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2009.10.04

【観戦記】09年第28節:浦和 3-1 千葉

 最後の峻希のゴールがなかったら「ただ勝っただけやな・・・」「相手が千葉で助かったなぁ・・・」とモヤモヤ感を抱えたまま家路につく羽目になったでしょう。内容的には7連敗中と大差がない、特に前半の出来は目を覆いたくなるものでしたが、阿部のFKで早めに追いついたのが大きかったかと。

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 千葉は前半あれだけ浦和にチャンスをプレゼントされながら1点しか取れず。後半は燃料切れしてタコ殴りの憂き目に。これじゃ今の順位にいるのも無理はなく、しかも先に繋がるような試合内容でもありませんでした。総じて双方致命的なミスが多く、日本のトップリーグの試合としてはいかがなものかという感は否めませんでしたが、「所詮9位と17位の試合やん」と言われればそんなもんなのかも・・・ 

 土曜のデーゲーム & ビジターぎっしりにも関わらず観客はとうとう4万人を割ってしまいましたが、現在の成績&試合内容では妥当といわざるを得ません。

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 前半千葉はDFラインを高めに押し上げてコンパクトな陣を敷き、前の2人が積極的にフォアチェックをかけてきました。それは前回対戦時とほぼ同じ手口で、浦和は前回余裕を持ってパスを回して千葉を疲弊に追い込めたはずなんですが・・・ 今回はビルドアップに苦労。そして千葉のプレスが効いて、というよりもそれとはほぼ無関係にパスミスを連発。梅崎の自陣深い位置での緩い横パスを掻っ攫われてカウンターを食らってあえなく失点。梅崎はその後も同じようなミスを犯してしまったせいか、ハーフタイムで交代を命ぜられました。まぁ致命的なミスを繰り返していたのは梅崎に限ったことではなく、闘莉王が徘徊のあげく縦パスを相手に渡してしまうこと2度っちゅーのも相当アレでしたし、セットプレーで意思疎通を欠いて全く得点の気配がないまますぐさまカウンターを食らうとか、なんだかなぁなプレーの連続・・・ 

 また横浜M戦もそうでしたが、決定的な局面でズルっとこけるのはなぜか浦和の選手ばかり。ホームチームとしてはお恥ずかしいとしかいいようがなく・・・

 前半の浦和のパス回しに余裕を感じないのは端的に言ってしまえば「ボールを引き出すために動いている選手が少ない」ゆえなんでしょう。闘莉王を基点にパスを繋いでビルドアップしようにも中盤の選手はいずれもボールを引き出すような動きがそもそも少ない。ボールが出てきてから動くっちゅー感じ。直輝不在の影響は依然深刻。従っていきなりエジへ向けて放り込むか、サイドから縦パスでSHを走らせるか、あるいはポンテが引いてきて無理やり繋ぐかっちゅー感じでしたが、いずれも相手が千葉なんでなんとか体をなしていたに過ぎない(横浜M戦ではポンテが不調で、後半浦和の攻撃は完全に行き詰まりましたし・・・)といって差し支えないかと。

 で、なんとか千葉のプレス網を抜けてしまいさえすれば、千葉のバイタルエリア内の守備は甚だ緩慢で原口や梅崎のカットインが有効に機能。ただ梅崎はまだしも、原口は持ちすぎてチャンスを潰すこと2度、3度。どフリーのポンテに出せば確実に得点機という場面もあっただけに残念至極。もっともゴールへ向わない横パスの連続だった時期よりは格段にマシですが、ドリブルとパスのバランスはなかなか取れません。

 状況が一変したのは梅崎の懲罰的交代による達也投入から。達也が動き回ることでボールを引き出し、同時にドリブルで突っかけることで千葉の守備網を撹乱。一瞬のシュートチャンスを逃してしまうあたりはまだまだなんだろうとは思いましたが、これで千葉のプレス網は運動量の低下と相まってあっけなく決壊。エリア内に釘付けになってしまいました。こうなれば浦和の必勝パターンと行きたいところですが、ポンテのパスを受けて珍しくエリア内に突入した阿部のシュートはポストに阻まれ、細貝クロス→エジヘッドはGK正面。そしてエジポスト→中央からポンテシュートは枠外と決定機をものにできず。さらに途中投入の高原が相手のミスでいきなりビッグチャンスをもらったのに、あろうことかシュートを飛び出してきたGKに当ててしまう大失態(全盛期の高原なら簡単にGKを交わせたでしょうに・・・)。

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 このまま圧倒的に押しながらもカウンター一発で負けてしまうのが「09年浦和」の芸風なんですが、千葉は選手を代えるたびにただでさえ乏しい攻撃力が落ちてゆくのが幸い。ポンテFK→闘莉王、急にボールが来たのでびっくり落とし → エジごっつぁん! でなんとか逆転に成功。 これで千葉は選手&ゴール裏共々気落ちしたようで、最後は左から高原→達也→エジと繋いで、エジのシュートのこぼれ玉を長駆してきた峻希が拾って目の覚めるようなゴール!!! 守備では谷澤を相手に苦戦を強いられ、終盤は足を攣っていたように見受けられましたが、最後のゴールといい、サイドの抉りといい、クロスといい、攻撃面では見せ場の多い試合でした。

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-----エジ-----
原口---ポンテ--梅崎
---啓太--阿部---
細貝-闘莉王-坪井-峻希
-----山岸-----

HT:梅崎→達也
76分:啓太→高原
81分:原口→堀之内

 阿部が浦和で直接FKを決めたのは初めてでしたか・・・確かに大抵はポンテが蹴っていたからなぁ・・・ でも残念ながらポンテのFKの精度は甚だしく劣化。ここで「俺が蹴る!」と言えないようでは海外進出もへったくれもないわなぁ・・・大した能力もないのにやたら蹴りたがる某同僚とはまるで対照的。

 とはいえ、外から中へ巻いてポストすれすれをきっちり狙った見事なFKでした。浦和で初めて決まった直接FKが古巣に引導を渡すような結果になったのは皮肉なもんですが。

 リードしてからはお決まりの堀之内投入。原口との交代でポンテが前に上がり、堀之内はCHだったのだろうと思いますが、その割りにやたら前線に顔を出していたのは謎でした。啓太と同じでいいところにいるのですが、ボールを出したところで何も起こりそうにないというのがいやはや何とも(苦笑)

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-----巻------
谷澤---ミシェウ---深井
---下村--工藤---
青木-福元--池田-坂本
-----岡本-----

61分:ミシェウ→中後
68分:深井→太田
80分:工藤→ネット

 1点目は全盛期を髣髴させるような、人数を掛けた鮮やかなカウンター攻撃でしたが、残念ながら後にも先にもそれっきり。積極的に前からプレスを掛けてカウンターのチャンスをつくったところで、そのチャンスを確実にフィニッシュに持って行けないとあとは疲労が残るだけ。速攻に失敗してボールを持たされる展開になると、逆に自らのミスでカウンターを食らうこともしばしば。

 また右の密集地帯からスカスカの左へ大きく振って、浦和の最弱点である峻希を狙っていたようにも見受けられましたが、谷澤→巻ヘッドがなんとか形になったくらい。ミシェウ、深井と厄介な選手がどんどん退いてからは巻までボールが来なくなって、後半はチャンスらしいチャンスもなく試合終了。

 選手、サポとも何かを観念したかのように淡々と埼スタを後にしたのが妙に印象に残りました。

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