島根散策(4)~一畑電車
(島根散策(3)から続く)
いささかお腹が重くなったところで、松江から出雲大社へ移動。久しぶりに一畑電車に乗ってみました。
上写真は松江側の起点となる「松江しんじ湖温泉」駅。昔は「なんちゃって安田講堂」みたいなローカル私鉄にしては斬新な外観だったのはともかく、老朽化が進んだだけでなく、物置みたいな感じに使われていてかなり痛々しかったのですが、いつの間にかガラスを多用した現代風の駅舎に建て替えられています。これはこれで清掃に金がかかりそうな気がしますが・・・
これが昔の駅舎。当時は「松江温泉駅」という名称でした。
一畑電車は山陰地方唯一の私鉄で、松江から西へ宍道湖北岸沿いに出雲市や出雲大社まで路線を伸ばしています。
もっとも松江から出雲市へ行くには宍道湖南岸を走る山陰本線経由のほうが圧倒的に速く、一畑電車の実質的役割は宍道湖北岸の小集落と松江・出雲市とのローカル輸送。といってもそんなに大きな集落もありませんから、経営は楽ではありません。
金がないので大手私鉄から車両を譲り受けており、乗った車両(写真右側)は元京王5000系。奥に見えるのは元南海の21000系、通称「ズームカー」。
松江しんじ湖温泉 14:21 (一畑電車 5009) 15:09 川跡
宍道湖をかすめる様に走るところも多く、車窓はそこそこ楽しめます。
松江からの電車はそのまま出雲市へ直行。出雲大社へは途中の川跡駅で乗り換え。こちらの車両も元京王5000系なんですが、改造方法を異にするので全く違う車両に見えます。
川跡 15:10 (一畑電車 2114) 15:21 出雲大社前
終点「出雲大社前」着。カマボコ型というよりはもうちょっと縦長の面持ちですが、出雲では一際目立つ西洋風建築。
正月3が日くらいはこの小駅も参拝客で一杯になるのでしょうけど、普段は参拝客のほとんどは自家用車orバス利用。地元の老人や学生が利用するだけの駅としてはかなりもったいないような・・・
| 固定リンク