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2009.11.30

なでしこリーグ2009表彰式

最優秀選手賞 :安藤 梢 (浦和)  2回目
得 点 王      :安藤 梢 (浦和)  2回目
新 人 賞      :高瀬 愛実(INAC)  -
敢 闘 賞      :大野 忍 (ベレーザ)  初
優勝監督賞   :村松 浩 (浦和)  初

ベストイレブン
□GK
山郷 のぞみ  (浦和)  9回目

□DF
矢野 喬子   (浦和)  3回目
近賀 ゆかり  (ベレーザ) 3回目
岩清水 梓   (ベレーザ) 4回目
土橋 優貴   (浦和)  初

□MF
庭田 亜樹子  (浦和)  初
上尾野辺 めぐみ(新潟L) 初
柳田 美幸    (浦和) 2回目

□FW
安藤 梢    (浦和)  6回目
北本 綾子   (浦和)  初
大野 忍    (ベレーザ) 7回目

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京都観光に勤しんでいる間に「なでしこリーグ2009表彰式」があったようで、各賞の受賞者は上記の通り。

新人賞が熊谷じゃなかったのは驚きました。まぁ新人賞に選ばれた高橋は得点王争いでトップの安藤と僅差で2位でしたから不当な結果とはいえないんですが・・・ CB矢野とのセットで鉄壁を築き、守備力で優勝を手繰り寄せた熊谷の功績を高く評価すべきじゃないかなぁ? 

守備力の差で浦和の後塵を拝したベレーザからよりによってDFが2人もベストイレブンに選ばれているのは珍妙。新人賞を高橋に譲った代わりに熊谷をベストイレブンに入れて均衡を取ってもいいくらいじゃないかなぁ・・・

チーム戦績に見るべきものがなく、代表で気を吐いているわけでもない新潟からなぜか一人選ばれていますが、たぶん「何か」が働いているのでしょう、たぶん。

選考には多少不満もありますが、受賞されたレッズレディースの皆様おめでとうございます!

P.S.

浦和オフィシャルの「プレナスなでしこリーグ2009 表彰式 」の監督アップ写真。背景にジュニアユースの3選手が被っていますが、この写真だけ見ると監督というより女子高の校長やがな(笑)

ジュニアユースはグレーのサイボー製スーツを支給してもらえず、学校の制服そのまんまで来ているのでしょうか?

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京都2009(1)~新福菜館@高倉塩小路

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 京都駅烏丸口から東へ。高倉塩小路下ル。京都ラーメンの老舗で、早朝から営業していることや、隣にこれまた老舗の「第一旭」があることでも有名。土曜9時半頃に往訪。京都到着後の朝飯にと過去何度も来ている店です。

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 有名店ですが店内は極めて雑然としており、しかもさほど広くもない店内に4人掛け簡易テーブルが所狭し(全部で6卓くらい?)と並べられています。カウンター席はわずか4席のみ。店内は手狭なのに水がセルフなのはちょっと難儀。

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 強面の兄さんにカウンター席を案内され、早速「中華そば・並(650円)を注文。ヤキメシ(500円)の評価も高いようですが、朝からヤキメシ付きは食いすぎなので自粛。

 朝早くから結構混んでいてテーブル席が半分くらい埋まっていましたが、観光客が半分、常連さん(=大抵「今日は何しましょ?」と聞かれていました)が半分といった感じ。カウンターで所在なげにしていると、強面の兄さんがスポーツ新聞を置いてくれました(関西なのになぜか「報知」でしたが)。

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 黒々としたスープがこの店の最大の特徴。但し、見た目ほどしょっぱいわけではなく、豚骨&鶏がら中心の出汁の味がちゃんと楽しめます。若干かえしの酸味と独特の渋みも。

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 麺は中太ストレート麺。京都は細麺ストレートかつ柔らかめといった店が多くて個人的にはやや苦手なんですが、その中にあって新福菜館の麺は異彩を放っていてお気に入り。但しこの日の麺はいつもよりも柔らかめで食感ももちもちしており、イマイチでした。

 ネギが多めに添えられてるほか、薄いながらもバラ肉チャーシューもたっぷりなので、小ライスをつけるのはいいかも。なお野菜類はネギしかなく、モヤシもメンマもありません。「竹入り」というメニューがありますが、それがメンマ入りなんでしょうな。

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2009.11.29

【閉店】蜂屋@飯田橋

 飯田橋駅西口から牛込橋でお堀を渡り、神楽坂を登ってすぐ。平日夜に往訪。客入りが良くないのか、オヤジがメニュー(?)片手に店頭で呼び込み中。

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 店は飲み屋が多数入居した雑居ビルにあり、しかもビルの階段をちょっと登った中2階みたいなところに立地。しかも店の看板こそ出ているものの、ビルの入口からは店が見えないという一見さんにはかなりハードルが高いところに店を構えていました。

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 階段を少し登って左に曲がると暖簾が出ています。

 「しょうゆらーめん(750円)」を注文。他に味噌や塩も用意。呼び込みに出ていたオヤジがそのまま接客にあたり、「脂を多めにしますか?」と聞いてきましたが、とりあえずノーマルで。

 店内は超横長のカウンターのみ15席くらい。今時のラーメン屋にしては非常に照明が明るく感じました。

 先客ゼロ、後客1と客入りは寂しい限りでしたが、厨房内には厳めしいオヤジが2人。

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 端的にいってこのラーメンは表面を覆う「焦がしラード」が好きかどうかが全てでしょうな。魚が焼け焦げたみたいな独特の臭気と味。スープは魚介系と動物系のダブルブレンドらしいんですが、焦がしラードの癖が気になってしまい、スープが美味いと思えるかどうかは微妙。これで「脂多め」にしたら轟沈していたでしょうなぁ・・・

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 麺はやや柔らか目の茹で加減で少々縮れ入り。低加水のものを使っているとのことでしたが低加水らしいボソボソ、ゴワゴワ感はなくて、むしろ食感がつるつるっとしていたのが不思議でした。スープの絡みはいたって良好。

 具はペラペラで味わいに乏しいチャーシューが2枚とメンマ、刻みネギ。この内容で750円は正直割高。

 旭川を本拠とする有名店で、かつてラ博にも出店していましたが再訪はないでしょうなぁ・・・

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【観戦記】09年第33節:京都 1-0 浦和

ザ・消化試合。

先制されてからのヘタレっぷりからすれば、そう形容するのが至極妥当でしょう。

前節劇的な幕切れを伴った逆転試合を演じたのは例外中の例外で、今年は先制を許した後何の反発力も感じられないまま、あっさりと負けてしまう試合が目立ちます。まるで引退寸前の力士のようになすすべなく押し切られてあっさり土俵を割ってしまう、そんな試合の連続。

またこの試合について言えば、前節の試合展開を忠実になぞっただけといえるかもしれません。浦和は今期良い試合内容が持続しないとよく言われます(浦和は伝統的にそうだという見方も)が、この試合についていえば前節と大差なかったかと。

驚いたことにスタメンは前節と全く同じ。前節は出場停止やコンディション不良が相次いで、苦肉の策としてベテラン重視で臨まざるを得ませんでしたが、この試合を含めて残り2節。ほぼ消化試合と化した試合に、来期構想とは全く異なるメンバーで臨んだのはかなり不可解でした。

前半は圧倒的に優勢。しかし後半半ばまで持たずに失点。この面子だとスタミナに問題があることは監督も認めていて前節、今節とその懸念が現実のものになってしまいました。後半立ち上がりのビッグチャンスを逃した後は運動量が次第に落ちてボールを前線に運べなくなりやむなくバックパスという7連敗中によく見た光景が頻出。守備も前半は高い位置でプレスをかけて相手の封じ込めに成功していたのですが、次第に京都のサイド攻撃を許すようになってしまいました。そして何度かひやっとする場面が続いてついに失点。

前節と同じといえば、相手の左サイドを何度も崩しながらそれが得点に結びつかなかったのもそう。エジ・ポンテ・達也そして平川と人数をかけて相手左サイドを崩してはいるのですが、最後は判で押したように単純なクロス。それでは「CBだらけ」で中央が堅い京都を崩せない。

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達也は頑張ってはいるのですが、前節同様自分でシュートを撃つ意識がどこかに行ってしまったのが残念至極。これじゃ相手はエリア内で張っているエジなり高原なり(しかも往々にしてそのどちらかしかエリア内にいない・・・)だけをマークしておけばOKなので随分守りやすいでしょうなぁ・・・ しかもエジは前節ハットトリックで目をつけられたか、要所要所で厳しいマークを受けて何もできず。で、結局のところ圧倒的に押していた時間帯ですら決定機は前半の啓太→高原ヘッドと後半立ち上がりの阿部→エジだけ。

1点ビハインドになるまで監督に動きなしというところまで前節と同じ。何の前触れもなく2点取られた前節はともかく、明らかに後半早い時間帯で機能不全を起こしつつあった今節で先手を打てなかったのはどうかと・・・左サイドからの攻撃はこの試合ほとんど機能していませんし・・・

で、遅まきながらも来期の主力選手を続々投入しては見ましたが、全くといっていいほど何の効果もなくそのまま試合終了。試合展開が前節とほぼ同じにも関わらず結果は前節と同じにならなかったのは京都の守備が磐田と比べると圧倒的に堅く(っちゅーか、磐田の守備が弱すぎなんですが・・・逆に京都の攻撃は磐田と比べると見るべきものはほとんどなく、むしろよく1点取ったなぁという気も)、浦和の終盤の攻勢を凌ぎきる力があったから。

前節活躍したセルは右サイドでイ・ジョンスと対峙する場面が多々ありましたが、1対1では歯が立たず。前節に続いて左SBに入ったイ・ジョンスですが1対1の強さはさすがで、セルを封じられて浦和に同点の目は薄くなってしまいました。原口はスタメン落ち已む無しと思わざるを得ないほどこれといった仕事ができず。直輝はそもそも途中で入れてどうなるというタイプじゃないからなぁ・・・

 今期とうとう関西シリーズ3連敗。しかもリーグ戦下位の神戸と京都に勝てなかったんですなぁ・・・

そして来年も「試合観戦(別名「罰ゲーム」)付き京都観光ツアー」が催行されることになり一同安堵。

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-----エジ-----
高原---ポンテ--達也
---阿部--啓太---
細貝-闘莉王-坪井-平川
-----山岸-----

66分:啓太→直輝
78分:高原→原口
78分:ポンテ→セル

 失点場面は浦和左サイドががら空き。高原がどこかへ行ってしまって、細貝は妙に中へ絞っていて簡単にクロスを上げさせてしまったのが敗因。でもファーへのクロスはアバウトだったのでまさか失点するとは思わなかったのですが・・・仔細不明。ポジション的には平川は何をしていたんだ?ということになるのでしょうが。

Sanga0911_04

-----柳沢-----
林---デエゴ---角田
---安藤--佐藤---
李--森下--水本-染谷
-----水谷-----

58分:林→中山
89分:ディエゴ→シジクレイ

後半柳沢とディエゴ、角田と林がそれぞれがポジションチェンジ。途中から左SHに投入された中山は容姿と背番号が柳沢そっくりで区別つかず。

 京都は前半前線に基点を作って、そこからSHを浦和DFライン裏に走りこませる狙いが見て取れましたが、それが形になりそうだったのは立ち上がり10分くらいまで。その後しばらくは中盤で劣勢に陥って全く何もできませんでした。しかし、中山を投入したあたりから中盤の形勢が五分になり、低レベルで拮抗する中で中山が先制。

 その後は追加点を取りにゆく気配は全くなさげで専守防衛で逃げ切りに成功。J1残留が最優先なので当然といえば当然の策。

 

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2009.11.28

(メモ)京都1 ‐0浦和

(スタメン)
前節と全く同じ。高原、啓太、平川がスタメンで、原口、直輝、暢久がベンチ。
京都は染谷がSBに入る。シジクレイはまたベンチスタート。

主審松尾。

(前半)
立ち上がりは芳しくなく、裏を取られかかる場面もあったが、10分くらいからペース握る。

京都は一応前からプレスを掛けてはいるが大した効果なく、浦和は右サイド中心に何度もチャンスメーク。しかしCBだらけの京都の中央は堅くて浦和の決定機は啓太→高原ヘッドくらいか。高原の振り向きざまシュートも良かったが。エジは徹底マーク受ける。

浦和の守備は機能。高い位置で京都をつぶせている。京都は前線にためを作ってSHを浦和DFライン裏に走らせる狙いだろうが、攻めは単発かつ散発で恐さなし。

(後半)
立ち上がり阿部→エジの絶好機はなぜか入らず。終わってみればこれが最後のチャンスで後はぐだぐだ。ベテランだらけでは後半乗り切れないのか?

左サイドからのクロスであっさり失点。おそまきながら若手を投入するが、大した効果なく、抵抗らしい抵抗もなく敗戦。

諦め早く簡単に土俵を割るのは今年何度も見た光景。

しかも関西遠征全敗!

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支那そば 勝丸@目黒

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 目黒駅西口から権之助坂を下り、目黒川を渡った先。平日昼に往訪。

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 メインの「正油ラーメン(700円)」を注文。他にみそ・塩・つけ麺、さらにトッピングにバリエーションをつけて券売機のボタンはやたら賑やか。

 店内はL字型カウンター7席と4人掛け・6人掛けのテーブルが1卓ずつ。厨房内には店主とアシスタントが一人。

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 公式サイトを見ると「スープはトンコツ、鶏ガラに海産物のダシを加え」とありますが、魚介系の香りが強く漂ってきます。見た目は少々黒々としていますが決してしょっぱいわけではなく、出汁の旨味とかえしの正油が上手く合わさっている感じ。もっとも表面に脂、さらに細かいながら背脂が浮いていることもあってさほどあっさりした感じはしません。

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 かえしで黒く染まった麺は平打ち縮れ麺。つるつるとした食感。やや柔らか目でスープがよく絡みます。

 チャーシューは脂身がほとんどなくてパサパサした食感。他に海苔・メンマ・刻みネギ・ナルト。

 まぁ差別化を急ぐあまりどんどん過激に走り、しまいには死者を出してしまうバラエティー番組みたいなラーメンが目立つ中、案外こんな古典的なラーメンが激戦区で生き残るのかもしれません。ただし昼飯時なのに先客1、後客ゼロと客足は寂しい限りでした。

P.S.

