【観戦記】09年第30節:浦和 0-3 大宮
試合内容は松本山雅戦のコピーそのもの。松本まで足を運べなかった方々にリアルに再現して見せたかのよう。ただ相手が曲りなりにもJ1だったため1点余計に取られ、しかもこちらのチャンスはほとんどなく、より悲惨な結果になってしまっただけ。
従って感想も松本山雅戦に特に付け加えることはありません。この面子じゃコンビネーションサッカーは無理。
相手に再三チャンスを与えた挙句、愚かな退場劇を繰り広げた選手。出場停止明けで休養十分にも関わらず愚直な上下動だとか、パス&ゴーだとかそういう当たり前のプレーが全然できず、バックパスばかりしていた選手。そして久しぶりにスタメンの機会がやって来たにも関わらずコロコロ転ぶばかりで全く何の役にも立たない選手。この辺りは物悲しくさえありました。
ただ年老いて出来ないこと、出来なくなったことをやれというのも選手に対して気の毒といえば気の毒。
この試合で何が腹立たしいかといえば、闘う姿勢を見せている選手がほとんどいなかったこと。この点については直輝も原口も同罪。新潟戦は数多のミスを犯しながらも闘う姿勢だけははっきり窺えたのでまあいいかと思ったのですが、それは2試合続かず。
相手はJ1残留をかけた一戦。しかも浦和相手ということで気合入りまくり。出足の鋭さで優に浦和を圧倒していました(っちゅーか、毎試合この出来なら残留争いに巻き込まれとらんでしょうに・・・)。また出来るだけ高い位置でボールを奪って縦ポンでラファエルへ。そしてそれが奏功して一旦先制すればその後はスペースを埋めまくって防戦。戦術が単純なだけにチームは容易に適応。気持ちで負け、戦術の浸透度で負け、おまけに退場者まで出しては0-3の大敗もやむを得ません。
愚か者が退場してさすがに危機感を覚えたのか、その後は選手の動きは格段に良くなりましたが、残念ながらその動きはてんでバラバラで全くと言っていいほど「コンビネーション」を感じられず。達也然り、代わって入った梅崎然り、一所懸命動いてはいるのだが回りとほとんど噛みあわず。かつてはワンマンプレーの代表格だったセルが相対的にマシに見えたというのは皮肉というかなんというか・・・
シーズンも終ろうとしているのに土台もなんもできとらんってどういうこと?闘う姿勢の欠如と共に監督の責任を問われてもやむを得ないところに来てしまったような感も。
昨年の終盤よりももっと酷い、このとてつもない喪失感・・・
勝つことへの拘りが全く感じられないというのはどういうことなんだ??? 闘わない「コンビネーションサッカー」よりも闘っている「○○頼みの糞サッカー」のほうが数段マシじゃないか!!!
闘わない選手、闘わない監督。
年初ならともかく、年央においてさえ確固たる目標を定めなかったのが今日のテイタラクを招いたような気がしてなりません。
---高原--達也---
原口-------ポンテ
---直輝--阿部---
細貝-闘莉王-坪井-暢久
-----山岸-----
57分:原口→梅崎
57分:達也→セル
68分:直輝→堀之内
--ラファ--石原---
パク---------藤本
---橋本--金沢---
富田-マト--片岡-土岐田
-----江角-----
71分:パク→内田
78分:土岐田→青木
89分:橋本→市川
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