あすなろ食堂@白河
(戊辰戦地を行く(下)から続く)
白河城を巡った後は白河名物のラーメン屋巡り。空洞化の結果なのか、原因なのかは判りませんが、有名ラーメン店の多くは駅から離れた郊外にあります。
往訪した「あすなろ食堂」は白河駅から徒歩15分ほど。白河旭高校の近所にある小さな店です。名称・外観通りラーメン屋ではなく、ライス・麺類を手広く扱う食堂で、いかにも高校生向けの「ジャンボオムライス」が自慢の様子。
昼飯時を外していったのに外で家族連れが順番待ちをしていましたが、なるほど店内は満員。日曜日のせいか高校生の姿はなく、近在の老若男女を幅広く集めているようでした。店内はテーブルが3卓に小上がり。2Fもあります。田舎には珍しく全席禁煙。
相席をお願いして早速ラーメン(550円)を注文。やはり高校生向けなのか、なんとかセットというメニューがやたら目立ちます。ラーメン+カツ丼という剛の者もいましたが、それは極端にしてもラーメンに何か一品をつけている客が多いようです。
店員が少ないためか、食堂にしては珍しく水がセルフ。もっとも店員の手が空いた時はテーブルで待っている客に麦茶を配ってくれました。
やや幅広の平打ち縮れ麺。つるつるもちもちっとした食感で、しかもやや硬めの仕上がりのため食べ応えがあります。スープは見た目どおりのあっさり醤油味。醤油の味がやや強めに出た非常に古典的なスープですが、麺の邪魔をしないところが嬉しい感じ。最近はWスープだの、なんとかパクリ系だのラーメンの進化が激しいというか、続々と新機軸が打ち出されていますが、こういう古典的なスープは、一昔前に流行ったものより却って新鮮で、好ましく感じます。
具で特徴的なのはインゲン豆。さらにチャーシューも安価なラーメンの割にはそこそこ厚みがあって、しかも脂身が少ない、これまたあっさり風味。あとはメンマとナルト。
昼飯時間帯の最後尾だったようで、その後客で出る一方で後続がなく、店内はたちまち閑散としてしまいました。
白河 15:00 (2140M クモハE721-6) 15:27 黒磯
黒磯 15:35 (1574M サハ211-3056) 16:25 宇都宮
宇都宮 16:36 (3540M サロE321-1009) 18:00 赤羽
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