 もともと「なおじ」に行こうとしたのですが、運悪く取材が入っていってクローズ。ドアの小窓から覗いたらタレントが丼を前にポーズを取っていました。「勝丸」で食べ終わって駅へ戻る途中また覗いてみたら、まだ同じポーズを取っていました。何回撮りなおししているのでしょうか(苦笑)。

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2009.11.27

麺屋33@神保町

 神保町駅から白山通り(右側)を北へ。平日夜に往訪。先客ゼロ、後客2。

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 通りに面して小さな券売機があり、「丸鶏旨味そば醤油(700円)」を注文。他に「同塩」を始め、「特製」だとか「濃厚」だとか「つけめん」だとかいろいろあってボタンは実に賑やか。

 並盛と中盛が同値段。着席するや否や「中盛にしますか?」と聞かれ、「いや並盛で」と言うタイミングを失ってそのまま中盛に。後客にもそんな感じの対応でしたから、場所柄男性客はほとんどの人が「中盛」で「並盛」を頼む人なんてほとんどいないのでしょう。

 店内は狭小で手前にI字型カウンター7席。奥の様子は判らず。厨房内には若者が2人、そしてカウンター外で接客に当たっているのが店主なんでしょう。3人とも接客態度に関しては非の打ち所がありません。カウンターの椅子が高くて落ち着かないのには参りましたが(苦笑)

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 表面の脂がテカるスープ。鶏の旨味をベースにほんのり魚介系が加わった、やや甘くはあるけれどもあっさりでもなければこってりでもない良い意味で中庸を極めた感じ。店内のウンチクを要約すると「国産丸鶏をふんだんに使用して野菜を一緒に十時間以上煮込み、大量の羅臼昆布、煮干、あじ干し、数種の節類を加えた」とのこと。ウンチクでは甘さを気にしているようですが、そんなに甘いわけではありません(スープではなく、太めのメンマが極端に甘い気がしましたが・・・)。

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 麺は細めのストレート麺。かなり堅めなのはいいのですが、パサパサ、ポキポキした食感でスープの絡みがよくありません。まるで小麦粉の固まりを食っている感じ。こういう麺自体は嫌いではないのですが、スープには全く合っていないような・・・ ちなみに中盛といっても麺の量はさほどのとありませんでしたが、スープが少なめに感じました。

 具は鶏チャーシュー、カイワレ大根、刻みネギ、そして甘ったるいメンマ。

 学生だらけで、内容は玉石混交ながらラーメン屋が乱立しているだけでなく外食産業自体が飽和状態に見える神保町界隈。そんな中で、中盛が事実上デフォルトだったり、価格を抑え目にしたりと経営努力は窺えますし、スープはなかなかの出来と思うのですが、麺とのバランスがなぁ・・・

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【展望】09年第33節京都戦

・これといった印象がないままシーズンを終えようとしている京都。滅茶苦茶弱いという印象は全くなかったのですが、気がつけば16位柏との勝ち点差は5で依然降格の可能性がある模様。

・第26節で磐田に敗れて以来、3分け4敗で7戦勝ちなし(その間に天皇杯で甲府相手に敗戦)。しかも足元2連敗とチーム状況は最悪の模様。第25節終了時点では9位だったのでそこからの大失速で残留争いに片足つっこんでしまった様子。

・京都大失速の原因はやはりパウリーニョ退団なんでしょうか。第22節を最後にブラジルへ帰国。また渡辺大が長期離脱。さらに佐藤勇も途中負傷離脱したのも選手層が厚いとは言い難い京都の苦境に拍車をかけたのかもしれません。

・前節鹿島戦の直前に元浦和の中谷も故障して長期離脱。先の渡辺大共々、もともとCBだらけの京都の中で数少ないサイド専門のプレーヤーがいなくなってしまいした。

・今季補強の目玉だったトヨクバはとうとうブレイクしないまま。もっともディエゴ & イ・ジョンスは当たりだったので補強はまるでだめだったわけではないのですが、「大金をかける割には成果がでない」点では大宮と双璧。まぁ「CBだらけの大運動会」というメンバー編成に問題があるのは明らかですが。

・07年終盤から加藤監督が就任して2年ちょっとになりますが、この状態だと監督交代の可能性大かなぁ・・・ 昨年は相手に応じて、あるいは局面に応じてコロコロ布陣を変える「奇策の連発」で有名でしたが、今年は4-2-3-1をベースに、4-1-3-2とか4-2-2-2といったバリエーションに留めている様子。

・浦和は原口が出場停止から戻り、直輝も全体練習に復帰。一方、磐田戦で負傷した啓太についての情報がありません。磐田戦直前にインフルエンザに罹った峻希も万全にはほど遠いでしょうから

-----エジ-----
原口---ポンテ--達也
---阿部--直輝---
細貝-闘莉王-坪井-暢久
-----山岸-----

でしょうかね?金曜日の練習後に監督コメントが公表されるでしょうから、それを見てスタメン予想を修正します。

【追記】

フィンケ監督コメントから

・峻希:一度しかチームと一緒に練習ができていませんので、明日、帯同するということはありません。
・直輝:彼は今週、練習に集中することができましたし、明日の試合でもメンバーに入ることになります。
・原口:今週の始めに少し内転筋の痛みを感じていましたが、週の間のオフでしっかりと回復をして治療をすることができました。ですので、明日の試合にも帯同します。
・啓太:鈴木啓太の現時点での状況は先週の週末とほぼ変わりないと言えるでしょう。現時点で、鈴木啓太は明日、先発出場を私は考えています。
・平川:先週の試合でとても優れたプレーを見せましたので、明日の試合で彼を先発で起用しようと考えています。

ということで、

-----エジ-----
原口---ポンテ--達也
---阿部--啓太---
細貝-闘莉王-坪井-平川
-----山岸-----

ですな、たぶん。

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<前節;京都 0-1 鹿島>

-----柳沢-----
角田---デエゴ---林
---安藤--佐藤---
李--森下--水本-増嶋
-----水谷-----

82分:増嶋→金
89分:安藤→中村太

・サイドの選手が壊滅したせいか、イ・ジョンスが左SB、角田が左SHに回る窮余の一策。
・シジクレイがなぜかベンチスタート。さすがのシジクレイも衰えが隠せないのか、中盤で相手のキープレーヤーにいいようにやられる場面が増えてきた様子。駒場での一戦もそんな感じでしたが。

<前回:浦和 1-0 京都>

-----パウリ----
安藤---デエゴ--渡邉
---佐藤--シジ---
染谷-李---水本-角田
-----水谷-----

HT:パウリーニョ→豊田
HT:安藤→林
62分:シジクレイ→加藤

・前回対戦時は故障で柳沢が不在。

・ポンテの縦パスからエジが李を振り切って早々と先制。その後後半15分くらいまで一方的に攻め続けて何度か決定機を掴み、京都は後半20分くらいに立て続けにチャンスがあっただけでそれ以外は終始沈黙。後半半ば以降はぐだぐだ模様という、この頃お決まりの展開で試合終了。

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2009.11.26

かつぎや@小川町(2)

 前回坦々麺が高評価だった東京電機大裏の「かつぎや」を平日夜に再訪。先客2、後客2。

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 今回は「汁なし担々麺(800円)」を注文。辛さは1~5の5段階で、3辛(普通)を注文。

 厨房内にはスタッフが2人。前回「坊ちゃん」と呼ばれていた人はいなくなってしまいました。今回は眼光鋭い細面の若者(武豊にそっくりw)がせっせと麺を茹で、よいこの濱口似の若者が丼で仕上げている感じ。

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 方形の丼で出てきました。麺の上に挽き肉がどっさり。その上にネギ、挽き肉の下にモヤシやキクラゲ、ニラが見えます。食べる前にせっとと混ぜてしまったので、それ以外の細かい具は判らず終い。野菜は炒め物ではなく、さっと湯通しされてるだけ。

 麺は細めかつかなり柔らか目で、しかもびろーんとゴムのように伸びる感じ。ちょっと好みとは遠いタイプ。

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 またゴマダレがたっぷりかかっており、炒め物の脂っぽさもないので食べやすくなっている反面、坦々麺としては辛いどころかむしろ甘めの味わい。辛さを求める方は4辛以上にしないと満足できないと思います。もっとも食べ終わるとそれなりにぴりっと来ました。

 それなりに美味しく食べられる範囲ではあるけれども、個人的には圧倒的に「汁あり」のほうが好みですね。

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あすなろ食堂@白河

戊辰戦地を行く(下)から続く)

白河城を巡った後は白河名物のラーメン屋巡り。空洞化の結果なのか、原因なのかは判りませんが、有名ラーメン店の多くは駅から離れた郊外にあります。

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往訪した「あすなろ食堂」は白河駅から徒歩15分ほど。白河旭高校の近所にある小さな店です。名称・外観通りラーメン屋ではなく、ライス・麺類を手広く扱う食堂で、いかにも高校生向けの「ジャンボオムライス」が自慢の様子。

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昼飯時を外していったのに外で家族連れが順番待ちをしていましたが、なるほど店内は満員。日曜日のせいか高校生の姿はなく、近在の老若男女を幅広く集めているようでした。店内はテーブルが3卓に小上がり。2Fもあります。田舎には珍しく全席禁煙。

相席をお願いして早速ラーメン(550円)を注文。やはり高校生向けなのか、なんとかセットというメニューがやたら目立ちます。ラーメン+カツ丼という剛の者もいましたが、それは極端にしてもラーメンに何か一品をつけている客が多いようです。

店員が少ないためか、食堂にしては珍しく水がセルフ。もっとも店員の手が空いた時はテーブルで待っている客に麦茶を配ってくれました。

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やや幅広の平打ち縮れ麺。つるつるもちもちっとした食感で、しかもやや硬めの仕上がりのため食べ応えがあります。スープは見た目どおりのあっさり醤油味。醤油の味がやや強めに出た非常に古典的なスープですが、麺の邪魔をしないところが嬉しい感じ。最近はWスープだの、なんとかパクリ系だのラーメンの進化が激しいというか、続々と新機軸が打ち出されていますが、こういう古典的なスープは、一昔前に流行ったものより却って新鮮で、好ましく感じます。

Asunaro08_11

具で特徴的なのはインゲン豆。さらにチャーシューも安価なラーメンの割にはそこそこ厚みがあって、しかも脂身が少ない、これまたあっさり風味。あとはメンマとナルト。

昼飯時間帯の最後尾だったようで、その後客で出る一方で後続がなく、店内はたちまち閑散としてしまいました。

白河 15:00 (2140M クモハE721-6) 15:27 黒磯
黒磯 15:35 (1574M サハ211-3056) 16:25 宇都宮
宇都宮 16:36 (3540M サロE321-1009) 18:00 赤羽

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2009.11.25

闘莉王、退団へ

正式に発表はなされていませんが一般紙にも「闘莉王退団」が報じられ、かねてからの噂が既定事実になってしまったようです。まだシーズンは終わっていませんが、あんまり引っ張っても時機を失ってしまいそうなので、この辺でいったん総括。

04年に水戸から加入。同年のセカンドステージ優勝を皮切りに、06年リーグ制覇、07年ACL優勝に貢献。良くも悪くも浦和の顔として働いてくれました。

闘莉王退団は短期的にはどこからどう見ても浦和にとって痛手。DFとしては国内最強。特に高さと強さは傑出しており、それゆえ闘莉王不在時には浦和は相手の長身プレーヤーに大いに悩まされました。また高さと強さはセットプレーにでもその威力を遺憾なく発揮。「内容は皆無に等しいが、闘莉王の一発で勝った」という試合が何度もありました。ビルドアップでも浦和で唯一後方から正確なロングパスを出せる(最もこの能力は昨今かなり怪しげでしたが・・・)貴重な存在でした。

さらに闘莉王は概して大人しいと言われる浦和の面々に対する「闘魂注入棒」としても大活躍。まぁ闘莉王自身のミスであっても他人に当り散らすという、「周囲が絶対にキャプテンにしたくないであろうキャプテンシー」を随所で発揮し、案の定今年の選手互選による「キャプテングループ」からは外されてしまいましたが(笑)

中盤に置くには運動量が少なすぎ、ゲルトの奇襲戦術「ボランチ闘莉王」「トップ下闘莉王」は最初こそ猛威を奮ったもののすぐに馬脚を表してしまいましたが、なにせゲルトが心中したくらいの選手。何だかんだといっても闘莉王の後釜は目先日本人プレーヤーでは勤まりそうになく(岡田代表監督が相手がどんなにショボくでも中澤&闘莉王を代えようとしないことからも明らか)、外国人で埋めるしかないと思います。この補強に失敗すれば浦和はまたしても前年比戦力ダウンで闘うことを余儀なくされるでしょう。

ただ短期的に見た闘莉王の偉大な功績はさておき、中期的に見て闘莉王の存在は浦和にとって非常に厄介なものになっていたのも事実。ギドやゲルトと蜜月関係を築いた一方、オジェックやフィンケとは衝突して再三マスコミに放言。フィンケは就任当初から「政治力を発揮する選手」として名指しこそはしませんでしたが闘莉王を警戒していた節があり(確か「語る会」でその旨の発言をしていたと記憶しています)、またしても不穏な動きを見せた闘莉王をその実力を高く評価しながらも切らざるを得なかったのだと推察します。

まぁことある毎に主力選手が監督を公然と批判し、その度に監督の首が飛ぶようなクラブに碌な監督なんてやって来ませんし、今般「泣いて馬謖を斬る」に至ったのは中期的には正しい判断でしょう。もっともオジェック開幕2連敗で解任という、浦和のどうしようもない歴史を考えると、これで一件落着とも思えないんですが・・・・

闘莉王がギドやゲルトのような「自由にやらせてくれる監督」が好きで、オジェックやフィンケといった「制約の多そうな監督」が嫌いという、単なるワガママな選手であるならある意味首尾一貫していて結構(?)なんですが、明らかに「規律型」の岡田代表監督のいうことは神妙に聞くんですなぁ、これが。どう見ても闘莉王にとっては浦和より代表が大事。自分さえ目立てば浦和はどうでもいいんですか、そうですか。実力が圧倒的なことは見ての通りなんですが、オジェック以降の闘莉王を私が率直に評価できない理由はこの一点に尽きるかと。

またとにかく怪我の多い選手で、それにも関わらず代表の試合には嬉々として帯同を志願しては浦和の監督を悩ませ、「浦和のドクターに診てもらった上に、浦和の試合でコンディション調整か!」とと激昂する赤サポ続出って、まぁこの辺は邪推の域を出ませんが。

さらに敬虔なキリスト教徒であることでも有名。クリスマスが近づくと必ずといっていいほど休暇申請。浦和は天皇杯07~09年と早期敗退が続いていることもあり、闘莉王は天皇杯準々決勝以降とうとう一度も出場せず。まぁそんなことは些細なことですが。

というわけで、愛憎半ば合い混じった感のある闘莉王退団。短い間でしたがありがとうございました。海外でのご活躍を祈っております。

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2009.11.24

珍妙な試合会場設定@天皇杯

早々と、しかもこともあろうにアマチュアクラブに負けてしまったクラブのサポが何を言おうが聞く耳もだず、というのが一般的な対応だとは思いますが、今年の天皇杯準々決勝の試合会場。

鹿島アントラーズ vs. ガンバ大阪 @カシマ
ベガルタ仙台 vs. 川崎フロンターレ @ユアスタ
名古屋グランパス vs. FC岐阜  @瑞穂
清水エスパルス vs. アルビレックス新潟 @アウスタ

となぜかいずれも一方のクラブのホームスタジアムが使用されています。

また準決勝会場はエコパ&国立なので、準々決勝以降は関西以西で一試合も開催されないことに(逆に東海地方は3試合もある)。

天皇杯がJクラブにいわゆる「ドサ回り」を強い、関東のクラブ同士の対戦を丸亀とか長崎とか愛媛とかでやったりする理由の一つに「サッカーの普及」があるはずですが、今回の会場設定は公平感からも普及の観点からも実に珍妙と思います。

中立地開催だとどうしても集客に問題があるので、せめて片方のサポーターだけは集めようとした結果、こうなってしまったんでしょうけど、それなら2~4回戦のドサ周りはなんなんだ?という気も。

細かいことを言えば、なぜか鹿島は毎年ドサ周りを免除され、今年はあろうことか2回戦、3回戦、4回戦、そして準々決勝までカシマ開催っちゅーのは、「何か」が発動しているのでしょうか???

