試合中止の規定改正
Jリーグは17日の理事会で、試合中止に関する規約改定について承認した。現行では「原則として再試合」と定めているが、スペイン協会の例などを参考にして〈1〉再試合〈2〉中断時点から再開〈3〉その時点で試合打ち切り、の3項目を設けた。決定権は「理事会」としていたものを「チェアマン」に変更した。
9月12日に大雨で中断し、試合途中からの再開試合になった鹿島―川崎(カシマ)が問題視されたことを受け、改正に踏み切った。
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大分・東京V・岐阜とクラブ存続に直結する議題が相次いで、もはや些細な出来事のように思えてなりませんが、先の「鹿島vs川崎」で大問題になった「試合中止後の措置」について規約改正があったようです。実際の規約はまだ公表されていないようですが、報知の記事によると「原則再試合」をひっこめたのが最大のポイント。
先の「鹿島vs川崎」中止後の措置については以前のエントリーで
規約上は「原則再試合」となっていますし、前例もその通りなんですが、そんなに数があるわけではない前例に縛られて川崎側に非常に不利な「最初から再試合」を強いるのは明らかに衡平を欠いた結論で、Jリーグにしては珍しく柔軟な対応が取れた
と評価しましたが、それは今後「こういう場合は再試合、こういう場合は中断期間から再開」とできるだけガイドラインを詰めておくのが前提。改正後の規約でその辺がどうなっているのか気がかりですが、単に「原則再試合」をひっこめただけだと却って法的安定性を害する結果になってしまうような・・・
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