったようなもの。今季初出場の近藤は地域リーグ相手ですら通用せず、再三相手にカウンターのチャンスを与える始末。前目に上がった堀之内はこれまた気の毒なほどの狼狽振り。

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 ロスタイムも何の波乱もなく、そのまま試合終了。福岡に負け、湘南に負け、そして愛媛に負けと次々とJ2チーム相手に天皇杯初戦敗退伝説を積み上げてきた浦和ですが、ついに不滅の金字塔ともいえる地域リーグ相手の敗戦を記録。

 それでこそ浦和。

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2009.10.11

【閉店】中国そば 基@神田

神田駅北口から中央線ガード沿いを北へ。中央線が靖国通りを渡るところに立地。目の前を車こそバンバン流れているものの、駅へ向う人々が流れる場所ではないので飲食店には向いてなさそう・・・ 平日夜に往訪。屋号の「基」は「もと」と読みます。ちなみに昔西鉄や大洋にいた基選手は「もとい」でした。

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看板も赤けりゃ、暖簾も赤い。中に入ればカウンターもテーブルも赤。いったいどこの赤者やねんっちゅー感じ。店内はL字型カウンター8席と2人掛けテーブルが3卓。

メニューは豊富で坦々麺や塩ラーメン、季節限定の冷し物も見えましたが「醤油ラーメン(690円)」を注文。先客ゼロ、後客2。夜はつまみ類にも力を入れていて、後客は早速餃子等炒め物を頼んで一杯。後客のタバコの煙が流れてくるのには難儀しました。

 厨房内には赤い帽子を被った(中華料理のコックが被る背の低い帽子ですが、なんていうんでしょう?)初老のオヤジが一人だけかと思ったのですが、あとから若者が出てきてお勘定を務めました。

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 スープの表面が脂で随分とテカテカしています。ラーメンとしては珍しいことに椎茸入りで、丼から漂う香りは椎茸が圧倒的。見た目ほど脂のこってり感はなく、むしろ鶏ベースですっきりとした味わい。ただ食べ進むと急速にしょっぱさが気になってしまいました。

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 麺は並太というよりは若干細めでわずかに縮れ入り。やや柔らか目の茹で加減でスープの絡みもまずまず。

 具が変わっていて件の椎茸の他に細切りのタケノコが多めに入っています。「中華そば」ではなく「中国そば」と銘打っているのは中華料理を連想させる具材から来ているのでしょうか??? 他に味付け玉子半個、小松菜、高菜、チャーシュー。チャーシューはロース肉で堅めかつ脂少な目。

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 「終わりのほうにどうぞ」と「韮黄姜(ジュウワンジャン)」という中国風もみじおろしを勧めてくれましたが、終盤戦はしょっぱくて多少ヘキヘキしていたこともあり、韮黄姜の存在をすっかり忘れてしまいました(^^;

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【短感】日本 2-0 スコットランド

・さすがの岡田も中一日で香港戦スタメンを、ただの練習試合でしかないスコットランド戦にも起用する愚は犯さず。

・スタメンに岡田監督下での代表経験が浅い選手を含めて新顔をゴテゴテと並べたのはいいのですが、そうこうしているうちに森本を置くところがなくなってしまったという印象。2トップで最初から森本を見たかったなぁ・・・

・GK山本とCB岩下の代表召集は、日本平で香港戦を開催した手前、清水サポでのサービスだったようで・・・ そして気がつけば日本の両SBは瓦斯だらけ。

・ただの練習試合、しかも共にメンバー落ちの割には観客が随分入っていたけど、タダ券をワンサカ配ったのかなぁ・・・

・新顔だらけで連携不足なのは明らか。選手もボールも流れるように動く場面は少なく、ある意味日本らしくない個人技での打開を図る場面もちらほら。まぁ「合同トライアウト」みたいなメンバー構成だとどうしてもこうなっちゃうわなぁ・・・

・但し時間の経過と共に前半の終わり頃には縦のポジションチェンジでスコットランドの両サイドを崩しだすも、後半スコットランドが攻勢を強めると共に雲散霧消。

・しかしスコットランドの攻勢も長続きせず、日本が3選手を一気に代えた辺りからスコットランドは足が止まって防戦一方。日本は最後に投入した駒野のクロスから立て続けに2得点。

・スコットランドも糞だったなぁ・・・日本に親善試合でやって来る遠来のチームに多くを期待するほうが間違いなんだろうけど、攻撃はお話にならず。特に1トップ気味に前線に残っているFWが好機にオフサイドに引っかかりまくり。おまえはクビツァかぁ!!!! 

・結局スコットランドのチャンスらしいチャンスはカウンターからDFと2対1になった局面くらいで、それも川島の絶妙の飛び出しに防がれてジ・エンド。この時期日本が劣勢に立たされる局面を数多くシミュレートしないといけないはずなのに、これじゃあなぁ・・・

・守備は中央を固めて、危うく見えても最後の一線は割らせない感じ。これでスコアレスドローまで耐えてくれればまだしも、足が止まったらアウトだわなぁ・・・ まぁスコットランドが連れて来たのが2軍だということだけは良く判りました。

・このメンバーだとやはり中村憲は別格。ボランチに下がってからは攻撃の軸になっていました。控えメンバーでは本田が抜けています。中村俊も遠藤もいないのでFKは俺様のもの(笑)

・前田はこれといった働きが出来ず。回りを活かせるプレーヤーなのに回りがてんでバラバラでは気の毒。

・石川はJリーグならフィニッシュまで持って行けそうな場面でも、スコットランドの最後の一線が破れずに前半だけでフェードアウト・・・ 派手に見えるけれど結局本番では役に立たないんじゃ?