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戊辰戦地を行く(下)~白河城

戊辰戦地を行く(上)から続く)

二本松 11:22 (1138M クハ718-28) 11:49 郡山
郡山 12:05 (2136M クハ700-1508) 12:43 白河

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白河は「白河の関」に代表されるように古くから奥州の玄関口として知られ、江戸時代には東北の外様大名の抑えとして重要視されて白河藩10万石強の城下町として栄えた街ですが、来るたびに駅前がどんどん寂れている様子。

鉄道駅の中心が新幹線の止まる新白河駅に移ったのに加え、(地方都市はどこでもそうですが)道路沿いに郊外店がボコボコ出来たことによるダブルパンチで白河駅前は劇的に空洞化。原宿駅にも似た三角屋根が目立つ瀟洒な駅舎も今となってはどこか寂しげ。

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白河城(白河小峰城)はそんなうらぶれた駅前商店街とは白河駅を挟んで真反対の小高い丘に建っています。駅ホームからもはっきりと白河城が見えます。

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白河城は1340年に結城親朝が小峰ヶ岡に築城して小峰城と名づけたのが始まりとされ、丹羽長重が城郭の大改築に着手して1632年に完成。幕末には戊辰戦争で激しい攻防の舞台となり、1868年5月1日大半を焼失し落城。

1991年に三重櫓が、1994年に前御門が復元されて現在に至っています。

まずは二の丸から坂を登って前御門へ。

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前御門を潜ると本丸御殿跡。

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さらに階段を登って三重櫓へ。三重三階の層塔型。「櫓」を名乗ってはいますが、どこからどう見ても実質的な天守です。武家諸法度の公布後に建ったため「天守」を名乗れなかったのでしょう。

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三重櫓の内部見学は嬉しいことに無料。三重櫓は本格的な木造復元によるもの。掛川城共々古資料に基づいて極力正確に木造で復元する先駆けとなりました。

なお復元にあたって近隣の杉の老木を利用したところ、木材には戊辰戦争当時の弾痕が数多く認められたとのこと。

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わずかに残ったお堀と、その前面を固める高石垣も見所。

なお白河藩は「寛政の改革」で有名な松平定信を出したことで知られていますが、江戸期を通じて譜代大名がころころと入れ替わったようで、松平氏の治世が長かったわけでもなんでもないんですなぁ・・・

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2009.11.23

メン屋ちっきん@北浦和

 北浦和駅西口から線路沿いに北へ。駅からも黄色い建物がはっきりと判ります。日曜昼に往訪。先客ゼロ、後客5。

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 夜は居酒屋兼用。昼はラーメン中心に丼物にも力を入れているような感じの店で、ランチメニューは「ちっきん麺」と「支那そば」が2大メインの様子で、「ちっきん麺(690円)」を注文。醤油/塩、太麺/細麺が選べたので醤油&太麺で。店内には「浅草開花楼」の麺箱も。サービスでライスかデザートが付くそうなのでライスを注文。

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 店内はL字型カウンターが7席ほどと2人掛けテーブル1卓、4人掛けテーブル1卓。2Fもあるようです。厨房内は店主と女性アシスタントだけ。アシスタントは接客専業ではなく、途中で餃子焼いてました。

 混んでいるわけでもなく、また客が集中的にやってきたわけでもないのにやたら供食に時間が掛かりました。カウンターと厨房の仕切りが高いので中の様子は全く判らないのですが、忙しく立ち回っている割にはさっぱり作業が進んでいないみたいな感じ・・・

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 太麺なので茹で時間がかかっているのだろうと思っていましたが、出てきたのは「太麺」とは言いがたい並太縮れ麺。まぁそれだけならいいのですが、これがめっちゃ硬い!!! 生茹でではないかと思われるくらい硬くてごわごわしていて、これには閉口。2,3分あとにやって来た客の麺を間違えて出したとしか思えないんですが・・・

 スープはやや甘ったるいのが気になるものの鶏の出汁がよく出ているとか、鶏チャーシューは脂が若干目立つもののなかなか美味だとか、評価すべきところもあるんですが、麺が最悪で全て台無し。なお出てきた時は焦がしネギが強めに香ていました。

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 麺の量はやや少なめでご飯をつけたのは正解でしたが、ご飯は小ライスではなく普通サイズ。その割にはご飯のおかずとなるようなラーメンの具が少ないというバランスの悪さもちょっと気になりましたが、「超硬麺」の前にはそんなことは些細な問題でしかありません。

 これ1回じゃあまりにかわいそうなので、塩・細麺で再訪するかどうか・・・でもライバル店が多い北浦和で初回に満塁ホームランを浴びた投手に再登板の機会があるかとなるとなぁ・・・

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2009.11.22

【閉店】山形水ラーメン 二代目 真毅坊@入谷

 国際通り千束一丁目交差点そば。最寄り駅は入谷ですが「鶯谷駅まで送迎に参ります」がフツーな一帯(苦笑) 祝日昼に往訪。先客2、後客7。客層はものの見事に年配のオヤジだらけ。近在の方々と思われますが、割引券を持った人もちらほら。真昼間からラーメン屋でビールな方が見受けられるのも土地柄でしょうか?

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 昼間でも少々肌寒くなってきて「水ラーメン」を美味しく食べられる時期も終わりかと思いましたが、売り物の「山形水ラーメン(690円)」を注文。案外安かったので麺大盛(100円)も追加。「水ラーメン」が一般的ではないせいか、アシスタントが食券を受け取るごとに「冷たい麺になりますがよろしいでしょうか?」と申し添えていました。

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 店内は白木風のL字型カウンター席12席。店正面がほぼ前面ガラス張りなこともあって、店内は非常に明るく感じます。焼酎にも随分力を入れている模様。

 厨房内には坊主頭&あごひげの若い店主と、さらに一段と若いアシスタント。共に黒のTシャツで決めています。

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 出される際に「出汁が濃いようでしたら出汁氷を溶かしてからどうぞ」と一言。店内に置かれた名刺によると出汁は「日高昆布、鰹節、煮干、帆立貝柱、あたりめ、干椎茸でだしをとり、オリーブオイルで作った香味油でコクをつけた」とのこと。確かにそのまま飲むには濃すぎ、しょぱすぎますが、単なるつけ汁だと思えば問題ありません。ちょっとすくって飲んでみると魚介系の出汁が良く出ていることが判ります。

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 麺は平打ち綴れ麺。かなりコシが強くて噛み切るのに少々力を要しますが、スープの絡みはまずまず。あんまり絡むとしょっぱくて食べられない可能性があるので、これくらいで最適かと。大盛にしてもらってちょうど良いくらいだったのでデフォルトでは量が少ないかも。食べているうちに氷がどんどん溶けてきて、季節的には冷えすぎに(苦笑)

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 具は細いメンマと、半熟卵半個、堅めのチャーシュー、そして三つ葉が彩りを添えています。メンマが非常にしょっぱいのには参りました。

 良くも悪くも銀座の「プルーカフェ」のコピーみたいな出来。店先には「プルーカフェ」の雑誌の切抜きがごてごて出ていましたけど、そこで修業したのかなぁ? ただ修業先と違ってラーメン専門店。「水ラーメン」が美味しく食べられる季節なんて半年もないから、フツーの「山形ラーメン」でも高評価を得るとか、居酒屋として稼ぐとかしないと経営的にしんどいんじゃ?

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【観戦記】09年第33節:浦和 3-2 磐田

 この日の磐田の出来なら前半のうちに2点目を取っていればそのまま試合は終ったのではないかと思うのですが・・・

 開始5分あたりから浦和がしっかりペースを握り、そして高原→エジのゴールで先制しながらも、その後いかにも消化試合然とした緩やかな時間が流れ、両チームにほとんど緊張感が感じられないまま前半終了。そして後半もまったりしたスタート。これが良くなかったんでしょうなぁ・・・

 磐田が良かったと思われる時間帯は10分あったかどうか。しかし、イ・グノのシュートを山岸がかろうじてセーブした辺りから俄かに雲行きが怪しくなり、立て続けに2失点。もっとも両サイドを崩された1失点目はともかく、CKからやられた2失点目は何人相手をフリーにしてんねん???っちゅーマヌケなもの。闘莉王&坪井の両CBは終始不安定でとうとうやっちまったかという感じでもあり。

 これで磐田にベタ引きで自陣を固められてそのまま敗戦となればいかにも今季の浦和らしい試合だったのですが、まさに塞翁が馬というかなんというか、逆転されてから試合は俄然緊張感が増し、消化試合にしては面白くなりました。

 インフルエンザ明けでコンディション不良と思われる細貝に代えて暢久を入れ、さらに負けている時の常套手段(=そしてあまり上手くいったことがない)「啓太OUT」でセル投入。おまけに闘莉王乱入し放題というバランスもへったくれもない超攻撃的シフトですが、前は強力だが最終ラインとCHが非常に脆い磐田相手には案外これが効きました。

阿部→セルでエリア内突入→闘莉王のシュートはポストを叩くもエジが詰めて同点。その後もセットプレーからのチャンスで浦和のシュートは2度ばかりバーを叩き、カウンターからの絶好機はセルが撃ちきれない等決め手を欠いて引き分け已む無しの空気が流れる中、ラストプレーでFKのこぼれをエジが叩き込んで劇的な逆転勝ち。

 磐田戦でロスタイムに決勝点を叩き込んでの3-2の勝利って、04年の長谷部のゴールを思い出します。奇しくも観客数も44,000人弱とほぼ同じ。クラブの置かれた状況は当時と一変してしまいましたが、多少泥臭かろうが、隔靴掻痒としかいいようがないプレーが頻発しようが、それも勝ちたいという意欲に満ち満ちた試合はいつ見ても良いものです。

-----エジ-----
高原---ポンテ--達也
---阿部--啓太---
細貝-闘莉王-坪井-平川
-----山岸-----

66分:細貝→暢久
72分:啓太→セル

前半最大の見所は坪井&闘莉王によるカウンター攻撃だったりして(苦笑)。この日のスタメンで最も若いのが細貝。まさに「ベテランだらけの大運動会」だったわけですが、戦前予想よりはフィンケの志向に忠実なサッカーをやっていたと思います。特に前半は。またエジの2点目に繋がるプレーも多くのプレーヤーが関わった素晴らしいものでした。

まぁバランスを崩しまくっての攻撃といったほうが正鵠で、磐田のカウンター攻撃に鋭さがないのに助けられた面もなくはないかなぁという気も。

---前田---李---
村井---------西
--山本康--成岡---
船谷-茶野--那須-駒野
-----八田-----

72分:西→岡田
85分:成岡→鈴木
87分:船谷→松浦

怪我人の関係か、左SBはなぜか船谷。どう見てもここが穴で、前半から浦和はパス交換で徹底的に磐田左サイドを攻め立てましたが、終ってみれば磐田左サイドからの得点はゼロ。達也は驚異的な運動量を披露してはいましたが、何度も磐田左サイドを崩しながら結局エジへの単純なクロスに終ってしまう場面が多く、完全復活にはもうちょっとかなぁ・・・

磐田の前半の攻撃は終始2トップへの放り込みに終始。前線で拠点を作って両サイドへ展開のつもりだったのかもしれませんが、ほとんど形を作れず。守っては2トップが遮二無二にチェースをかけるものの、中盤との連動がなくて高い位置でボールを取れず。おまけに中盤の守備が概してルーズ。

それでも2点取ってベタ引きで専守防衛にシフトしなりながらも守りきれず。選手交代が何の役にも立たなかったのがなんとも・・・

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2009.11.21

大喜@湯島

 「大喜」に珍しく行列がないどころか、店内に空き席すら見えたので久しぶりに往訪。久しぶりって店が出来てすぐ、すなわち行列店になる前の話ですから10年ぶりでしょうか(笑) 平日夜の往訪。

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 「とりそば」が有名ですが「醤油らーめん(680円)」を注文。

 店は間口が狭くて奥行きが深い造り。屈曲したカウンターが10席ほどと、小さなテーブルが3卓ほど。食べ終わるまでに数人客が入れ替わっただけでとうとう行列はできず。

 厨房には男性2人と、中国人っぽいアシスタントが1人。

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 思いのほか表面の脂が多目ですが、雑味のないすっきりした醤油味。ただ飲み進むと醤油が立ってきます。鶏中心の出汁を一通り味わい、麺を食べ終わったらスープは残すべきだったかも。

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 麺は細麺ストレートで柔らか目の仕上がりですが、スープと合わせるにはこうするしかないでしょう。

 柔らか目ながら程よく煮込まれたチャーシューが絶品! 他に細めのメンマ、海苔、味玉半個、かいわれ。

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 新規開拓しようと某店を訪れたところなぜかシャッターが降りていたので、近隣の「大喜」へ転進。ほぼ半年ぶりの再訪ですが、店は半分も埋まっていませんでした。

 平日夜の往訪。先客5、後客7~8人。とりあえず餃子とビールを頼んで長居の姿勢に入っている客が散見されるところを見ると、もはや空いているのが常態なんでしょうか?

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 限定ものの開発に力を入れているみたいだけど、この手のって縁がないんだよなぁ・・・限定狙いで早くから並ぶなんて気は全くないし・・・

 今回は「とりそば(850円)」を注文。

 店は間口が狭くて奥行きが深い造り。屈曲したカウンターが10席ほどと、小さなテーブルが3卓ほど。接客は専ら中国人っぽい女性アシスタントが担当。

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 とりそばも思いのほか表面の脂が多目であっさりとは言いがたいところがありますが、雑味のないすっきりした味わい。純粋に鶏の出汁を味わうには塩が最適。後味もいたって良好。

 麺は細麺ストレートで柔らか目の仕上がり。

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 脂分がほとんどなさげな鶏チャーシューはいいんですが、鶏そぼろはこのスープだとちょっと味がしつこい感じがします。

 他に白髪ネギ、味玉半個、細めのメンマ、かいわれ。

 クォリティーが高いことは良く判るんですが、イマイチ再訪意欲が沸かないのは「細くて柔らかめの麺が好きじゃない」というところに尽きますね・・・

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2009.11.20

麺や まるとも@浅草橋

 浅草橋駅西口からガード下を西へ歩いてすぐ。隣に「餃子の王将」。平日夜に往訪。先客2、後客ゼロ。

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 ガード下店舗の割には店内は広く、V字型カウンターが10席ちょっとと4人掛けテーブル。2階へとつづくも見えますが、階段に灯りがついていないので2階は使っていないのでしょう。

「醤油らーめん(690円)」を注文。他に塩、豚骨、つけ麺があり、かつそれぞれにトッピングを増やしたバージョンがあるので券売機は実に賑やか。

 厨房内にはバイト風の若い男女が3人。専ら兄ちゃんが作り手で他はアシスタント専門といった風でしたが、外で痩身のオヤジが外装を点検してたり、途中で2階へ消えたりしましたからその人が店主なんでしょう。まぁバイト君でもなんとかなる程度にレシピが確立しているということなんでしょうが。

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 底が極端にすぼまった丼で出てきました。

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 茶濁したスープは魚粉のざらつきも手伝って、魚介系が強めに出た豚骨魚介。表面の脂がかなり多めでテカテカ、コテコテ。よくまとまっていて良い意味で突出したものがなく万人受けしそう。悪く言えば何箇所かで食ったような味で、近隣の方がやってくるには十分な出来だけど遠くから来る価値を見出せるほどのオリジナリティーはありません。

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 麺は中太わずかに縮れ入りでやや堅め。スープとの相性は文句なく、この出来は気に入りました。

