味噌屋八郎商店@新宿
新宿西口から小滝橋通りを北へ。隣に「ラーメン二郎」、近所に「武蔵」があるのみならず、そこら中ラーメン屋だらけの超激戦地に「なんつっ亭」のセカンドブランドが殴りこんだ格好。平日夜に往訪。先客4、後客4。
「トマト味噌」「カレー味噌」といった変わりメニューもありましたが、まずはオーソドックスに「味噌らーめん(780円)」を注文。自販機のボタンがバカでかくてびっくり。
店内はL字型(但しかなり横長)カウンターのみで10席ちょっと。厨房内には強面のオヤジが一人と若者が2人。事実上オヤジしか働いていないので回転悪そう・・・
スープに黒々としたマー油が浮かんでいるのが特徴ですが、味噌という強烈な個性の前にその存在はやや霞みがちで、特にその香りはかき消された格好。往々にして単調になりがちな味噌味に深みを増すのには成功していると思いますが。表面の脂が多目な上に背脂さえ浮いており、しかも豚骨もそこそこ濃厚なのでかなりこってり感があります。味噌自体は少々辛め。
麺はやや太めで緩く縮れており、ざらざら、ぼそぼそ(このぼそぼそ感は「なんつっ亭」の拘りなんでしょうか?)とした食感。しかも相当噛み応えがありました。こってりスープに合わせたつもりなのでしょが、食べ始めは麺の存在感がありすぎで少々難儀。ただ食べ進むにつれて麺がスープに馴染んできて程よい按配に。
挽き肉は申し訳程度で、薄いチャーシューが何枚か入っているのは味噌ラーメンには珍しいかも。他に炒めもやし、刻みネギ。
池袋の「なんつっ亭」には少々がっかりしただけにこの店も大した期待はせずにトライしてみたのですが、期待値が低かった分意外に楽しめました。他の変り種も試して見ます。
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