・大久保&松井は特に可もなく不可もなくでしたが、もう何度も試してダメなんだし引導でいいんじゃ? 「せかいのいわまさ」に攻守とも見せ場がなかったのは残念。

・内田はひょっとすると本番で駒野にポジションを取られているかもしれん・・・

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-----前田-----
中村憲--石川---本田
---橋本--稲本---
今野-阿部--岩政-内田
-----川島-----

*前半早々に本田と石川がポジションチェンジ。

56分:前田→森本
65分:内田→徳永
65分:橋本→大久保
65分:石川→松井

---大久保--森本--
松井--------本田
---中村憲-稲本---
今野-阿部--岩政-徳永
-----川島-----

81分:稲本→駒野

---大久保--森本--
松井--------本田
---中村憲-今野---
駒野-阿部--岩政-徳永
-----川島-----

(得点)

82分:左サイド駒野クロス→スットコ、思わずオウンゴール(笑) 背後に森本がいるのがプレッシャーになったか。

90分:駒野クロス→森本、反転シュート→こぼれ玉を本田。

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2009.10.10

【閉店】川口やまと温泉

【温 泉 名】川口やまと温泉
【施 設 名】KAWAGUCHI BALI SPA やまとの湯
【入浴料金】820円(会員料金/入会料200円)
【交通手段】自宅から自転車で10分弱。南鳩ヶ谷駅から国道122号を南へ。
【泉  質】ナトリウム-塩化物泉

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 自宅から非常に近いところに日帰り温泉が出来、開業直後の混雑を避けてようやく往訪。

 国道122号から100mほど東に入った住宅地の中にありますが、曲がり角にはこれといって目立つ案内板はありませんでした。

Yamato0909_01

 バリ島のイメージが売り物のようですが、区画だとか風呂だとかの名前がバリ風なだけで、他の最新鋭日帰り温泉施設とそんなに変わった感じもせず・・・っちゅーかどう見ても近隣の「天然温泉ゆの郷 Spa Nusa Dua」にケンカ売ってるだけやなぁ・・・

 料金は安めですがタオル・館内着等何も付いて来ません。

 浴室は戸内・戸外ともゆったり。全体にぬるめに設定されていて長湯が楽しめました。露天風呂の一部はかけ流しのようですが湯温が低い(源泉温度38.6度)のが難。湯は茶褐色でわずかにぬめりあり。露天風呂にテレビが置いてあって、メインの内湯からもガラス越しにテレビが楽しめるようになっています。たまたま巨人のセリーグ優勝が決まろうかという日で、多くのオヤジが風呂に浸かりながら野球中継に見入っていました。まるで昭和な光景ですが、野球はこういう「○○しながら観戦」っちゅーのに最適なんだよなぁ・・・

 浴室外には休憩スペースが少ないので浴室内でだらだら過ごすのが吉。戸外の寝椅子で風に吹かれながら30分くらいウトウトとしてしまいました。

 当然館内レストランも併設していますが、自宅が近すぎるのでわざわざここで飲み食いする気が起こらず。ちょっと我慢して帰宅してからビールを一杯。

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プルーカフェ@銀座1丁目

有楽町線「銀座1丁目」駅から銀座柳通りを伝って昭和通りへ。平日昼に往訪。先客ゼロ、後客5。

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外観・内装とも瀟洒なカフェそのもの。もっとも銀座1丁目の、それも昭和通り沿いで銀座といっても名ばかりですから、主要顧客は銀座の買い物客というよりは近在の勤め人でしょうか。

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店内は中央に10人掛けくらいの大テーブルが一つあるほか、2人掛けの丸い小テーブルが多数。

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どうしてこの店でラーメンを出すのか不思議でなりません(表に出されている木の看板の「八七家」にその鍵があるのかも・・・)が、カレーやマーボー丼といった品々と並んで「山形ラーメン」がメニューの中にしっかり名を連ねています。但し後客でラーメンを頼んでいる人は一人もいませんでした。

店内もラーメンを積極的に売りだしている気配はまったくありませんが、「山形水ラーメン(800円)」を注文。レジで発注して先払い。若い女性店員しかいない店でラーメンだけ食って帰るのって少々気恥ずかしい・・・

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ぱっと見てスープが非常に少ないように見えますが、中央に氷がでんと乗っていて、これが徐々に溶け出すのを計算してのことでしょう。氷は薄茶色で、ただの水ではなく多少出汁交じりなのかも。真っ白な丼に三つ葉やゆで卵が彩りを添えています。

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麺は平打ち縮れ麺。固めな上にかなりコシが強くて、相当噛み応えがあって非常に気に入りました。

スープは煮干を中心とする魚介出汁が卓越していましたが、カエシの醤油が強いためか、ちょっとしょっぱいのが難。氷が溶け出す終盤戦になってもやっぱりしょっぱかったのが誠に残念でしたが、その辺が山形なのかなぁ・・・ 食べている最中は全く気にならなかったのですが、スープの表面にはそこそこ脂が浮いていました。

薄めで脂身のほとんどないチャーシューもやはりしょっぱめ。他にメンマ、三つ葉、ゆで玉子半個。

「栄屋分店@北山形」で食べた冷しらーめんがまさにごくごく普通のラーメンを冷した感があったのに対し、プルーカフェのそれは随分とソフィストケートされたように思え、ややしょっぱいのを除けばかなり気に入りました。ただ店の雰囲気があれなんで、らーめんだけ食べに入るのはちょっと何なんですなぁ・・・

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2009.10.09

かつぎや@小川町

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 最寄り駅は小川町ですが、神田駅北口から神田警察署通りを西へ歩いてみました。但し、店はその通り沿いではなく、東京電機大や神田警察署の真裏。住所を頼りに店を探しても案外わかりにくいかも。平日夜に往訪。先客1、後客1。

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 坦々麺の専門店(神田駅から歩いてくる途中にも坦々麺専門店があり、危うく間違って入店しそうになりました)で「かつぎや担々麺(800円)」を注文。他に汁なしも用意。それぞれについて排骨入りも。辛さは1~5の5段階で、4辛を注文。