 具に大きめのバラ肉チャーシュー、水菜、メンマ、白髪ネギ、そして海苔。

 ちょっと気になったのは麺の量はさほどでもないのにスープの量が少ないこと。底が極端にすぼまった丼を採用したのは麺にかぶせるスープの量が少なくてすむようにしてコストダウンを図った結果じゃないかと。10円高くしていいから、もうちょっとスープをサービスして欲しいですわ・・・

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【展望】09年第32節磐田戦

・天皇杯早期敗退でチームスケジュールはスカスカ。そこで残り3試合に向けて心おきなく練習できるかと思えばさにあらず。

・闘莉王が退団の意向を示し、丸塩@新潟の獲得が決定的になっては全面否定され、そして信藤TDが辞任する等々、スポーツ紙が連日のように浦和の話題を取り上げ、もはやわずかに可能性が残るACL圏内へ向けて云々どころかストーブリーグに全面突入。ちょっと前までは「ストーブリーグの主役」といえば名古屋だったのですが、往年の名古屋ですらここまでド派手にやらんかっただろうに・・・

・もう情報統制もへったくれもなく、現体制を快く思わない者どもが蠢動して浦和を引っ掻きまわしまくり、それがクラブを掌握しきれていない社長、そして往々にして孤立しがちな外国人監督の下でものの見事に奏功しているような・・・ こんなクラブに優秀な人材なんて来ないで、たぶん。

・っちゅーことで、もはや選手・スタッフとも試合どころではないんじゃないかなぁ・・・といっても、いやがおうでも試合はやってくるわけで磐田の現状も振り返っておきます。

・磐田と今年最初に対戦したのは3月。もう半年以上前のこと。開幕戦で昇格初年の山形にホームで惨敗を喫し、続く2節でも大敗していた磐田に悔いの残る内容での引き分け。

・その後イ・グノが来て、そしてイ・グノは去り、そしてまたイ・グノが来たってあんたは富山の薬売りかっちゅー、そんな磐田の2009年。

・来日当初は猛威を奮ったイ・グノですが、その後トンと活躍した話を聞かなくなったところからすると、研究されて何がしかの癖・弱点を見つけられたのかなぁ・・・ もっとも相方の前田が戦線復帰後珍しく怪我もなく、そこそこコンスタントに得点を上げているのでチーム全体としては依然イ・グノ加入の効果ありなんでしょうが。

・優勝はもちろん、もはやACLも降格もない気楽さが手伝ってか、(浦和ほどではありませんが)俄然ストーブリーグが盛り上がる磐田。ゴン中山と元祖ブチキレ(そして今はすっかり更生した)鈴木に戦力外通告。大金を払って獲得した駒野が契約切れに伴い広島復帰の動きを見せるなど、ベテラン組に動意が見られます。

・そんな磐田に対して浦和は相変わらず試合もないのにメンバー不足。原口が出場停止、細貝がインフルエンザ、直輝・セルは怪我、さらに今週に入って梅崎がまたしても故障(右膝前十字靭帯損傷→復帰までに約6ヶ月・・・orz)。坪井も体調不良で一時練習を休みました。香港帰りのあの方も中2日で真面目に試合に取り組んでくれるかどうか。

・動ける選手をかき集めてスタメンを模索すると

---達也--エジ---
峻希-------ポンテ
---阿部--啓太---
平川-闘莉王-坪井-暢久
-----山岸-----

あるいは

-----エジ-----
達也---ポンテ--高原
---阿部--啓太---
平川-闘莉王-坪井-峻希
-----山岸-----

こんな感じ?後者なら高原の見納めになるかも・・・

・客観情勢からすれば単なる消化試合に終わる気配満々でんがな、これ・・・・

(追記)

金曜日になって峻希のインフルエンザ罹患が発覚・・・orz

すると

-----エジ-----
達也---ポンテ--高原
---阿部--啓太---
平川-闘莉王-坪井-暢久
-----山岸-----

これしかないわなぁ・・・・ 脱力感・喪失感溢れるスタメン・・・

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<前節:磐田 0-2 新潟>

---前田---李---
村井--------松浦
---岡田--成岡---
金沢-茶野--那須-駒野
-----八田-----

54分:村井→船谷
67分:松浦→カレン
81分:岡田→上田

・前回対戦時と比べると、ジウシーニョが大怪我で戦線離脱した代わりにイ・グノが加入しているだけではなく、なんと中盤が総入れ替え。GK川口も大怪我、そしてFC東京にいた金沢がいつの間にか磐田に移籍して左SBでポジションを掴んでいる等、まるで別のチームに変貌。

・スタメンを眺めると、黄金期を知るベテランが全員いなくなって、その後育ったのは結局前田だけで、スタメンの半数は外部からの補強選手(しかもイ・グノ以外は成功したとはいいがたい・・・)っちゅーのは、なんか明日の我が身を見るような気がしないでもなく・・・

<前回:磐田 1-1 浦和>

---前田--ジウ---
-西-------太田-
---ロド--山本康--
駒野-茶野--那須-犬塚
-----川口-----

76分:西→村井
79分:太田→岡田
89分:ジウシーニョ→萬代

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2009.11.19

【短感】アジアカップ予選:香港 0-4 日本

・香港制作なんだが画質悪すぎ・・・

・南ア遠征のついでに立ち寄った形で開催されたアジアカップ予選・アウェー香港戦。

・当然ながら日本のコンディションが良かろうはずがなく、なかなかエンジンがかからない。

・とはいえ、15分くらいからパスワークで香港を自陣に釘付けに。闘莉王も再三乱入。仕方なくCBに入る遠藤って違和感ありまくりwww

・香港のGKは山郷さんに憧れているんだろう、たぶん。

・でもゴールマウスに立ちふさがるのはGKではなく、往々にしてDF陣(笑) まぁ闘莉王のヘッドを片手一本で防いで見せ場は作った。 

・長谷部、バイタルが空いたところで豪快なミドル!!! ああいうプレーが浦和にも欲しいね・・・orz

・前半何度もビッグチャンスを掴むも、結局長谷部の1点どまり。

・後半は南ア帰りの疲労が出たのか、一転してぐだぐだ模様。香港の攻勢をなんとか凌いでカウンターでチャンスメークって、どこの強豪相手の試合展開やっちゅーねん・・・

・で、2点目はそのカウンターから。遠藤からの山なりのボールを被ってしまう香港DF。寿人に誰も付いていない香港・・・ よくがんばったんだけど、この失点はトホホだったなぁ・・・

・これで香港は心が折れちゃったかなぁ・・・ GKはニアを空けすぎて俊輔に直接FKをぶちこまれる。山郷さんが泣くぞ。

・終了間際には岡崎が文句のつけようがないPKをもらって加点。主審グリーンさんも手心加えようなし。いいんだよ、グリーンだよ・・・ ロスタイムを2分きっちり取らなかったのが武士の情け、いやグリーンの情けか。

・結局W杯出場が決まってからは、やる気なさげなオランダと疲労困憊のガーナしか強豪らしい強豪と試合できないまま。なんだかなぁ・・・ もうこのレベルの相手に収穫がどうしたこうしたという時期じゃないんですが、公式戦だからパスできないしなぁ・・・

・そして「大久保と松井は大した結果もでてないのに何度でもチャンスもらえていいなぁ・・・」と絶対に思っているに違いない本田△

・さらにまたしても出場機会のないまま日本に帰ってくる世界のイワマサ・・・

---大久保--岡崎--
松井-------中村俊
---遠藤--長谷部--
駒野-闘莉王-中澤-内田
-----川島-----

60分:大久保→佐藤寿
84分:駒野→徳永
86分:遠藤→阿部

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2009.11.18

試合中止の規定改正

Jリーグ、試合中止の規定改正(09.11.18 報知)

 Jリーグは17日の理事会で、試合中止に関する規約改定について承認した。現行では「原則として再試合」と定めているが、スペイン協会の例などを参考にして〈1〉再試合〈2〉中断時点から再開〈3〉その時点で試合打ち切り、の3項目を設けた。決定権は「理事会」としていたものを「チェアマン」に変更した。

 9月12日に大雨で中断し、試合途中からの再開試合になった鹿島―川崎(カシマ)が問題視されたことを受け、改正に踏み切った。

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大分・東京V・岐阜とクラブ存続に直結する議題が相次いで、もはや些細な出来事のように思えてなりませんが、先の「鹿島vs川崎」で大問題になった「試合中止後の措置」について規約改正があったようです。実際の規約はまだ公表されていないようですが、報知の記事によると「原則再試合」をひっこめたのが最大のポイント。

先の「鹿島vs川崎」中止後の措置については以前のエントリー

規約上は「原則再試合」となっていますし、前例もその通りなんですが、そんなに数があるわけではない前例に縛られて川崎側に非常に不利な「最初から再試合」を強いるのは明らかに衡平を欠いた結論で、Jリーグにしては珍しく柔軟な対応が取れた

と評価しましたが、それは今後「こういう場合は再試合、こういう場合は中断期間から再開」とできるだけガイドラインを詰めておくのが前提。改正後の規約でその辺がどうなっているのか気がかりですが、単に「原則再試合」をひっこめただけだと却って法的安定性を害する結果になってしまうような・・・

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どこかで見た光景・・・

・大分が目先抱えている7~8億円の資金不足に対して、Jリーグは最大6億円(しかも無期限!)の融資を決定。

・とりあえず大分は潰れないことになり、大分のサポーター・ファンはひとまず安堵といったところだとは思いますが、Jリーグの将来を考えると本当に良かったのかどうか難しいところ。クラブ破たんによるJリーグ全体のイメージ悪化を恐れての判断だと推測しますが・・・

・端的に言ってしまえばこの決定で経営難に苦しむクラブにモラルハザードが生じて、「いざとなったらJリーグ」という流れになってしまうのは必定。新生東京Vが必死にスポンサーから資金を集めて回ってなんとかJリーグ残留を認めてもらったのに、その努力が正直馬鹿らしくなる話です。

・「大分の杜撰・放漫経営で生じた巨額の資金不足さえ救済したのに、より小さいクラブの窮状を見捨てるのか!」という話になって、他のクラブにもだらだらと融資する羽目になり、たちまち基金は枯渇。

・当然ながらそうこうしているうちに回収できない貸付金も生じ、その処理がJリーグ内で問題に。そもそも10億円ちょっとしかない基金の半分以上を1クラブに貸してしまうこと自体、リスク分散の観点からはあり得ない話なんですが・・・

・貸付金が焦げ付いた場合の処理方法については全く判りませんが、各クラブの負担となるようなスキームとなると大問題になることは必定。

・ちなみに鬼武チェアマンの任期は来年7月まで。問題を先送りして上手く逃げ切ったというかなんというか・・・ どこかで見たような光景なんですわ、これ・・・

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2009.11.17

来年は宮スタ送りの刑

仙台、J1定着へ来季構想に着手 事業規模1.5倍に(河北新報 09.11.17)

そのために、事業規模を現在の約16億円の1.5倍程度となる24億円前後に拡大する方針。収入増へ入場料やスポンサー料の大幅な伸びを目指す。

 入場料収入は全体の4割を占める重要な収入源。本拠地ユアスタ仙台で未販売となっている約400席を新たに売り出すほか、料金を「ほかのJ1チーム並みに」(白幡社長)値上げする。浦和、鹿島戦など人気カードを中心に4、5試合は収容人員約4万9000人の宮城スタジアム(宮城県利府町)を使用する。

 スポンサーからの協賛収入は、現行の約4億円から2億円程度の増額を試算。各協賛企業に対し、広告料アップへの理解を求めるほか、全国的な企業を含め新規契約の獲得に全力を挙げる。白幡社長は「まだ門をたたいていない企業はある」と自信を見せる。

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まぁ多分そうなるだろうと思ってはいたけど、どうやら久しぶりの仙台戦は宮城スタジアム送り。

・仙台からとんでもなく遠く、最寄り駅(利府)からのシャトルバスも渋滞でにっちもさっちもどうにもブルドック。

・どの席から見てもピッチが遠い。

・一応屋根がついているんだけれど、デザイン重視で何の役にも立たない。

と3重苦揃って、誰からも歓迎されない宮城スタジアム。スタ飯がどうだったかは覚えていないけど、運営はビジターに対して甚だ敵対的でまるで「危険物扱い」「混ぜるな危険」でした。

仙台がJ1だった2002~2003年の浦和戦も宮スタ開催だったし、ユアスタ開催になったらそれこそチケット入手が極めて困難になってしまうので宮スタ開催もやむを得ないなとは思うけど、2000年にユアスタ(当時はまだ仙台スタジアムだった)で体験した「どアウェー感」は忘れがたい記憶に・・・

仙台は山形や新潟ほど雪は降らない(それゆえ往々にして天皇杯準々決勝あたりの試合会場になる)けど、でも開幕戦や最終戦は勘弁の方向でお願いします。

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戊辰戦地を行く(上)~二本松城

だいぶ前の話になりますが、18きっぷを利用して福島県南部に点在する城を巡ってきました。いずれも戊辰戦争の戦地として知られているところです。

浦和 5:29 (521M モハE230-1013) 6:52 宇都宮
宇都宮 6:57 (1527M クモハ211-3024) 7:47 黒磯
黒磯 7:52 (2127M クモハ701-1018) 9:01 郡山
郡山 9:30 (1133M クモハE721-19) 9:53 二本松

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川口から鈍行を乗り継いで二本松まで5時間弱。東北本線は景色が単調なためか、東海道を鈍行で旅するよりも長く感じます。列車の間隔もスカスカで、しかもやっとこさやって来た電車も車両が短くて往々にして混んでいるっちゅーのも難儀なところ。

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二本松駅近くからいきなり登り坂になり、登り口に大手門跡がありました。このまま坂を登れば城跡に着くと思ったのですがそうではなく、いったん丘陵を登り降りした後、城跡へはもう一度坂を登ることになります。すなわちこの丘陵は城の外壁の役割を担っているわけで、丘陵と城跡に囲まれた市街地には「郭内」という地名が残っています。

二本松城は標高345mの白旗が峰に築かれていますが、「三の丸」などがある山麓部と、本丸がある山頂部にと分かれています。別名「霞ヶ城」。

本丸のほうが圧倒的に歴史が古く、室町中期に畠山満泰によって築かれたのが始まり。その後蒲生氏郷が入府して城域を拡大。一方山麓部は江戸期になって丹羽光重が二本松藩に入って整備したもの。

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公園入り口に立つ「二本松少年隊」像。会津の白虎隊と比べると甚だマイナーですが、戊辰戦争時に12歳から17歳の少年兵62名が二本松藩内各地に出陣。少年隊といっても"Wake Up Desire!"とかとは何の関係もありません。

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箕輪門。戊辰戦争でいったん灰燼に帰したのですが、1982年に復元。

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蒲生氏郷の手による大石垣。蒲生氏郷は伊勢松阪から会津へ移ったはずですが、その頃は二本松あたりも会津領だったんですなぁ・・・

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本丸の石垣。平成の世に入ってから(1993~95年)復元されたものなので、映画のセットのようにも見えます・・・

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天守台。前述のように二本松城は本丸のある山頂部のほうが歴史が古いのですが、復元の結果本丸のほうが新しく見えるのは皮肉というか何というか・・・

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天守台の東西に櫓が建っていたようです。

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二本松といえば「菊人形」が有名。個人的には菊人形といえば「ひらかたパーク」なんですが・・・

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二本松は十万石の城下町だったのですが、江戸期には何にもなかった福島や郡山にどういうわけかぶっこ抜かれて今はただの田舎町に。もともとはそこそこの城下町だった名残は和菓子屋さんが軒を連ねているくらいでしょうか。

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2009.11.16

千島@愛媛、引退!

