支那そば 勝丸@目黒
目黒駅西口から権之助坂を下り、目黒川を渡った先。平日昼に往訪。
メインの「正油ラーメン(700円)」を注文。他にみそ・塩・つけ麺、さらにトッピングにバリエーションをつけて券売機のボタンはやたら賑やか。
店内はL字型カウンター7席と4人掛け・6人掛けのテーブルが1卓ずつ。厨房内には店主とアシスタントが一人。
公式サイトを見ると「スープはトンコツ、鶏ガラに海産物のダシを加え」とありますが、魚介系の香りが強く漂ってきます。見た目は少々黒々としていますが決してしょっぱいわけではなく、出汁の旨味とかえしの正油が上手く合わさっている感じ。もっとも表面に脂、さらに細かいながら背脂が浮いていることもあってさほどあっさりした感じはしません。
かえしで黒く染まった麺は平打ち縮れ麺。つるつるとした食感。やや柔らか目でスープがよく絡みます。
チャーシューは脂身がほとんどなくてパサパサした食感。他に海苔・メンマ・刻みネギ・ナルト。
まぁ差別化を急ぐあまりどんどん過激に走り、しまいには死者を出してしまうバラエティー番組みたいなラーメンが目立つ中、案外こんな古典的なラーメンが激戦区で生き残るのかもしれません。ただし昼飯時なのに先客1、後客ゼロと客足は寂しい限りでした。
P.S.
もともと「なおじ」に行こうとしたのですが、運悪く取材が入っていってクローズ。ドアの小窓から覗いたらタレントが丼を前にポーズを取っていました。「勝丸」で食べ終わって駅へ戻る途中また覗いてみたら、まだ同じポーズを取っていました。何回撮りなおししているのでしょうか(苦笑)。
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