 店はがらがらなのに厨房内にはスタッフが3人も。うち一人はどう見てもど素人そのもので、他のスタッフから指導を受けながら「坊ちゃん」と呼ばれていました(笑)。眼光鋭い細面の若者がせっせと中華鍋で炒め物。よいこの濱口似の若者がそれをせっせと手伝っている感じ。

 店内はL字型(といっても屈曲している部分はわずかなので、I字型に近い)カウンターのみ10席ちょっと。

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 先が極端にすぼまった円錐状の丼で出てきました(どこかで見たような記憶がありますが蓮根の「元」かなぁ・・・)。麺の上にモヤシやニラ、キクラゲ等の炒め物。その上に挽き肉、刻みネギ、そして白ごまが綺麗に盛り付けられています。また食べ進むとちょこちょこっと干し海老が現れ、これが良いアクセントに。

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 炒め物が多いせいかスープはかなり脂っぽく、しかも全体に重ため。また唐辛子やラー油の辛さはそれなりにし、ゴマダレがその辛味をマイルドに包み込み、万人受けする仕上がり。但し花椒のピリピリっとくるような辛さはほとんどないので物足りないと感じる向きもあるかもしれません。

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 麺は並太でやや柔らか目の茹で上がり。スープが重ためなのでもうちょっと強い麺でもよかったかも。

 麺を持ち上げると綺麗に積み上げられた具材がたちまちスープの中に埋没。麺ばかり食べていると丼の底には挽き肉中心に具材が大量に沈殿してしまいます。もったいないので挽き肉等をサルベージしながらスープを飲んでいると、麺だけ食べている時にはそれほど感じなかった辛さがじわじわっとやってきました。

 何倍も水を汲んでいる姿を見て濱口氏が「辛かったですか?」と一声。「辛さはそうでもないんですがわが身の”貧乏性”が良くなかった」と正直に答えるわけにもいかず。ライスをつけて具をおかずにしたほうがいいんでしょうが、単品でも量は割と多いほうだからライスもつけると食いすぎだし・・・

湯島の「阿吽」とは傾向の異なる坦々麺ですが、 汁無しで再訪必至です。

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【短感】アジア杯予選;日本 6-0 香港

・スタメンは楢崎・都築が負傷したGKに西川を起用したのが目新しいだけで、あとは全員主力。中1日で親善試合スコットランド戦が控えているけれど、相手が弱いとはいえ公式戦を重視するのは当たり前。スコットランドも主力は来ないらしいし。

・でもスコットランド戦のスタメンもこの日と大差がなかったりするのが岡田の岡田たる所以なんだけれども(苦笑) 阿部もベンチ外。

・つまらないとは思わなかったけれど、相手との力量差がありすぎて緊張感皆無。早い時間帯に得点が入って早々と勝負もついてしまいましたし。

・香港にはどうやら「組織的守備」というものが存在しないようで、相手としてお話にならず。

・中盤のプレスはないに等しいので日本にパスを回され放題。

・狭い局面で数的有利を確保することもままならず、日本の縦のポジションチェンジで簡単にサイドを突破され放題。

・おまけにどん引きで中央だけ固めているわけでもないので、スルーパス一本で簡単に裏を取られ放題。

・W杯本戦まで1年足らずなのに、このレベルの相手と公式戦をこなさないといけないっちゅーのが物悲しくもありますが、そんな試合でも労を惜しまず最初から最後まで走りまくり、かつ絶えず相手の隙を窺っては追加点を取りに行った岡崎と長友には敬服。

・一方、玉田の負傷で久しぶりにFWにポジションを上げた大久保はもはやFWとして使い物にならないことを改めて実証した格好に。同じく玉田に代わって投入された松井も絶好機を決められなかっただけでなく、何度試されても一向にこのチームと噛み合わないことをまたしても証明。もっとも本田を差し置いて、怪我で今季満足に試合に出ていない松井を起用した岡田のほうがどうにかしていると思いますが。

・中村俊は相手の急所を突く好プレーを見せたかと思えば、ノープレッシャーで凡ミスを犯す等、可もなく不可もなくといったところ。もはやコンディション如何を問わずスタメン起用すべき「絶対的プレーヤー」でもなんでもなく、調子が悪ければスタメン落ちもありうべしという個人的評価は変わらず。

・新顔の起用はGK西川と、後半途中から駒野に代わって投入されたSB徳永だけ。西川はボールがほとんどやって来ず、西野監督岡田監督への絶好のアピール機会を失って気の毒でした。

・中村が右からDF陣とGKの間に低くて鋭いクロスを入れたのに、中に突っ込んだ4人の誰にも合わずに全員ズッコケって、新手のドリフのコントかなんかでしょうか(笑) まぁ同じような駒野のクロスをどフリーで外してしまう大久保のピン芸人ぶりに比べればどうということはありませんが・・・

|-`).。oO このレベルの相手でも慢心せずに攻撃参加を自重し、ボールを失った途端に全力で自陣に戻る闘莉王っていったい・・・・

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---玉田--岡崎---
大久保------中村俊
---遠藤--長谷部--
長友-闘莉王-中澤-駒野
-----西川-----

33分:玉田→松井 (玉田負傷)
60分:駒野→徳永
75分:大久保→寿人

(得点)

18分:長谷部スルーパス→岡崎

26分:長友、岡崎シュートのこぼれ玉を拾ってエリア左隅からシュート。

51分:遠藤CK→エリア内の大久保ファーへクロス→中澤ヘッド!

67分:中村CK→徳永、GKと競って潰れ、闘莉王QBK気味ながらもごっつぁんゴール。

75分:右サイドに進出した徳永クロス→どフリーで岡崎ヘッド。その前の寿人もフリーなんだが。

78分:中村→寿人シュート→GK弾いたところを岡崎詰めてゴール!