愛媛公式サイトで千島の引退が報じられました。

今季のリーグ戦出場は15試合。但しいつも終盤に短時間起用されるだけで、合計わずか292分。そして35節草津戦を最後にベンチにも入っていません。

浦和ユース出身。浦和の下部組織がトップで通用する選手の育成機関として明確に位置づけられる前のユース出身者として唯一トップデビューを果たし実質的に初めてトップで戦力となり、川越出身ということあって地元の方を中心に大いなる期待がかけられた千島。

奇抜なファッションセンス、そして往々にして常人のはるか斜め上をゆく独自の発想力を持ち、サッカーとは無関係なところで話題の多かった千島。

リーグ戦初出場の02年アウェー磐田戦ではいきなり福西を削って、その後睨み合いを続けるなど前途有望な若者として期待されたものの、いかんせん怪我が多かった千島。

度重なる怪我が災いしてか、2006年途中に愛媛へ完全移籍した後も戦力として十二分に活躍ができたとはいえなかったようです。

30歳を待たずしてのプロ選手引退。人生はこれからが長い。

お疲れ様でした。そしてこれからも頑張れ!

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伊那小旅(3・了)~ローメン「うしお」

伊那小旅(2)から続く)

高遠 16:45 (JR関東バス)  17:05 伊那通町

ひと風呂浴びた後は伊那市街へ戻って、今後はこれまたローメンで有名な「うしお」を往訪。

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夕方の営業が始まってまだ10分ちょっとしか経っていないはずですが、店内は驚いたことに小上がりを除いて8割がた埋まっていました。その後も続々と客がやってきましたが、後で予約が入っているようでアウト。

客層は観光客が2組いた以外は全員地元客。店の雰囲気といい、客層といい、なんだかかなり煮詰まった居酒屋風で、夜は一見さんは入りにくいかもしれません。店内の雰囲気以上にマトンの臭気が店内にこもりまくってちょっと息苦しい(笑) 換気の悪いジンギスカン屋ってこんな感じなんでしょうか?

ローメンを注文しようとメニューを見たら、並は530円と「萬里」と比べるとかなり安く、たぶん事実上小盛りなんだろうと思って大盛(610円)を注文。大盛でも萬里より安い。

 店内はL字型カウンターが7席ほどと4人掛けテーブルが5卓。さらに小上がりにテーブルが数卓。厨房ではオヤジが一人と若衆が2,3人。

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「うしお」のローメンは「萬里」とは対照的にスープが一切ない焼きそば風。ちょっと食べてみたら味がほとんどしないので不審に思ったのですが、ソースタレが皿の底に溜まっているんですな。従って麺と具とソースをまぜまぜ、まぜまぜ。

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 麺は並太で、ごわごわした食感は「萬里」と同じ。蒸し麺なので「富士宮焼きそば」と味わいはやや似ています。

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 ソースダレがしっかりしているので、特に何もかけなくても全然構わないのですが、味わいを変えるために途中で一味をかけてみました。店では正統な食べ方としてにんにくや酢、邪道な食べ方としてカレー粉やマヨネーズも推奨していました。

 値段が安いのはマトンやキャベツの量が少ないんゆえなんですな・・・特にマトンの質・量は萬里よりかなり劣っています。従って大盛にすると麺ばかり食っている印象・・・ 量的には並で十分でした。 またかなり脂っぽいのは否めません。

 焼きそば風のほうが断然美味いと思いましたが、「マトン入り焼きそば」と「焼きそば風ローメン」とは本質的に何が違うのかと言われると困るかも・・・

伊那市 18:25 (京王バス)  21:35 新宿

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2009.11.15

【閉店】BUZZ@鶯谷

いつの間にか閉店して、2010年3月に「きみはん」という店へ変わっていました。往訪時に嫌な予感がしましたが、1年どころか半年しか持たなかったんですなぁ・・・

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 鶯谷駅南口から東側へ陸橋を降り、言問通りを渡って徒歩5分ほど。近くにファミマあり。もともと「博多三社塾」のあった場所。平日夜に往訪。先客、後客ともゼロ。

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 店は「博多三社塾」のものをほとんど手を加えずに居抜きで利用。L字型カウンターのみ9席。但し「博多三社塾」時代はなぜか入口脇の奥まったところに券売機を設置していたのですが、さすがにそれは入口すぐ前に改められていました。メニューは基本的に醤油と塩の2種類。「醤油らぁ麺(700円)」を注文。

 広々とした厨房も相変らずで、中には若者が一人しかいないので非常に勿体無い感じも。水セルフですが、給水器の水の出がなぜか悪くて難儀。

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 スープは極めてあっさり。一口目は正直味が薄いと感じましたが、食べ進むにつれて鶏ベースの出汁がしっかり伝わってきました。かえしの醤油も出汁の美味さを殺さないほんのりした按配。但し後味すっきりとまでは行かず、食後は少々舌にヒリヒリ感も。

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 麺は三河屋製麺で、細めのストレート。やや堅めなのはいいのですが、スープの絡みがあまり良くありません。麺がちょっと玉になりかかっているのもその一因でしょう。スープの出来が良いだけに誠に残念。

 チャーシューはかなり柔らか目でいて、しかも脂っぽさがなく肉の味が楽しめる優れもの。一方水菜は青臭さが先に立ってスープに合わないような・・・ 他に海苔、穂先メンマ、ネギ少々。

 立地はお世辞にも良いとは言いがたく、「博多三社塾」もラーメン自体は悪くないのに長持ちしませんでしたが、現状ではちょっと心配。居抜きなので初期投資は最小限で済んでいますが・・・

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2009.11.14

九州らーめん つばめ軒@北浦和

 北浦和駅西口から国道17号線を南に出てすぐ。横にローソンあり。日曜昼に往訪(2度目)。

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 先客4、後客5。博多と熊本と鹿児島では全然違うらーめんなのに「九州らーめん」を謳ってしまう屋号のアバウトさがなんとも・・・

 らーめん(650円)を麺堅めで注文。店内はL字型カウンターのみ10席ほど。カウンターと壁の間のスペースがなくやや手狭。禁煙。厨房内には紺色のシャツを着たスタッフ2名。水セルフは結構なんですが、冷水機が壊れているのか水がやたらぬるく、テーブルのポットで注いだほうがはるかにマシだったのは困ったもの。

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 麺の茹で時間は「ふつう 45秒 かため 30秒 バリかた 9秒」云々と妙に細かい表記。

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 一応博多を意識しているっぽい白濁とんこつですが、臭みはほとんどなく、濃厚といえるほどのトロミもなく、あっさりクリーミーといったところ、この辺は首都圏向けのアレンジでしょう。

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 麺は極細でぼそぼそした食感。麺箱を見ると「鯉沼製麺所」とありました。

 具に薄いバラ肉チャーシュー、刻みネギ、海苔。キクラゲがないのが少々寂しい。またそれ以上にテーブルには白ごまと紅しょうががあるだけで高菜がありません。よく見るとキクラゲも高菜も有料。うーんこれだと替玉を注文した後、味を変えて楽しむにはかなり苦しい・・・

 激戦区の北浦和。すぐ近くに「百歩ラーメン」がありますが、同じとんこつでも趣が全く違うので客層が被ることはないでしょうし、他に博多系のラーメン屋がないので近隣の方には重宝されるかと思います。

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2009.11.13

【閉店】らー麺 Okura@赤羽

 赤羽駅東口から南東へ。大日本印刷の関連工場が固まって建っている一帯で、店の目の前に北運動公園。駅からはかなり距離があるので駅利用客や赤羽の買い物客ではなく、周辺住民が主要顧客なのでしょう。開店直後に往訪したにも関わらず、既に先客2。その後も幼児連れも含めて近隣の方と思しき客が続々とやって来て店内に行列も。

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 店はくの字型カウンター8席のみでやや手狭。「く」の字の頂点に座ったのですが、背後に柱があって通行の邪魔になる羽目に。厨房内にはあごひげ&太っちょの店長と女性アシスタント。

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 醤油らー麺(700円)を注文。アシスタントはまだ不慣れなのか、続々とやって来た客の注文を、入店した順ではなくたまたま注文を受けた順に店主に伝えていて、店主に軽く注意を受けていたような・・・

 塩らー麺やチャーシュー麺がある他、「和牛すじ煮込みカレー」というメニューを押し出しているのがこの店の特徴。らー麺とカレーの2枚看板ってまるで「インディアン@王子」なんですが、実際らー麺と一緒にミニカレーを注文する客も。

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 スープは鶏中心に若干魚介交じり(店先のウンチクによると「国産鶏ガラ、国産豚ダシ、野菜、乾物、昆布、節類、煮干し」)とありました。あっさり風ながらかなり野菜の甘味が強め。表面にうっすらと浮いているのは香味蝦油。

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 麺は細めのストレート麺。つるつるとした食感ながら、噛むとぷつんぷつんとします。スープの絡みはまずまず。

 特筆すべきなのはチャーシュー。かなりの時間をかけて煮込まれたようで、そこそこ肉厚ながらまるで麩のようにふわふわ、とろとろとした食感。ただこれは少量だから美味いんであって、チャーシュー麺にすると少々くどくなるかも。他に半熟玉子が半個と水菜、海苔、刻みネギ。

 赤羽近辺では突出した出来で、今度はカレーも試してみようと思いましたが、惜しむらくは仕事が丁寧(寸胴からスープを片手鍋に取り出して一杯ずつ温めている)なのと、その合間にカレーも温めていたりするので生産性が良くないこと。従って大日本印刷の工場とかで働いている人が昼休みの間にさくっと食べるのには全く向いておらず、昼餉をのんびり楽しめる主婦やご老人がメイン顧客にならざるを得ないでしょう。

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伊那小旅(2)~高遠城

伊那小旅(1)から続く)

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ローメンを食べた後の腹こなしを兼ねて、近くの高遠城まで足を伸ばしてみました。伊那市駅から高遠までJRバスで30分弱ほどかかりますが、腹ごなしをかねるからには歩いて参ります。

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大正時代に伊那から高遠へ鉄道を敷設する計画があったそうですが、完成を見ずに頓挫。今はJRバス関東が伊那~高遠を結んでいますが、地元のバス会社(伊那バス)ではなくJRバスが走ることになった経緯は不明。

さらにバスの起点である伊那市はJR東海の管轄ですが、走っているバスはJRバス関東だというのも少々不可解(こちらはバスが高遠を抜けて茅野まで走っていた頃の名残なんでしょうが)。

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伊那市から高遠へと向かう道はほぼ平坦なんですが、高遠につく直前でさほど大きくもない川が深い渓谷をなしていました(こういうのを伊那谷名物の「田切」って言うんでしたっけ?)。この渓谷も高遠城の防御ラインの一つなんでしょう。

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高遠は城下町といってもわずか3万石強の小藩。従って高遠城は江戸期のそれよりもむしろ、信濃進出の拠点あるいは対織田・徳川勢力への拠点として武田氏に重要視されたことのほうが有名かもしれません。

といっても天守どころか、櫓のような構造物が残っておらず、石垣が部分的に残るだけで、見所といえば郭を区切る空掘がメイン。従って城址見学といってもビジュアル的にはかなりさびしいものがあります。丘陵上にあるので見晴らしはまずまずですが・・・

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進徳館。最後の藩主内藤頼直が三の丸の家老屋敷を改築して1860年に創設した藩校。これが高遠城内に残る数少ない藩政時代の建造物です。

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高遠閣。国登録有形文化財ですが、こちらは高遠城そのものとは何の関係もなく昭和になって建てられたもので、町民の集会場及び観光客の休憩施設となっている模様。

この城が同じ長野県内で、復元天守の建つ高島城@諏訪を押しのけて「百名城」に選出されたのは間違いなく桜効果だと思います。

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はなはだ盛り上がりを欠いた城址見学もそこそこに城を降りて、日帰り温泉「さくらの湯」へ。 もともと伊那谷は温泉に恵まれないところでしたが、掘削技術が進歩して今やどこにでも温泉が出ます。

【温 泉 名】高遠温泉
【施 設 名】さくらの湯
【入浴料金】600円
【交通手段】JR関東バス高遠駅から徒歩5分
【泉  質】アルカリ性単純温泉
【コメント】

 田舎の公的温泉施設の割には600円というのはちょっと高い気がします。

 湯はアルカリ性(PH9.6)らしくぬるぬる、つるつるした湯ざわり。泉温が27.8度と低いので当然加温。塩素・オゾンで滅菌とのこと。

 浴室の構造が非常に奇妙で、いったん内湯に浸かってからでないと露天風呂へ行けません。内湯から露天風呂へと上がる階段がいかにも取ってつけた風なところを見ても、もともと内湯しかなかったところに露天風呂を無理やり増設したのでしょう。

 温度計を見たところ、露天が42度で、内湯が40度の設定でした。

 休憩スペースとしてロビーにソファーが10数席置いてあるだけかと思ったのですが、奥に広大な畳敷きの休憩スペースがありました。カラオケもなく実に静か。首都圏の狭苦しい日帰り温泉施設に慣れると、追加料金なしで寝転がれるスペースがあるというのは誠に嬉しいものです。

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2009.11.12

【豆しば】金なら返せん!

「公式試合安定開催基金」に関連する規約・計数等をまとめてみました。

・公式試合安定開催基金からの借入金を返せなくなってもJリーグ規約上はJ1に上がれないだけで、それ以上の制裁は明文化されていません。

・全く返済の目処が立たなくなった場合、最悪Jリーグ規約第149条第1項(5)あるいは定款第11条に従って除名もありうるのでしょうが、公式試合安定開催基金の返済目処が立たないことは第11条の「除名」要件にあたるのか必ずしもどうか明らかではありません。

・また公式試合安定開催基金からの貸出金が焦げ付いたことを想定した規定も特段ないようです。

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【Jリーグ規約】

第20条の2〔J1,J2クラブの入れ替え〕
④Jクラブが,第28条の2にいう公式試合安定開催基金からの貸付(以下,基金貸付という)を受けた場合は,次のとおりとする.
(1)J1リーグ戦最終日までに,基金貸付を完済しないJ1クラブは,翌シーズン,J2に降格する
(2)J2リーグ戦最終日の30日前までに,基金貸付を完済しないJ2クラブは,J1昇格を有しない

第23条の2〔公式試合安定開催基金〕
①クラブの財政難により,公式試合の運営に支障を来たす事態の発生を未然に防止するため「公式試合安定開催基金」を設ける.
②「公式試合安定開催基金」の管理・運営に関する事項は理事会が制定する「公式試合安定開催基金規程」の定めるところによる.

第149条〔制裁の種類〕
①Jクラブに対する制裁の種類は次のとおりとし,これらの制裁を併科することができる.
(5) 除名    Jリーグから除名する(ただし,総会において正会員現在数の4分の3以上の多数による議決を要する)

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【Jリーグ定款】

第11条〔除 名〕
①会員が次の各号の一に該当するときは,総会において正会員現在数の4分の3以上の多数による議決を経て,理事長が除名することができる.
(1) この法人の名誉を傷つけ,またはこの法人の目的に違反する行為があったとき
(2)この法人の会員としての義務に違反したとき
(3)会費または臨時会費を6か月以上滞納したとき
②前項第1号及び第2号の規定により会員を除名しようとするときは,除名の議決を行う総会において,その会員に弁明の機会を与えなければならない.

