【閉店】麺屋 桑田@池袋
池袋駅から明治通りを南へ。南池袋の交差点を越え、肉のハナマサの先のサンクス角を左へ入ってすぐ。明治通りからも少し外れ、もはや池袋とは名ばかりで住宅やお寺の目立つ人気のない一帯に店を構えています。店主がサザンオールスターズのファンで、屋号はそこから来ているとのこと。店内のBGMはもちろんサザン。
平日夜に往訪。先客・後客ともゼロ。
「ら麺(650円)」を注文。他に塩ら麺、つけ麺、そして茶山つけ麺というメニューも。茶山つけ麺とは要するに「つけ麺に抹茶・粉茶をまぶしたもの」らしいんですが、冒険心溢れるというかなんというか。
店内はI字型カウンター席8席のみ。店構えからすれば驚くほど小規模で、カウンター背後に奇妙なほどぽっかりとスペースが空いています。厨房内にはオヤジが2人。手分けして作っていましたが、出来上がりはあっという間。
スープは濃く茶濁しており、見た目は良くある濃厚魚介風ですが、意外にも一口、二口目はむしろ物足りなく感じるほどのあっさり感。店の能書きでは「豚骨・鶏がら・魚介をブレンド」とありますが、魚介がかなり強めに出ているのと、かえしの醤油、そして表面にうっすらと引かれた香味油が上手く組み合わさって和風テイストに仕上がっています。
麺は心持ち細めのストレート麺。やや堅めでつるつるした食感。スープの絡みは最初はイマイチなものの、食べ進むにつれて次第に馴染んでくるという感じ。香川直送のうどん用の小麦粉をメインに使った自家製麺らしいのですが、ラーメンの麺というより限りなくパスタに近い食感でちょっと微妙・・・
チャーシューは柔らか目で崩れ行くタイプでしたが脂っぽくはなく、やや濃い目に煮込まれていてまずまず。メンマが胡椒風味だったのは残念。他に海苔、刻みネギ。
ラーメン自体はまずまずなんですが如何せん場所が場所なんで、地元の固定客を掴むまで我慢でしょうなぁ・・・ あとサザンのBGMで和風テイストのラーメンをすするってなんかシュールなんですが・・・
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