【展望】09年第32節磐田戦
・天皇杯早期敗退でチームスケジュールはスカスカ。そこで残り3試合に向けて心おきなく練習できるかと思えばさにあらず。
・闘莉王が退団の意向を示し、丸塩@新潟の獲得が決定的になっては全面否定され、そして信藤TDが辞任する等々、スポーツ紙が連日のように浦和の話題を取り上げ、もはやわずかに可能性が残るACL圏内へ向けて云々どころかストーブリーグに全面突入。ちょっと前までは「ストーブリーグの主役」といえば名古屋だったのですが、往年の名古屋ですらここまでド派手にやらんかっただろうに・・・
・もう情報統制もへったくれもなく、現体制を快く思わない者どもが蠢動して浦和を引っ掻きまわしまくり、それがクラブを掌握しきれていない社長、そして往々にして孤立しがちな外国人監督の下でものの見事に奏功しているような・・・ こんなクラブに優秀な人材なんて来ないで、たぶん。
・っちゅーことで、もはや選手・スタッフとも試合どころではないんじゃないかなぁ・・・といっても、いやがおうでも試合はやってくるわけで磐田の現状も振り返っておきます。
・磐田と今年最初に対戦したのは3月。もう半年以上前のこと。開幕戦で昇格初年の山形にホームで惨敗を喫し、続く2節でも大敗していた磐田に悔いの残る内容での引き分け。
・その後イ・グノが来て、そしてイ・グノは去り、そしてまたイ・グノが来たってあんたは富山の薬売りかっちゅー、そんな磐田の2009年。
・来日当初は猛威を奮ったイ・グノですが、その後トンと活躍した話を聞かなくなったところからすると、研究されて何がしかの癖・弱点を見つけられたのかなぁ・・・ もっとも相方の前田が戦線復帰後珍しく怪我もなく、そこそこコンスタントに得点を上げているのでチーム全体としては依然イ・グノ加入の効果ありなんでしょうが。
・優勝はもちろん、もはやACLも降格もない気楽さが手伝ってか、(浦和ほどではありませんが)俄然ストーブリーグが盛り上がる磐田。ゴン中山と元祖ブチキレ(そして今はすっかり更生した)鈴木に戦力外通告。大金を払って獲得した駒野が契約切れに伴い広島復帰の動きを見せるなど、ベテラン組に動意が見られます。
・そんな磐田に対して浦和は相変わらず試合もないのにメンバー不足。原口が出場停止、細貝がインフルエンザ、直輝・セルは怪我、さらに今週に入って梅崎がまたしても故障(右膝前十字靭帯損傷→復帰までに約6ヶ月・・・orz)。坪井も体調不良で一時練習を休みました。香港帰りのあの方も中2日で真面目に試合に取り組んでくれるかどうか。
・動ける選手をかき集めてスタメンを模索すると
---達也--エジ---
峻希-------ポンテ
---阿部--啓太---
平川-闘莉王-坪井-暢久
-----山岸-----
あるいは
-----エジ-----
達也---ポンテ--高原
---阿部--啓太---
平川-闘莉王-坪井-峻希
-----山岸-----
こんな感じ?後者なら高原の見納めになるかも・・・
・客観情勢からすれば単なる消化試合に終わる気配満々でんがな、これ・・・・
(追記)
金曜日になって峻希のインフルエンザ罹患が発覚・・・orz
すると
-----エジ-----
達也---ポンテ--高原
---阿部--啓太---
平川-闘莉王-坪井-暢久
-----山岸-----
これしかないわなぁ・・・・ 脱力感・喪失感溢れるスタメン・・・
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<前節:磐田 0-2 新潟>
---前田---李---
村井--------松浦
---岡田--成岡---
金沢-茶野--那須-駒野
-----八田-----
54分:村井→船谷
67分:松浦→カレン
81分:岡田→上田
・前回対戦時と比べると、ジウシーニョが大怪我で戦線離脱した代わりにイ・グノが加入しているだけではなく、なんと中盤が総入れ替え。GK川口も大怪我、そしてFC東京にいた金沢がいつの間にか磐田に移籍して左SBでポジションを掴んでいる等、まるで別のチームに変貌。
・スタメンを眺めると、黄金期を知るベテランが全員いなくなって、その後育ったのは結局前田だけで、スタメンの半数は外部からの補強選手(しかもイ・グノ以外は成功したとはいいがたい・・・)っちゅーのは、なんか明日の我が身を見るような気がしないでもなく・・・
---前田--ジウ---
-西-------太田-
---ロド--山本康--
駒野-茶野--那須-犬塚
-----川口-----
76分:西→村井
79分:太田→岡田
89分:ジウシーニョ→萬代
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