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【公式試合安定開催基金規程】

第2条〔基金の収入〕
基金の原資は次の通りとする
①基金に充てられることを条件として,Jリーグおよびその会員から出捐された金額
②基金に充てられることを条件として,Jリーグおよびその会員以外の者から出捐された金額
③Jリーグが定款第5条に定められた事業に係わる収益をもって,その行う事業に要する経費に充てた後の各年度収支差額の一部を基金に組み入れる金額

第3条〔基金規模の上限〕
全会員クラブの経営規模合算額の概ね5%を上限の目安とする.

第4条〔基金の交付〕
理事長は,基金の使用について,貸付金・株式一時取得など安定開催のための手段を問わず,経営諮問委員会に諮問の上,理事会に承認を求めるものとする.

第5条〔その他〕
基金の管理・運営に関しては,本規程に定めのない事項は,理事会の承認を得て,別途定める経営諮問委員会の内規に従うものとする.

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【公式試合安定開催特別会計】:2009年3月31日現在 約9億5千万円

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伊那小旅(1)~ローメン「萬里」

まだオフ前のはずなんですが浦和のスケジュールがスカスカなので、しばらく旅行とラーメンの記事ばかり続きます。その旨ご了解願います。

新宿 7:30 (京王バス)  10:55 伊那市

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 昨年飯田に行ったばかりですが、今度は伊那へ行ってみました。伊那路へは高速バスが便利。でも1000円効果で週末の中央道は渋滞が慢性化。この日も伊那市まで20分遅れ。もはや週末の中央道は使い物にならないですなぁ・・・

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 今回の伊那往訪の主目的はローメン屋巡り。まずはローメン発祥の地と言われる老舗「萬里」へ。

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 JR伊那市駅から北へ。小さな川を渡ってすぐの交差点を右折。高遠へと向かう道からちょっと脇に逸れた、うらぶれた飲食店街の一角にあるので案外判り辛いかも。

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 店の手前には「ローメン発祥の地」の碑が建っています。往々にして「元祖」「本家」争いになってしまう中、料理の発祥地がはっきりしているというのは結構珍しいのでは?

 先客2、後客3。ガイドブックに頻出する有名店なので明らかに観光客と判る方もいますが、昼間から出来上がっている風の地元客も。早速「ローメン(680円)」を注文。

 店内は小さなカウンターが2列(計8席くらい?)と小上がりに大、小のテーブルが4卓。真ん中にグリルがついた焼肉屋のテーブルです。

 厨房では2代目のオヤジが奮闘。他にアシスタントのオバハンと、接客専門のオバハン。2代目といっても初代が長命だったためか、結構お年を召しています。

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 虫を食べることで知られる伊那谷ならではというわけではないのでしょうが、店内には怪しげな逸品の数々・・・

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 ぱっと見は焼きそばなんですが、軽くスープに浸かっています。ただこのスープは薄味。やや甘みがかっていますが、全体を支配するには至らず。適宜味付けをしながら食べることを前提とした食べ物です。

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店ではまず軽くソースと酢をかけることを推奨していますが、薄味とはいえ既にスープに浸かっているものにさらに液体調味料をかける意味がイマイチ判らん・・・ それより七味唐辛子なり、ゴマ油なり、おろしにんにくなりを投入して味の変化を楽しむほうがよさげ。但しゴマ油やおろしにんにくを入れすぎるとその味しかしなくなってしまうので、初手は七味でしょうな。

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 薄く茶褐色がかった麺は若干太めで緩く縮れており、随分とごわごわした食感。しかもスープの絡みが良くなく、おまけに時間が経ってもスープを吸いそうにありません。麺自体はまずまずですが、これではますますスープの存在意義が・・・

 具にマトン、キャベツ、キクラゲ。マトン大好きなんでその臭みは全く気になりません。でもこれらの具材を生かすならフツーに麺と一緒に炒めて焼きそば風に食べたほうがいいんじゃ???

 まぁ旅行の記念に食べる分には大いに結構かと思いますが、現状だとそれ以上のものにはなりそうにないですね。特にスープは改善の余地大でしょう。

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2009.11.11

大山鳴動して鼠一匹

スポニチ(09.11.11)から

Jリーグの鬼武健二チェアマンは10日、ナビスコ杯決勝(3日)の表彰式で非常識な態度を取った川崎Fの処分を、厳重注意だけにとどめた。準優勝賞金5000万円の返上の申し出にも応じず、川崎Fが今後予定している選手教育、地域への社会貢献・普及活動に賞金を活用するよう求めた。10日のJ1実行委員会で確認された。

 試合直後は「賞金を返してほしいものだ」と発言していた鬼武チェアマンだが、その後の川崎Fの迅速な対応を受け「賞金返上よりも、クラブ全体がそういう気持ちになったのが大切。反省を十二分にしていることを評価したい」と話した。今回の問題はリーグ規約に当てはまる罰則がないため、けん責などの制裁には至らず、鬼武チェアマン自身への処分もなかった。

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 高円宮妃殿下やスポンサー各位等々を気遣ったあまりか、一度は「賞金を返してほしいものだ」を拳を振り上げてみたものの、川崎の一連の不敬行為に対する罰則規定がないためか、結局厳重注意止まり。

 「首にかけて頂いた準優勝メダルを外す行為」なんかは今回に始まった話ではないはずですが、「ガム」が逆鱗に触れたのか、これを機に一罰百戒を狙って(?)鬼武が大騒ぎ。

 その結果、ナビスコ杯決勝で優勝したFC東京の話題なんてその日一日こっきりで終了。その後延々と一週間にわたって「川崎不敬問題」がスポーツ各紙を賑わせ、地上波TVのスポーツコーナーでも取り上げられる始末。

 事件後の川崎の対応、及び川崎への処分が厳重注意に留まったこと自体は至って妥当だと思うのですが、鬼武が大騒ぎした結果当の川崎のみならずJリーグ全体のイメージが大きく悪化したような気がしてなりません。言い換えるとJリーグの綱紀粛正といったプラス効果よりもJリーグに対する偏見を助長するマイナス効果のほうが大きかったのではないかと。

 人気低迷に喘ぐJリーグのトップとして、鬼武の立ち振る舞いは妥当だったのか。落しどころが厳重注意なら、マスゴミの格好の餌にならないような穏当かつ効果的なやり方があったように思えてなりません。

 以下、本件に関連するメモ書き。

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<川崎側の事実認定>

11月3日(火・祝)2009Jリーグヤマザキナビスコカップ決勝戦終了後の表彰式にて、弊クラブ所属の一部の選手が下記のような行為をとったことが判明しました。

・首にかけて頂いた準優勝メダルを外す行為
・握手を拒む行為
・壁に寄り掛かる、しゃがみ込む行為
・ガムを噛みながらの表彰式参加

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<川崎の自主的対応>

11月8日(日)ホームゲーム開催時、等々力陸上競技場トラック上にて、代表取締役社長武田信平以下、関塚隆監督・全コーチ・全選手が皆様に直接お詫びをさせて頂きます。

(処分)
1.2009Jリーグヤマザキナビスコカップ 準優勝賞金(5千万円)辞退
2.代表取締役社長 武田信平  減俸10% 3ヶ月
3.常務取締役強化本部長 福家三男  減俸10% 3ヶ月
4.取締役強化副本部長  庄子春男  減俸10% 3ヶ月
5.森勇介選手の出場停止(試合数未定)

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上州散策(下)

上州散策(上)から続く)

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 水沢うどん街のそばには「水澤観音」。これまでうどん街にまで来ながら水澤観音へは寄ったことがなかったですが、これまた結構な賑わい。うどん街から階段を登って本堂へ向かうのが本来の参拝ルートのはずですが、いまや坂上の大駐車場からいきなり本堂の横っ腹へと入るのが当たり前。

 水沢のうどん街って水澤観音の参拝客目当てに出来たものでしょうが、周囲に人家なんてほとんどなくて地元客なんて全くあてにできず、しかも肝心の参拝客も冬季はガクンと減ると思われるにも関わらず巨大なうどん街がなりたつっちゅーところに首都圏市場のパイのでかさを実感。ただそれと同時に、麦作地帯の群馬で最も有名なうどんが水沢だというのはなんだかなぁという気も。

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「水澤観音」の名で広く知られていますが、正しくは「水澤寺」。そのご本尊が十一面千手観音。

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境内で一際目立つ六角二重塔。中に六地蔵尊が収められていますが、面白いことに六地蔵尊を土台ごとくるくると回すことができます。

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 水沢観音からさらに1時間ほど歩いてようやく伊香保温泉到着。坂の多い温泉街で、しかも何度来ても方向感を掴めませんが(笑)

 お参りして、うどん食って、温泉入って帰るってなんか「爺さん、婆さんホイホイ」みたいな流れですね、この界隈。

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 温泉街中心部からちょっと外れた大露天風呂まで行くのはかったるいので共同浴場「石段の湯」へ。

【温 泉 名】伊香保温泉
【施 設 名】石段の湯
【入浴料金】400円
【交通手段】伊香保温泉バス停から徒歩5分
【泉  質】カルシウム・ナトリウム-硫酸塩・炭酸水素塩・塩化物温泉
【源 泉 名】総合湯(混合湯)
【泉  温】源泉:41.6度 → 使用温度 42.0度
【入 浴 日】2009.10.10(土)
【コメント】加水・加温。循環ろ過せず。消毒せず。

 中には角が丸くなった長方形の湯船が一つだけ。絶えず10人くらい客がいて混雑。湯船の中はぐるっと段をなしていて、段に腰掛けて半身浴が楽しめるようになっています。露天風呂はありませんが、戸外にベンチが置いてあるのでそこで湯冷まししてはまた湯船へ。

 館内に休憩スペースもあって安価に手軽に日帰り温泉を楽しむには十分な施設ですが、ビールを売っていないのが難といえば難でしょうか。

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2009.11.10

【豆しば】警告累積 & 2枚目退場

先日のFC東京戦では原口が早々と今季4枚目になるイエローをもらい、さらに後半にこの日2枚目のイエローをもらって退場してしまいました。またその前の大宮戦ではポンテが2枚イエローをもらって退場となりましたが、最初の1枚は今季8枚目。

これらの場合、「警告累積による出場停止」と「退場処分による出場停止」が共に課せられると思っている方が結構おられるようですが、Jリーグの「警告累積」に関する定めを読むと

●警告累積による出場停止
警告累積がそれぞれの大会で規定数に達した場合は、当該大会の直近の1試合が出場停止になります。
警告累積による出場停止を繰り返した場合は2試合出場停止となります。また、警告累積による出場停止を3回以上繰り返した場合も2試合の出場停止となります。

●一つの試合で複数の処分を受けた場合
1試合に2回の警告を受けた場合、この警告は累積には算入されません。  ← 原口・ポンテはこれ!
1試合で警告を受けた後にさらに退場処分を受けた場合は、この警告は累積に算入されます。

となって退場による出場停止だけで済み、原口はイエロー3枚、ポンテは7枚を抱えたままという結果に。

但し、4枚目のイエローをもらった後、一発レッドを食らってしまうと、それらの出場停止は同時に科されます。

●警告累積による出場停止と他の出場停止の関係
警告累積による出場停止と退場(1試合警告2回による退場含まず)による出場停止は同時に科されます。たとえば、J1リーグ戦のある試合で、累積4回目となる警告を受け、さらに退場処分を受けた場合、出場停止となる試合数は、“警告累積による1試合、および退場処分に対する停止試合数”となります。

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上州散策(上)

 秋も深まり、散策にはちょうど良い時期になったからというわけでもありませんが、榛名山麓を歩いて伊香保温泉へ行ってきました。

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 上越線・八木原駅で下車。以後伊香保温泉へ向けてだらだらを坂を登ります。

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 坂は最初は緩やかですが、途中の水沢に近づくにつれてだんだんきつくなる感じ。

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 途中なぜかラブホ街を通ったり・・・

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 滅多にやって来ないバスとすれ違ったり・・・

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 1時間半ほどで「水沢うどん街」に到着。昼飯にはちょっと早い時間帯なので団体バスの姿なんぞはほとんど見えず、いたって閑散。

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 水沢へは過去2度来ていますが、今回はうどん街で一際目立つ巨大店「大澤屋」へ行ってみました。

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 故岡本太郎氏に縁があるのか、その作品がロビーなり、案内された大広間なりにこれでもかこれでもかと展示されています。床には早くも暖房が。

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 大広間には小グループ客が2組ほどと寂しい限りでしたが、その後続々とグループ客がやって来て休日らしい賑わいに。

 大ざるに舞茸天ぷらが2個ついた「竹(1,365円)」を注文。こういう巨大店では往々にして接客が疎かになりがちですが、狭い地域にうどん屋がひしめいてして競争が厳しいせいか、特に接客について不快に思うところがないどころかむしろ好印象。

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 奥の厨房から割烹着姿が続々やって来て配膳。

 透明感があり、つるつると口あたりがよく、しかもそれでいてコシが強い独特の麺。お気に入りの一つです。具に海苔がかかっているのはともかく、きゅうりや椎茸が入っているのは好みが分かれるかも。つゆはカツオ出汁が強めで薄口。薬味にネギ、白ゴマ、わさび。

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 大ざるの割りに量はイマイチと思ったら上げ底でした・・・

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 「舞茸には薄く塩味がついているのでそのままどうぞ」とのことで、サクサクした歯ごたえも嬉しく、それなりに美味いのですが、如何せん1個がでかいので2個目は飽きてしまいました。舞茸2個じゃなくて他のものと一個ずつのほうがはるかに良いと思うのですが、「客のニーズへ万全を期するよりも、スケールメリットを生かしてコストを下げる」というブレのない経営方針が大澤屋を巨大店に押し上げたのかも(苦笑)。

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2009.11.09

【観戦記】09年第31節:FC東京 0-1 浦和

 前半はスペースを消して守るFC東京(以下「瓦斯」)の前に得点の気配が全くせず、やや瓦斯ペース。コンディション不良の選手を何人もスタメンに送り出しているせいか中盤の動きが甚だ悪く、特に左サイドは全く使いものにならず。そして攻めきれずにカウンターを食らってみたり、後方からの飛び出しを掴まえきれなかったりと守備は依然不安定。

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 しかし、後半の立ち上がりに2度あった得点機の一つを決めて浦和が先制したことで状況は一変。直後に2枚目のイエローで原口が退場となったものの、逆にこれで浦和の選手の闘争心に火がついただけでなく、「なりふり構わず守りきる」ことでチームの意思統一が図られた格好に。

 その後は浦和がベタ引きで瓦斯の猛攻を凌ぐ形になってしまいましたが、瓦斯のムービングなんとかもベタ引きの相手には浦和並みの威力しかなく、結局のところサイドに人数をかけてからの放り込み、ないしミドルシュート頼みに。それでも3度ばかり決定機を作りはしましたが赤嶺が外したり、、山岸の好セーブに阻まれたり・・・ 

 まぁ全体の出来は瓦斯のほうが上なのは否めなかったとは思いますが

<J's Goal>

●城福浩監督(F東京)

