上州散策(上)
秋も深まり、散策にはちょうど良い時期になったからというわけでもありませんが、榛名山麓を歩いて伊香保温泉へ行ってきました。
上越線・八木原駅で下車。以後伊香保温泉へ向けてだらだらを坂を登ります。
坂は最初は緩やかですが、途中の水沢に近づくにつれてだんだんきつくなる感じ。
途中なぜかラブホ街を通ったり・・・
滅多にやって来ないバスとすれ違ったり・・・
1時間半ほどで「水沢うどん街」に到着。昼飯にはちょっと早い時間帯なので団体バスの姿なんぞはほとんど見えず、いたって閑散。
水沢へは過去2度来ていますが、今回はうどん街で一際目立つ巨大店「大澤屋」へ行ってみました。
故岡本太郎氏に縁があるのか、その作品がロビーなり、案内された大広間なりにこれでもかこれでもかと展示されています。床には早くも暖房が。
大広間には小グループ客が2組ほどと寂しい限りでしたが、その後続々とグループ客がやって来て休日らしい賑わいに。
大ざるに舞茸天ぷらが2個ついた「竹(1,365円)」を注文。こういう巨大店では往々にして接客が疎かになりがちですが、狭い地域にうどん屋がひしめいてして競争が厳しいせいか、特に接客について不快に思うところがないどころかむしろ好印象。
奥の厨房から割烹着姿が続々やって来て配膳。
透明感があり、つるつると口あたりがよく、しかもそれでいてコシが強い独特の麺。お気に入りの一つです。具に海苔がかかっているのはともかく、きゅうりや椎茸が入っているのは好みが分かれるかも。つゆはカツオ出汁が強めで薄口。薬味にネギ、白ゴマ、わさび。
大ざるの割りに量はイマイチと思ったら上げ底でした・・・
「舞茸には薄く塩味がついているのでそのままどうぞ」とのことで、サクサクした歯ごたえも嬉しく、それなりに美味いのですが、如何せん1個がでかいので2個目は飽きてしまいました。舞茸2個じゃなくて他のものと一個ずつのほうがはるかに良いと思うのですが、「客のニーズへ万全を期するよりも、スケールメリットを生かしてコストを下げる」というブレのない経営方針が大澤屋を巨大店に押し上げたのかも(苦笑)。
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