プルーカフェ@銀座1丁目
有楽町線「銀座1丁目」駅から銀座柳通りを伝って昭和通りへ。平日昼に往訪。先客ゼロ、後客5。
外観・内装とも瀟洒なカフェそのもの。もっとも銀座1丁目の、それも昭和通り沿いで銀座といっても名ばかりですから、主要顧客は銀座の買い物客というよりは近在の勤め人でしょうか。
店内は中央に10人掛けくらいの大テーブルが一つあるほか、2人掛けの丸い小テーブルが多数。
どうしてこの店でラーメンを出すのか不思議でなりません(表に出されている木の看板の「八七家」にその鍵があるのかも・・・)が、カレーやマーボー丼といった品々と並んで「山形ラーメン」がメニューの中にしっかり名を連ねています。但し後客でラーメンを頼んでいる人は一人もいませんでした。
店内もラーメンを積極的に売りだしている気配はまったくありませんが、「山形水ラーメン(800円)」を注文。レジで発注して先払い。若い女性店員しかいない店でラーメンだけ食って帰るのって少々気恥ずかしい・・・
ぱっと見てスープが非常に少ないように見えますが、中央に氷がでんと乗っていて、これが徐々に溶け出すのを計算してのことでしょう。氷は薄茶色で、ただの水ではなく多少出汁交じりなのかも。真っ白な丼に三つ葉やゆで卵が彩りを添えています。
麺は平打ち縮れ麺。固めな上にかなりコシが強くて、相当噛み応えがあって非常に気に入りました。
スープは煮干を中心とする魚介出汁が卓越していましたが、カエシの醤油が強いためか、ちょっとしょっぱいのが難。氷が溶け出す終盤戦になってもやっぱりしょっぱかったのが誠に残念でしたが、その辺が山形なのかなぁ・・・ 食べている最中は全く気にならなかったのですが、スープの表面にはそこそこ脂が浮いていました。
薄めで脂身のほとんどないチャーシューもやはりしょっぱめ。他にメンマ、三つ葉、ゆで玉子半個。
「栄屋分店@北山形」で食べた冷しらーめんがまさにごくごく普通のラーメンを冷した感があったのに対し、プルーカフェのそれは随分とソフィストケートされたように思え、ややしょっぱいのを除けばかなり気に入りました。ただ店の雰囲気があれなんで、らーめんだけ食べに入るのはちょっと何なんですなぁ・・・
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