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2009.10.08

【展望】09年天皇杯2回戦:松本山雅FC戦

・代表組(闘莉王、阿部)が抜け、セルが依然負傷離脱中。

・相手となる松本山雅FCはJFLよりさらに下のカテゴリー(北信越社会人リーグ)なんで、浦和はある程度メンバーを落とすのでしょう。

・但し、幸か不幸か日程がスカスカなのと、件の「ベストメンバー規程」と犬飼の「超法規的な小言」が面倒なので、必要以上にメンバーを落としてくるとも思えず。

・代表組不在でレギュラーのCBが足りないことだけは明白。先のサテライトで全くやる気の無い暢久をCB起用しているところを見ると、たぶん天皇杯睨みなんでしょう。

・千葉戦のベンチメンバー & サテライト山形戦の起用メンバー、その後の報道を見ると、出来上がりはこんな感じ?

-----エジ-----
原口---直輝---達也
---細貝--啓太---
宇賀神-坪井-暢久-峻希
-----加藤-----

・左SBは順当なら平川なんでしょうが、千葉戦でベンチ入りし、翌日のサテライト戦でも90分出場してまずまずだった宇賀神を見てみたいところ。

・達也が先発出場するとの報道もありますが、その場合でも前半だけでお役御免→梅崎投入じゃないかな? 毎度二人合わせて90分という感じで。

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2009.10.07

ウジンガーZ

西日本新聞(2009.10.7)から

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J2アビスパ福岡が元ユニバーシアード日本代表候補で、J1浦和レッズの特別指定選手に登録されているMF宇賀神友弥(21)=流通経済大4年、171センチ、68キロ=の獲得に乗り出していることが6日、分かった。

 宇賀神は左右両足ともにキックの精度に優れ、サイドハーフ、サイドバックをこなすプレーヤー。昨年12月にはユニバーシアード(今年7月・ベオグラード)に向けた代表候補にも選ばれた。今季は関東大学リーグ1部に13試合出場、3ゴール5アシストでチームの首位独走に貢献してきた。

 中学、高校と浦和の下部組織でプレーしてきたが、8月下旬に特別指定選手として登録されてからJ1でベンチ入り2試合止まり。福岡関係者は「本人は出場機会を求めているのでJ2の方がいい。左右両足とも仕掛けられるプレーの幅広さは魅力」と即戦力候補として打診している。

宇賀神は7日にアビスパの練習拠点の雁の巣球技場を視察し、同日夜にJ2福岡-富山戦(レベスタ)を観戦する予定。(後略)

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|-`).。oO 浦和と選手獲得を争うとは、福岡も偉うなったのぅ・・・ っちゅーか、ここ数年浦和がユース以外の有力新人獲得に悉く失敗しているので勝算ありと思われたんだろうなぁ・・・ orz

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薩摩路(5・了)~くろいわ

薩摩路(4)から続く)

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 こちらも鹿児島ラーメンの老舗。和田屋本店とは20m程度しか離れていませんが、こちらはアーケード内に店を構えています。3Fまである巨大店舗ですが、、1Fのコの字型カウンターしか行ったことがありません。

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 ここは食券制で、小判型のプラスチック板を渡されます。「ラーメン(750円)」を注文。着席すると無料のたくあんが出てきます。

 まだ夕食には早い時間帯だったので先客ゼロ、後客1。厨房内にはオヤジが一人と兄ちゃんが二人。

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 白濁とんこつスープですが、意外にもとんこつ臭はほとんどしません。しかもやや水っぽいと感じるくらいあっさり。揚げにんにくがどっさり掛かっているので、それを崩してゆくうちに味わいが変わり、最後は少ししょっぱくなるとともに急速に飽きが来てしまいました。

Kuroiwa4

 麺は並太ストレートで、やや柔らかめの仕上がり。スープがあっさり目なので、この程度の柔らかさは許容範囲。

 件の揚げにんにく以外に細いモヤシと九条ネギがたっぷり。さらに薄めながら脂が少ないチャーシューが4,5枚ついて、具にお得感があります。

 鹿児島に来るたびにこの店に寄っているような気がしますが、10数年前は美味いと思ったんですけどね・・・ 店の味が変わったのか、首都圏のラーメンがレベルアップしすぎて、地方の老舗が取り残されているだけなのか。

(了)

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2009.10.06

薩摩路(4)~仙厳園

薩摩路(3)から続く)

Iso1

知覧から戻り、今後は鹿児島市内の「仙巌園」へ。別名を「庭園」というそうですが、どうにも語感が良くありませんね。

仙巌園は薩摩藩主島津氏の別邸跡とその庭園。鹿児島市の北外れにあって路線バスではちょっと行きづらいところですが、幸い鹿児島市が仙巌園を経由する観光用のループパスを走らせていて、これが結構便利。ただ「篤姫」効果で観光客が激増しているためか、バスは常に満員、かつ乗降に手間取ってダイヤはべた遅れでした。

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1658年(万治元年)に第19代当主島津光久によって造園され、その後も歴代当主による改築が重ねられてきたとのこと。

Iso3

桜島と鹿児島湾を借景とする広大な庭園です。一見の価値あり。

但し鹿児島本線の架線が邪魔といえば邪魔。くだんのオンボロ特急が時々現れます。

Iso4

園内では「篤姫」のロケが行われたとのこと。

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仙巌園の隣には「尚古集成館」。反射炉の模型など薩摩藩第28代当主島津斉彬によって始められた集成館事業に関わるものを常設展示しています。

なお仙巌園や尚古集成館を運営しているのは鹿児島市でも鹿児島県でもなく、「島津興業」という会社。現社長こそ島津家の人ではないようですが、沿革的には島津家直営の会社みたいです。

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2009.10.05

【観戦記】サテ浦和 3-0 山形

<スタート>

-----高原-----
林----直輝---ガーナ
---濱田--堀之内--
宇賀神-近藤-暢久-平川
-----加藤-----

前半半ばまでは山形優勢。浦和はまともにビルドアップが出来ない一方、山形は縦に速い攻撃で何度かチャンスを作り出し、16番のFWが2度平川と暢久の間を簡単にすり抜けてシュート!惜しくも共にバー直撃。