「多くのファンの方が、味スタにきていただいたにも関わらず結果が出せず、非常に残念です。非常に悔しい負けです。ゲームは少し冷静になって振り返ってみると失点した時間帯の5分間ぐらいだけは負けに値するゲームだったと思います。あとの85分間は受け入れるのが難しいゲームでした。11人対11人でやりたかったし、そうであれば真っ向勝負で11人対11人の試合はできたと思います。ただ、間違いなく負けは負けで、我々は決定機を外し続けて相手に1ゴールを許した事実があるので、真摯に受け止めて残る3試合で全勝を目指したい。本当に多くの駆けつけてくれたファンの方たちにはホームにも関わらず浦和レッズのファンに歌を歌い続けられ、非常に悔しい思いをさせました。あれだけ歌い続けられるのは屈辱以外の何物でもない。我々が今できることは年間順位で浦和レッズよりも上に行くことしかない、それしかないと思っています」

|-`).。oO いつもいつも見苦しい負け惜しみ&言い訳をありがとう・・・っちゅーか、その情熱をもうちょっと強いクラブ相手に向けてくれないかなぁ・・・

---達也--エジ---
原口--------梅崎
---阿部--啓太---
細貝-闘莉王-坪井-峻希
-----山岸-----

53分 原口退場

 出場停止のポンテに代わって梅崎、さらに暢久に代わって峻希がスタメン。

 しかし啓太と細貝は故障明けでコンディション不良。共にほとんど動けず、守るのが精一杯。前半の浦和は中盤が機能せず、闘莉王がエジ目がけて放り込む場面がやたら目立ちました。右サイドの縦のポジションチェンジでチャンスメークするのが精一杯でしたが先制点はまさにその形で、峻希が中盤でボールを奪って原口→峻希→エジ。原口&峻希の連携の良さは相変らず。

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-----エジ-----
梅崎--------達也
---阿部--啓太---
細貝-闘莉王-坪井-峻希
-----山岸-----

66分:達也→暢久
81分:エジ→高原
88分:梅崎→平川

 原口退場後はベタ引きで防戦一方。良い形で前線へボールが渡っても浦和は得点意欲皆無。中盤のフォローは全くなく、エジが必死にキープして時間稼ぎ。エジに代わって入った高原もこけ技連発によるファウルゲッターとして存分に活躍。

 達也がイエローをもらったためか、達也に代えてフィンケがわざわざ暢久を投入しては見たものの、暢久は西村主審との相性の悪さを披露して早々とイエロー・・・orz しかもお世辞にも暢久の動きは良いとは言えず、梅崎は足が攣るまで必死に走っているけど守備のアテにはならず、結局のところ広大な中盤を阿部一人で支えていたような・・・ そして徘徊癖を封印した闘莉王と坪井がよく頑張りました。山岸の奮戦振りは言わずもがな。

 西村主審は遅延行為にやたら厳しくイエローを連発していましたが、副審が早々とオフサイドのフラッグを上げているのになかなか気づかず、瓦斯の幻の得点を演出する結果に。

 前半の不甲斐なさを思えばそんなに喜べる試合でもなかったけど、選手が自信をなくしているのは一目瞭然。見苦しかろうとなんだろうと、とにかく一つ勝ってチームが順回転し始めるのを辛抱強く待つことが重要なのかも。

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---平山--赤嶺---
羽生--------鈴木
---米本--梶山---
徳永-今野-ブルーノ--椋原
-----権田-----

60分:鈴木→長友
69分:羽生→平松

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 平山がポストプレーでチャンスメークに徹しているせいか、肝心なところに顔を出してくるのはいつも赤嶺。でもこれじゃACL圏を狙うにはあまりにも力不足。来年カボレの代わりの外国人FWは必要でしょう。

 SHに怪我人が多いこともあって1点ビハインドに陥ってからの手駒も不足。長友を途中から左SHで使ってきましたが、長友は後方から繰り返し飛び出してくるから怖いんであって、最初から前にいる長友ってテクニックのある選手じゃないから怖くも何ともないんじゃ・・・

 羽生を下げたあとは3バックになって今野がWBみたいな位置にいましたが、この位置だと長友より今野のほうがはるかに面倒。でも今野も便利屋さんでキャリアを終えてしまいそうな気配・・・

 そしてこの日の徳永の出来を見ていると、このレベルの選手を代表に呼ばないといけないってJリーグ全体に極度にSBが不足していることを実感・・・

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2009.11.08

【閉店】なんつっ亭@池袋

 池袋北口から北へ。トキワ通り沿い。秦野に本店がある有名店の池袋支店。風俗街の中にあるのがアレで、隣はソープランドだったりしますが、土曜昼に往訪(2回目)。

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 少々蒸し暑いためか、あるいは店内の臭気を逃がすためか、ドアは開け放ち。

 一際ボタンのでかい「らーめん(700円)」を注文。先客4。その後も続々と10人くらい三々五々客がやってきました。

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 壁にはウンチクが一杯。

 店内は手前にコの字型カウンターが10席ほどと奥にL字型カウンターが6席。さらにその奥にテーブル席が2卓ほど。厨房には白鉢巻のオヤジが2人と黒装束の女性アシスタントが2人。

 細麺なのにずいぶんと待たされ、あろうことか数分遅れでやってきた後客と一緒にサーブされたため心証は正直良くありません。退店間際にやって来た客にはあっという間に出てきたのにな・・・

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 豚骨スープながら真っ黒なマー油が丼一面を覆っているのが最大の特徴。にんにく臭、とんこつ臭はそれほどでもありません。前回来た時は少々しょっぱいかと思ったのですが、今回はさほどでもなし。その代わり豚骨のコクが物足りないというか、全体にチープな出来なのをマー油でなんとかしている感じがしました。それは来訪した時間帯(前回は夜)のせいなのか、単なるブレなのか・・・

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 麺は細麺で並堅(前回来た時はデフォルトで堅めだったんですが・・・)。わずかにぼそぼそした食感。噛み切るとプツンプツンとします。しかもスープに負けることなく、最後まで同じような食感。しゃきしゃきっとした細めのモヤシが良い箸休めに。。他に厚めのチャーシューに刻みネギ、海苔。

 麺がやや少なめなせいか、最後にごはんをスープに入れて食べるのを推奨していますが、甚だ健康に悪そうで割愛。

 駅から比較的近く、年中無休で中休みもなく営業していて便利ですから「池袋で飯でも食って帰るか!」程度の話なら選択肢の一つに加えていいと思いますが、行列作るほどの出来とは到底思えず。本店は別物なんでしょうか?

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2009.11.07

【閉店】とんこつらーめん 一心@御茶ノ水

 御茶ノ水駅聖橋口を出て右へすぐ。平日夜に往訪。

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 隣のカレー屋と一軒の2階建て店舗を無理やり縦に分割して借りているような非常に妙な店で、当然ながら物凄く狭い。1Fは立ち食いで、2Fは狭いスペースに2人掛けテーブルが4卓と4人掛けくらいの小カウンターをなんとか詰め込んだ格好。

 2Fにも券売機があったので、階段を登って食券を買おうとしたら全部「売切」の表示( ゚Д゚)ゴルァ  仕方なく1Fで食券を購入して、再び2Fへ。2Fには先客4、後客1。

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 頼んだのは「一心とんこつラーメン(650円)」。「ほたて塩味」の副題つき。他に「旨醤油」のとんこつラーメンがある他、「カルボナーラとんこつラーメン」というゲテモノ系も。1Fに厨房があって、リフトで2Fにラーメンを運んでいる模様。

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 スープからは確かに帆立の香りが漂ってきます。ただ食べてしまうと帆立の味はよく判らず。明らかにとんこつとは異なる旨味を感じるので、それが帆立なんだと言われればそうかなぁとういうところ。ただ問題は帆立云々ではなく、とんこつの薄さのほうでしょう。また表面の油膜がかなり厚めなのか、食べている間ぬるぬるっとした脂っぽさを拭い去ることができず。

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 麺は細麺ストレートでややごわごわとした食感。スープの絡みは良好。量が多いわけではありませんが、替え玉を要するほどでもなく。

 具はバラ肉チャーシューが2枚とキクラゲ、海苔、刻みネギ。

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 テーブルに辛し高菜、紅しょうが、白ごま、おろしにんにくなどが置いてあったので、後半はそれらを混ぜながら賞味。

 駅から極めて近いのと、無料のトッピングが豊富なことをあわせ考えると安価なのは評価できますが、それまでかなぁ・・・

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2009.11.06

【閉店】あんど@三ノ輪

 日比谷線三ノ輪駅から徒歩2分程度。あっという間に店をたたんでしまった「一茎草」の跡地。日曜昼に往訪。先客2、後客3。屋号の「あんど」は"and”ではなく"ando"。「安堵」の意味なんでしょうか?

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 「醤油らぁ麺セット(850円)」を注文。麺は太麺/中太麺/細麺の3種類が選べるとのことなので中太麺を選択。またセット物に付いてくるご飯は「生玉子、温泉玉子、ザーサイ、高菜、明太子」が選べるとの張り紙があったので明太子を選択。なお麺はそれぞれ量が違う(200g、160g、150g)模様。

 他に塩らぁ麺、つけ麺(醤油・塩)も。

 店内はL字型カウンター8席のみ。内装共々「一茎草」時代そのまんまでしょうか? 厨房内には男女各1名がおり、手分けしながらラーメンを作っていましたが、どちらかというと女性のほうがメインっぽい感じ。開店してからだいぶ経っているはずですが、二人とも未だ緊張しまくりといった風で黙々とラーメンを作っていました。

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 真っ白で深い丼で出てきました。

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 スープは鶏と魚介のあわせ技(店内に置かれたパンフレットによると「鶏の清湯スープに魚を使った和風出汁を合わせたダブルスープ」)。表面が脂でテカテカしているのであっさり感は見た目ほどでもありませんが、かえしは控えめで総じて上品にまとまっており、いつでも飽きずに食べられる感じ。

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 麺はつるつる、もちもちっとした食感。柔らか目なのが残念でしたが、へたっている感じではないので許容範囲。っちゅーか、このスープだとどう考えても細麺がベストでしょうなぁ・・・中太麺ならかろうじて食べられるけど、太麺だと麺が強すぎてバランスを失すること必至。

 具はバラ肉チャーシュー、水菜、刻みネギ、そして海苔が2枚。いずれも可もなく不可もなく。

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 やや遅れて「明太子ご飯」が出てきましたが、明太子だけというわけではなく、高菜やザーサイも付いてきました。ザーサイ嫌いなんだけど・・・三ノ輪という場所柄を考えるとこの内容で単品だと750円するのでちょっと高く感じますが、セット物にするといたって妥当な価格帯。

 スープが気に入ったので細麺&塩で再訪したいところですが、そもそもこの辺りに来ること機会があるかどうか・・・

 なお「地雷源」のプロデュース店らしいのですが、「地雷源」には行ったことがないので、ラーメンの出来・味への影響度合いは全く不明。

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【展望】09年第31節FC東京戦

・大宮戦の惨敗が尾を引き、中1週明けてもなお鬱状態で向かえるFC東京(以下「瓦斯」)戦。

・「誰それがいなかったから負けた」とか「あのミスさえなければ負けなかった」とか、そういう簡単に修正が効く、あるいは偶発性の高い負け方ではなかっただけに来たる瓦斯戦にも多くは期待できません。

・浦和はポンテが出場停止。また大宮戦で負傷した直輝も回復が思わしくないようで瓦斯戦は回避見込み(直輝がこんなに怪我が多い選手とは思わなかったなぁ・・・)。その他大宮戦を怪我で欠場した啓太、同じく大宮戦には出場したものの依然万全とは言いがたい細貝、肉離れからようやく全体練習に復帰したばかりの闘莉王、発熱でしばらく練習を休んでいた峻希等々、試合もないのにコンディション不良の選手だけはやたら多い・・・

・ナビスコ杯優勝で意気上がる瓦斯。決勝の観戦記はすでに記したとおりですが、基本的には「守り勝ち」でムービングがどうしたこうしたで相手を崩す場面はほとんどなく、チャンスの多くはカウンターから。

・本来的なスタイルは似たもの同士で、毎試合カウンターの餌食になっている浦和にとっては比較的組しやすい相手というのが数少ない明るい材料かも・・・

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<ナビスコ決勝:FC東京 2-0 川崎>

---平山--赤嶺---
羽生--------鈴木
---米本--梶山---
徳永-今野-ブルーノ--椋原
-----権田-----

60分:赤嶺→長友
74分:羽生→平松
86分:鈴木→佐原

・何時の間にかリーグ戦4連勝でじわじわ順位を上げてきた瓦斯ですが、前回対戦時から主力がかなり入れ替わっています。

・前線ではカボレが中東に去った一方、平山がまさかの復調で2トップの一角を確保。

・CBはブルーノクアドロスが長期離脱から戻って5月以降スタメン入りしたのと入れ替わりに茂庭が外れ、今ではベンチにも入っていない様子。

・高卒新人の米本が5月以来CHでスタメン起用され、今野がCBへ。

・前回途中出場に留まった石川はまたも大怪我で離脱・・・

・なお長友は肩脱臼で、この試合は途中出場に留まっています。

<前回:浦和 3-1 瓦斯>

--カボレ--近藤---
羽生--------鈴木
---今野--梶山---
長友-茂庭--平松-徳永
-----権田-----

58分:鈴木→大竹
60分:近藤→赤嶺
66分:羽生→石川

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2009.11.05

新潟2009弐-(4・了):小千谷~新潟

新潟2009弐-(3)から続く)

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 小千谷の名物といえばへぎそばよりもむしろ錦鯉。さすがに錦鯉をゆっくり鑑賞するだけの時間はありませんでしたが、街の至るところに錦鯉をモチーフとした絵や工作物が見受けられます。

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 ただ残念なことに小千谷の街自体の地番沈下が著しくて(特に信濃川右岸の駅前通一帯)、華やかな錦鯉の絵が逆に哀愁を帯びて見えました。

小千谷 13:20 (1737M モハ114-116) 13:36 長岡
長岡 13:50 (MAXとき387号 E459-224) 14:14 新潟

 これだけ道草を繰り返してもまだまだキックオフまで2時間近くあり、へぎそばを食べた後の腹ごなしも兼ねて、歩いてビッグスワンへ。昨シーズン歩いて道順確認済みなこともあって約45分でスタジアム到着。ただビッグスワンのある公園に入ってからが案外遠いんですな。おまけに今回座ったメインスタンド・アウェー側(Wゲート)は公園入口から真逆だし・・・ ちなみに同じ道をレンタサイクルでビックスワンへ向かう赤サポもちらほら。雨でさえなければそれが一番賢いアクセスでしょうな。

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今回は「JAにいがたサンクスデー」。ゲートでおにぎりを配っていましたが、確か3万個用意していたかなぁ・・・ こんなにのんびり出かけても楽々ゲット。

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でも選手入場時にフラッグで広告っちゅーのは新手だったなぁ・・・

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 ネーチャン来た、来た、来た! っちゅーか、前はアウェー側には来なかったよなぁ・・・これもJ1上位にいる余裕のなせるわざか・・・

新潟 19:19 (MAXとき348号 E155-1) 20:54 大宮

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後半は新潟にチャンスらしいチャンスもなく、おまけに雨が降ってきたので、試合終了を待たずに新潟サポがどっと席を立ち、"We are Diamonds"を一通り歌い終わった時にはほとんど新潟サポは残っていませんでした。

それゆえ「こりゃシャトルバスに乗れるのはいつになるか判らんなぁ・・・」と思って、雨が降ったりやんだりの中を新潟駅へ歩いて帰りましたが、これは結果的に大正解。同じ新幹線に乗り合わせた赤サポでシャトルバスに乗った者は下車後新幹線まで激走を余儀なくされ、弁当もビールも買う余裕がなかったとのこと。

もっともその「激走御一行」の中に浦和レッズ一行も含まれていたわけですが・・・爺さんに階段走らせるなよ・・・(苦笑)

っちゅーか、昔選手一行は混雑を避けて燕三条駅から乗っていたような記憶があるんですが・・・

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2009.11.04

川口ラーメン事情2009

川口駅周辺にお住まいの方にしか役にたたない、チラシの裏の落書きみたいなもんですが・・・

・長らく「渓」の一人勝ちだった川口のラーメン事情でしたが、産業道路沿いに「大ふく屋」が出来て以降、ラーメン不毛の地川口に次々とラーメン屋が開店しています。

・同じ産業道路沿いながら「大ふく屋」よりもさらに川口駅に近いところに「102」が開店(未訪)。

・さらに東口のコモディイイダの前、っちゅーか「珍来」の隣に「大勝軒まるいち」が現在工事中。個人的にはこういう量で勝負系の店にニーズはないんですが・・・

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・そしてふじのいち商店街入口にあった中華料理屋が急に閉店してびっくりしていたところ、その跡に宮崎ラーメン「神楽」というのが出来るとの貼り紙が!

