薩摩路(3)~和田屋本店
(薩摩路(2)から続く)
鹿児島の老舗。天文館バス停からほど近いものの、路地に店を構えているためやや見つけづらい。
売り物の味噌ラーメン(800円)を注文。ちょうど昼飯時で先客5人。その後もひっきりなしに客がやって来ます。老舗らしく老若男女幅広い客層に支持されている様子。着席すると無料のたくあんが出てきます。
店内はJ字状のカウンターと4人掛けテーブルが2卓。内装はくたびれ果て、かつ雑然としています。大昔の喫茶店のような小さな腰当てがついた革張りの腰掛けがいやはやなんとも。流行っているうちに改装したほうがいいと思いますが・・・味噌が売り物の店ですが、店内はとんこつ臭が充満。
厨房には若い男性が2人、アシスタントの女性が一人いますが、会話の様子から察して日本人じゃなさそう。
巨大な味噌汁茶碗みたいな丼で出てきました。店員が丼のふちに辛し味噌をべっとりつけて出しましたが、そういうのはテーブルに置いて客の好みに任せるべきでは?
濃厚味噌が流行っているせいか、味噌の割にはあっさりした印象を受けます。表面の脂もやや少なめでしょうか。ただ件の辛し味噌を少しずつ溶かすと、深みが加わります。
麺は並太ストレート。堅さは並。これまた平均的な味噌ラーメンと比べると麺が細め、柔らかめに感じますが、スープがあっさり目なのでこれで十分。
キャベツやモヤシ、ひき肉をスープと絡ませながら中華鍋で炒めていましたが、キャベツの刻みが細かく、従って全体に柔らかめの炒め上がりになっています。具にきくらげを使っているのが最大の特徴。麺、具ともにボリュームがありました。
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