直輝は本調子に程遠く、浦和は高原が引いてゲームメイク。30分くらいからようやくボールが前に動き始め、高原のスルーパス→ファイサルが角度のないところからゴール!但しこれ以外得点機なし。

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HT:暢久→橋本
52分:直輝→永田
59分:加藤→大谷

<59分:GK交代時>

-----高原-----
宇賀神---林---ガーナ
---濱田--堀之内--
永田-近藤--橋本-平川
-----大谷-----

後半は一転して山形を圧倒。右サイドで縦に抜け出した平川のクロス→林のヘッドで2点目。もっともクロスへの飛び出しに躊躇した山形GKのミスっぽい得点ですが・・・

その後も浦和が一方的にボールを支配して怒涛の攻撃。高原→宇賀神で左サイドを破り、宇賀神がどフリーの平川へパスを出して加点。

山形のシュートらしいシュートってあったっけ?

70分:ファイサル→岡本(ユース)
75分:堀之内→岡田(ユース)

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<最終形>

-----高原-----
宇賀神---林---平川
---濱田--岡田---
永田-近藤--橋本-岡本
-----大谷-----

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【個人別感想】

・加藤:やたら声は出ていました。暢久をたたき起こすのに45分を費やした感じ。

・宇賀神:山形の攻撃が浦和の右サイドにやや偏っていたせいか守備は破綻なし。SBとしてもSHとしても攻撃力が高いことを披露。

・暢久:贔屓目に見てもやる気なし。何度も加藤にポジショニングを注意される羽目に。契約更改で一安心???

・近藤:ボールを跳ね返すだけなら合格点ですが、そこから先がないっちゅーのがフィンケに起用されない原因かなぁ・・・

・平川:1アシスト1得点と結果は出しましたが、このレベルだとスピードでなんとかなってしまうからなぁ・・・ 変に前にいるとか、変に絞っているとかSBとしてのポジショニングがなぁ・・・ またボールを貰ってからいったん考えてしまうっちゅーのがいやはやなんとも・・・

・濱田:後半は再三エリア近くに顔を出してシュートも放っていましたが、危険な位置でのボールロストもあり、トップで使うには安心感がまだまだ。

・堀之内:攻撃は濱田に任せてほぼ守備専業。タスクを限定すれば使いではありますが、スタメンはちょっと体力的にしんどそう・・・

・林:激戦区である2列目の選手としてはこれといった売り物がないのが泣き所ですが、彼なりによく動いていました。

・直輝:それなりに動いてはいましたが、この日は長短問わずパスミスが多くて前半の苦戦の一因に。天皇杯で試合感を取り戻せ!

・ファイサル:卓越したスピードが魅力ですが、細かい仕事は全くの苦手。まるで黒岡野。スペースがないと使いようがありません。ゲーム前ではベテラン組と一緒にボール回ししてましたが、若手と馴染んでないのかなぁ・・・

・高原:再三中盤まで引いてゲームメイク。このレベルだと存在感は圧倒的ですが、本人の希望とは裏腹に体はどんどんFWではなくなってゆくような・・・

・橋本:申し訳ないがフィジカル、足元ともプロのレベルにありません。

・永田:後半途中からの投入で浦和の一方的な攻勢に終ったために守備のボロは出ませんでしたが、宇賀神に追い越されたのは判るような気がしました。

・大谷:橋本の凡ミスで飛び出さざるを得なくなり、あわやPKかというプレーもありましたが、それ以外はヒマヒマ。

・岡本(ユース):無難としか言い様なし。

・岡田(ユース):直輝とプレースタイルがそっくり、どこにでも顔を出し、ボールをもらって簡単に叩いて、また違うところで顔を出す。フィンケ好きそう・・・

P.S.

山形FK時、壁に入ろうとするファイサルを制して「前に残ってくれ!」といいたかったんだろうけど、とっさに英語が思いつかずにボディーランゲージでなんとかしようとしている永田。フィンケの練習についてゆけるのか・・・ 全部濱田頼みだったりして(苦笑)

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2009.10.04

大至@湯島

 御茶ノ水駅から聖橋を渡って北へ徒歩5分ほど。蔵前橋通り・清水坂下交差点そば。平日夜に往訪。

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 外見はどこにでもあるラーメン屋風。

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 手書きのメニューが置いてありました。昼と夜でメニューを変えているようで、夜はつまみ類が充実。

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 飲み客に「まずは食券」というわけにもいかないせいか、夜は券売機を封印。喫煙客と禁煙客のカウンターを分けています(全部で20席程度)が、昼は全面禁煙なんでしょうね?つけ麺や冷やしつけ麺といったメニューもありましたが、まずは基本の「ラーメン(650円)」を注文。接客は専ら女性アシスタントがこなしていて、店主は奥の厨房に引っ込んでいました。

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 ぱっと見は古典的な東京ラーメンそのものですが、内実は随分違いました。さしずめ「新古典派」。スープは鶏がらベースの醤油味に見えますが、古典的なそれと比べるとやや甘味があります。また鶏油が表面を覆っているので見た目よりも心持ちこってり。テーブルに薀蓄を記した小冊子が置かれていたのでそれを引用すると「軸となっているのは丸鶏、豚骨。そこに香味野菜、蝦・帆立・昆布・鰹などの和中干物を加え」とあり、さらに白濁していたスープを澄んだスープに仕上げるのに一工夫しているとのこと。

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 麺は並太のストレート麺。やや柔らか目の茹で上がりでしたが、スープの絡みは申し分なし。

 特筆すべきなのはチャーシュー。一見脂身が少ないけれども堅いロース肉のように見えますが、意に反して実に柔らかく、しかもしっかりとした肉感と旨味を保っています。薀蓄集によるとラードで煮ているとのこと。

