伊那小旅(1)~ローメン「萬里」
まだオフ前のはずなんですが浦和のスケジュールがスカスカなので、しばらく旅行とラーメンの記事ばかり続きます。その旨ご了解願います。
新宿 7:30 (京王バス) 10:55 伊那市
昨年飯田に行ったばかりですが、今度は伊那へ行ってみました。伊那路へは高速バスが便利。でも1000円効果で週末の中央道は渋滞が慢性化。この日も伊那市まで20分遅れ。もはや週末の中央道は使い物にならないですなぁ・・・
今回の伊那往訪の主目的はローメン屋巡り。まずはローメン発祥の地と言われる老舗「萬里」へ。
JR伊那市駅から北へ。小さな川を渡ってすぐの交差点を右折。高遠へと向かう道からちょっと脇に逸れた、うらぶれた飲食店街の一角にあるので案外判り辛いかも。
店の手前には「ローメン発祥の地」の碑が建っています。往々にして「元祖」「本家」争いになってしまう中、料理の発祥地がはっきりしているというのは結構珍しいのでは?
先客2、後客3。ガイドブックに頻出する有名店なので明らかに観光客と判る方もいますが、昼間から出来上がっている風の地元客も。早速「ローメン(680円)」を注文。
店内は小さなカウンターが2列(計8席くらい?)と小上がりに大、小のテーブルが4卓。真ん中にグリルがついた焼肉屋のテーブルです。
厨房では2代目のオヤジが奮闘。他にアシスタントのオバハンと、接客専門のオバハン。2代目といっても初代が長命だったためか、結構お年を召しています。
虫を食べることで知られる伊那谷ならではというわけではないのでしょうが、店内には怪しげな逸品の数々・・・
ぱっと見は焼きそばなんですが、軽くスープに浸かっています。ただこのスープは薄味。やや甘みがかっていますが、全体を支配するには至らず。適宜味付けをしながら食べることを前提とした食べ物です。
店ではまず軽くソースと酢をかけることを推奨していますが、薄味とはいえ既にスープに浸かっているものにさらに液体調味料をかける意味がイマイチ判らん・・・ それより七味唐辛子なり、ゴマ油なり、おろしにんにくなりを投入して味の変化を楽しむほうがよさげ。但しゴマ油やおろしにんにくを入れすぎるとその味しかしなくなってしまうので、初手は七味でしょうな。
薄く茶褐色がかった麺は若干太めで緩く縮れており、随分とごわごわした食感。しかもスープの絡みが良くなく、おまけに時間が経ってもスープを吸いそうにありません。麺自体はまずまずですが、これではますますスープの存在意義が・・・
具にマトン、キャベツ、キクラゲ。マトン大好きなんでその臭みは全く気になりません。でもこれらの具材を生かすならフツーに麺と一緒に炒めて焼きそば風に食べたほうがいいんじゃ???
まぁ旅行の記念に食べる分には大いに結構かと思いますが、現状だとそれ以上のものにはなりそうにないですね。特にスープは改善の余地大でしょう。
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