島根散策(5)~出雲大社
(島根散策(4)から続く)
出雲大社駅から徒歩10分たらずで出雲大社へ。
本当はその前に「島根県立古代出雲歴史博物館」に寄っているのですが、高層の巨大神殿だったとされるかつての出雲大社の模型等面白いものはそこそこあったものの、ことごとく撮影禁止でご紹介できず。
っちゅーか、収蔵物ではなくただの模型なのに記念撮影すら撮れないっちゅーのが理解に苦しむんですが・・・
「ムスビの御神像」。大国主命が幸魂奇魂(さきみたま くしみたま)の「おかげ」を戴いて、神性を養われ「ムスビの大神」となられた時の像。出雲大社が縁結びの神様として知られるに至るのはここに由来するのか・・・
出雲大社は「平成の大遷宮」の真っ最中。「大遷宮」とは本殿の造営、修理に伴い、修復が完了するまで大国主の神様に仮の本殿となる仮殿に移っていただくことで、平成の大遷宮の場合は
・仮のお住いにお移りになる「仮殿遷座祭」 =2008年4月20日
・仮のお住いから修復された本殿にお戻りになる「本殿遷座祭」=2013年5月
というスケジュール。
大遷宮は厳密に何年毎というわけではなく、だいたい60年~70年おきに行われてきた様子。
出雲大社には何度も来ているので長居するほどのこともなく、そそくさと踵を返して街はずれにある旧国鉄・大社駅へ。
西洋風かつ軽い都会的なノリの出雲大社前駅とは全く対照的に、大社駅は出雲大社の御威光をこれでもかこれでもかと押し出した寺社仏閣風の建築様式。
全盛期には出雲大社参詣用の団体専用列車を迎え入れていただけでなく、東京から大社まで急行が走り、大阪からは1985年まで急行「だいせん」が大社まで乗り入れていたのですが、1990年に大社線もろとも廃止になってしまいました。
鉄道の栄枯盛衰を象徴するような駅です。
吉兆館前 18:34 (一畑バス) 18:54 出雲市
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