 他に海苔、ナルト、メンマ、ゆで卵半個。ゆで卵が家庭で作るそれとなんらレベルが変わらず、チャーシューの出来とはかけ離れすぎてある意味驚かされます。

 店の外見からすれば思いのほかハイレベルのいラーメンでしたが、不思議なもので先客・後客ともにゼロ。夜は飲み屋として利用する客が多く、飲む時間にはちょっと早い時間帯だったためかもしれませんが・・・

食べている間に蚊に足を2箇所も刺され、痒くて堪らず・・

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【観戦記】09年第28節:浦和 3-1 千葉

 最後の峻希のゴールがなかったら「ただ勝っただけやな・・・」「相手が千葉で助かったなぁ・・・」とモヤモヤ感を抱えたまま家路につく羽目になったでしょう。内容的には7連敗中と大差がない、特に前半の出来は目を覆いたくなるものでしたが、阿部のFKで早めに追いついたのが大きかったかと。

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 千葉は前半あれだけ浦和にチャンスをプレゼントされながら1点しか取れず。後半は燃料切れしてタコ殴りの憂き目に。これじゃ今の順位にいるのも無理はなく、しかも先に繋がるような試合内容でもありませんでした。総じて双方致命的なミスが多く、日本のトップリーグの試合としてはいかがなものかという感は否めませんでしたが、「所詮9位と17位の試合やん」と言われればそんなもんなのかも・・・ 

 土曜のデーゲーム & ビジターぎっしりにも関わらず観客はとうとう4万人を割ってしまいましたが、現在の成績&試合内容では妥当といわざるを得ません。

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 前半千葉はDFラインを高めに押し上げてコンパクトな陣を敷き、前の2人が積極的にフォアチェックをかけてきました。それは前回対戦時とほぼ同じ手口で、浦和は前回余裕を持ってパスを回して千葉を疲弊に追い込めたはずなんですが・・・ 今回はビルドアップに苦労。そして千葉のプレスが効いて、というよりもそれとはほぼ無関係にパスミスを連発。梅崎の自陣深い位置での緩い横パスを掻っ攫われてカウンターを食らってあえなく失点。梅崎はその後も同じようなミスを犯してしまったせいか、ハーフタイムで交代を命ぜられました。まぁ致命的なミスを繰り返していたのは梅崎に限ったことではなく、闘莉王が徘徊のあげく縦パスを相手に渡してしまうこと2度っちゅーのも相当アレでしたし、セットプレーで意思疎通を欠いて全く得点の気配がないまますぐさまカウンターを食らうとか、なんだかなぁなプレーの連続・・・ 

 また横浜M戦もそうでしたが、決定的な局面でズルっとこけるのはなぜか浦和の選手ばかり。ホームチームとしてはお恥ずかしいとしかいいようがなく・・・

 前半の浦和のパス回しに余裕を感じないのは端的に言ってしまえば「ボールを引き出すために動いている選手が少ない」ゆえなんでしょう。闘莉王を基点にパスを繋いでビルドアップしようにも中盤の選手はいずれもボールを引き出すような動きがそもそも少ない。ボールが出てきてから動くっちゅー感じ。直輝不在の影響は依然深刻。従っていきなりエジへ向けて放り込むか、サイドから縦パスでSHを走らせるか、あるいはポンテが引いてきて無理やり繋ぐかっちゅー感じでしたが、いずれも相手が千葉なんでなんとか体をなしていたに過ぎない(横浜M戦ではポンテが不調で、後半浦和の攻撃は完全に行き詰まりましたし・・・)といって差し支えないかと。

 で、なんとか千葉のプレス網を抜けてしまいさえすれば、千葉のバイタルエリア内の守備は甚だ緩慢で原口や梅崎のカットインが有効に機能。ただ梅崎はまだしも、原口は持ちすぎてチャンスを潰すこと2度、3度。どフリーのポンテに出せば確実に得点機という場面もあっただけに残念至極。もっともゴールへ向わない横パスの連続だった時期よりは格段にマシですが、ドリブルとパスのバランスはなかなか取れません。

 状況が一変したのは梅崎の懲罰的交代による達也投入から。達也が動き回ることでボールを引き出し、同時にドリブルで突っかけることで千葉の守備網を撹乱。一瞬のシュートチャンスを逃してしまうあたりはまだまだなんだろうとは思いましたが、これで千葉のプレス網は運動量の低下と相まってあっけなく決壊。エリア内に釘付けになってしまいました。こうなれば浦和の必勝パターンと行きたいところですが、ポンテのパスを受けて珍しくエリア内に突入した阿部のシュートはポストに阻まれ、細貝クロス→エジヘッドはGK正面。そしてエジポスト→中央からポンテシュートは枠外と決定機をものにできず。さらに途中投入の高原が相手のミスでいきなりビッグチャンスをもらったのに、あろうことかシュートを飛び出してきたGKに当ててしまう大失態(全盛期の高原なら簡単にGKを交わせたでしょうに・・・)。

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 このまま圧倒的に押しながらもカウンター一発で負けてしまうのが「09年浦和」の芸風なんですが、千葉は選手を代えるたびにただでさえ乏しい攻撃力が落ちてゆくのが幸い。ポンテFK→闘莉王、急にボールが来たのでびっくり落とし → エジごっつぁん! でなんとか逆転に成功。 これで千葉は選手&ゴール裏共々気落ちしたようで、最後は左から高原→達也→エジと繋いで、エジのシュートのこぼれ玉を長駆してきた峻希が拾って目の覚めるようなゴール!!! 守備では谷澤を相手に苦戦を強いられ、終盤は足を攣っていたように見受けられましたが、最後のゴールといい、サイドの抉りといい、クロスといい、攻撃面では見せ場の多い試合でした。

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-----エジ-----
原口---ポンテ--梅崎
---啓太--阿部---
細貝-闘莉王-坪井-峻希
-----山岸-----

