伊勢路(5・了)~伊勢うどん
(伊勢路(4)から続く)
伊勢の名物といえば一頃話題騒然だった「赤福餅」と相場が決まっているような気もしますが、他地域ではほとんど食べられないものとして「伊勢うどん」があります。
軟らかく煮た極太の緬に、たまり醤油に鰹節やいりこ、昆布等の出汁を加えた黒く濃厚なタレを絡めて食べる伊勢特有のうどんで、全くといっていいほどコシがないので好みは極端に分かれると思います。
まずは伊勢神宮(内宮)に隣接した「おかげ横丁」の一角にある「ふくすけ」へ入ってみました。
さっそく「伊勢うどん(450円)」を注文。
話には聞いていましたが、なるほど麺はぶよぶよでコシ皆無。タレ(とうよりも量的にいえば「つゆ」か)は見た目に反して意外にあっさりで鰹節のような香りがほんのり香ってきました。甘くも辛くもなく、全体にしょうゆ味が支配していました。
つづいて「おはらい通り」内の「中井屋」へ。
「伊勢うどん(525円)」。
値段は「ふくすけ」よりも随分高いのに、タレの量は逆に「ふくすけ」より明らかに少なく、かつやや粘度があるのか、食べ終わるとタレは全くなくなってしまいました。節系の香りは全くせず、若干甘めのしょうゆ味が支配。コシはほんのわずかあるかないかといったところ。
夕方になってもう一軒というわけでもありませんが、今後は伊勢市駅裏の「まめや」へ。
「伊勢うどん(510円)」。「中井屋」とは対照的にタレたっぷり! ネギ別皿で全部入れるとネギ多すぎ。しょうゆの酸味がやや強めに出ていましたが、特段特徴ある香りはなし。
麺はぶよぶよの極みで、なんだか絞ったらいっぱい水が出てきそう・・・
比較対照に万全を期するべく3軒回ってみましたが、 ぶよぶよの麺は残念ながら全く好みに合わず。罰ゲームででもなければ、二度と食べることはないでしょうなぁ・・・
P.S.
こうした定番モノも巡ってはいるのですが、全部省略。ただ伊勢神宮(外宮・内宮)はともかく、夫婦岩@二見浦は小学校の修学旅行以来なので妙に興奮しました(*゚∀゚)=3ムハー
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