・煮干系ラーメンで有名な「遊@鶯谷」が川口に移ってくるという噂があって楽しみにしていたのですが、その店は川口ではなく西川口で支店を開店した模様・・・orz

・樹モール内で何ともいえないレベルで激戦中の「刀削麺荘」「坂内」「魚らん坂」「リンガーハット」「ごとく」の5店には変化なし。明らかに「ごとく」の客入りが悪いように見えますが・・・

・但し、ふじのいち商店街南側の端っこにあった「一心」が閉店。その後釜が250円弁当が売り物の「にこまる弁当」だっちゅーのが、年中デフレの街川口らしいというか・・・

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新潟2009弐-(3):小千谷のへぎそば

新潟2009弐-(2)から続く)

浦佐 10:28 (1733M モハ114-1072) 11:29 小千谷

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 さらに歩を進めて小千谷で途中下車。

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 小千谷といえば十日町と並んで「へぎそば」のメッカ。小千谷の街の中心部は、小千谷駅からは信濃川の対岸にあってかなり遠いのが難。とはいえ、お腹も空いたのでせっせと歩いて有名店「わたや本店」へ。

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 3階建ての巨大店舗。昼しか営業していないのにこれだけの店を構えられるってよほど繁盛しているのでしょう。昼間から早々と出来上がっている風の小グループを含めて先客8、後客12。

 普通の「へぎそば」だと最後は味わいが単調で飽きてしまうのが経験的にわかっているので、今回は海苔がたっぷりかかった「花巻へぎそば」を2人前で注文(1,600円)。後客の様子を見ていると2人で3人前頼んで、天ぷらを単品で注文している人が結構いましたが、分量的にも味のバランス的にもそれが正解でしょうな。

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 店内はテーブル6卓と小上がりに3卓。

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 巨大な徳利を添えて出てきました。

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 つるつるっとした歯ざわりと、堅いわけではないが噛むと弾力があるといったところはいかにもへぎそばなんですが、麺が細めで、しかも一般的なへぎそばと比べて白っぽいというか、ふのりの緑がかっていないあたり、フツーの蕎麦にも近いような・・・

 つゆはあっさり、かつ薄口。開店して1時間強しか経っていないのに蕎麦湯がどろっとしているのは繁盛の証なんでしょう。

 ちょっと薬味が寂しい感じもしますが、それでも豊富な海苔の力は絶大で、最後まで飽きずに楽しめました。量的にはこれで一杯一杯(苦笑)。

 9月にも長岡でへぎそばを食べましたが、今年のへぎそば巡りはこれで終了かな?

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2009.11.03

【TV観戦記】09年ナビスコ杯決勝:FC東京 2-0 川崎

・「国立に忘れ物を取りに行こう!」なんて誰も言わなくなったし、そもそも忘れ物をしていることすら忘れてしまった、そんなナビスコ決勝。

・谷口の飛び出し→どフリーになったジュニーニョがビッグチャンスを外した直後に、米本の思い切りのよいミドルシュートが決まってFC東京(以下「瓦斯」)先制。っちゅーか、限りなくパンチングし損ねたGK川島のミスでしょう・・・ そしてこれがこの試合の全てでした。

・序盤は瓦斯の中盤が機能しているようには見えず、簡単に川崎FW陣にシュートを撃たれていましたが、先制点を得た後は引いて川崎にスペースを与えず。

・もっとも引きっぱなしというわけではなく、後半は軽快にボールを回しながらラインを押し上げる時間帯も多々。ただ追加点を取りに行ったというよりは相手にボールを渡さないことを主眼とする守備的な意図が強いポゼッションだったように見えました。カウンター得意の川崎相手にはリスキーな選択を思いましたが、ボールを取られてからの瓦斯の帰陣の早さは見事。

・危ない時間帯を凌いでカウンターで平山が追加点。その後は川崎の猛攻を耐えに耐えて逃げ切り。先制した後は完全に瓦斯のゲームプランどおりで、どこからどう見ても瓦斯の完勝。途中投入の長友が2度あったカウンターからのビッグチャンスを決めていればその時点で事実上試合終了だったのですが、まぁそれは欲張りな注文ということで。第三者にも楽しめる良い試合でした。

・川崎は一度歯車が狂うとどうにも修正が効かず、力強いが一本調子の攻めを続けては1点も取れないという典型的な負けパターンに嵌った感じ。「押してもだめなら引いてみな」の「引き」がなくていつも押しているような・・・ 一発勝負に極端に弱いのはもはや伝統芸。

・ニューヒーロー賞&MVPを獲得した米本って初めてみた選手ですが、18歳にしてはしっかりしたガタイ。プレースタイルはしつこく相手にまとわりつく全盛期の今野みたいなワンワン系なのかなぁ・・・そういうのが全く出来ない梶山とは良い補完関係になりそう。

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【閉店】貫ろく@御徒町

 御徒町駅北口から徒歩5分弱。昭和通り沿い。平日夜に往訪。

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 外観はラーメン屋ですが、中はまるで居酒屋。居酒屋が片手間にラーメン屋をやっているような雰囲気です。小さいカウンターに大小のテーブルが数卓。

「しょうゆラーメン(650円)」を注文。他にしお、みそ、つけめんも。

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 先客1、後客ゼロ。スタッフが2人いますが、予約客が入ったようでオヤジは配膳のかたわら、テーブル席でせっせとネギを刻んでいました。厨房ではキャップを被った兄ちゃんがひとりで奮闘。ひょっとして親子かなぁ?

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 オヤジが「下からよくかき混ぜてください」と一言。

 表面には背脂がびっしりで正直気持ち地悪くなりそうですが、オヤジの勧めどおり底を浚うように丼をかき混ぜると、底から醤油ダレで茶色く染まった麺が出てきました。かえしと豚骨スープと背脂とがそれぞれあまり混じりあわずに3層をなしているんでしょうかね?

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 しばらくまぜまぜして、いざスープを賞味。醤油の酸味と背脂の甘味が程よく混じり合ってなかなか良い感じ。意外なほど脂っぽさ、しつこさはなく、案外食べやすい。

 麺は中太ストレートでややボソボソした食感。スープとの相性を考えればもう少し太い麺でもいいように思うのですが、居酒屋で出すことを前提とすれば茹で時間が長いのは問題かも。今の麺でもそう悪くはありませんし。

 具に太目のメンマ、刻みネギ、チャーシュー、ほうれん草、そして半熟ゆで玉子半個。

 外観・内装から期待値は低めでしたが、良い意味で予想を裏切られた逸品でした。

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2009.11.02

【閉店】麺や楓雅@上板橋

 上板橋駅北口を出て東へ。イトーヨーカドーの先。自宅から自転車で約40分。東武東上線沿線への移動は坂の上り下りが増え、直線距離の割りには遠く感じます。

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 11時半の開店と同時に入店したつもりでしたが、既に先客1。その後も続々と客がやってきてあっという間に店は満員に。もっとも外に行列が出来るには至りませんでしたが、地元の人気店なのでしょう。

 「豚骨魚介つけめん(750円)」を注文。並が240gと通常の店(200g)よりもやや多目なのが特徴ですが、その代わり大盛り(360g)は100円増し。つけめんとらーめんのどちらかがメインというわけでもなさそうで、客の注文も半々。

 店内はカウンター6席と4人掛けテーブル席が1卓。黒いカウンターと白いカバーの椅子がコントラストをなしていますが、店内がかなり暗いのが難。換気を兼ねてか、入口は常に開け放ち。暖簾もありません。厨房内には痩身・面長のオヤジと女性アシスタント。オヤジは片手鍋で一杯一杯丁寧にスープやつけ汁を温めていました。

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 「熱いので気をつけてください」とのことでしたが、つけ汁の椀は確かに熱々。端的に言ってしまえば流行の「豚骨魚介」を大きく出るところはありませんが、動物系よりも魚介系が心持ち強めで脂っぽさ・くどさがなく、良い意味でやや軽いかなといった印象。無化調が売り物。粘度はそこそこ。わずかに魚粉のざらつき感あり。

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 麺は太めで縮れ入り。つるつるもちもちとした食感ですが、つけ麺にしては柔らか目なのは残念。後半は麺にレモンを絞ってみましたが、味わいがさっぱりしてなかなか結構。

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 つけ汁の中には角切りのチャーシューがコロコロ。他にメンマ、水菜。

 地元で人気を呼ぶのには十分な出来です。

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【観戦記】09年第21節:浦和L 7-2 千葉L

 立ち上がり早々北本がPKを得て安藤が先制したのを皮切りに、取りも取ったり7得点。力量差がはっきりしている千葉相手とはいえ最終節を大勝で締めくくったのみならず、この日ハットトリックを決めた安藤が得点王を獲得するおまけつき。このレベルの相手に自らのミスも手伝って2失点を食らったのはこれまでの堅守からすればちょっといただけませんが、これは来季に向けた課題ということで。

 千葉は前から猛然とプレスをかけ、かつ大胆にDFラインを上げてきます。その狙いはいいんですが、浦和DF陣にパスを繋がれてプレスを交わされたあげく、相手にプレスが掛かっていないのにDFラインだけがやたら高いという状況に陥りがち。必然的に縦パス一本で浦和の2トップや高めに張っているSHに簡単に裏を取られ、これじゃ大量失点もやむを得ないでしょう。

 またCKへの応対があんまりで土橋、堂園、熊谷と3失点。しかもいずれもどフリー。千葉がCKに弱いことは浦和も織り込み済みなのか、前線にボールが入ってもサポートが遅くてチャンスになりそうにもない時は積極的にCKを取りに行っていたような気も。

 前半だけで5得点、かつ安藤のハットトリック付き。後半はやや攻め疲れたのか、あるいはちょっと安藤に持ちすぎの傾向があった(実際個人技で何とかなってしまう相手なので、得点王を意識して手っ取り早く点を取ろうとするとどうしてもこうなってしまうのかも・・・)のが良くなかったのか、CKからの2得点に終ってしまいましたが、千葉には過去2戦とも4-0で勝っており、よほど相性がいいのかもしれません。

20091101no007

---北本--安藤---
高橋--------柳田
---庭田--熊谷---
竹山-矢野--西田-土橋
-----山郷-----

HT:竹山→堂園
78分:高橋→後藤

 この日は西田がCBでスタメン出場。熊谷を本職のCHへ、高橋を左SHへというこれまでなかった布陣を採用。日テレ戦でちょっと堂園が傷んだためかもしれませんし、来季へ向けて西田や熊谷の試運転という意図だったのかもしれません。

 相手との力関係もあって熊谷をアンカーに残し、庭田が積極的に前に出るような按配でしたが、時々2人とも前に行ってしまう場合も。前でデカイのがうろうろしているってこれまでの浦和にはなかった構図。

 可もなく不可もなくといった感じだった竹山をハーフタイムで堂園に代えた意図も不明。久しぶりにSHに起用された高橋とのコンビネーションが合わないためか、竹山も堂園も攻撃参加は控えめ。

 終盤になって高橋に代えて後藤を投入したものの、後藤はほとんど見せ場なくそのまま試合終了。そのせいかどうかは判りませんが、後藤は試合終了後のセレモニーで終始不機嫌・・・

 北本の成長には目を見張るばかり。この試合では安藤がゴリゴリ自分で突っかけてゆく反面、北本は周りを生かす黒子に徹していた感がありましたが、昨年まではそんなプレーが得意とは言いがたかっただけに感慨もひとしお。いつも太め残りでほとんど動かない「きたウド」から、あんまり動かないが周りを使うのに長けた「きたバトフ」に昇格です(笑)

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2009.11.01

嗚呼、秋田遠征・・・

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|-`).。oO 赤サポだらけになるはずだった「こまち1号」・・・

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|-`).。oO 角館武家屋敷・・・

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|-`).。oO 稲庭うどんもおいしゅーございました・・・

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|-`).。oO 玉川温泉・・・心の痛みも癒してくれます・・・

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|-`).。oO そして孫六温泉へ・・・

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|-`).。oO 秋田名物をいろいろ買ってみました・・・

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|-`).。oO いぶりがっこ・・・初めて食べましたが、スモークハムとそっくりの香りがえも言われず、ビールをぐびぐびと・・・

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|-`).。oO 秋田名物、八森ハタハタ・・・これまたパリッと焼き上がって日本酒が進みました・・・

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|-`).。oO そして最後はきりたんぽ鍋・・・ああ、お腹一杯・・・

慌しい旅だったけれども楽しゅーございました(一部妄想シーン含む)

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またしてもクーデター狙い?

浦和イレブン、フィンケ監督続投に不満続出(スポニチ 09.11.1)

 フォルカー・フィンケ監督(61)を来季も続投させる方針が、浦和イレブンに伝えられた。成績不振から進退問題が浮上していたが、30日に橋本社長が続投要請を行うことを明言。31日の筑波大との練習試合後にミーティングが開かれ、信藤TDが選手に通達した。

 育成重視の指揮官の続投については「モチベーションが下がった」など不満を訴える選手も多く、「社長が(練習場に)来ているのに、何で社長が(選手に)説明しないんだ?」と漏らす選手も。ミーティング後は橋本社長、信藤TD、フィンケ監督が三者会談。来季の戦力補強について話し合いが持たれたが、闘莉王、阿部ら今季限りで契約満了の選手が大量流出する可能性もあり、今後に注目が集まる。

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 デイリー、報知にも同趣旨の記事あり。監督続投を快く思わない各紙が今度は浦和の内紛を煽ろうとしているようにも読めますが、同じ記事が並んでいるところを見ると練習後の囲み取材で不満をもらした選手がいたんでしょうなぁ・・・

 監督のやり方やサッカー観の違い、そもそも起用してくれない等々、監督に対して不満を持つ選手がいても別に不思議はありませんが、マスゴミにその意を漏らしてしまうって自ら首を絞めているようにしか思えませんな。

 オジェック監督の時はワシントンや伸二、闘莉王ら主力選手がマスゴミ相手に不満をぶちまけ、フロントはいったん不満分子を追放してことを収めようとしたものの、開幕2連敗でて手のひらを返したかのように今後はオジェックを解任。結果的に不満勢力の意向が通ってしまった格好になり、今にして思えばそれが浦和凋落を決定付けた決断でした。

 今回不満を漏らした選手ってその再現を狙っているとしか思えないんですが、何処へなりとどうぞとしか・・・ 

 もっともフィンケは「政治力のある選手」の存在に早くから気づいていましたから、そんな浦和に嫌気がさして社長や信藤TDが続投を懇願してもフィンケが匙を投げてしまう可能性もなきにしもあらず・・・ 

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