HT:梅崎→達也
76分:啓太→高原
81分:原口→堀之内

 阿部が浦和で直接FKを決めたのは初めてでしたか・・・確かに大抵はポンテが蹴っていたからなぁ・・・ でも残念ながらポンテのFKの精度は甚だしく劣化。ここで「俺が蹴る!」と言えないようでは海外進出もへったくれもないわなぁ・・・大した能力もないのにやたら蹴りたがる某同僚とはまるで対照的。

 とはいえ、外から中へ巻いてポストすれすれをきっちり狙った見事なFKでした。浦和で初めて決まった直接FKが古巣に引導を渡すような結果になったのは皮肉なもんですが。

 リードしてからはお決まりの堀之内投入。原口との交代でポンテが前に上がり、堀之内はCHだったのだろうと思いますが、その割りにやたら前線に顔を出していたのは謎でした。啓太と同じでいいところにいるのですが、ボールを出したところで何も起こりそうにないというのがいやはや何とも(苦笑)

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-----巻------
谷澤---ミシェウ---深井
---下村--工藤---
青木-福元--池田-坂本
-----岡本-----

61分:ミシェウ→中後
68分:深井→太田
80分:工藤→ネット

 1点目は全盛期を髣髴させるような、人数を掛けた鮮やかなカウンター攻撃でしたが、残念ながら後にも先にもそれっきり。積極的に前からプレスを掛けてカウンターのチャンスをつくったところで、そのチャンスを確実にフィニッシュに持って行けないとあとは疲労が残るだけ。速攻に失敗してボールを持たされる展開になると、逆に自らのミスでカウンターを食らうこともしばしば。

 また右の密集地帯からスカスカの左へ大きく振って、浦和の最弱点である峻希を狙っていたようにも見受けられましたが、谷澤→巻ヘッドがなんとか形になったくらい。ミシェウ、深井と厄介な選手がどんどん退いてからは巻までボールが来なくなって、後半はチャンスらしいチャンスもなく試合終了。

 選手、サポとも何かを観念したかのように淡々と埼スタを後にしたのが妙に印象に残りました。

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2009.10.03

いっとく@西日暮里

 西日暮里駅から西へ坂を下って、道灌山下交差点そば。近所に「TETSU」「えぞ菊」「神名備」などが立つちょっとした激戦区に店を構えています。平日夜に往訪。先客2、後客1。

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 外観・内装ともかなり明るめなのが特徴。

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 基本と思しき「徳そば(700円)」を注文。つけめん、坦々麺、さらに味噌らーめんといったメニューも。酒やつまみにもそれなりに力を入れている模様。

 店内はV字型カウンター8席と入口付近に4人掛けテーブルが1卓。さらに店奥にもテーブル席がある模様。厨房内には店主らしき男性が一人とアシスタントの女性が一人。

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 若干広口、かつ底があまりすぼまっていない円筒状の丼で出てきました。スープの量が多いためか、丼は熱々。

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 外の看板を見ると「鶏白湯魚介」とありますが、普通のとんこつ魚介と比べるとやや軽いかなといった程度。多分にざらつきを感じるくらい魚粉を主体とするが卓越しているので、鶏っぽい感じはそれほどせず。店内には「鶏白湯魚介」に関する薀蓄の類も見受けられませんでした。

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 麺は並太ストレート麺。つるつるっとした食感ですが心持ち堅いというか、噛み応えが相当ありました。麺そのものは好みのゾーンなのですが、スープが軽めなのでバランスは良いとは言いがたいような・・・バラ肉チャーシューは周辺をちょっと炙ったのでしょうか。他に海苔、太いメンマ、ほうれん草。食後少々舌にヒリヒリ感が。

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 周辺の行列店にはわざわざ足を運ばない、普段着の食を求める近隣住民に支持されるには十分なクォリティーだとは思いますが、それどまりかなぁ・・・

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2009.10.02

【閉店】道玄@高田馬場

 高田馬場駅から早稲田通りを西へ。駅そばのマクド脇の路地を南へ20mほど。早稲田通りの賑やかさから一転して暗がりの目立つ一帯。

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 平日夜に往訪。先客4、後客ゼロ。入口脇に女性アシスタントが待機していました。券売機はなく後払い。店内に具材を提供している鳥取や島根のパンフ類。そういえば店外にも鳥取の幟が。

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 店内にメニューが見当たらないなと思ったのですが、カウンターに置かれた「特別限定メニュー」4品だけの様子。「一般」がないのに「特別」も「限定」もへったくれもないように思いますが・・・ 「大山黒牛白湯ラーメン(780円)」を注文。(こってり)と注記されています。

 店内はL字型カウンター15席。カウンター席・厨房とも非常にゆったりしていますが、そのゆったりした厨房には痩身の中年女性が一人だけ。店の規模からすれば一人ではしんどいように思いますが、夜はそんなに客が来ないということなのかも。

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 かなり広口&浅めの丼で出てきました。ビジュアル面の完成度の高さは田中玄氏ならでは。大山黒牛の骨がベースとなるスープは茶濁。表面にかなり脂が浮いていますが「こってり」というほどのこってり感はありません。ただ惜しむらくはややしょっぱい。かえしの醤油がきつすぎるのかなぁ・・・

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 麺は平打ちやや縮れ麺。つるつるした食感ながら堅めで、かつ微妙なもっちり感を残していて歯応え抜群。おからを練りこんだ「おから麺」とのことですが、スープの絡みもいうことなし。

 具にチャーシュー2枚、小松菜、焦がしネギ、白髪ネギ、糸唐辛子、細めのメンマ、もやし。一品一品凝っているんでしょうけど、スープがしょっぱくて具の味わいを損なっているような・・・

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 とにかく麺が美味かったのでもう一回来てもいいかなと思いますが、田中玄氏の店は残念ながらどこも長続きしないんですなぁ・・・ なんですぐに店を畳んでしまうのかは真相を知る由もないんですが、この店について言えば

・原材料に凝りまくっているのに売値は凡百のラーメン屋と大差がないから粗利益率はものすごく低そう・・・

・立地は劣悪。予め調べてからじゃないとまず判らない場所に店を構えた上に、周囲はラーメン超激戦区・・・

・若年層が多い街なのに「量より質で勝負」というスタンス・・・

と不安材料てんこ盛り。おまけに首都圏の「地産地消」じゃなくて、首都圏ではなじみが薄い山陰地方の食材に拘っているというのも妙といえば妙・・・

次回往訪時まで健在であることを祈ります。

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【展望】09年第28節千葉戦

・ミラー監督解任という劇薬を放ったにも関わらず、監督交代後今だ未勝利。既に勝ち点で柏に抜かれ、16位山形との直接対決にも敗れて勝ち点差7に広げられ、いよい千葉のJ2降格が現実的になってきました。

・社長はサッカー素人。強化責任者は役立たず。おまけに監督期中解任は非常にリスキーな賭けであるにも関わらず、Jリーグでさしたる実績がないOBを連れてくるって、いったいどこの浦和やねんという気がしないでもありません。

・Jリーグで実績のあるネルシーニョを連れてきて、元来のカウンター戦術に復してちびちび勝ち点を積み上げている柏と対照的。千葉はオシムを失った後アマル → クゼ →ミラーと監督が変わりましたが、その間に主力選手の大量流出もあってオシムの遺産をすっかり使い果たし、また監督を代えたところで戻るべき型がないといった印象。もっとも江尻本人に型があるのかどうかも不明。

・浦和は浦和で長いトンネルを抜け出したものの、戦いぶりが安定しません。まぁ弱いチームというのはえてしてそんなもんですが。事実上優勝はもちろん、ACL出場権も難しく、しかも降格もない。そんなモチベーションの持ってゆき方が難しい状況下、せめて来年の種まきくらいはやっておいて欲しいところ。

・幸か不幸か、涼しくなってももはや劇的なパフォーマンス向上が望めなくなった暢久が出場停止。久しぶりに峻希の右SB起用を見たいところですが、蓋を開けてみると平川だったりするんだよなぁ、これが・・・orz

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<前節:千葉 1-2 山形>

-----巻------
深井---ミシェウ---谷澤
---中後--工藤---
青木-福元--池田-坂本
-----岡本-----

64分:谷澤→ネット
68分:坂本→和田
86分:中後→新居

・3バックに変更した直後に山形にサイドを突かれて突き放されるっちゅ-試合展開がいやはや何とも・・・

<前回:千葉 0-1 浦和>

-深井--巻---谷澤-
---アレ--工藤---
-----下村-----
青木良-ボス-坂本-和田
-----岡本-----

71分:深井→新居
79分:谷澤→ミシェウ

・前半懸命に走り回っているけれども当然ながら90分持たず、電池切れに伴って失点し、そのまま試合終了ってどこかのチームをおもっきりスケールダウン(=セットプレーによる得点機会が極めて乏しい分)させたような試合展開だったような・・・

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2009.10.01

【短感】ACL準々決勝:名古屋 3-1 川崎

・BS朝日で観戦。

・小川の9割方まぐれっぽいミドルシュートで名古屋先制。セットプレーで追加点を上げたものの、すぐさまテセに一点返され、撃ち合いの様相を呈し始めた時点では川崎勝ちと思ったんですがねぇ・・・ 川崎が撃っていたのは後半の最初まで。あとはほとんどチャンスらしいチャンスを作れませんでした。得失点で第1戦の結果(1-2)をひっくり返し、名古屋が準決勝進出。

・川崎はお疲れなんでしょうが、終始名古屋のミス待ち&カウンター狙いで準決勝に進もうなんて虫がよすぎたような・・・ しかもカウンターにキレなし。

・再三名古屋のSH/SH、あるいは玉田/SHの縦のポジションチェンジで左サイドをボコボコにやられているのに関塚は全く修正できず。案の定ハユマのクロス→結果的にケネディでやられてジ・エンド。クロスはケネディの上を越えていったけど、ケネディがDFを惹きつけているからなぁ・・・

・名古屋の守備は頑張っていたけれど、雨も手伝って攻撃陣は好機にミスが多くて、残念ながらレベルが高い試合とは言いがたかったなぁ・・・っちゅーか、これがJリーグのレベルなのかも(´・ω・`)ショボーン

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薩摩路(3)~和田屋本店

薩摩路(2)から続く)

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 鹿児島の老舗。天文館バス停からほど近いものの、路地に店を構えているためやや見つけづらい。

 売り物の味噌ラーメン(800円)を注文。ちょうど昼飯時で先客5人。その後もひっきりなしに客がやって来ます。老舗らしく老若男女幅広い客層に支持されている様子。着席すると無料のたくあんが出てきます。

 店内はJ字状のカウンターと4人掛けテーブルが2卓。内装はくたびれ果て、かつ雑然としています。大昔の喫茶店のような小さな腰当てがついた革張りの腰掛けがいやはやなんとも。流行っているうちに改装したほうがいいと思いますが・・・味噌が売り物の店ですが、店内はとんこつ臭が充満。

 厨房には若い男性が2人、アシスタントの女性が一人いますが、会話の様子から察して日本人じゃなさそう。

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 巨大な味噌汁茶碗みたいな丼で出てきました。店員が丼のふちに辛し味噌をべっとりつけて出しましたが、そういうのはテーブルに置いて客の好みに任せるべきでは?

 濃厚味噌が流行っているせいか、味噌の割にはあっさりした印象を受けます。表面の脂もやや少なめでしょうか。ただ件の辛し味噌を少しずつ溶かすと、深みが加わります。

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 麺は並太ストレート。堅さは並。これまた平均的な味噌ラーメンと比べると麺が細め、柔らかめに感じますが、スープがあっさり目なのでこれで十分。

 キャベツやモヤシ、ひき肉をスープと絡ませながら中華鍋で炒めていましたが、キャベツの刻みが細かく、従って全体に柔らかめの炒め上がりになっています。具にきくらげを使っているのが最大の特徴。麺、具ともにボリュームがありました。

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